Trailを離れてSacramentoにやって来た

こんにちは。からあげです。

 

Sierraスキップを決めてからなんとなく気分が重たい。
絶対にスキップしないと意気込んでいたが、死にそうになってコロッと考えが変わった。
ハイカーなのにTrailを離れて2日が経つ。
歩いていないと健康な精神を保てないようになっている気がする。

朝、6時過ぎに起きて活動を開始する。
フリップフロップに備えてスムーズにことが運ぶか詳細を検討する。
問題ない!よし、これで行こう。

6日分の食料をほとんど消費せずに町に下りたので、食料があまりまくっている。
どこかに食べに行かずに、共同のキッチンで食事を作ることにした。
マルチャン、ツナ、マッシュポテトだ。

マッシュポテトを1袋まるごといれたため、コッテリと濃厚な感じとなった。
凄い粘度だ。

マルチャンにマッシュポテトは相性がいい。
昨日、ヒッチして拾ってくれたJOEも絶賛していた。
これはイケる。
マルチャンに何か加えたかったが、乾燥わかめや切り干し大根なんてアメリカにあるわけなく、困っていたところだった。

Bounce Boxを抱えてホステルを出る。
いつの間にか不用品箱と化してしまったBounce Boxが鬱陶しくて仕方がない。

Post Officeに行く前にアウトドア用品店に寄って浄水器を購入した。
Sawyer squeezeは最後の一つだった。
消費税込みで約40$。バックパックを放棄するより凄く安上がり。
(本当は涙目のおっさん)

POは町の外れの方にあって歩いて30分。
なんと1mileも離れていた。

ここは本局ではなく支店。
South Lake tahoeの本局はハイカーを嫌っているとPCTHandbookに書いてあった。YOGIが敢えて書くくらいだから、相当酷い対応なのだろう。
アメリカの酷い人間を見てきたので薄々どんな感じか分かる。

テープでぐるぐる巻にされたダンボール箱。
Priority MailのFLATRATE Medium。

箱の中身の8割が不用品。早く日本に送り返したい。

JOEの話によると、South Lake Tahoeは第2のLas Vegasを目指しているようで、大きなホテルに入っているカジノが目立つ。
Las VegasになくてSLTにあるもの。それはスキーResort。

これまで数多くの人間の人生を飲み込んできたことだろう。
私は博打はもうやらない。
普通にハイキングしている方が刺激的で楽しい。

POの行き帰りで時間を取られ、戻って来たときには11時を過ぎていた。
checkoutの時間は知らないが、かなり遅くなってしまった。
延長料金をとられないうちに、さっさと退散するとしよう。

ホステルの近くはスキーResortとなっていて、Restaurantやショップなどが立ち並んでいる。
夏でもゴンドラが運行していて、山上までらくらく行くことができる。

おいおい小さな子供だが、大丈夫か?
小さなうちから刺激を与ると将来どんな大人になるのだろうか。

AmtrakのTransitcenter

歩いて直ぐ近くのところにあって助かった。
大通りからは見えない裏手の方にあって分かりにくい。
スマホのナビで辿り着いた。

バスに乗る前にアウトドアショップでハーフパンツを購入した。
ロングパンツだと裾上げしないと引きずりそうだった。
それに渡渉の時、抵抗が減って渡渉能力がアップする。
いつも渡渉してCreekから上がる時、水切れが悪くて気分が悪かった。

ベルトもセットで購入して約90$。
死んだことを思えばタダみたいなものだ。
(少しずつお金の執着が減って来ているような気がする。)

Amtrakは電車のことなのだが、バスも運行しているとは知らなかった。
チケット売り場がなかったので、そこら辺に居た人に聞いてみた。
するとオンラインのみの販売という。
早速、HPに接続してチケットを購入しようとした。
なんと、「Sold Out」の文字が表示されていた。

weekdayで満席なのかよ!

たまたまアプリをインストールしますか?という表示が出てきたので、ダメ元でアプリを入れて見ることにした。
再びチケットを検索すると販売中だった。

South Lake TahoeからSacramentoまでは片道約3時間の道のり。
運賃は34$だった。

市街地が近づくにつれてhighwayが混み始めた。
運転手の加減速が雑でなんと乗り物酔いしてしまった!

バス乗車中に次のGreyhoundバスのチケットを購入しておく。
HPにアクセスして購入しようとしたが、なぜかうまく行かず。
アプリをインストールしてからやってみた。

上手いこといったものの、直前のチケットを買うとかなり割高となっている。
くそ〜人の足元見やがって!
こういうところは抜け目のないアメリカ。

Amtrakの駅近くのバスターミナルに到着。
着いて外に出ると灼熱の空気に襲われた。
どれだけ暑いんだ!

雰囲気の良い駅の待合室

スマホを片手にSacramentoの町に出る。
MP(スマホのバッテリー)を消費しすぎないように気をつけなければ。

OLD Sacramento

古い町並みを再現したところらしい。かなり雰囲気がある。

鉄道博物館の近くに稼働すると思われる蒸気機関車があった。
線路は錆びていない。

Tower Bridge

よし、行ってみよう。

橋からSacramento Riverを見下ろす。

川沿いの道を歩いてGreyhoundのバスStationに向かう。
たいてい町外れの不便なところにあって行くのが大変。

ポンプ場

ここでSacramento Riverの水を汲み上げている。

そこらじゅうにホームレスがいて治安が良いとは言えない地区だが、ハイカーTrash化したおっさんは完全に風景に溶け込んでいる。

GreyhoundのバスStationにやって来た。
ふう、暑かったな。

たくさんの人でごった返す待合室

GreyhoundはEチケットのみは不可。
必ず紙に印刷する必要がある。
日本みたいにコンビニにマルチプリンタがあればいいが、アメリカのコンビニにはコピー機さえ置いていない。
バスStationの端末で印刷する。

プリントアウトされて紙が3枚出て来る。
紙を次々と吐き出してそこら辺に落とす。
これがアメリカクオリティー。
すっげー不親切。
大きな荷物を抱えてアタフタすることになる。

待合室には無料WifiとAC電源が完備されている。
これはウレシイサービス。

さっそくスマホを充電。
MPをMAXまで回復させる。

晩御飯はマルチャン丸かじりとコーラ。
スゲージャンクフードだ。

明日からのハイキングに備えて食料の在庫をチェックする。

クリフバーやパワーバーでいっぱい。
むふふ。

待合室の地べたに座ってブログ更新。
これがハイカークオリティー。
Greyhoundだからできること。周囲に溶け込んで違和感は全くなし。

 

Trailから離れるとなぜか清々しい気持ちになる。
ホステルでの居心地は良いとは言えなかったので開放感は格別だ。
しばらくはSouthバウンドで歩くので凄く気が楽。

さあて、明日は早めにTrailに戻って歩き出そうか。
Mammoth LakesからSouth Lake Tahoeまで100mile超のヒッチを成功させてノリに乗っているおっさんだ。
今日は夜行バスになるが、乗り過ごさないように気をつけて、少しでも多く寝ようか。

 

おわり

スポンサーリンク