こだわりを捨て屋根の野地板合板を張る。

こんばんは。からげです。

 

最近、町の方は30度を超える猛烈な暑さらしいけど、私のいる山は木陰にいれば非常に涼しい。
小屋の場所は10時から2時ころまでしか直射日光が差さないので、それ以外は快適に作業出来る。
今日はいつもより早く目が覚めてしまった(作業がやりたくて仕方ない。)ので、そのまま起きてご飯の準備をした。
作業はいつもより随分と早い6時半から開始した。

 

 

本日の作業
面戸板の取り付けと屋根の野地板合板の張り付け

 

 

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端のところは一見すると不要なんだけど、垂木の位置を2×4材1つ分ずらしていて、このままでは隙間が出来そうなので、ちび面戸板を取り付けてみた。

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しかし強度を保てないので、普通に付けることにした。
面戸板は隙間を塞ぐだけでなく、垂木の取り付け強度を上げてくれる。
今回、軒部分となる端にも付けたが、これにより金具の強度不足も補う事が出来た。

恐るべし面戸板!

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作業をやっていて気づく。
ビスの斜め打ちより横からビスを打てばいいんじゃないかと。
片方は横から打てる。 
気づいたのなら即改善する。
素人の作業はこれでいい。

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面戸板を全て取り付けたところ。
はぁ~面倒だった。
全体的に引き締まった感じがする。

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北側の低い方。

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続いて屋根の野地板合板を取り付けることにする。
下に置いてある合板を一旦ロフト部分に上げてから屋根に上げる。
一人作業なので無理をせず、一枚ずつ運ぶ。

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屋根の下地となる野地板合板は厚さ9mm
枚数は10枚
屋根の大きさは4,550mm×3,640mmで、計算上ではノーカットで綺麗に収まるようにしていた。
これまでの作業で合板の取り付けは釘のほうが良いと分かったので、実家から持ってきた半端モンの50mmの釘を20センチ間隔で打つことにした。
途中で数が足りなくなって、45mmの釘を15センチ間隔で打った。

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屋根の上での作業。
足を踏み外さないように慎重に作業を行う。

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合板の継ぎ目に隙間ができる。
見ないふりをしようとしたが、酷すぎるのでやり直すことにした。

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釘を抜いたので合板にダメージを与える。
ここで考えて釘を打つ前にビスで数箇所固定し、それからメインの釘を打つことにした。

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基礎の歪みが屋根まで及んでいる。
合板の敷き方は、綺麗に並べるのではなく、縦横変えて模様が出来るような感じで敷いたので、それが裏目に出る。
キチンとした建物で歪みがないと有効な方法かもしれないが、あちこち歪んでいる建物は小細工せずに単純に並べる方が良かったみたいだ。

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歪みが取れずに大きな穴が出来たので、裏から補強材代わりに板を当てた。

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取り敢えず合板の張り付け完了!

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テントが小さく見える。

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合板を張ったら逆に小屋がボロく見えるようになった。

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室内から屋根を見上げたところ。
隙間から陽の光が漏れる。

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あまりに隙間が大きいので、アルミテープやシール材、布テープなどで補修することにした。

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隙間にシール材を充填しアルミテープを張る。

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合板の繋ぎ目に布テープを張る。

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合板を敷き詰めたので、屋根の昇り降りは梯子で行うようになった。

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天窓をどうしようか最後まで悩んでいたが、北側に流れている片流れの屋根だし、窓から見える景色がこんな感じなので止めにした。
それなら南流にすればいいじゃないかと思うかもしれないが、目障りな雨樋を付けたくなかった。
天窓があって外が見えてしまうと、ゴミや虫が目について目障りとなる。
手間や費用が掛かる割には、面倒が増えてしまう。
こんなに歪みの出た屋根でさらに天窓を付けるともう手の付けられない大変な屋根になるかもしれなかった。

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屋根からテントを見下ろす。
 

今日は合板の張り付けに時間が掛かってしまった。
合板の継ぎ目に垂木が当たらない箇所が多くあったので、補強材を入れることになった。
それでもまだ全ての箇所に補強材を入れた訳ではないので、歩く場所によっては合板が陥没してしまう。
繋ぎ目に布テープを貼って分かったことだが、このままの状態で屋根材を載せてしまうと、今後屋根掃除なので屋根に上る度にルーフィング材や屋根材が動き、いずれ穴があき水漏れを起こしてしまうようになるだろう、ということ。
今のところ、屋根材はガルバリウム波板にしようと思っているが、こんな状態では波板をしっかりと固定できない。

 

建物は屋根と基礎さえしっかりしていれば長持ちするだろうと分かってきたが、屋根がこれでは10年保つか分からないだろう。
明日はルーフィング材を貼る前に全ての合板の繋ぎ目に補強材を当てて合板が陥没しないようにする。
これまで垂木の間隔を何も考えずに決めていた。
合板の繋ぎ目に垂木がくるようにしないといけないとは気づかなかった。
しかし修正可能だから、手間を掛けて直すことにする。
明日中にはルーフィング材を貼れて雨が降っても大丈夫となるだろう。

 

野地板合板取り付け作業のポイント!

屋根の野地板合板の繋目には、しっかりと垂木が当たるように設計を行う。
床材の合板と並んで野地板の下地は非常に重要。
繋目に下地がないと、屋根に上がる度に屋根材が動いてそのうち雨漏りするようになる。
山林内では、落ち葉の掃除で屋根に上ることが度々ある。

素人作業だと、歪みがでて思い通りに行かないことが多いので、問題発生時に対処するスタンスとなる。

 

おわり

コメント

  1. 匿名 より:

    あっという間に小屋っぽくなりましたね。
    野地板の隙間はどうしてもしかたないですよね。この程度の隙間なら一般の住宅の建築でもよくありますし、屋根葺いてしまえば見えなくなるんだし、
    全然問題無いです。気にしないのが一番です。
    合板の端が垂木にかからないのも、建築現場じゃ日常茶飯事です。そりゃできれば、うまくかかるようにできたらいいんでしょうけど、
    垂木は動かせませんからね。天井裏から補強を入れるのはいいアイディアですね。
    個人的にはそれすら不要だと思いますね。
    重たい屋根瓦やソーラーパネルや太陽熱温水器を載せるわけじゃなし、
    軽いガルバ波板をふくわけですから。人が一人乗ったからって壊れないですよ。
    あれこれうるさい行動しない口だけの連中はほっときましょう。
    大工経験者でもないDIY素人さんが、これだけのものが建てられる。
    とてもためになる、小屋ぐらしを目指す人にとっては大きな支えになります。
    それに、小屋を建て終わる頃にはDIYスキルだって段違いに上がっていますよ。
    本当に気に入った家は3回建ててやっとできるというし、小屋だってきっとそう。
    仮にこの小屋が気に入らなければまた建て直せばいいんです。
    からあげさん怪我しないように気をつけて頑張ってください。

  2. 匿名 より:

    自分の金で土地を買って
    自分の金で材料を買って
    自分の力で建てているんだから、本人の好きなようにやらせてやれ

  3. より:

    順調に進んでいきますね。屋根のシール材もアルミテープも良いのではないかと思います。ただ布テープはできればやめた方が…自分は室内で布テープ使ってみましたが一年でボロボロになりました。アルミテープやステンレステープに変更した方が良いかと。
    あと屋根は屋根用の防水シート売ってますからそれを張って上からガルバ張れば完全防水になります。屋根は小屋でも普通の住宅でも防水シートは必ず必要です。

  4. たこし より:

    こんばんは
    すごいですね
    進捗度が すごい…笑
    自分、一応、現場経験者ですが、現場なんて酷い門ですよ…笑
    どれだけ手を抜いてお金を浮かすかしか考えていない脳で
    腐ってますから…笑
    特に ぜねこんとか酷いよ。
    上が不当搾取するから 当然、しわ寄せが
    下請けに行き、手を抜くし、抜かざる得ない状況になりやすい。
    勿論、キチンと仕事される型も いらっしゃいますけどね…
    多分、現在、技術的にまともな職人なんて 
    2割り程度以下しかいてないんじゃないでしょうかね…笑
    いや、一割以下かも…笑
    で ぜねこんの職員とか まともなのいてるのかどうかわかりませんね…
    うちの実家も 新築したんですが、突っ込みまくり度満載…
    バチってるわ、入れるもんいれてないわ、聞いたら説明できんわ、
    ひどいもんですよ…笑
    笑ってる場合じゃないんですけど、もう、笑うしかありません…笑
    で そのありようをみて こんなやつらに金払うのあほらしい…、
    って思い、自分の家するときは 自己建築でって 
    興味が湧いてきたわけです…笑
    セルフなら 廃材とか材を選べば安いし、自分が良ければ問題ないでしょう!
    それだけ金モン入れてたら強度も 問題ないでしょうね!
    つ~か、建築なんてプラモデル感覚っすよ…笑
    そもそも 誰が・どの世界が 変人かどうかなんて視点と本質次第でしょうし、
    色んな価値観や選択肢が在るのが普通じゃないのでしょうかねぇ…!?笑
    今現在の一般的な世の中のほうが 狂ってるかもしれないのに…笑
    からあげさん、怪我しない様に 適当にがんばってください。
    ご安全に…

  5. ポン太 より:

    野地板を貼り終えた写真を見て思ったのですが、私が想像していた建物よりずっと高かったです。見上げる感じ?
    ロフトの居住性を考えると、この高さが合理的なラインだと思います。
    一方で猫さんって方がアドバイスされていた、基礎から立ち上がる通し柱の必要性も今になって分かりました。
    でも全体のバランス的にはそれほど悪くないし、考えながら作業していって形を作ると言うのも楽しそうです。
    私も自分の家を建てたいと思っているので、からあげさん流も猫さん流も勉強になります。「どうもありがとうございます」
    引き続き高所作業気をつけてください。

  6. いち より:

    >からあげさん
    おはようございます
    以前も指摘しましたが躯体が出来てきてあらためて思うのですが
    やはり基礎が軽すぎる気がします
    地震とかでは全然壊れないと思いますが
    強風が吹いたら倒れてしまう気がするので対策をしたほうが
    いいような?
    からあげさんの判断でよいと思いますが…

  7. 通りすがり より:

    私も素人で小屋を建ててますので、興味深く読ませてもらってます。
    気になった点は2つ。
    1)床がはみ出している所は、外壁で覆うようにした方がいいです。
      ここに雨が当たると数年もたずに腐ります。
    2)野地板は全部の各辺を垂木にネジまたは釘を打ててないと、
      構造体としての役があまり立たなくなります。
      2X4工法は、屋根も躯体が平行四辺形に変形するのを防ぐ、
      構造体の一部です。
    手厳しい方もいらっしゃいますが、各部の「目的と機能」を理解すれば、
    きっちり作らなくてはだめなところ、気にしなくていいところの区別が
    つくはずです。がんばってよい城を完成させて下さい。

  8. からあげ より:

    >みなさん
    全てのコメントを読みました。
    どうもありがとうございます。
    毎日が楽しくて充実していて、まるで子供の頃に戻ったような感覚に陥ることがあります。
    見た目はおっさん、中身は子供。
    小屋を建てる作業も初めてのことばかりで、何もかもが新鮮で衝撃を受けまくっています。
    今後も私目線の解説を加えてブログを書いていこうと思います。

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