玄米を食べる

こんにちは。からあげです。

山小屋にいると時間の流れが早い。
朝起きたかと思うと直ぐにお昼がやって来る。
昼休みにゴロゴロしてから午後の作業に取り掛かるとあっという間に夕方となってしまう。
山林内のゆっくりとした時間の流れに較べて私の時の経つ早さといったら相当すごい。
ひょっとして日中活動しながら意識が飛んでしまっているのだろうか。
よく分からない。

 

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ところで、私の主食は玄米だ。
つい先日、楽天で購入した玄米30Kgの袋が届いたばかりだ。
ネット通販で買い始めたころは、値段より多少品質を気にしていたと思うが、最近は最安値のものしか興味ない。
多少食べ比べてみたが、最安値の玄米も結構旨い。
今回、購入した玄米は30kgが5,799円だった。

玄米の消費量は一食分が約250gで、毎日三食きっちり食べると30キロはちょうど40日で無くなる計算だ。
30kgが6,000円とすると玄米一食分は50円となってコストパフォーマンスが決して良い食べ物とは言えない。
さらに生卵や味噌汁、粗塩と黒ゴマも加えると大体一食100円となる。

冷静に考えなくても高いと思うが、玄米は腹持ちが良いので間食したいとほとんど思わなくなるので結果的には安くつく。
玄米にはたくさんの栄養素が含まれているし、食物繊維が豊富なので朝のお通じも快調だ。
さらにジャンクフードの類は受け付けなくなって健康一直線の道を進むことが出来る。
味覚が敏感になって繊細な味の違いが分かるようにもなる。
もう調味料で誤魔化したような食べ物モドキは欲しくなくなる。

 

玄米の炊き方

ちょうど良い機会なので、普段どのようにして玄米を炊いているか説明しよう。

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玄米はまずタッパに入れて丸一日寝かして発芽させる。
中央の段ボール箱が冷蔵庫のようなものとして使用しているものだ。
段ボール箱の中は温かく暗いので外より発芽しやすい環境となっている。

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この段ボール箱の中に根菜類や卵も入れている。
一番奥に見えるのが玄米を水に浸したタッパだ。
朝は昼の分も一緒に炊くので大きめのものを使用している。

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これが丸一日水に浸した玄米だ。
まだ気温が低いので一日では発芽してくれない。
テントの時は朝方天気が良ければ日にあたって中はポカポカだったので発芽した時もあった。
夏場であれば丸一日浸けておけば十分発芽してくれる。
ただし、夏場は浸し過ぎると発酵して匂い始めるので注意が必要。

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玄米を炊くのは普通のステンレス製の鍋
アルミ製のものより遥かに耐久性があって錆びにくい。小屋暮らし向けだ。
左が大きめでIH対応のもので以前はよく使っていた。
右が私が一人暮らしを始めた時に買った2つ目の鍋だ。
右の鍋はロケストの火力が強すぎて取っ手が焼けてとれてしまったが、逆にないほうが使いやすいと分かった。
炊飯には土鍋がいいがロケストの火力には耐えられないし、取り扱いに気を遣うので山小屋に移ってからは使っていない。土鍋は火力の調整しやすいガスの方がいい。

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ロケストの火力が強いので水は少し多めにして炊く。
タッパの中身を鍋に放り込む。水は変えずに足すだけ。
丸一日浸けおきしているので十分水を含んでいるが、水が少ないとご飯が炊ける前に焦げてしまう。

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あとはロケストに火を入れて普通に炊飯するだけ。
火の細かい調節とかは一切しない。
手前左は味噌汁、手前右はお湯を沸かしているところ。

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最近は雨が続いて湿っぽいので薪の燃えが悪い。
ロケストの周りに置いて乾燥させるようにしている。

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ご飯鍋の水気が無くなって少し焦げているような香ばしい匂いが漂ってきたら鍋を上げてタオルに包みしばらく蒸らす。
いつも味噌汁より先に炊けるのでこうして10分くらい寝かしている。

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ご飯が炊きあがったところ。
画像の左手の物体はじゃがいも。
ご飯だけだとボリュームが足りないし、じゃがいもをいれるとさらに旨くなるような気がするので、あれば一緒に炊いている。
炊き上がるのはロケストを着火してから1時間くらい。

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玄米には生卵を落として粗塩と黒ゴマ(煎りゴマ)をかけて食べる。
大体いつも食事は玄米ご飯と味噌汁くらい。
たまにオプションで納豆を付けることもある。
 
玄米は長時間水に浸して(少なくとも半日)出来れば発芽させてから食べるとなお美味しく頂くことが出来る。
白米は水に浸け過ぎると柔くなって不味くなるが、玄米は炊く前にちょっと水に浸けるだけだと硬くて美味くない。
ちょっと手間をかけて発芽させれば栄養価が高まり食べると瑞々しくプチプチしてほんのりの甘みを感じることが出来る。
玄米を食べ慣れてしまうと白米はただの抜け殻としか思えなくなる。
白米は食べてもエネルギーが充填される気がしないけど、玄米を食べると体の底からモリモリと力が湧いてくるような気がする。
それと実家のIHで玄米を炊くと大して旨くないが、薪で炊いた玄米は凄く旨い。

登山では重量や浸けおき出来ないなどからインスタントラーメン中心の食事となっているが、今度自分で玄米をアルファ化させて自作アルファー玄米を作ろうと思う。

 

おわり

コメント

  1. もさどん より:

    バッテリーの扱い方や事故の防ぎ方について。
    よろしければ参考にして下さい。

  2. マーサ より:

    こんにちは。
    玄米ご飯の事が詳しく書かれていて、興味深く拝見しました。ありがとうございます。
    「発芽玄米」、耳にはしていましたが、全く気にしたことはありませんでした。
    発芽させるのとさせないのでは、美味しさ(食感)がかなり違うようですね。
    次は私も発芽させてから炊いてみようと思います。
    からあげさんの基本の食事は玄米ご飯と味噌汁ということですが、みそは自家製ではないのですか。
    私は6年ほど前から味噌作りを始め、あまりの美味しさに、毎年仕込み続けています。
    一日仕事になりますが仕込んでしまえば後は待つというより、忘れてしまうのみ。
    玄米味噌・麦味噌・白麹味噌、いろいろ仕込んで、食べてるものがなくなれば次を恐る恐る開けています。
    年に一度ですが、無心になって作業できるので、気に入っています。
    からあげさんにも一石二鳥のピッタリなことと思います。
    厚かましい物言いで、すみません。

    • karaage より:

      発芽玄米は読者の方に教えてもらいました。
      手間も掛からないのでお勧めです。一段と美味しくなります。

      みそは常温保存出来るのでいいかも知れませんね。
      そのうち(爺さんになったら)味噌作りにチャレンジするかも。

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