憂鬱な朝~妙義山登山を振り返って

こんにちは。からあげです。

今日は朝から雨で遅くまで寝ていた。

裏妙義縦走~恐怖の丁須岩

昨日の丁須岩(ちょうすいわ)のことが頭に残っていてモヤモヤとした気分が晴れない。
無茶苦茶な登り方で上に登ってみたものの、達成感はまるでない。
登ったことの後悔はなし。
多分、別な時に行っても垂れ下がった鎖を見たら登ってしまったことだろう。
でも、二度とあんな方法で登りたくはない。
いつ切れるか分からない鎖に全体重をかけるとは正気の沙汰ではない。

命を賭けて登ってみて始めて分かった。
登らなかったのなら、いつまでも逃げたという後ろめたさを感じて生きなければならならなかっただろう。
あれは見るものを誘惑する悪魔の鎖だ。
今後、さらなる犠牲者を出さないためにも、あの鎖は撤去した方がよい。

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丁須岩の肩から下を見下ろす。
落ちればまず命はない。

妙義山を登ってみて感じたことは、標高は1,000m少しでかなり低い山だが、稜線の縦走路は非常に危険な箇所が多いということだ。
いくら登山の経験があっても岩登りをしたことがないと命に関わる。
あの連続した凶悪な鎖場は日本アルプスでもなかなか無いだろう。
少ない私の登山経験でも初めてのことだった。
鎖があるので鎖を頼れば多少危なっかしくても通過することが出来てしまう。
単に通過するだけでは上級者の証とはならない。
稜線沿いのルートは上級者コースとなっているが、単なる登山の上級者では安全に通過することが出来ない。
登山ではなく岩登り、登攀の技術が必要になる。

自分のへなちょこの登り方を棚に上げるが、稜線沿いで見かけた若い登山者の鎖場での登下降は非常に危なっかしいものだった。
怪しげな鎖を信用して体重を掛けまくっていた。
それを見て過去の自分の姿を重ね合わせた。

一般登山道の登山経験があっても妙義山のような険しい岩山ではその経験はほとんど役に立たない。
普通の登山と岩登り、登攀はまるで別物だ。
妙義山のようにあれほど頻繁に危険な箇所が連続するようなところは未だかつて歩いた経験がない。
自分の未熟さが恥ずかしくなった。
もっと経験を積まなければ。

中間道の石門巡りのコースも鎖が設置されているような危険箇所がたくさんある。
登山者であれば問題ないと思うが、一般の観光客も入り込んで来ていたりするので問題だ。
子供が遊び半分で登ったら本当に危険。
身軽な子なら比較的安全だが、ドン臭い子供の場合(昔の自分)、危険度が跳ね上がる。
何かの拍子に鎖を離してしまって転落する可能性もある。
妙義山は事故が多いらしいが、これだけ険しい岩山に人が大勢やって来るのだから仕方ない。
多分これからも事故はあとを絶たないだろう。

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雨は昨日の夜から降り始めて10時ころになると上がってくれた。
横の沢の水は昨日からの雨で増水して、砂防ダムの上から滝のように流れ落ちている。
今のところ、水量はこれ以上増える気配はないので、のんびりと過ごすことが出来る。
しかし、大気の不安定な状態が続くので油断は出来ない。

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今日は雨だったので登山は中止にして8時前までずっと寝ていた。
やはり人気がないところの方が落ち着くので熟睡出来る。
車中泊の旅を始めてまだ1週間というところなので、徐々に体を慣らしてゆく必要がある。
本格始動は梅雨明けしてからになるだろう。
それまでじっくりと体を作ってゆくことにしよう。

朝はいつものように玄米ご飯に味噌汁というメニューだ。
まな板の上で味噌汁にいれる玉ねぎを切っているところ。

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車内で炊飯すると蒸気で湿気るので、なるべく外でやるようにしているが、今日は雨なので仕方ない。
狭い車中で荷物を動かしておっさんの活動空間を作る。

ご飯まだかな~お腹空いた。

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食後は道具の手入れを行う。
これは登山用の厚手の靴下。
靴下の厚みが衝撃を吸収してくれて疲労を和らげてくれる。
つま先とかかと部分に穴がすぐに空いてしまう。
その都度直しているが、本当にキリがない。
これは靴下とおっさんの根比べだ。

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靴下の修理も慣れたものだ。
ちょちょいのちょいで直すことが出来るようになった。

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こちらは擦り切れたユニクロTシャツ。
もう5年くらいヘビーローテションで酷使している。
今年辺り突然裂けて着れなくなってしまう予感がする。
セールで800円くらいで購入したものだが、この耐久性には感心する。
ボクサーブリーフは完全な欠陥品だが、このTシャツは文句なし。
穴がこれ以上大きくならないように縫っておいた。

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昨日、ゴローちゃんを丸々一日休ませたので、防水クリームを塗っておく。
梅雨時の登山には、防水性は欠かせない。
昨日履いたシェルパ君にはまだ完全に乾いていないのでクリームを塗らない。
乾く前に防水クリームを塗ってしまうと、湿気を中に閉じ込めてしまうからだ。

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今日はこのままここでのんびりとしてもいいかなと思えてきた。
山を登らずに慌てて東北に向かっても勿体無いだけだ。
山に登るためにやって来たのだから、慌てず落ち着いて天気が回復するまでじっくりと待っていればよい。
そうすれば、昨日までみたいな好天のチャンスが巡って来ることだろう。

さあて、ゴロゴロしようか。

本日の走行距離 0km

本日のねぐら  中木ダムの奥

おわり

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『憂鬱な朝~妙義山登山を振り返って』へのコメント

  1. 名前:リコプテラ 投稿日:2016/06/28(火) 17:22:13 ID:7f90940c2 返信

    こんばんは。
    妙義山登山おつかれさまでした。
    丁須岩、自然にこんな形ができるなんて不思議ですね。
    これに登ったんですか! 生還して何よりです。鎖も劣化しているように見えますし・・・
    私は登攀技術もないし、そもそも高所恐怖症なので絶対登れませんが(笑)
    烏帽子岩はほんとに未来少年コナンに出て来たのにそっくり。あのアニメはワクワクして見ていました。懐かしいなー。

    • 名前:karaage 投稿日:2016/06/29(水) 19:26:50 ID:3526e6bc7 返信

      なんかハンマーのような形をしていました。
      もうあんな危ないことはしません。

      未来少年コナンは若かりし宮﨑駿が作ったアニメで凄く楽しかったですね。