渡渉失敗!!

こんにちは。からあげです。

今日は散々な一日だった。
生きているのは素晴らしい。
そんなことを実感した一日だった。

2日間休んで疲れがかなり癒えた。
朝6時起きして準備をした。
周囲はまだ静かだった。

無料のシャトルバスに乗って途中のVillageまで向かった。
歩いても良い距離だが、体力温存のためバスに乗った。

Mammoth Lakes外れのTwin Lakesまではヒッチを行った。
20分ほどやってみたが、さっぱりだったので、赤いバンダナを手にしてサムアップするとあっさりヒッチ成功!
ボルボの夫婦に拾ってもらった!

どうもありがとう!!

Twin Lakesからは道路歩きとなる。
下りた駐車場でハイカーがいたので道を尋ねると、なんと食料を頂いてしまう。
若者4人パーティーでMt.Whitneyまで歩きにゆくそうだ。
一日分の食料の詰め合わせの袋で、10$は下らないだろう。
そんなものを気軽にくれるので、こちらがビックリしてしまった。
アメリカっていう国は腹が立つこともあれば、ビックリするぐらい親切な人がいて驚かされる。

Twin Lakesを上から見下ろす。

THに到着。
奥に見える山は、Mt.Mammoth。
Mammoth Passを越えてReds Meadowに向かう。

Bearキャニスターの積み付けがイマイチで何度も直してかなりのタイムロス。
お昼前にReds Meadowに到着。

PCTとJMTが分かれて2本並行になる区間で、JMTを選択ししばらくゆくと増水したCreekが現れた!
水深があって水量も多い。見た目は行けそうな気がするが、流れが速い真ん中までゆくと流されそうになる。
一旦戻って渡渉ポイントを探してみたが、良さそうな場所がない。

ここだけ流木が引っかかっていて、流木を手がかりにすれば向こう岸まで渡れるかもしれない。そう考えた。
サコッシュをバックパックにしまいCreekに入る。
途中まで行くと滑ってしまい腰まで水に浸かったので、一度引き返した。

振り返って見ると一気に行けば行けそうな気がしたので、もう一度トライしてみることにした。
今度はさらに進み手がかりとなる流木の枝にしがみつくことができた。

とその時、水流に流され態勢が崩れてしまった。
体が横倒しになり、流木にしがみついているのがやっとの状態。
態勢を立て直そうとするが、水圧が凄くて流されそうになる。
上体を起こしたいのだが、水圧に負けてのけぞったまま。

しばらく膠着状態が続いた。
水圧と水温でじわじわと体力が削られてゆくのを感じた。
時間が経てば経つほど、状況は悪化する。
体力が消耗する前に脱出しなければ。

私は賭けに出た。
このまま崩れた態勢のまま立て直そうとしても水圧に勝てない。
下流側に体を流して両手で流木を掴めば、水圧の抵抗が減り自由が効くようになる。
ただし、手を離したら全てが終わる。
下流には滝がある。

意を決して体を流す。水圧に負けそうになった。
態勢を立て直すため、杖2本は放棄して流した。
バックパックが水圧を受けて凄い抵抗になっている。
ここでバックパックを流してしまえば、体の自由が格段に上がるが、Creek脱出後の生存率が下がる。
なんとしてもバックパックは死守せねばならなかった。
二本の手で捕まりながら、じわじわと横移動して水流が弱いところまで行って、なんとか流木の山の上に体を引き上げることができた。

やった助かった!!

岸に上がると、着ている服がボロボロになっているのが分かった。

岸に上がった直後のようす。

服がボロボロになり、重要な浄水器が流されてしまったので、Mammoth Lakesまで引き返すことにした。
また渡渉する。こいつは丈夫な倒木なので、それほど危険ではない。

安全地帯に戻ると記念撮影。

服がボロボロ。
あと顔が煤けて髪がチリチリに焦げていたら、ドリフのコントみたいだなんて独りで笑っていた。

ああ、流されないで良かった。

今日も昼は狂ったように暑くて、道路脇に雪解け水の激流が流れこんでいた。

道路上でクマの足跡を発見する。

コイツはヤバイ。かなりのデカさ。

3日前通った時は除雪されていなかったが、今日通ってみるとブルドーザーで除雪した跡があった。
これでかなり歩きやすかった。

今日は前回と同じところに泊まることにした。
ここからだと1時間も歩けばスキー場に辿り着く。
あとは無料のシャトルバスで町に向かうだけだ。

さあて、今日は命拾いをしたから、生きていることをしっかり噛み締めながら眠るとしようか。

おわり

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