秋の涸沢2014年 後編 (北穂~奥穂~涸沢~徳沢~蝶ヶ岳~三股)

こんにちは。からあげです。

 

今日は台風接近で夕方から雨が降りそうな感じで雲が多くなっている。
昨晩休んだ道の駅はさすが3連休の初日とあって続々と車がやって来て駐車場本来の姿を取り戻していた。
道の駅は昼と夜の雰囲気がガラリと変わってしまう不思議なスポットだ。

では早速、昨日の続きをアップしようか。

秋の涸沢2014年

 

登山コース

9月30日(1日目)
三股登山口~蝶ヶ岳~横尾~涸沢(泊)

10月1日(2日目)
北穂高岳~涸沢岳~奥穂高岳~涸沢(泊)

10月2日(3日目)
涸沢~屏風のコル~徳沢(泊)

10月3日(4日目)
徳沢~蝶ヶ岳~三股登山口

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北穂高山頂付近で見かけた荷揚げ用のヘリコプター
3連休に備えてたくさんの荷物を運んで大忙しだ。

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北穂から見た奥穂高岳(おくほだかだけ)への縦走路

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南陵からは最低コルに向かって降下してゆく

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最低コルから涸沢岳の岩場を登ってゆく。
 
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上から一人降りてきた。
本縦走路一番の高度感のある場所だ。
 
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鎖と梯子のコンビネーション
 
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長い鎖場
日陰は雪が解けずに残っている。
 
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涸沢岳のピークが見えてきた。
 
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涸沢岳(からさわだけ)3,110m

白出のコル(穂高岳山荘)と北穂高岳の間の峰。奥穂高岳に次いで高い。涸沢方面から眺めると涸沢槍と呼ばれる鋭く尖ったピークが目立つ。9月後半頃に涸沢小屋周辺のナナカマドなどが真っ赤に紅葉し、涸沢槍とこの紅葉が撮影ポイントになり、多くの登山者が訪問する。

 
青空に吸い込まれていきそうな看板。
険しい登山道を歩きようやく涸沢岳の頂に立つ。
やれやれホッと一息つく。
 
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涸沢岳より北穂高岳への縦走路を望む
 
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涸沢岳から白出(しらだし)のコルに向かって下降する。

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やって来ました穂高岳山荘

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山荘を出て直ぐの梯子は高度感がある。
山岳ボランティアの人がそっと登山者を見守ってくれている。

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登り始めの梯子場を過ぎればあとはなだらかな登りとなる。

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奥穂高岳(おくほだかだけ) 3,190m

富士山・北岳に次いで日本で3番目の高さを誇る。長野県と岐阜県の最高峰。穂高神社の主祭神「穂高見神」が降臨した場所とされ、嶺宮が置かれている。南方へ続く稜線には、馬の背、ロバの耳、ジャンダルムなどの難所がある。

Wikipediaより

日本第3の高峰、奥穂高岳山頂までやって来た。
100名山で山頂からの景色が良いので、凄く人気のある山。

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西穂高岳方面
飛び出した岩場がジャンダルム。
一般登山者の接近を拒むかのように険しい岩で身を固めている。

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上高地(かみこうち)方面
今日も御嶽山(おんたけさん)は噴煙を吐き続けている。

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前穂高岳(まえほだかだけ)への縦走路

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槍ヶ岳(やりがたけ)方面を望む
何度見ても飽きない景色だ。
山頂付近は風が強くて寒いので山荘まで下山して休憩することにした。

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ちょっとお昼休み。
サッポロ一番塩ラーメンに鯖の水煮缶。
涸沢を見下ろしながらの食事を楽しむ。
 
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食事を済ませると穂高岳山荘をあとにする。
自然石で積まれた石垣はまるで要塞のように見える。
 
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急なザイテングラートを下降する。
 
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前穂高を写す。
険しい北尾根が男心を擽り否が応でも気分を盛り上げる。
 
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涸沢に戻ると早速シュラフを天日干しして一夜の安眠を確保する。
 
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涸沢は日が短い。
限られた日照時間を大事にする。
 
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太陽が山陰に隠れると急激に気温が下がってくる。体を冷やさないように防寒着を着こむ。
 

10月2日(3日目)

 
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朝日に染まる穂高の山々
 
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今日は涸沢から徳沢(とくさわ)までの短い道のりだ。
心のなかで涸沢ヒュッテと涸沢小屋に別れを告げる。

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屏風のコルに向かって徐々に高度を上げてゆく。

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そのままスルーするのは勿体無いので屏風の耳に寄ってゆく。

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屏風の耳より涸沢を見下ろす。
とんでもない爽快感だ。

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パノラマコースを下山し徳沢付近の新村橋(しんむらばし)に差し掛かる。
(奥又白(おくまたしろ)ルートを開いたクライマー新村正一さんの功績を称えて名付けられた橋)
あともうすぐゴロゴロ出来る!

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お昼前に到着した徳沢園(とくさわえん)。
受付を済ませテントを設営する。

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広々とした開放的な草地のサイト

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徳沢テントサイト

サイト利用料 一人 700円
水         給水施設あり
トイレ       付近に公衆トイレあり

草地のサイトなので、下がフカフカで安眠間違いなしのサイト。
水も豊富で無料なのが有難い。
蝶ヶ岳ヒュッテは水が有料なので手前の徳沢で泊まることにした。

参考リンク 徳沢園HP(キャンプ場のページ)

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テントを設営して一眠りするとお腹が空いたので晩御飯の用意をする。
コッヘルの上の鯖の水煮缶はフタが外れないための重しで食べる訳ではない。
(単なるケチではなく、下りの非常食としてとっておくことにしただけ。)

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徳沢ロッヂ(チに点々)
徳沢園に較べて閑散としている。
このロッヂの目玉は外来入浴出来るということ。

徳沢ロッヂ外来入浴

午後4時30分から午後8時まで
(受付終了午後7時30分)
入浴料 中学生以上 600円

こんな奥地にありながらリーズナブルな入浴料大変有難い。

参考情報
上高地公式ウエブサイトのページ

 

10月3日(4日目)

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今日は蝶ヶ岳(ちょうがたけ)を越えて下山する。
まずは長塀尾根(ながかべおね)の登り。
急な登りを過ぎて傾斜が緩やかになってきた。

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ようやく長塀山に到着。
これから山頂までもう少しだ。

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樹林帯を抜けるとヒュッテが見えてきた。

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蝶ヶ岳山頂にやって来た。
風が強くて寒いので山陰に避難することにした。

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下山する前に大滝山(おおたきやま)の分岐で早めの昼食タイム。
早ゆでパスタにゆで汁で作った味噌汁。

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じわりじわりとガスが上がってきた。
蝶ヶ岳方面から見る常念岳(じょうねんだけ)は台形のような形をしている。

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そしてガスに包まれた。

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ようやく辿り着いた三股ゲート前

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出発する時は車は3台くらいだったが、戻ってみると満車
状態になっていた。
びっくりたまげた門左衛門だ。

 

ふぅ~画像を貼りまくったので長い記事になったな。
これから台風が接近するのでどうしようか考え中。
早めに戻るかそれともやり過ごしてから再度登山でもする
か。
どうしようかな。

 

 

旧ブログよりコメント貼り付け

こんにちは。

>たんちんさん
奥穂へ登る時はこの梯子付近が要注意ポイントです。
>夢想おじさんさん
こちらこそどうもありがとう。
元気が出ました。
いつもリアリティな記事をありがとう、自分が現地に行ってるような気分になりました。

No title

迫力ある画像です。見たるだけでも怖い穂高岳山荘の梯子。
秋の涸沢2014 前編(三股~蝶ヶ岳~涸沢~北穂高)
2014年9月30日から10月3日(3泊4日)秋の涸沢へ 北穂高岳から奥穂高岳へ縦走 今日は前半部分をお届けします。

 

おわり

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