とある田舎の競売物件を調査する

こんにちは。からあげです。

こっちは昨晩から雨が上がり今日は一日曇り空です。
市街地近所の公園で車中泊していたらまたしても職務質問されリズムを崩しています。
なので今日は早々林道を通って山奥にある駐車スペースに退避しています。

競売物件を調査する

ところで、今日は競売物件を調査しに行ってみた。
事前にネットで３点セットをダウンロードして、セブンイレブンで資料を印刷しておいた。
現地は以前下見に訪れた場所なので、見当がついて直ぐに見つかった。
草が茫々に伸び放題になっている敷地に入って行くと、草の陰からあちこち建設廃材が有るのが見える。
おまけに廃屋同然のプレハブが２棟と倉庫が１つあってどれも使用不可で、せいぜい材料に少し取れるくらいのガラクタだった。
自力で壊すとなると危険を伴うし、産業廃棄物なので処理費用に結構なお金が掛かると思われた。
一番ダメなのが、道路には接しているが、敷地の角の部分が接しているのみのところだ。
なんだそりゃと突っ込みを入れたくなる。
事前に読んでこの部分に引っかかり何度も読み返して理解できた、この状況。
さすがは競売物件。
徒歩では通過できるが、車は乗り入れできない。
他の地主さんに空中を通るなと言われるかもしれない。
道路に近い隣地を購入出来れば問題はないが、隣地の一方は畑なので購入不可。
（一般人には農地の購入は出来ない。）
もう一方は雑木林になっているが地目は不明。
近くの畑にいたお爺さんからの情報によると、雑木林の土地の所有者は近くの人らしい。
道路から遠い方の隣地は、２つあってどちらも廃屋が建ってる。
一方は債務者の関係者の所有と思われる。
しかし、仮に売ってもらえて進入路を確保出来たとしても、畑と住宅地に囲まれた場所で、田舎だから多分凄く人目につくと思う。
場所的には、日当りが良く広い土地なのでGOODなのだが。
撤去費用、進入路の確保、付近の民家の問題を考慮すると余分な経費が掛かり過ぎるので入札に参加するのは止しておこうと思った。

プレハブ2階建ての廃屋だ。
中にはゴミ同然のガラクタが詰まっている。

茂みの陰には、投棄された廃タイヤや建設廃材が大量にあった。
草木が繁茂する夏の時期は、土地の中を隈なくチェックする必要がある。
こうしたゴミの処理には多大な費用が掛かる。

実際に見て勉強になったが、良い競売物件が出ることは稀なのではと感じる。
お金に困ったら、即換金するだろうから、二束三文でさえ買い手が付かない、ややこしい物件か、手間が掛かる、重大な欠陥がある物件なのでは、と勘ぐってしまう。
実際、定期的にチェックはしているが、見た瞬間飛びつきたくなるような物件はない。
ちょっと落胆したので、自分に喝を入れるため午後からネットで検索した不動産屋に順に電話を掛けまくった。
何件かは探してみると返事を貰った。

あと、近いうちに森林組合経由で情報を得た山林物件を見に行くことになった。
ただ、急傾斜地らしいからあまり期待すると落胆してしまうから気をつけることにする。
厳しい山林探しながら、少しずつは前進している感じがする。
ここで諦めたらすべてがおしまい。
ここを踏ん張って耐えてこそ山林をゲット出来るに違いない。