こんにちは。からあげです。
日本出国まであと2週間となってしまった。
それなのに準備はなかなか進まずイライラが募っている。
体調不良の原因はストレスかもしれない。
ポンチョの自作が終わって一段落したので、昨晩から補給計画を練っているところ。
寝袋に入りながらあれこれ考えを巡らせても、事前に準備するのは非常に効率が悪いように思えた。
計画どおりにゆくとは思えないし、計画通りに行かないと逆にイラついてしまいそう。
必要最低限の準備だけして、あとは現地で対応するのが良いという結論に達した。
そう、いつもの行き当たりバッタリでなんとか乗り切る。
詳しいことは現地に行ってから考える。
とりあえず、アメリカに渡ってサンディエゴの宿まで行こう。
サンディエゴで3泊するので、その間に準備を済ませることができる。
これは10年以上使ってきたひげ剃り。
正確には11年と少し使った。
外刃を1回だけ替えただけで、ここ最近は切れ味が悪くて髭を伸ばすと後で剃るのが大変だった。
それにバッテリーがヘタっていて、冬は電源に繋がないと動かない状態だった。
親父のひげ剃りを使うことにした。
コイツもかなり古いのだが、使い込んだようには全然見えなかった。
試しに髭を剃るとムチャクチャ切れて凄く快適だった!
このひげ剃りなら少なくとも5年は使えそうだ。
替刃は高そうだから、傷めないように大事に使うとしよう。
コツコツ小物類の準備を始める。
今日は朝から小物類の準備をしていた。
だいたいのリストは頭の中にできあがっていたのだが、実際に揃えるのは初めてだった。
新たにUSBメモリを購入しようと、あれこれ見比べてじっくり選んだ。
今回、PCTで使用するスマホはNexus5x、6.4インチのXperia Z Ultraとどちらにしようかとずいぶん悩んだのだが、軽くて新しいNexus5xを持ってゆくことにした。
(2つもスマホがあるから悩むのだ。SIMフリーのスマホが1つあればいい。)
スマホを活用すると荷物のさらなる軽量化をできるので、パソコンとスマホ両方で使えるデュアルUSBメモリ持って行くことにした。
デジカメ写真やPDF地図データのバックアップも欲しい。
バッテリーの余裕のある時に、スマホからデータをUSBメモリに移しておくことができる。
折りたたみバケツを作る。
使い倒したプラティパス(2L)をハサミで切った。
飲料水を汲む時や川で洗濯する時に便利。
先輩ハイカー達のアイデアを真似した。
このプラティパスのバケツは、自立するし注ぎやすくて凄く使いやすそう。
かなり傷んでいるので、穴が空いたら使用中のプラティパスをバケツにすることにしよう。
アメリカ最大のアウトドアショップLEIに立ち寄る機会もあるので安心だ。
ミニ裁縫道具セットを作っているところ。
予備の針も1本持って行く。
折りたたみナイフはレザーマンのSQUIRT PS4。
重さは56g。
ペンチ、はさみ、ナイフなどが付いている。
他にビクトリノックスも持っているが、ハサミとペンチが付いているレザーマンにした。
ナイフの刃の長さは約4cmと短いところが気に食わないが、ハサミとペンチを使いたい。
靴の修理には、太い帆布用の縫い針を使うが、針を差して引き抜く時にペンチがないと作業しにくい。
みちのく潮風トレイル(12日目)宮古市街手前のメモリアルパーク中の浜で泊まった晩にウォーキングシューズの修理をしているところ。
ソールが少しずつ剥がれてきたので、丈夫な麻糸で縫って補修した。
意外に持ってくれて、釜石市街(21日目)で新たしい靴に買い換えるまで問題なく履くことができた。
ナイフのハサミだが、よく見ると先が尖っている。
これで鼻毛を切っていたら流血しそうだ。
専用の鼻毛バサミを持つと嵩張るので持ちたくない。
ヤスリで磨いて先を丸くした。
これなら誤って刺してしまうことはないだろう。
これで鼻毛切りバサミを持っていかなくてよい。
鼻毛を伸ばしていると、みっともないし、鼻がモゾモゾして落ち着かない。
折りたたみナイフは、笛と一緒に靴紐に通してサコッシュに入れて持ち歩く。
これで鼻毛切りハサミは不要。
北海道にゆく時、金属製の爆音ホイッスルを購入したが、重さが15gもあった。
若かりし頃買ったエバニューの薄っぺらいプラスチックの笛は8gだった。
プラスチックの笛は音が小さいが、軽くて変にゴツゴツしなくて持ち歩いても気にならない。
靴紐は8g、予備として付けておく。
(靴紐が切れる前に靴の方が駄目になるだろう。)
続いて鏡。
普段は右の折りたたみ式の鏡を持ち歩いているが、重さはなんと27gもある。
ということでステンレスの薄板(0.1mm)を適当な大きなにカットして鏡として用いることにした。
ステンレスの薄板は、アルコールストーブの風防兼ゴトクを作る時に購入したものだ。
まだたっぷりと残っている。
薄板をそのまま袋に入れておくと表面が擦れて曇ってくるので、茶封筒で専用の収納袋を作った。
ステンレス薄板の鏡の重さは2g、袋は1g、計3gだ。
折りたたみ鏡と比べて、なんと24gの軽量化に成功した!
ただ表面が曇っているので、このままだと使いにくい。
できるだけ身だしなみを整えてヒッチハイクの成功率を上げたい。
そこで金属磨きのピカールで磨くことにした。
これで磨くと曇った表面もピカピカになって鏡のようになる。
船に乗っていた時、暇になるとピカールで金属パーツを磨いていた。
あちこちピカピカになると凄く気持ちよかった。
ウエスにピカールを付けて、腰を入れてゴシゴシと磨く。
そして最後に綺麗なウエスで乾拭きをすると。。。
このように鏡のようにピカピカになる。
さすがピカールだ!
使う時は指の脂で汚さないように端っこを持って使う。
この薄板。丸くコイル状にしているため、若干の反りが残っている。
それが拡大鏡になったり、縮小して顔全体が写ったりして、凄く使いやすい。
自分でもビックリした!
鼻毛カットの時は拡大鏡、ひげ剃りの時は縮小鏡を使う。
しかも収納袋込みでたったの3g。
これを見栄え良く製品化したら、大人気商品間違いないだろう。
今度はサングラスの修理。
おっさんは視力(0.1あるかないか)が凄く悪くて常時メガネを掛けている。
度付きのサングラスは高いので、クリップで挟んでメガネに付けられるクリップオンタイプのサングラスを愛用している。
確か1,500円くらいで購入したやつだ。
度付きサングラスだと3万は下らない。
視力が悪く分厚いレンズになるため、安価なガラスレンズを選択できないのだ。
クリップオンのサングラスは、財布のアンチ軽量化に役立ってくれる。
クリップのところに付いていたゴムが剥がれてしまったので、ビニールテープを巻いて使っていた。
これだといつ外れるか分からない。
テープなしの状態だとクリップのグリップ力が低くなって、ちょっとした風でも飛ばされそうになる。
100均で購入した虫ゴム。
なんで虫ゴムと言うか分からないが、自転車のチューブのバルブに付けるゴムのことを言う。
径がピッタリなんじゃないかと以前から思っていた。
視界に入っても目障りじゃない黒いゴムにしたかったのだが、黒い虫ゴムなんて売っていない。
贅沢は言ってられない。
虫ゴムを付けたところ。
クリップにジャストフィットした。
クリップのグリップ力が格段に向上し、眼鏡のレンズにも傷が付きにくくなった。
なんとmade in USAだった!
別にアメリカで作る必要はないだろうに。
メガネに取り付けたところ。
多分、メガネを付けてのハイキングは今回が最後になるだろう。
アメリカから帰ってきたら、レーシックの手術を受けようと決めた。
(ただし、踏破できたらの話)
視力が凄く悪いので、メガネ無しだとせっかくの景色が何にも見えない。
それなので、今回は予備のメガネを持って行く。
雨が降ったり、寒かったりすると、すぐにメガネが曇るので鬱陶しい。
手術で視力が回復するものなら、試しにやってみようと思った。
自作の収納袋も作って合わせて13g。
まあまあの重さだ。
マジックテープでフタを留められるようにして落ちないようにした。
薬局に買い物に行った時、水洗いOKの充電式のバリカンを見つけた。
1500円という激安価格だったため、なんも考えずに購入してしまった。
家に帰ってよく見るとAC100V専用のアダプタだった。
アメリカはプラグの形状は同じだが、電圧が120Vと日本より高くなっている。
使えないことはないだろうが、中国製なので火を吹くことも考えられる。
アメリカで火事を起こしたら大変だ!
バリカンはアメリカに着いてから買うことにした。
やっぱりそっちの方が安全だ。
バリカンはバックパックの中に入れて持ち歩か訳ではない。
バウンスボックスに入れて町に着いた時に使うことにする。
歯ブラシ2本。
まさか自分が歯ブラシの柄を切ることになるなんて思いもしなかった。
そこまで軽量化するか!と、軽量化オタクのことを内心馬鹿にしていた。
気がついたら自分もオタクになっていた!!
普段山に登る時は歯ブラシなんて持って行かない。
さすがに今回は5ヶ月と長いので、歯ブラシを持って行って歯を磨くことにした。
歯磨き粉は使わずにブラシで擦るだけ。
ギコギコ。
ノコギリで歯ブラシの柄をカットしてみた。
うむむ、まだまだ長いな。
もう少し切ろう。
最終的に僅かに膨らみを残し、半分くらいの長さまでカットした。
切り口はヤスリで磨いて滑らかにした。
重さを量ってみると、なんと3g。
カット前は10gだったので、7gの軽量化に成功した。
これだけ短くても歯は磨ける。
柄が短くなった分、小回りが効いてかえって磨きやすくなった。
小物類を用意したところ。
これを小型のタッパに入れて、さらに他の小物と一緒に収納袋に入れておく。
小さいものは失くさないように、ハードケースに入れておいた方が良い。
SIMカードやピン、アダプターは紛失しやすいので注意する。
100均タッパの一番小さいやつをケースとした。
これに入りきらないものは持ってゆかない。
入るだけ。
とりあえず、今はこれだけ。
あとはもう少し増えるかな。
IIJMmio(音声通話付きSIM)は番号維持のため、解約せずに持っておくことにした。
そのため、外したnanoSIMカードを失くさないように持っておく必要がある。
バウンスボックスに入れても良いが、行方不明になってしまうことも考えられる。
国際ローミングで音声通話することができるので、非常用回線として手元に持っておきたい。
(まあ、その時は日本に戻ってきてから再発行してもらえばいい。再発行手数料3,000円)
今日はああだこうだとゴソゴソと小物類の作業をしていると終わってしまった。
もう残り時間が少ないので、できることだけやるとしよう。
適当にバックパックに放り込んでみたが、まだ替えの下着を用意していないことに気がついた。もう衣類なんかはどうでも良くなってきた。
今まで着古したやつを持っていってアメリカで処分してくることにしよう。
昨日、航空券のeチケット(電子版の航空券)がメールで送られてきた。
昔と違って紙じゃないので、プリントアウトしたものを紛失しても印刷し直せばいいので助かる。帰りの航空券は、ロサンゼルスに戻ってきてからどこかで印刷したらいい。
さあて、ブログばっかりしていないで、電子書籍の訂正をするとしようか。
おわり