こんにちは。からあげです。
今日は朝方晴れ間が覗いていたが、次第に雲が分厚くなってきて雨が降りそうで降らない微妙な天気だった。
見えそうで見えない時もそうだが、降りそうで降らない時も何だか心が落ち着かない。
最近、雨が降っていなくて山が乾燥しているので、たまには雨もいいかなと思っていた。
先ほどパソコンを開けて弄っていると、ようやく雨がぽつりぽつりと降り始めた。
今日は昨日のパソコン弄りの疲れが出たので、ゆっくりと活動を始めた。
朝からパソコンに向き合うと頭が爆発しそうになってしまうので、ここは頭を空っぽに出来る屋外作業をすることにした。
今日もやって来たヒノキ林。
良さそうな間伐材を探して林内を彷徨く。
平日の真昼間からこんなところを彷徨くおっさんは完全な不審者だ。
こんなに手入れされた20年もののヒノキの間伐材でもお金にならないなんて、と林業で生計を立てるのは並大抵の苦労じゃないなあと思う。
苗木を買ってきて植えて下草刈りをして、定期的に間伐と枝払いもしないといけない。
それに大きく成長するまでの100年の間に自然災害に見舞われるかもしれない。
本当に大変な仕事だなあと思う。
感傷はほどほどにして、間伐材を小屋まで持って帰る。
この画像はおっさんビューモードだ。
丸太を担いで歩いているおっさんの息遣いが聞こえてきそうな迫力満点の映像だ!
生木だと水分を含んでいるので、細いものでも結構重たい。
何往復かして間伐材を運びこんだ。
よし、そろそろ皮剥をすることにしよう。
切りたての方が皮は剥きやすいということだが、なかなか上手いこと剥ぐことが出来ない。
お湯をかければ綺麗につるっと剥ければいいのになあと勝手なことを考えながら作業を進める。
このナタは、現在薪割り用として使っているものだ。
使っているうちに柄が黒光りするようになった。
刃は両刃で長さは18センチ。
こういう皮剥の時は、片刃の方が使いやすいのではないだろうか、と考えたりもした。
刃が分厚くて重たいので、薪割りしやすい。
抜根時のように叩きつけて使うようなことはしない。
大事に大事に使っている。
今のところ、刃こぼれはなし。
こちらは、ヒグマと格闘用に購入した剣先ナタ。
刃は両刃で、長さは27センチ。
刃が長いので、皮下脂肪と筋肉を貫通して内蔵まで達することが出来る。
皮剥に使ってみたが、切れ味が良くてなかなか作業しやすい。
ただ刃が長いので、自分を切らないように気を付けなければならない。
刃先が細くなっていて割るより切ることに重点を置いているようだ。
剣先と普通のナタを比べてみる。
剣先ナタは刃の幅が狭い。
柄の長さは同じくらい。
剣先の裏側には血抜き用の溝が掘らている。
獲った獲物の解体を考慮して作られている。
剣先と普通のナタの違いは一目瞭然。
剣先は突くことも出来る。
棒の先に括り付ければ、槍として使うことも出来る。
結局、普通のナタで皮剥をする。
やっぱり刃が長い剣先は気を使う。
サバイバル用にどちらか選べと言われたら迷うこと無く剣先を選ぶが、山仕事なら断然普通のナタが使いやすい。
作業も終盤になってようやくパレットで固定したほうがやりやすいと気がつく。
それまでは他の丸太やブロックの上に載せて不安定な状態でやっていた。
気づくの遅いよ!何やってるの!!
これで全部で16本の丸太が手に入った。
これを番線で縛れば、小屋の骨組みが出来上がる。
足りなければ、また貰いに行けばいい。
このまましばらく放置して乾燥させることにしよう。
皮を剥いだばかりの丸太は白っぽいが、次第に黄色みを帯びてくる。
中身が酸化して黄色くなるのだろうか。
まだそれほどヒノキの良い匂いはしない。
今日の作業でまた大量にヒノキの皮が出た。
これだけあれば、しばらく焚付に困ることはないな。
雨に濡れるといけないので、使わないパレットにシートを掛けておいた。
いくら地面と離しておいても雨ざらしだと腐ってくる。
これでしばらく時間稼ぎをしようか。
今日はこれからまたパソコン弄りをして不完全なバックアップの原因を探り、解決策を考えることになる。
サイト運営は、簡単便利になったのは間違いないが、それでも初心者にはまだまだ難解だ。
直感的な操作で出来ないものかなと考えてしまう。
あと3年もすれば随分とマシになるかな。
それまで頑張ろうか。
おわり