こんばんは。からあげです。
今日はどうしてもアップしておきたいネタがあったので、ブログ更新した。
みちのく潮風トレイルで曲げてしまったトレッキングポールを修理したのだ。
結果は失敗だったが、自分で納得できたので良かった。
それでは朝のようすから書いてゆくとしよう。
今日は朝のトレーニングついでに郵便物を出しにゆくことにした。
定形外郵便と現金書留だ。
成人の日で一番近くの郵便局は休みなので、本局まで持って行った。
休日の窓口は意外と混んでいて、何人か待ってようやくあと1人となった。
前の人は可燃物の袋に定形外郵便を詰めていた。
そのようすを見て、ネットオークションの品物を出しに来た人だと分かった。
ゴミ袋の口をなかなか開けられずにゴソゴソやっているもんだから、それくらい並んでいる間に開けておけよ、やれやれと思っていた。
おばさんはなぜか、レジでも金額が表示されてから財布を取り出す。
荷物は6,7個あった。
郵便局の人が1つずつ量って合計金額が表示されると、おばさんがゴソゴソしてお金を払った。
まあどんくさいおばさんだったが、ここまでは我慢できるレベルだった。
それからついでにと、書き損じのエクスパックを切手に交換して欲しいと言い出した。
郵便局の人とああだこうだとやり取りを始める。
手数料がいくらだとか、82円切手で残りの端数を52円切手で欲しい。追加のお金は出したくないとか。
このまま放っておくとさらに10分以上は待たされそうだった。
私の後ろには1,2人が待っていただけだったのに、いつの間にか長い列ができてしまっている。
このアホな時間泥棒に付き合っていられない。
そんなのどうでもいいから、早くしてください!
私はおばさんによく聞こえるようにハッキリと言った。
そうすると、さっきまでのウダウダしていたのがピタリと止んで、郵便局の人がさっさと片付けてくれた。
前のおばさんは、去り際私の顔をじろりと一瞥して去って行った。
一回り以上年上だというのに、自分のことしか考えられないような人間だった。
多分、あれは古着。宛先はバラバラで汚い字だった。
こ汚いデパートの包装紙かチラシの裏に包まれていた。
ああ、コイツはロクでもない出品者だと分かった。
全てが三流以下。
トレッキングポールの修理を行う。
みちのく潮風トレイル12日目、田老の町を過ぎて山道に差し掛かった時、枯れ枝に引っかかって転倒しトレッキングポールを曲げてしまった。
曲がっただけだったので、最後まで使用することができて非常に助かった。
ザックの重さと季節外れの暑さでかなりバテていて転んでしまったのだ。
実家に行ったら直そうと思っていたが、やる気がおきなくて今日まで放置していた。
昨日は冷たい雨が降る寒い1日だったが、今日は凄くいい天気で、ジョギングしてきて気分爽快だったので、勢いに乗って作業することにした。
これが曲がってしまったトレッキングポール。
ブラックダイヤモンドのトレイルというスタンダードなやつ。
安くて丈夫で汎用性が高いモデル。
3つのパーツに別れていて、真ん中の2段目が曲がってしまった。
通常、使わない時は縮めることができるが、曲げてしまったので縮めることができず、トレイルを歩いている時はずっと伸ばしたままだった。
曲がった部分のアップで写す。
見た感じ素直な曲がり方だ。
私みたいにひねくれていない。
これなら簡単に直りそうだと思った。
トレッキングポールは中空のアルミ製パイプ。
火で炙って熱した状態で、バイスに挟んで曲がりを伸ばす。
曲げたあとで手で元に戻そうと力を加えて見たが、全然ビクともしなかった。
カセットボンベに付けるガスバーナーを小屋に忘れてしまったので、ガスストーブ(ST-310)で炙ることにした。
風が出てきたので、アルミ風防を使用する。
ポールをくるくる回しながら曲がった部分(10cmの範囲)を炙った。
そしてウエスを付けたバイスに挟む。
回転させて位置を変えて挟むを繰り返す。
一気にやるとポールを傷めてしまうので、炙ってはバイスで挟むを繰り返す。
見た目ではかなり直ったと思っていても、定規をあてると歪みがよく分かる。
グリップ側に収納することはできたが、先の部分を収納できない。
僅かな歪みでもダメだった。
さらに炙る。
遠目で見るとほぼ真っ直ぐ。
いい感じなのだが。
半分くらいまでゆくと、途中で引っかかってしまう。
さらに炙る。
この頃になるとかなりヤケになっていた。
ポールもおっさんの頭もホットだった。
今考えると、これくらいで止めておくべきだった。
うぬぅ~。よし入ったぞ!
かなり強引に入れた。
ここで驚愕の事実が発覚。
なんと先端側の一段目も歪んでいたのだ!
定規を当てると曲がりが分かった。
この曲がりは微妙で修正は難しい。
しかし、作業を強行する。
炙ってバイスに挟むを繰り返す。
ハッキリとした曲がりを伸ばすのは比較的楽だが、微妙な曲がりを直すのは非常に難易度が高い。
結局一段目はそのままにしておいて、二段目の歪みを再度とることにする。
ストーブで炙っては挟むを繰り返す。
作業の途中で嫌な予感がしたので、炙った箇所をよく見てみた。
すると亀裂が入ってしまったではないか。
バイスで挟んだときの感触がおかしかった。
角度を変えてもう1枚。
目で見ると、だいたい真っ直ぐ。
しかし、途中で引っかかってスムーズに伸ばしたり縮めたりできない。
これ以上やっても状態は良くならずに、悪くなる一方だと思われた。
今回はこれくらいにしておくことにした。
修理は失敗に終わったが、なぜか気分は晴れ晴れとした。
何もせずにパーツ交換して修理完了とはしたくなかった。
トレッキングポールの曲がりの修理は、スキーのポールと違って、縮める必要があるので精密さが必要とされた。
単に火で炙ってバイスで挟むという方法だと、微妙な歪みがとれない。
何度も加熱を繰り返してバイスで挟んだため、金属疲労を起こしてひび割れてしまった。
今回の修理で強度がかなり落ちたと思うので、今後の使用には注意が必要だ。
何度か使ってみて本当にダメだったら、パーツ交換しよう。
先端部も炙って修正しようとしたため、余計に変に曲がってしまったような気がする。
ここは1段目と2段目の2つを変えた方が良さそうだ。
しかし、パーツ代を考えると、かなり傷んできたポールにお金をかけるのは勿体無いような気がする。
どこかに同型が落ちていないものか。
ポール修理をしていると、いつの間にかお昼を過ぎていた。
お腹が減っては良い作業はできない。
ご飯を食べよう。
今日のお昼も鏡餅。
私が家に入ると餅が3切れ残っているだけだった。
鏡餅を切って食べられるようにしておくと、おかんと兄貴がドンドンと食べてしまって私の分がなくなる。
たくさんあった鏡餅はどこに行ってしまったんだ?
仕方ない新しい奴を切るとしよう。
この鏡餅は今年の分だけあって、柔らかくて切りやすかった。
硬めのチーズを切っているような感じがした。
鏡餅の処理終了!
新しい餅を焼いて食べてみると、柔らかくてかなり美味い。
賞味期限切れの餅とは全然違った。
刃こぼれした鎌を研ぐ
餅を食べて昼飯を終えると次なる作業を行う。
長い間留守だった小屋に戻って半年ぶりに草刈りをした時、硬い草や木を強引に切って刃こぼれさせてしまった。
私の扱いが悪くて刃を傷めてしまったのに、捨ててしまっては申し訳ない気がする。
グラインダーで整えてから砥石で研ぐことにした。
物置の道具置き場。
この奥にグラインダーがしまってある。
邪魔な荷物を出すと奥の方からグラインダーが顔を覗かせた。
作業台にグラインダーをセット。
なんでこんな物があるのか。
親父が長年せっせと集めた道具のほんの一部なのだ。
グラインダーは工作に便利なのでとっておいた。
作業台の上に置いただけだと振動でずれるので、クランプで固定した。
これで良し。
これが刃こぼれした鎌。
刃がボロボロになってしまった。
グラインダーで削っているところ。
これは単に写真用で火花を撮りたかっただけ。
片手で作業なんてできない。
注意!!
グラインダーを使用する時は、巻き込み防止のために、素手か革手袋を着用して作業する。
画像のように軍手での作業は、砥石に巻き込まれて重大事故を引き起こす可能性あり。軍手は毛羽立っているので、砥石に巻き込まれやすい。
ざっとグラインダーで削って刃先を整えた。
チマチマとした作業はおっさんに任せろ!
目の粗い砥石でゴシゴシ研ぐ。
始めは研ぐというより削るという感じだった。
何度も何度も研いでみたが、全然切れ味が復活しない。
何度か試行錯誤してようやくグラインダーで刃を整える作業のコツのようなものがちょっとだけ分かった。
始めにある程度グラインダーで整えておかないと、研いで切れ味を良くするのは大変な作業だと感じた。
取り敢えず切れればいい。
切れ味を楽しむくらいまでだと、時間をかけて研ぐ必要がある。
実用レベルまでにはなったので、今回はこれで終了!
さあて、今日はもうパソコンはいいや。
寝袋に入ってゴロゴロしようか。
おわり
コメント
隊長は、何でも屋、便利屋もできますね。
曲がったトレッキングポールみたいに人の一生、性格も真っ直ぐになれば、生きやすいですね。
しかし真っ直ぐな性格だと折れやすいんですよ。
多少曲がっていたようが折れにくいです。
雪の下になっているハイマツがそうです。
だから捻くれた性格の方が良いんです。
隊長は、ウンチクあるー!
はい、ウンチもいっぱい出しますよ!
安全のことなので、まずスミマセン、グラインダー作業の時は軍手をしてはいけません、
砥石に引っかかって重大事故になるケースが有ります、火花だと小さなやけど程度で済むので素手か皮手袋で作業されることをおすすめします。失礼しました。
わざわざ知らせて頂いてどうもありがとうございます。
確かにそうですね。注意書きを加えておきます。