こんにちは。からあげです。
昨日、ようやく我が家も電気のある暮らしとなった。
特に用事もないのに何度も車に行ってコントローラーのランプを見てニヤニヤしている。
自分はじっとしているのにソーラーパネルが働いて発電してくれる。
何だか凄く嬉しい。
子供の頃、ソーラー発電なんて遠い未来のことのような感じがしたが、おっさんになった今では誰でも気軽に発電出来るようになった。
技術の進歩に感謝だな。
今日は雨が降ったり止んだりの落ち着かない天気なので、作業は止めにした。
空模様を伺いながらの作業は集中出来ない。
最近、小物類がゴチャゴチャしてきたので整理してみた。
西側の荷物置場にかけてあったブルーシートの端をロープで引っ張って水が溜まりにくいようにした。
軽トラの荷台のシートを見て思い浮かんだアイデア。
ところで今朝、朝食を食べながら考えていたことがある。
ようやく電化されて快適な暮らしが出来るようになったのはいいが、ちょっと贅沢過ぎやしないかということだ。
これまで土地を購入し山小屋を建て、ローコストで尚且つ快適で便利な暮らしを目指して頑張ってきた。
お気に入りのモノに囲まれた生活は良いのだが、一個人でこんなにもモノを所有していいのだろうかという疑念が湧いてきた。
世界には飢えに苦しむ多くの人達がいるというのに。
そこで、もし100万円分の財産しか所有出来ないとしたら、何をとるかについて考えてみることにする。
土地、山小屋
一人で住むには広過ぎる。山林は宅地に較べて安かったとはいえ土地は高すぎて完全にオーバーする。
よって土地や建物はいらない。
車
今までいろいろ自分で整備したり手を加えてきたジムニーだが、ガソリン代やオイル、タイヤなどの消耗品代も馬鹿にならないし、税金も高い。
燃費の良いスーパーカブがあればいい。
登山道具
道具が増えてきてメンテや収納場所に困るようになってきた。
ザック、登山靴、雨具、テント、シュラフ、炊事道具などの基本の道具だけあればいい。
ノートPC、スマホ
これは生活必需品なので厳選されたものを持つ。
ハイスペックなノートPCとモバイル用の使いやすいスマホがあって何処でも通信出来ればいい。
衣類
夏冬それぞれ2セットづつあればいい。
傷んできたらその都度買い替える。衣装ケースにたくさん入れておく必要はない。
本、雑誌
どうしても読みたいもの以外は図書館などで読む。
購入した場合は読み終わったら処分するか、スキャンして電子化する。
現金
そんなにたくさんのお金はいらない。お金よりも道具の方がいい。
半年くらいの生活費より少し多めの50万円があればいい。
最終的に所有するのは、
現金50万円、スーパーカブ、登山道具、ノートPC、スマホ、最低限の衣類
これくらいになると思う。
90Lのザックに道具を詰め込んでカブに乗って気ままな旅に出かける。
使わない荷物はトランクルームのオンライン版のようなHIROIEに預けて、必要になったら旅先で受け取るようにする。
みんなが財産を100万円分しか所有出来ないようになれば、働いてお金を稼いでも無意味となる。
必死になって働く必要はなく、生活に必要な分だけ必要な時に稼ぐだけになる。
みんながあくせく働かないので、いつでも仕事にありつくことが出来る。
過度な競争とは無縁の社会になる。
定住したい人は平地の便利なところに狭小住宅をセルフビルドして住む。
ちょっと山手の方に行けば誰の所有物でもない広大な土地が広がる。
私はそんな誰の物でもない山に分け入って好きなところにテントを張ってしばらく滞在する。お金がなくなれば町に下りて短期バイトで必要な分だけ稼ぐ。
その土地に慣れて新鮮味が薄れてきたら、また新たな土地を求めて旅立ってゆく。
そんな世界を私は求めている。
富の一極集中によってこの世の中は住み辛くなってしまった。
来るものは誰も拒まないそんな開放的な場所が世界のどこかにあるだろう。
私はそんな楽園を求めて世界に旅立つ。
おわり