山小屋を建てたらやりたいことが見えてきた。

こんにちは。からあげです。

山小屋を建てて落ち着いてしばらくすると、自分の心の動きがより鮮明に見えてきた。
それまではローコストの生活を確立するための手段として山小屋を建てようと思い実行してきた。
テント生活から始めてコツコツと作業をこなし、そこそこ快適に暮らせる小屋が先月完成した。
今までにまともな日曜大工をやったことのないおっさんがあれやこれやと試行錯誤を重ねてどうにか完成まで漕ぎ着けることが出来た。

テントより遥かに耐候性が優れる小屋が完成したお陰で、荷物の心配をすることなくこうして登山に専念することが出来ている。
五ヶ月に及ぶ車上生活の最中には、なかなか土地が見つからず自棄っぱちになりそうな時期もあったが、幸運にもそれなりの土地を手に入れることが出来た。

今は山小屋という拠点がある。
いつでも帰ることが出来る場所があるというのは心強い。

2014-10-5-1

私は今まで実家で精神的な安らぎを得たことはない。
ご飯や洗濯、掃除などの家事の手間が少なくなって自由時間が増えるが精神的には拘束された状態だった。
車上生活を続けていく上で一番困ることが、住民登録と郵便物の受け取りだ。
この2つを疎かにすると日本に住んでいても日本人ではなくなってしまう。
何処かに所属しなければならない社会システムとなっているので、仮の住所を構える必要がある。
友達がいれば居候として籍だけ置かせて貰うことも可能だろう。
都市部ならこういう要望を叶えてくれるシェアハウスみたいなのがあるだろうが、それでも決して安くはない維持費が発生してしまう。

私の場合はなんのツテも友達もいないのでやむを得ず実家を頼ることにした。
郵便物の受け取りがあるから実家の家族とは最低限の関係を築く必要がある。
仕事の事を聞かれても適当に受け流し(既に会社を辞めていた)、手間を掛けさせないよう配慮した。
そういう気遣いが嫌だった。
今は帰れる場所があるので強気でいられる。
自分を曲げずに自分らしく接することが出来る。
とは言っても無茶苦茶する訳ではない。
今度、四国遍路の時には長期間車を停めさせて貰うことになるが、駐車料金分の雑用はこなすので借りを作ることはない。
いつも実家とは対等に接するようにしたい。

2014-10-5-2

いつものように話がかなり飛んでしまったが、要するに山小屋があれば自分のやりたいことが分かるし、出来るようになるということが言いたい。
総額30万円の小屋は、探検隊の事務所として、私の憩いの場として、そして私の愛用の道具たちの収納庫としてこれから何十年もの間機能してくれることだろう。
多少の税金は掛かるだろうが、都市部で家を持つことに比べたら遥かに安く維持することが出来る。
私が探検に出掛けている間にお金を無闇に消費し続ける小屋であってはならない。
出来るだけお金を消費しないで私の帰りを待っていて欲しい。
帰ったらあちこち弄って存分に可愛がってやるから大人しく待っていて欲しい。

 

旧ブログよりコメント貼り付け

こんにちは。

>天龍太郎さん
土地代は仲介手数料込みで約200万円です。
詳しくは過去記事を見てください。
光熱費などはそのうちUPします。>あぼーんさん
近所付き合いしていないので0円です。

>無職さん
山から下りるだけで一苦労なので便利な実家
まで車で行ってから高速バスで四国入りします。

No title

遍路の時、車を実家に置くのはなぜでしょう?

No title

自治会費とか町内会費とかかかりませんか?

No title

土地、電気水道、小屋、結局、
総額いくらだったのですか?
そこが知りたいです。
土地は100万円ほどでしたか?

おわり

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