涼風吹く白砂山

こんにちは。からあげです。

今朝、早起きして草津を出発して、長野・新潟・群馬の3県にまたがる白砂山(しらすなやま)に登ってきた。
天気予報ではイマイチだったが、天気図と空を見ると行けそうな予感がした。
それでは今日の様子をアップしてゆこう。

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白砂山の登山口は、国道405号線の群馬県側の終点となる野反湖(のぞりこ)にある。
草津から1時間ほど山道を運転してやって来た。
湖を見た瞬間、開放的で静かな雰囲気が気に入った。
docomoのエリアマップを見るとFOMAプラスエリアとなっている。
こういう時、プラスエリア化したXperia Z Ultra c6833が使えるので凄く助かる。
頭がイカれそうになるまで、あれこれ弄った甲斐があったというもんだ。

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湖畔にはニッコウキスゲがたくさん咲いていた。
強い風に吹かれてユラユラと揺れていた。

 

白砂山登山 2016.7.7 しらすなやま 登り地蔵峠経由、下り八間山経由

コースタイム

07:05 登山口発~07:20 ハンノ木沢~07:45 地蔵峠~08:35 水場分岐~08:55 堂岩山~09:00 堂岩山分岐~09:15 猟師の頭~09:25 金沢リレーフ~09:50 白砂山~10:55 堂岩山分岐~12:00 八間山~13:00 国道405号線~13:10 登山口着

歩行時間 約6時間(休憩時間を含む)

 

登山コース

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登山口のある駐車場。
向かい側に売店とトイレがある。
これよりもう少し奥に行くとキャンプ場がある。

車を適当に停めるとゴソゴソと道具を出してザックに突っ込む。

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登山口には大きな木製の標識と注意看板あり。
これなら見逃さないで済む。
7時過ぎ、登山口を出発する。

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登り始めは木製の階段をゆく。
振り返ると野反湖が見えた。

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歩いて10分ほどでハンノキ沢にやって来た。

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沢には木製の橋が架かっている。
橋を渡って奥へ進む。

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少し行くと登山道脇にトンネルがあった。
入口は柵で封鎖してあって中に入れない。
一体なんのトンネルなのだろうか。

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北沢取水分岐

白砂山へは右奥に進む。
地形図を見ると北沢へ下りる道が付いている。

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壊れた小屋を発見した!
ロボット観測装置なんとかと書かれていた。
40年以上も前の施設で、中は空っぽで剥がれた壁が落ちていた。

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地蔵峠(じぞうとうげ)

左が登山口、右が白砂山、奥が切明温泉(きりあけおんせん)、手前がお地蔵さんのある広場。
峠というが、ただの尾根の斜面になっていて不思議な感じがした。
地蔵峠という標識はなし。

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奥のお地蔵さん。
登山の安全を祈願した。

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白砂山へはまず手前の堂岩山(どういわやま)を越えていかねばならない。
緩やかな樹林帯の道を登ってゆく。

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奥に見えるのは堂岩山と思ったが、そうではなかった。

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水場分岐

水場まで10分と表示されていた。
帰りに寄ろうと思って素通りしたが、帰りは別のルートで下ってしまったので、結局確認出来なかった。

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樹木の間から野反湖が小さく見える。
随分と登って来たなあと思う。

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堂岩山(どういわやま)2,051m

樹木が茂っているので、視界はほとんどなし。
それにしても白砂山の視界が気になる。

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白砂山方向。
あいにく山頂部分がガスに飲み込まれてしまっている。
これでは展望は期待出来ない。

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堂岩山を少し下ると展望が開けた。
徐々に視界は回復傾向。
これはイケるかもしれないな。

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尾根上にあった小さな池。
中にカエルの卵ぽい物体が沈んでいる。

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堂岩山を振り返る。
なんだか台形のような山だ。

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さあ、ようやく山頂部分のガスが晴れました!
やった!

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直ぐに見えなくなってしまうかもしれないので、山頂部分を撮っておいた。
しかし、山頂はまだ見えていなくて、このピークの少し奥にある。

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白砂山は堂岩山からの展望が開けた尾根歩きが美味しい部分だ。
たっぷりと味わうことにしよう。

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金沢リレーフ

雪を見て雪山を想い
  風の音を聞いて風の山を考える

 

金沢淳を偲ぶ碑 

 

昭和39年8月 建立(こんりゅう)

吾妻山学会 吾妻町教育委員会

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リレーフから見た白砂山
いい眺めだな。
この登山道を切り開いた人が金沢淳氏だそうだ。

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ミヤマカラマツ

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山頂が近づくにつれてニッコウキスゲが多くなってきた。
途中から急に賑やかになってきた。

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むむ、あやつの落し物なのか。
登山道上に転々と残る出来立てホヤホヤの糞。
クマが山頂に向かって歩いて行ったようだ。
まだ付近に潜んでいるかもしれないので、笛を吹いておっさんの存在を伝える。

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最後の登りに差し掛かる。
山頂まであと一息だ。
ちなみに見えているのは山頂ではない。

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ミヤマゼンコ

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ハクサンフウロ

これはなんと言う花なのかな。
凄く目立つ綺麗な花だった。
(後に読者から教えて貰って分かった。)

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ハクサンシャクナゲ

尾根上にはシャクナゲの木がたくさんあったが、咲いていたのはほんの少しだった。
もうシャクナゲのシーズンは終了したみたいだ。

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今度こそ山頂までもう少し。
奥に見えるのが山頂だ。

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白砂山(しらすなやま)2139.7m 日本200名山

途中、ガスがかかっていて視界は駄目だったが、近づくにつれて視界は回復してそこそこ良い眺めを見ることが出来るようになった。
登山口から山頂まで約2時間40分。
下痢のダメージは回復して普通に歩けるようになった。
長野県側から強風が吹き付けて寒くなってきたので、汗で濡れたTシャツが乾く前にウインドブレーカーを着た。

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山頂から奥の方に踏み跡があるが、ヤブが濃くて通行は困難。
遭難の恐れあり危険と表示されている。
10年前以上の登山地図を見ると佐武流山(さぶりゅうやま)方向は、比較的分かりやすいと書いてある。
テントを持って縦走するのも楽しいかもしれない。

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登ってきた登山道を見下ろす。
本当に気持ちの良い尾根歩きだった。

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上ノ倉山(かみのくらやま)方面

尾根上に僅かな踏み跡が見える。

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佐武流山は山頂部分がガスに包まれていた。
群馬県側は晴れているのに、長野県側は分厚い雲に覆われている。

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さあ、体が冷える前に下りるとしよう。
南斜面はニッコウキスゲが咲いていて凄く賑やか。

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猟師の頭(りょうしのかしら)に向かって登り返しているところ。

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ようやく佐武流山にかかっていたガスが晴れた。
あの山に登るには反対側に回らねばならないんだよなあ。
白砂山からヤブ尾根を越えて行くことも出来るが勘弁。

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なんども振り返って白砂山を見る。
猟師の頭から見る白砂山が一番きれいな気がする。
(本日のルートの中で)

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堂岩山手前の分岐から八間山(はちけんざん)経由で下山することにした
分岐より先のハッキリとした踏み跡を見て歩きやすいと思った。
(この画像は行きの時に撮影したもの)

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天気は回復傾向。
ゴキゲンな尾根歩きが始まる。

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白砂山方面の空は分厚い雲に覆われて重たい雰囲気がする。

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青空とモクモクした白い雲を見ながら歩く。
視界も良くて凄く気持ちいい。
笹は背丈が低いので視界良好。

群馬県側は積雪量が少ないので、笹の生育が悪いようだ。
冬の間は雪に埋まって寒さを凌ぐため、雪が少ない方が却って笹にとって良くない。

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幾つかのピークを登り返して下山してゆく。
地蔵峠に下りるルートに比べて大回りとなってしまうが、楽しい尾根歩きが続くのなら全然平気だ。

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八間山がようやく見えてきた。
山頂近くに小屋のようなものが見える。
はてな?地形図には載っていないのに。

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壊れかけの小屋

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表に回ると完全に崩壊していた。
これじゃあ避難出来ないな。
下山する時に中にあった杭を見ると無線ロボット雨量計なんたらと書かれていた。

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八間山(はちけんざん)1934.5m

白砂山では1人しか合わなかったのに、八間山の山頂は登山客で賑わっていた。
湖から直で八間山まで登ってきたようだ。

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草津白根山方向

むむ、今日も白根山はなかなかの天気だな。

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白根山のアップ

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浅間山のアップ

今日もガスが晴れて山頂部分が見えるな。

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この画像では分かりにくいが、中央奥に妙義山(みょうぎさん)が見える。
今となっては懐かしい感じがするな。

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榛名山(はるなさん)方向
三角の目立った形が榛名富士だそうだ。
物知りのおばさんが話をしていたのをこっそりと聞いた。
榛名山は200名山なので、登りに行こうかと思ったが、山頂部分がテーマーパークみたいになっているので、行くのを止めにした。
しかし、遠くから見るとなかなか良い山に見えるな。

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今日は八間山からの景色が凄く良かった。
やっぱり青空と白い雲はよく似合う。
早く梅雨が明けて欲しいなあ。

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山頂広場にあった謎の空き缶。
多分ロボット雨量計施設で使った何かなんだろう。
昔は持ち帰らずにそこら辺に捨てていたようだな。
まあ、これは目印やベンチ代わりとなるのでヨシとしよう。

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八間山から下山しているところ。
木々の合間から野反湖が見えた。
もう少しだ。

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登山口に下りると駐車場までは国道405号線を歩いた。
駐車場方向に向かって怪しげな踏み跡はあったが、標識がなかったので無難に車道を選択した。

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静かな野反湖

本当に静かな湖だなあ。

 

白砂山登山口駐車場

駐車場広大
トイレあり
水場あり(ただし飲用出来るか不明)
自販機あり
docomo圏内

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国道405号線の群馬県側の終点に白砂山登山口の駐車場あり。
広くて満車にはなることはないだろう。
道路側にバス停あり。

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駐車場の向かいに売店とトイレあり。
売店の外に飲み物の自販機あり。

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トイレは24時間使用可能。
売店側には水道あり。
ただし、飲用出来るかは不明。

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トイレの建物の中には休憩所もある。
左手のドアをくぐると水洗トイレがある。
手洗いの水道は常時水が出ていたことから沢水と思われた。

 

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駐車場まで戻ると着替えを持ってハンノ木沢までやってきた。
むふふ、そうここで水浴びと洗濯をするのだ。
天気が良い機会を逃したくない。
歩いて10分程度の距離など近いものだ。

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岩陰の深みで水浴びをした。
登山後の火照った体に冷やされる。
まだ水が冷たくて少ししか入っていられなかった。
魚には適温だが、おっさんには冷たすぎる。

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水浴びのあとはザブザブと川で洗濯する。
おっさんエキスを川に放出する。
魚が浮いてこなかったので大丈夫だ。

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洗った衣類はビニール袋入れてからザックに入れて持ち帰る。

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天気が良くて洗濯日和だった。
速乾性の衣類は直ぐに乾いてしまった。

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車内が湿気ていたので、窓を開け放ち空気を入れる。
風が吹き抜けて凄く気持ち良い。

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干していた洗濯物が乾く頃になって雨雲がやって来た。
もうすぐ、ここは土砂降りの雨となるだろう。
あれだけ天気が良かったので、入道雲が発生したようだ。
梅雨が明けても午後の雷雨に注意する必要があるな。

 

さあて、ブログの更新も終わったことだし、ゆっくりとするとしよう。
取り敢えず、ご飯を炊きたいところだが、ガスボンベの残量が少ないので、ガソリンストーブを使いたい。
雨が止むまで待つとしようか。

 

走行ルート

本日の走行距離 28.9km

本日のねぐら  白砂山登山口駐車場

 

おわり

コメント

  1. mako より:

    晴れたタイミングで野反湖に行けたことがないので羨ましいです。

    野反湖に行ったら近くにある「尻焼温泉」の川湯も同時に楽しんだ思い出があります。
    この時期だと適温で入れるのでなかなか良いのですが、道路から見通しが良すぎるのが難点ですけどね。

    • karaage より:

      はい、運が良かったです。

      ついでなので尻焼温泉に寄ってゆきますよ。
      全然見られても気にしないので大丈夫です。

  2. 大泉原人 より:

    野反湖、草津方面の土地探しの際、涼みによく行ってました
    途中に焼尻温泉がありますよ、川全体が温泉になっていて無料です

    • karaage より:

      朝晩はかなり涼しいですね。

      はい、尻焼温泉に寄ってゆきますよ。
      尻が焼けるほど川床が熱いのでしょうか。

  3. 大泉原人 より:

    あ、間違いました、尻焼温泉でした。

  4. ピンクの花はハクサンフウロ。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      これも綺麗な花ですね。

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