WordPressブログのドメイン変更作業(Xサーバー編)【前編】

こんにちは。からあげです。

はじめに

当ブログはWordPressで運営を始めて早2年が経とうとしている。
これまで書き溜めた記事は全部で1,100を超えた。
毎日頑張って更新していると、アクセス数がしだいに増えてきた。これからさらにアクセス数が増えてゆくはず。今は黙々とただ記事を書いてゆくことに専念した方がいい。

しかし私はリスクを承知でドメイン変更をすることにした。「記事数がまだ少ない今の機会を逃すと、二度とドメイン変更はできない」そう思った。

途中でドメイン変更すると、ドメインエイジ被リンクリセットされて検索エンジンの評価が下がるという。評価が下がると検索上位に表示されにくくなり、アクセス数は減少してしまう。今は広告収入を励みにブログ更新し続けているというのに、その収入が激減すればやる気が失われてしまう。

ドメインエイジとは、ドメインを取得したあと検索エンジンにインデックスされてから経過した年数。
 

ドメイン変更(Xサーバーで運営のWordPressブログ)

http://diary.karaagetankentai.com/ → http://karaage.info/

今までのドメインは無駄に長くて気に入らなかった。読者には関係のない文字列だが、ブログ運営者にとってはとても重要なこと。ドメインを短くシンプルにして文字列を美しく表示させたい。

そう、自己満足のためにドメインの変更を行うことにしたのだ。

 

作業は初日のうちに終えることができなかった。
作業全体の流れと個別の作業の意味を理解できていなかったためだ。
丸一日掛かってようやく作業を終えたあと、重大な不具合が見つかった。
何度考えても原因は分からずじまい。
ついには時間切れとなり、2日目に持ち越すことになった。
何かの参考になるかもしれないので、失敗例もアップしておく。

それではこれから、二日間かけて行ったドメイン変更の作業のようすを前後編の2回に分けて詳しく説明してゆくことにしよう。

参考サイト

デザイン五輪の書(超簡単!WordPressのドメイン変更をスムーズに行うには?)
Sotook! ブログ(WordPressドメイン変更の手順~設定まで!エックスサーバー内での移転方法
フリーランサー(WordPress ドメイン変更|Google Search Consoleの設定でSEOも安心♪)

 

ドメイン変更作業1日目~2日目(失敗編)

バックアップデータをFTPソフトでアップロード

当時は作業の流れなどを理解できないまま、とりあえず作業をやってみた。

サイトのバックアップ

まずは旧ドメインサイトのWebファイルデータベースの2種類をバックアップを行った。

BackWPupというバックアップ用の定番プラグインを使用。
サーバー上からバックアップデータ(圧縮状態)をダウンロードしたあと解凍して使えるようにした。

ドメインの追加設定

サーバーパネルドメインドメイン設定ドメインの追加設定から新たにドメインを追加した。使用するドメインは、エックスサーバーのキャンペーンで無料で貰ったもの。

WordPressをインストール

2016-6-13-9

サーバーパネルホームページ自動インストールドメイン選択してプログラムのインストールWordPress 日本語版を選んでインストール設定ボタンをクリックする。
すると設定画面が現れる。

インストールURLブログ名ユーザ名パスワードメールアドレスを入力し、データベースは自動でデータベースを生成するを選択してインストールを行った。

ファイルデータをアップロード

新ドメインのpublic_htmlフォルダ内のデータを削除してFTPソフト(FileZillaでWebファイルデータをアップロードした。
この作業に1時間少々費やす。

新ドメインの管理画面に入ろうとすると、旧ドメインの管理画面に飛ばされた。
セキュリティー関連のプラグイン「 SiteGuard WP Plugin」の「ログインページ変更」機能を使っているので、それで飛ばされたのかと思った。
それでwp-content/plugins/siteguardのフォルダをまるごと削除。
さらに.htaccess内のsiteguardの記述を削除した。

ところが、新ドメインの管理画面に入ることはできず。
wp-config.php内のデータベース情報を修正していなかったためと思われる。
この方法は諦めて、ほかの方法で行うことにした。

WordPressのアンインストールとデータベースの削除

自動インストールしたWordPressのファイルとデータベースを削除しておく。
ファイルデータは、自動インストールからインストール済みプログラムの一覧から削除できる。

データベースの削除は、サーバーパネルデータベースMySQL設定MySQL一覧の中から選択して行う。ついでにMySQLユーザも削除。

 

WordPressのxmlファイルをエクスポート・インポートする方法

今度はWordPress標準装備の「エクスポート・インポート」機能を使う。
旧ドメインのバックアップやドメインの設定作業は済んでいるので、次の作業に移る。

ファイルのエクスポート

旧ドメインの管理画面のツールエクスポート全てのコンテンツを選択して実行する。
すると圧縮されたxmlファイル(圧縮 約40MB)がダウンロードので、これを解凍しておく。

WordPressのインストール・初期設定

自動インストール(データベースは自動生成)して新ドメインの管理画面に入る。
まずはダッシュボードで設定を行う。

ユーザーからプロフィールの設定を行う。
初期設定では、ユーザー名とブログの表示名が同一となっている。
ニックネーム(必須)を書き加えると、ブログの表示名をニックネームに変更することができる。

管理画面のログインに必要な「ユーザー名パスワード」のうち、ユーザー名がバレるとあとはパスワードのみ。ブルートフォースアタック(総当り攻撃)を受けると、パスワードの解読は時間の問題です。サイトを乗っ取られる危険があります。
そのためユーザー名とブログの表示名は、第三者が推測できない別のものに変更しておくようにします。

そのほかの各種初期設定

投稿設定の更新情報サービス 旧ドメインからコピーアンドペースト
ディスカッション コメントの手動承認を必須
メディア設定 余計なサムネイル画像を作らないように全て0
パーマリンク設定 旧ドメインと同じカスタム設定(記事作成日時がそのままパーマリンクになる)

ファイルのインポート

ツールインポートWordPressを選択する。
するとインポート用のプラグイン(WordPress Importer)をインストールするように指示されるので、それに従ってインストールする。

2016-6-13-3

インストールが終わるとこの画面が現れるので、ファイルをアップロードしてインポートをクリックする。
初期設定のインポートファイルの最大サイズは30MBとなっている。

始めはこれに気が付かずにクリックして作業を先に進めてしまう。

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しばらく経つ(5分程度)と上のインポート画面が現れる。
ここで添付ファイルをダウンロードしてインポートするに必ずチェックを入れて実行する。

2016-6-13-7

インポートの途中で500 Internal Server Errorが表示される。

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500エラーの画面からブラウザの戻るボタンで戻るとエラー内容が表示された。

エラーが発生しました。
ファイルが空のようです。中身のあるファイルをアップロードしてください。このエラーは、php.iniファイルでアップロードができない設定になっているか、post_max_sizeupload_max_filesizeよりも小さく設定されているために発生している可能性もあります。

まるで自分のブログの中身が空っぽだと言われているような気がして悲しくなった。
このエラー表示を見てようやく気がついて、php.ini設定を変更することにした。

php.ini設定変更

Xサーバーのホームページにログイン、サーバーパネルホームページphp.ini設定ドメイン選択画面php.ini設定変更 を行う。

2016-6-13-10

その他の設定のpost_max_sizeを30MBから10000MBへ変更した。

全ての作業終了後、忘れずに元のデフォルトの値30MBに戻しておいた。

再びファイルのインポート

気を取り直して再びインポート作業を行った。

2016-6-13-7

すると再び500 Internal Server Errorが表示された。

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さらに三度行うと、今度は文字化けが発生した。
この画面をみた時に嫌な予感がした。

 

大容量ファイルのインポートは難しいようだ。

ファイルをアップロードしてインポートをクリックする。
添付ファイルをダウンロードしてインポートするに必ずチェックを入れて実行する。
インポートの途中で「500 Internal Server Error 」が表示される。
それなので、「ファイルをアップロードしてインポートをクリックする。」からやり直す。
xmlファイルインポートによる方法は2回試してみたがダメ。再度始めからやってみると3回目でインポートに成功した。

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一度では終わらないので、何度も上書きを行っている最中。
何度もめげずに繰り返しているとすべて完了しました。という表示が出た。

表示をよく見るとコンタクトフォーム1をインポート出来ませんでしたという表示も出た。
XMLファイルのインストールに要した時間は約30分。
インポート自体の時間は短かったが、あれこれ迷ってやっていたためにかなり手間取った。

テーマとプラグインのインストール

FTPソフトでテーマとプラグインを削除しておき、バックアップしたWebファイルのインストールを行った。

テーマやプラグインの各種設定をやり直す

xmlファイルをインポートすると、旧ドメインの記述が自動で新ドメインに置き換わり、画像なども問題なく表示されていた。
しかし、よく見ると設定が狂っている箇所を発見した。

なんとテーマとプラグインの設定がリセットされていた。
プラグインはインストールされていたものの、停止状態で中のデータは初期に戻っていた。
そのため、旧ドメインのブログと見比べながら作業を行った。
テーマも同じ状態だった。

当ブログはブロガー達から絶大な人気があったsimplicityを使用していた。(現在はcocoon)
子テーマで保存した最低限の設定が残っただけだった。
あとのウィジェット設定は初期状態に戻っていた。
そのため、プラグインの時と同じく旧ドメインの設定を見比べて元に戻した。

 

xmlファイルのエクスポート・インポートの方法による致命的な欠陥

やれやれとようやく終わったと、満足気に自分のサイトを眺めつつ、細部の設定を始めた。
初期設定に戻ってしまったのは仕方ないことと受け入れ、コツコツと作業を始めた。
するとタグクラウドのウィジェットが表示されていないことに気がつく。
外観ウィジェットでタグクラドのウィジェット設置をしたはずなのに、なぜか表示されない。

2016-6-13-8

あちこちチェックしていると、投稿記事の一覧にはタグが表示されているが、投稿の編集ページにはタグは表示されていないことに気が付いた。
ここでタグを追加すると、タグクラウドのウィジェットが表示されるようになった。
そこで全てのタグを追加すると、元通りに表示されるようになった。

テーマの設定が大詰めを迎えたころ、ほかの重大な欠陥に気が付いた。
なんと更新日、コメント数の表示、ブログカードの表示、WordPress Popular Postsの人気記事のログが消えていた。
ブログカードは設定し直し、WordPress Popular Postsのログは諦めるとしても、更新日とコメント数が表示されないのはマズい。
新たに更新すれば、更新日は反映されるが、以前の更新記録が残らない。

ネットで調べても、解決方法は見つからなかった。
インポートの途中で出た500 Internal Server Error、文字化けしていたことが関係するように思えた。
内部リンクも修正されて、新ドメインで公開する一歩手前までこぎ着けたが、この先に進むことはできなかった。
日を改めてもう一度やってみたが、不具合は原因不明で修正できず。

 

そこで気分を新たにもう一度検索して参考になるサイトを調べてみた。
すると一つだけもの凄くシンプルに書かれたサイトが見つかった。

一晩寝たことで冷静さを取り戻し、何となくだがやり方が少しずつ分かってきた。
この方法で駄目ならドメインの変更は諦めようと思って、そのサイト通りにやってみることにしたのだった。

後編へつづく

当ウェブサイトは、速くて高い安定性のエックスサーバーで運営しています。
気がつくと、Xサーバーの使用歴は5年になりました。

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