こんにちは。からあげです。
先日の飯豊山登山の記事アップに向けて作業を進めているところ。
時間が経てば経つほど記憶が薄れるし、おっさんのやる気がなくなってしまうので、急ピッチで作業中だ。
今日も天気は快晴だ。
朝から強い日差しが照りつける。
気がつけば、この駐車場で3晩も泊まってしまった。
快適な木陰が捨てがたいが、そろそろ移動することにしようか。
私もおっさんも飽きてきてしまったようだ。
それでは前置きはこれくらいにしておいて、今回は2日目の様子をアップすることにしよう。
飯豊山縦走登山 2泊3日(2016.8.5 2日目) 頼母木小屋から御西小屋まで大日岳ピストン
コースタイム
03:35 頼母木小屋発~03:55 頼母木山~04:20 地神北峰~04:35 地神山~05:05 梶川尾根分岐~05:30 門内小屋~06:05 門内岳~07:00 北股岳~07:30 梅花皮小屋~08:30 烏帽子岳~09:50 天狗の庭~10:45 御西小屋~12:05 大日岳~12:55 御西小屋(泊)
歩行時間 約9時間20分(休憩時間を含む)
登山ルート
本日は午前2時10分に起床した。
いびきが煩い人がいるかもしれないので耳栓をして眠った。
そのためスマホ目覚ましのバイブの音に気が付くのが遅れた。
人より先に起きて混まないうちに出発したかった。
夜中トイレに行くとき、ヘッドランプの機能にあるナイトモードを使ってみた。
ナイトモードとは赤色LEDランプが点灯するモードで、明るい白色LEDよりも目に優しく眠っている人の邪魔になりにくい。
最低限の明るさだけ確保出来ればいいので、問題なくトイレまで行くことが出来た。
起きると手早く荷物をまとめて取り敢えずザックに放り込んで外に出る。
まるで夜逃げのようにコソコソとする。
外に出ると満天の星空が広がっていた。
気温はそれほど低くはなく(20度を少し下回るくらいか)て多少風があるのみ。
風があって寒くなってきたので、無理せずフリースを着た。
気温が高めで湿度が低いので、夜露は下りていなくて、外のテーブルの上で楽に荷物を出し入れすることが出来た。
頼母木小屋を出発したのは午前3時35分。
思いの外、食事が早めに終わったため、かなり早めの出発となった。
まだ付近は真っ暗なので、ヘッドランプを点灯させたままで歩く。
ヘッドランプは広角モードの最低輝度として、手持ちのランプを持って歩く。
手持ちのものは1WLEDで電池は単4が1本のみ。
明るい割には電池の消耗が低いので、補助灯として多用している。
ヘッドランプの輝度を上げると明るくなって歩きやすいが、その分電池の消耗が多くなる。
踏み跡がハッキリとした道なら、多少暗くても歩くことが出来る。
地神北峰が近くなると付近は明るくなり始めた。
振り返ると杁差岳までの稜線が浮かび上がっている。
今日の天気も文句なしの晴天だ。
東の空が次第に明るさを増してきた。
雲海の上に山々の頂きが覗いている。
地神山の頂きから本日の縦走路を望む。
北股岳を越えて御西小屋までの行程だ。
日の出
雲海から太陽が昇って周囲を照らす。
梶川尾根の分岐から撮影した。
この分岐から梶川尾根方向に下って直ぐのところに扇の地紙(おうぎのじがみ)と呼ばれる場所がある。
胎内山(たいないやま)を越えると門内小屋(かどうちごや)が見えてきた。
門内岳直下にある避難小屋だ。
朝日を浴びている稜線を歩いてゆく。
小屋の手前で左手の尾根の下にテントサイトが見えた。
テントが一張あった。
まだ住人はいるようで中からゴソゴソと音が聞こえてくる。
小屋の手前にある物置小屋の屋根が陥没していた。
石を積み上げて作った石室で、雪の重みで壊れてしまったそうだ。
さあて本日1回目の小屋チェックいってみようか。
門内小屋 ~夏山シーズン中は管理人常駐~ かどうちごや
場所 門内岳直下(山頂北側約100m)
建物 鉄骨2F建て
収容人数 約40人
水場 あり
トイレ あり(バイオトイレ、男女別で1基ずつ)
宿泊料金
小屋 1,500円
テント 500円
注意事項
2016.8.5現在、屋根の雨漏りのため、2F部分の使用が制限されている。
管理人さんによれば、今シーズン中の早めに修理するそうである。
こちらが入口。
ハシゴに門内岳避難小屋と表示された看板が取り付けられている。
入口ドアは、内開となっている。
頼母木小屋とだいたい同じ大きさで造りも同じだが、かなり古め。
入って直ぐのところ。
右側が外の出入り口のドア。
左側(写真では手前)に小屋の中へと続く内扉がある。
内壁に若干カビが生えている。
入口の靴置き場。
サンダルと長靴が備え付けられている。
1Fの様子。
中央の通路の奥に鉄ハシゴが設置されている。
下はコンパネを張ってあるだけのシンプルな作りだ。
いくつかゴザが置かれていた。
2Fの様子
ハシゴで上に上がると雨漏り箇所にブルーシートが取り付けられていた。
手すりに新聞紙や雑巾が干されていて、奥にはバケツが置かれている。
シートが邪魔だが、雨が降らなければ利用することが出来るだろう。
天井の様子。
シートで覆われていて雨漏り部分を確認することは出来ない。
シートで雨水を集めてバケツで受けるようにしているのか。
外から見た様子。
あれ何か変だな。
なんと小屋の東側の屋根が剥がれていた。
季節風は西から吹くのに東側が剥がれている。
中央の重ねあわせた部分からいってしまったのか。いや。
強風の爪あと。
見た感じ東からの風で飛んでいったように見える。
古い屋根材の上から新しいものを被せている。
取り付けの釘が短かったのか、それとも下地材が傷んでいたのか。
入口と反対側にある冬期用出入り口。
右に見える小さな小屋がトイレ。
門内小屋には雨水回収システムが設置されている。
水がそれほど豊富にあるわけではないので、こうしてタンクに雨水を貯めているのだろう。
こちらが出入り口側の冬期入口。
門内小屋には冬期入口が出入り口側とその反対側に2箇所ある。
管理人さんによれば、今年の冬に屋根が剥がれてさらに入口のドアが破れて1階から2階まで中にぎっしりと雪が詰まっていたそうな。
この修理の跡を見ると、破れたドアというのは、東側にあるこの冬期の入口だろう。
日本海を通過した低気圧のため猛烈な東寄りの風が吹いたのか。
ちなみに、屋根の修理は今シーズン中の早いうちに行うそうだ。
ヘリコプターで資材を上げて修理を行うと言っていた。
それにしても管理人さんは単に通過するだけの登山者の私といろいろ話をして動向をチェックしていた。
おまけにダイグラ尾根の上部は滑りやすいので気をつけた方が良いというアドバイスを下さった。
登山者数が少ない山だから出来ることでもあるだろうが、飯豊の山を愛するからこそ出来るサービスだろう。
管理棟
小屋、テントの受付と飲み物などを購入することが出来る。
小屋から北東方向、赤旗を辿って水場に向かう。
途中、テントサイトを通る。
この奥の方にもテントが張れそうな開けた場所があった。
どちらも下は土で若干小石が混じっているような感じだ。
水場に向かって下りているところ。
小屋から歩いて約3分。
胎内山の斜面から出ている水。
水量は少ないが、冷たくて美味しい水だった。
水はちりとりで回収している。
ちりとりの柄がポイントなんだろう。
これだと位置の微調節がしやすい。
簡単かつ安価に出来るシステムだ。
雪渓から山々を望む。
この雪渓がある限り、門内小屋は水に困ることはないだろう。
小屋の近くに咲いていたミヤマトリカブト
避難小屋の南隣にあるのがトイレ。
ここも頼母木小屋と同じくバイオトイレとなっている。
男女別で1つずつ。
自転車による手動撹拌式で取り扱いは頼母木小屋と同様。
よし、小屋のチェックは終わり。
先に進むとしよう。
門内小屋を振り返る。
コンパクトにまとまった機能的な小屋だ。
門内岳(かどうちだけ)1,887m
門内小屋から直ぐに門内岳の山頂に着く。
山頂広場には社がある。
門内岳から北股岳の方向を望む。
本日歩いてゆく縦走路がハッキリと見える。
左手奥に霞んで見えるのは飯豊山(いいでさん)、地元では飯豊本山(いいでほんざん)と呼ばれている。
気持ちの良い縦走路を歩いていると時を忘れる。
振り返ると門内小屋が豆粒のように小さく見える。
北股岳の登り。
本日のポイントは北股岳、烏帽子岳、天狗岳の登り。
いかに登りで体力を消耗させないかが鍵となる。
本日の山行では大麦入りの白米が主食となっている。
玄米と比べると全然エネルギー量がなくて、考えもなしにガンガン歩いていると直ぐにヘバってしまう。
北股岳 2,024m
ちょっと手こずったが、体力を温存したまま北股岳の山頂にたどり着くことが出来た。
やれやれ。ザックを下ろして休むことにする。
山頂には大きな鳥居があった。
大きなケルンと三角点の杭
ケルンの先は男根をイメージしているのか。
歩いてきた道を振り返る。
北股岳でちょうど午前7時。ここが本日の中間地点だ。
おういん尾根方向を写す。
麓の湯の平山荘までコースタイムで5時間半。
なかなかハードな道のりだ。
石転び沢
今年は雪解けが早く残雪の状態が凄く不安定になっているらしい。
上級者以外は立ち入りを控えて欲しいという情報が飯豊朝日連峰の登山者情報に掲載されていた。
石転び沢のアップ
石転び沢は唯一沢を登るコース。
落石が多発する危険な場所で、傾斜が急なのでアイゼンとピッケルが必須装備となっている。
落石に備えてヘルメットの着用もした方が良いだろう。
今度北の方から戻ってきて余裕があれば、秋に石転び沢からテントを持って登りに来たい。
北股岳を下っていると鞍部に小屋が見えてきた。
梅花皮小屋(かいらぎごや)だ。
小屋の向こう側に見えるのが梅花皮岳と烏帽子岳。
それではおっさんの小屋チェック第2弾行ってみよう。
梅花皮小屋 ~夏山シーズン中は管理人常駐~ かいらぎごや
場所 北股岳と梅花皮岳の間
建物 鉄骨2F建て
収容人数 約40人
水場 あり
トイレ あり(水洗、小屋内)
宿泊料金
小屋 1,500円
テント 500円
北股岳を30分ほど下ると梅花皮小屋に着く。
小屋の手前と奥にテントが張れるスペースがあった。
手前のほうが石が少なく状態は良い。
小屋の奥(梅花皮岳方向)のテントサイト
石があちこち出ていて寝心地は悪そう。
おまけに地面は固くペグが打ちにくいように思えた。
避難小屋隣の管理棟
管理人さん不在で扉が閉まっていた。
留守のようなので、勝手に小屋を見学させてもらうことにしよう。
小屋入口側
ドアの横の壁に梅花皮避難小屋と表示された標識が取り付けられていた。
出入り口のドアは内開で石転び沢方向にある。
石転び沢の方向を撮影した。
上部にはほとんど残雪は見えない。
出入り口のドアを入ると小さな玄関になっていて、内扉を開けて中に入る。
中は明るく広々としている。
2階へ上がる階段は入口に近いところにあって傾斜は緩くて登り降りしやすかった。
2Fの様子。
一番奥にザック置き場の棚がある。
天井からは荷物を載せれるような網が下がっていた。
床板にはテープで線が引かれていた。
右奥に更衣室兼冬期の出入り口がある。
トイレは1F部分にある。
居住区とトイレはドアで隔てられている。
トイレは水洗で3つ(ハッキリとは確認せず。少なくとも2つ以上あり。)
出入り口の横の棚にはサンダルが備え付けられている。
トイレの外側の様子。
マンホールが3つある。
水洗ということは下に浄化槽が設置されているのだろうか。
水場は奥のテントサイトを抜けて梅花皮岳方面の分岐から下へ下る。
水場分岐から50mほどのところに水場あり。
水量は多い。
大きな桶が設置されているので、ここで洗い物もしやすい。
水は梅花皮岳から出ていて治二清水と呼ばれている。
奥に延びる踏み跡の方からホースで引っ張ってきている。
管理人さんからいろいろ話を聞きたかったが、留守なので仕方ない。
よし、梅花皮小屋のチェックは終わり、次に行こう。
梅花皮小屋を振り返る。
北股岳の岩の斜面が良い感じだ。
烏帽子岳(えぼしだけ) 2017m
梅花皮岳の登りからシンドくなってきた。
太陽が高くなり容赦なく日差しが降り注ぐ。
暑いし栄養が足りなくて足取りが重い。
北股岳を過ぎると一息入れる回数が急に多くなった。
烏帽子岳はその名の通り尖っていて厳しい登りだった。
泊まり装備の重荷が肩に食い込む。
休み休み歩いてなんとか烏帽子岳までやって来た。
烏帽子岳から梅花皮岳と北股岳を望む。
こうしてみるとそれほどアップダウンも少なくキツイ道ではないが、ザックの重さと暑さが堪える。
さあ、烏帽子岳を越えればあとは天狗岳に向かって緩やかに登ってゆくのみ。
ただし随分と距離がある。
ヤマハハコ
チングルマ
御手洗の池(みたらしのいけ)
この先、道が二段になっているところあり。
残雪の状態で道を選ぶ。
8月10日に滑落事故があったそうな。
残雪の消えたあとで生えてきたコゴミ
見るからに生命力に満ち溢れていて美味そうだ。
ミヤマカラマツ
天狗の庭を振り返る。
テントと登山道によってダメージを受けた湿原。
今は侵食の防止と緑化の作業が進められている。
ウサギギク
ようやく御西小屋が近くに見えてきた。
烏帽子岳からは本当にキツイ道のりだった。
ようやく重荷から開放されると思うと足取りが軽くなってきた。
本当にゲンキンなものだ。
御西小屋(おにしごや)
小屋に着くと早速受付を済ませる。
ザックを置いて大日岳をピストンする。
その前にタッパに詰めたご飯を食べてエネルギーを充填する。
管理人さんによれば、今日も混みそうだという。
取り敢えず指定された場所にザックを置いてウインドブレーカーと500mlの水入りペットボトルを持って大日岳に向かって歩き出した。
大日岳は飯豊連峰最高峰の山。
主稜線から外れているので、登山者はそれほど多くないという。
しかし、私が登ってゆくと次から次へと人が下りてくる。
みんな御西小屋にザックを置いて空荷で大日岳をピストンしている。
大日岳に取り付くと次第に急坂となったが、空荷であるためなんともない。
ペースを保ったままグングンと登ってゆく。
山頂付近にガスが押し寄せて来ている。
ガスに包まれるまでに山頂に行くことが出来るだろうか。
ミヤマリンドウ
山頂手前の登山道脇に咲いていた。
たくさんの真っ青な花に思わず目を奪われた。
大日岳(だいにちだけ)2,128m
飯豊連峰最高峰の山。
あいにくガスが多くて周囲の景色をよくみることが出来なかった。
御西小屋から大日岳まで約50分。
空荷だと気持ちいくらいスイスイと進むことが出来る。
オンベ松尾根のコース。
実川口に下山する。
麓の湯ノ島小屋までコースタイムで約6時間。
これまたタフなコースだ。
さらに湯ノ島小屋からはゲートまで実川沿いの林道を約3時間半も歩かなければならない。
西大日岳へ続く踏み跡。
ガスで景色がよく見えないので、御西小屋にさっさと戻ってゆっくりするとしよう。
それではこれからおっさんの小屋チェック第3弾いってみよう。
御西小屋 ~夏山シーズン中は管理人常駐~ おにしごや
場所 御西岳より西約400m
建物 2F建て
収容人数 約40人
水場 あり
トイレ あり(汲み取り式、2つ)
電波 docomo圏内(小屋の南東方向、喜多方市の方向に向けると感度良好)
宿泊料金
小屋 2,000円
テント 500円
最近、建て替えられた綺麗な小屋。
小ぶりだが非常に丈夫な作りとなっている。
基礎が高くて階段を上って中に入る。
入口のドアは内開き、入って直ぐの右手に管理人室あり。
奥のドアを抜けると居住区になる。
入って直ぐの左手にトイレがあるが使用不可となっている。
外の別棟のトイレを使用する。
内部の通路は必要最低限の幅しか無くてすれ違いはいっぱいいっぱい。
靴箱があって中に多数サンダルが備え付けられている。
1Fの様子
まだ11時を過ぎたばかりでほとんど中は空っぽ状態となっている。
(午前中に到着した時の様子)
上にはロープが付けられて衣類を干せるようになっていた。
2Fの様子
狭い階段を上がっていく。
通路がない分、2Fの方が広く感じる。
居住区の壁には番号が振ってある。
幅50cm、長さ180cmの極小スペースが一人分となる。
小屋の中ではガスストーブに限り使用可。
床を傷めないように敷物を敷いて注意して使用する。
部屋の端の方にこうした敷物の板が置かれていた。
小屋の裏側。
冬期用の出入り口は夏期の出入り口の方にある。
窓がたくさんあって小屋の中は明るい。
小屋の裏側の遠景
旧小屋の基礎が残されていて物干しロープが設置されている。
基礎は高さがあって風よけになるので、良い休憩場所となる。
ただし水はけが悪いので雨の日はダメ。
小屋の外に見える小さな小屋がトイレ。
小屋から10mほど離れたところにあるトイレ。
汲み取り式で匂いはキツイ。
使用済みの紙は便槽の中に捨てる。
小屋から離れているので、小屋の中まで臭うことはない。
小屋の内トイレは閉鎖されているが、若干の匂いがあった。
水場は御西岳方向、水と青ペンキで書かれたところをおよそ100m下ってゆく。
水場から御西小屋方向を写す。
意外に距離があって汲みに行くのが面倒に感じた。
御西岳の斜面から出ている水。
冷たくて美味しかった。
水量はまずまず。
季節によって水場の位置が変わるらしい。
テープで囲われた水源に入らないようにしよう。
こちらが小屋の裏、大日岳方向にあるテントサイト。
かなり広い。
石が多めなのでペグ効きは悪いと思われる。
それにしても小屋に後から後から宿泊客が押し寄せる。
その様子を見ていて大丈夫かと思ってしまった。
小屋の中は手狭なので、必要な荷物を持って外に出てシートを敷いてゆっくりする。
晩御飯は5時前に済ませておいた。
後は寝るばかりとなったが、宿泊者がまだ絶えない。
後から後からやって来る。
様子を伺っていると小屋の定員の9割近く埋まってしまった様子。
小屋の中の自分のスペースは狭くてとても快適に寝られそうにもない。
そこでテントサイトの片隅でシートを敷いて寝ることにした。
今回たまたまザックの底にテントのアンダーグラウンドシートが入っていて、シュラフカバーにもなるポンチョを持って来ている。
天気が良いのでテントがなくても問題なし。
昨日の頼母木小屋では夜露が下りていなかった。
シートとシュラフカバーがあれば、外の方が快適に眠ることが出来ると判断した。
小屋の外は多少風が吹いていたので、ウインドブレーカーを着てフードを被って眠った。
朝起きると風があって寒かったので、防寒着(フリース)を着た。
日没が近くなると視界は回復し周囲の景色がハッキリと見えるようになった。
写真は大日岳。
烏帽子岳の方を見ると風の通り道にガスが流れていた。
日が沈むと星空が広がった。
寝ながら星空を見ていると宇宙空間に吸い込まれそうな気分になった。
今日は長丁場でかなり体力を消耗した。
目を瞑っていると自然と深い眠りへと落ちていった。
コメント
隊長は、飯豊山のガイドができますね。
山小屋の料金なんかも紹介してくれて助かります。
あまりメジャーな小屋ではないので料金や宿泊環境に関して情報が少ないですね。
それにしても暑い、今日は、休日、ゆっくり休んでいます。
東北のお盆休みの混雑具合はどうですか?
ネットで下調べをしていると情報が少ないと思いました。
はい、かなり混んでいますね。
最高ですな。
はい。
こんにちは。
東の空がオレンジに色に明けてくる写真、きれいですね〜!
これはこの時にここにいた人だけが見られる景色ですね。
私は先日、山奥に二泊三日ソロキャンプ釣行に行って来ました。その時の満天の星空は絶句するほどのきれいさでした。
カメラ(TG-3)で撮ってみましたが、とても目で見たようには写らず、人間の目がいかに凄いかがわかりました。
映像や写真で見るのと、実際に自分の目で見るのは違うんだなとも思いました。
やはり自分の足で歩き、自分の目で見て感じることこそが大切なんだと実感しました。
カメラで写すとその劣化具合にびっくりしますね。
星空を写したいですが、三脚を使っても綺麗に撮れそうにありません。
第一級の資料として楽しく拝見させていただきました。
昨年晩秋の山行がリアルに思い出されました。
これからも愉しいレポートお願いいたします。
どうもありがとうございます。
紅葉の季節にまた行きたくなりました。