TVドラマ「北の国から’95秘密」で、田中邦衛と宮沢りえが撮影のため入浴したことで一躍有名になり、休日はいつも混み合っている温泉。
周囲は木々に囲まれ、直ぐ隣を流れる川の水音を聴きながら入ることができる実にワイルドな露天風呂だ。
北海道の旅で十勝岳を登った時、ついでに入りに行った。
【注意】2015年6月現在の情報です。
吹上温泉 吹上露天の湯(ふきあげおんせん ふきあげろてんのゆ)
場所 北海道空知郡上富良野町吹上温泉
問い合わせ先 白銀荘 0167-45-4126
営業日 通年営業
24時間入浴可能
入浴料 無料
トイレ あり(仮設トイレ2基)
駐車場 あり(20台程度)
その他 石鹸・シャンプーは使用不可、男女混浴、水着着用可、簡易脱衣所あり
上富良野町から道道291号線を十勝岳方面に上がってゆく。
十勝岳温泉手前で左折し、道道966号線をゆくと左手に温泉専用の駐車場の看板が見える。
白銀荘から歩いて10分ほどの距離にある。
美瑛町方面から道道966号線を上がってくることもできるが、冬期は望岳台ゲートから白銀ゲートまでの間が通行止めとなる。
温泉情報
源泉温度 47℃
泉質 酸性-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
かけ流し式、加水無し・加温無し
「吹上露天の湯」の由来
この自然湧出しているお湯は、明治30年に当時旭川近文に住む丸谷捨吉さんが発見したといわれております。この後、明治末の頃、中川三郎が温泉を建てて経営を始めましたが、大正12年に上富良野在住の医師飛沢清治が経営を譲り受け、昭和7年には当初の村長吉田貞次郎を社長に100名余りの株主による吹上温泉株式会社に変わり、昭和18年頃に会社が解散、温泉廃業になるまで、全国に知られる「吹上温泉」として湯治あるいは登山、山スキーにと多くの客で賑わいました。
温泉廃業後も湯船はそのまま残り、露天の湯として登山客などに利用されていましたが、近年では忘れ去られて放置状態になっていました。このため、上富良野町では、「吹上憩いの広場」整備事業の一部として、由緒ある旧吹上温泉施設を復旧し、「吹上露天の湯」と名付けて更に多くの方が利用できるように整備したものです。素晴らしい大自然のなかで、ゆっくりとおくつろぎください。
2009年4月上富良野町
利用の心得
1 危険ですので足元には注意してご利用ください。
2 空カン、ごみ等は全てお持ち帰りください。
3 石鹸、シャンプー等の使用はご遠慮ください。
4 特殊な湯質のため、温泉分析書別表をお読みのうえご利用ください。
5 男女の区別なく利用することになるので、タオルや水着を着用するなど各自工夫して入浴ください。
6 吹上憩いの広場内及び施設の周辺を含めて、野営や火気を使用する一切の行為は禁止されています。
7 冬季間は落雪などの危険が生じますので十分ご注意ください。
入り口駐車場
駐車場入口に看板あり。
トイレは仮設トイレが2基設置されている。水場はなし。
駐車場から露天風呂への入口
これより先は車両通行禁止。
露天風呂は歩いて3分ほどの場所にあり。
駐車場から露天風呂に向かって下ってゆくところ。
夏期はサンダルに履き替えてのんびりと歩くことが出来る。
露天風呂手前からは石段を下りてゆく。
露天風呂は小さな上段と広い下段の湯船がある。
脱衣所
非常に簡素な作りで目隠し用のカーテンが吊り下げられているのみ。
女性はあらかじめ水着着用での入浴をお勧めする。
雨天時は雨が脱衣所内に吹き込むので、衣類が濡れないようにビニール袋に入れておくとよい。
上段の湯船
下段の湯船より小さく湯温は熱め、常連客に人気がある。
下段の湯船
上段に比べて少し温め、広い湯船でゆったりと入ることが出来る。
旅先で出会った見知らぬもの同士でも自然と会話が弾む。
和やかな雰囲気になれる癒やし空間だ。
ここでなんとあの宇崎ツカさんと偶然にご一緒することになった。
入浴した感想
十勝岳登山の前後に何度か入浴した。
人気の露天風呂で平日にも関わらず人が絶えない。
個人的に熱めの湯が好きだが、下段の温めの湯船の方がちょうど良かった。
肩まで湯に浸かり旅の疲れを癒やすことができた。
近所に立ち寄る機会があれば、再び訪れたい露天風呂だ。
参考リンク
かみふらの十勝岳観光協会公式サイト 温泉ガイド 吹上露天の湯
おわり