キツネは神の使者だった!

こんばんは。からあげです。

昨晩はいつもどおり物置小屋で寝た。
周囲が少し騒々しいので耳栓をする。
100均のではなくて、遮音性に優れるモルデックスの耳栓だ。
耳栓をすると周囲の音がほとんど聞こえなくなって静かに休むことが出来る。

寝付きが悪かったので寝起きも悪くなった。
5時にセットした目覚ましのアラームに気付きはしたが、体が重たくてなかなか起きられない。
始めから怠けモードになってしまうと、実家滞在中の時間を無駄にしてしまう。
嫌な気分になりたくはないので勢い良く寝袋を出て眠気を覚ます。

 

今日からトレーニング再開だ。
ゴローS-8の慣らしを兼ねてザックに水入りペットボトルを入れて近所を歩く。
今日は8本、16kgからスタートした。
まだ購入して間もないS-8だが、足に馴染みやすくなうように柔らかくしてくれたお陰で、それなりに足にフィットしている。
ゴローの登山靴も基本的に既製品だが2.5mm刻みで自分の足に合うように微調節出来る。
私の足幅に合う細身タイプのため多少窮屈な感じはするが、足が痛くなるほどの締め付けではない。

S-8を履いてのトレーニングは想像以上に楽しい。
早くも足に馴染みつつあるS-8に確かな手応えを感じるとともに、ようやく長年探し求めていた相棒を手に入れたような気がする。
決して軽くはないS-8だが、足にフィットしているため、体感的にはそれほど重さではない。
それよりも重厚な外観から発するいかにも耐久性がありそうな頼もしさがある。
ついに念願の相棒が見つかったのだ!

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登山靴の慣らし履きを始める前に防水ワックスを塗ってブラシで磨き上げておいた。
細かな靴磨きの内容は今度アップすることにしよう。

トレーニングから戻ると中敷きを外して中に溜まった湿気を逃がしてやる。
外に出しておいても何者かに齧られる可能性は低いが、近所の飼い犬がやって来ないとも限らない。
外に出すのは短時間にして物置の中にしまっておく。

 

今回、実家滞在中に確定申告を済ませたら、訓練と靴の慣らしをやりに鈴鹿の山に登ることにする。
寒すぎず人里が近く実家からも比較的近いので、トレーニングにはピッタリの山だ。
多少の積雪があって登山者の影も薄いと思うので、ひっそりとした山行を楽しめる。
無闇矢鱈に歩く悲壮感漂うような登山ではなく、五感で自然を感じて山と一体となれるようにする。
地図ばかりを頼らず縦走に無駄のない最適なルートを選んで気楽に歩いてゆく。
多少の雪があるので、稜線上でも水が入手出来る。
北から南へ、南から北へと縦横無尽に駆け巡る。
一体どのような山行になるかは今後の楽しみとしてとっておこう。

 

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今年の夏、北海道滞在中に道の駅で登山靴が何者かによって齧られてダメージを受けてしまった。(登山靴を齧られる 2015/8/18
この登山靴は、スカルパのシェルパと言って、ゴローのS-8同様にオールレザーのクラシカルな雰囲気が漂っている。
齧られた当時は非常にショックだったが、今は新たな考えが浮かび始めている。

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登山靴を齧ったのは恐らくキツネ。
車中泊場所のウトロの道の駅周辺で徘徊中のキツネを見かけた。
コイツが玄米臭漂う登山靴のベロを齧って食べてしまったのだ。

足の皮を何度も剥いて歩いてようやく足に馴染むようになったところだったので余計にショックが大きかった。
しかし、キツネに齧られたことによって、今回ゴローS-8を手に入れることが出来たとも言える。
シェルパだって決して履きづらい靴では無かったが、足の幅が広くて紐を締めあげても靴の中で足が踊ってフィット感がイマイチだった。
紐を締めてもしっかりと足を固定できなかったので、急な下りではつま先が靴に当たって痛い思いをしたこともある。
足との一体感に乏しいため無駄に疲労が蓄積されていた感もある。
丈夫な作りで概ね満足の行く登山靴ではあったが、足にフィットしなかったのが辛かった。
ゴローのようにある程度足に合わせられればよいが、シェルパは靴の長さだけしか選択の余地は無かった。

違和感を感じながら歩くのではなく、靴と一体感を感じながら歩くことが出来る。
S-8はそんな登山靴だ。
ゴローの評判は、これまで度々ネットで目にしてきたが正直眉唾ものだった。
昔ながらの頑固者の一部の登山者から支持を得ているだけのマイナーな登山靴メーカーだと思っていた。
実際は日本人の足に合うようにきめ細かいサイズを選べる良心的でこだわりのある靴を作り続けているメーカーだった。

参考リンク ゴロー

 

今年の東北は、自分の勝負どころと捉えている。
今年の内容次第で新たな道が示されると考えている。
とにかく歩いて歩いて歩き続ける。
その先に自分の向かうべき場所が見えてくる。
探検家を名乗ってはいるが、そこら辺にいる登山者となんら変わりのない普通のおっさん。
そんなおっさんが今後どこまで行くことが出来るのか。
今のままでは自称探検家。
自分の職業は他人が決めるものではないが、今の自分ですら探検家を名乗るには後ろめたい気持ちがある。
近い将来胸を張って言えるようになりたい。

 

さあて、明日から気持ちを入れ替えてやってゆこうか。

 

おわり

コメント

  1. 大伴細人 より:

    東北でなにが待ち受けるのか…。
    隊長がどうなるのか…。
    いまからとても気になります。

    • karaage より:

      私もとても気になります。
      今はやるべきことをひとつひとつ片付けてゆくのみです。

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