セブン-イレブンのマルチコピー機でオリジナルポストカードを作成する

多くの残雪に苦しめられ毎日厳しいハイキングを強いられていたおよそ5ヶ月前。私はSierra山中を彷徨いながらも、なんとかKearsarge Passを越えてIndependenceの町に下りてきた。いや、命からがら逃げてきたという表現の方が正しいかもしれない。心身もろともボロボロだった私は野宿は止めてホステルに泊まった。

町で補給とつかの間の休養をしてすぐにPCTに戻る予定であった。その前に少しでも安全にハイキングできるよう、ホステルで一緒になった他のハイカーに質問をしまくっていた。その時、見せてもらった地図があった。

それはJohn Muir Trail(PCTと重複する区間が多いTrail)の地図で、これから歩くTrailのことが詳しく載っていた。

危険な渡渉ポイント、エスケープルートのことなども記載されていた。それまでに危険な渡渉を何度も繰り返していたので、安全のため少しでも多くの情報が欲しかった。私もこの地図が欲しい!そう思った。

Independenceは小さなSierraの麓の小さな町で、スナック類が置いてあるようなコンビニしかない。地図を手に入れるためには、北へ40mileも離れたBishopという町まで行かねばならなかった。

Bishopのアウトドアショップで目当ての地図を手に入ると、スーパーで食料品を買ってから町の外れでヒッチを開始した。いつにも増して厳しいヒッチだったが、運良く親切な人に拾われて途中のBig Pineという町まで行くことができた。しかし、Independenceまではまだまだ遠い。20mile以上でとても歩いて行ける距離ではない。

ヒッチを再開したが、Big Pineの町は小さくて交通量も少ない。さらに厳しいヒッチとなった。道行く車にサムアップをし続けてどれくらい経っただろうか。ようやく一台の車が停まってくれた。

車を運転いていたのはCarol、気品あふれる青い目をしたおばさんだった。彼女は運転しながら、自然環境から身の上話までいろいろ話してくれた。私が英語をほとんど話せないことが分かると、少しでも理解できるようにと一語一語丁寧にゆっくり発音してくれた。

途中のガソリンスタンドで食事と食べ物を奢ってもらって、最後にはIndependenceの観光案内までしてくれ、宿泊していたホステルまで送り届けてくれた。

Carolは別れ際、「PCT頑張ってね。ゴールして日本に帰ったら、私のところへポストカードを送って頂戴。いいわね!」と言い残して走り去った。

 

念願のPCTスルーハイクを達成して日本に戻った今、私はCarolとの約束を果たす時が来た。

 

こんばんは。からあげです。

ということで今日は記念撮影した画像でポストカードを作成する作業をしていた。今は凄く便利な時代になっていて、コンビニのマルチコピー機を使えばたいていのことができる。初めてのおっさんでも画像を入れたスマホを持って行って短時間で簡単に作成することができた。
今回はコンビニ大手、セブン-イレブンのマルチコピー機を使ってやってみることにした。

 
 
 

ポストカードの作成方法

作業の流れ

画像を用意する。
  ↓
セブンイレブンのマルチコピー機を操作
  ↓
Wi-Fi接続してスマホから画像を送信する。
  ↓
再びマルチコピー機を操作して
はがきにプリントする。
  ↓
オリジナルポストカードの完成!!

そして世話になった人のところに勝手に送りつける。

使用したスマホ

Nexus 5X
OS Android8.0

素材

サイズ 3072×4608PX(タテヨコ比 3:2)695KB
撮影カメラ OLYMPUS TG-4 f2.0 1/60s ISO160 プログラムオート

America-Canada国境の78モニュメントで撮影した画像。

画像の右下にペイントを使って、ゴールした日付を入れておいた。
おっ、おっさん細かいね!

 

おっさんはおかんのママチャリに乗って真っ昼間からセブンイレブンにやって来た。ようし、誰も使っていないぞ!早速やってみるか。

 

マルチコピー機の操作パネル

まずはプリントを選ぶ。

 

そして右下の「はがきプリント」を選択。

 

各種メディアから画像を読み取ることが可能。今回は出先を想定して、スマホの画像を使って作成してみる。無線通信Wi-Fi(スマートフォン)を選択。

 

私のスマホはAndroidのNexus5x。右のAndroid端末を選択。

 

マルチプリンタがWi-Fiの電波を発信する。この画面が表示されたら今度はスマホ側を操作する。

 

711_MultiCopyという名称。

 

家であらかじめセブン-イレブンマルチコピーのアプリをインストールしておく。
画像はアプリを立ち上げたところ。

 

上から3番目のはがきプリントを選択

 

次に一番上の写真を追加を選択

 

するとフォルダー選択画面が現れる。画像の入ったフォルダを選択する。

 

画像を選択して右上の決定を押す。

 

最後にプリントする画像にチェックマークを入れて右上の送信を押す。

 

マルチコピー機に送信しています。というコメントが表示される。送信時間は695KBの画像データで10秒ほどだった。送信が完了したら、マルチコピー機の操作に戻る。

 

ファイルの受信が完了しました。と表示されたら、受信完了 次へ進むを押す。

 

はがきいっぱいにプリントしたかったので、そのままプリントを選択。

 

プリントするファイルを1つ選択して、これで決定ボタンを押す。

 

プリントするページを指定する。(1回でプリントできるのは1ページのみ。)

画像は1枚のみだったので、そのままこれで決定ボタンを押した。

 

カラーモードはフルカラー、ちょっと小さめしないを選択して、これで決定 次へ進むボタンを押す。最後にスタートのボタンを押すとプリントが開始される。

 

プリントに要した時間は1分ほど。コピー機の出口から吐き出される。

 

これが完成したポストカード。ハガキはマルチコピー機備え付けのものを使用した。(自前のハガキでもプリント可能らしい。)

プリントは縁取りのみで、全面にはプリントできない仕様。

画像のアップ。驚くべきクオリティーだ。表面はつや消し。

おもてはこのような感じ。あとは切手を貼るだけで通常のハガキとして使用できる。

Americaへエアメールとして送る場合、切手と郵便番号の枠が邪魔になる。エアメール用か無地のハガキ大の用紙を持ち込んで使った方がいい。今回、私は初めてのハガキプリントだったので、無難に備え付けのハガキを使用した。

 

ちなみに日本からAmericaまで、普通郵便での料金はなんと70円。8~10日で到着するらしい。

 

ポストカードを作成してみた感想

初めてにも関わらず、マルチコピー機の操作が直感的にできたため、簡単に作ることができた。プリントしたハガキは想像以上のクオリティーで大満足だった。カラーだと1枚60円だが、少ない枚数を作成するならこれで十分。

これからのシーズン、友達が少ない奴にはぴったりだ。厳選した画像を使ってオリジナルの年賀状を作成することができる。私は年賀状は出さない(出す相手がいない)主義なので、今後機会があったら再びポストカード作りに挑戦してみたい。

 

Carol!!お元気で!

 

おわり

スポンサーリンク