こんばんは。からあげです。
昨晩は暖かく過ごしやすかった。早めに寝袋に入って眠っていると、急に大粒の雨が降ってきた。屋根の波板に打ち付ける音を聞いていると、小屋にいるような錯覚を覚えた。
今日になってもあい変わらず暖かく過ごしやすかった。寝袋から出てムクッと立ち上がると朝飯を食べに家に入る。今日は月曜日で図書館が休みのため、家で購入したストーブのチェックをすることに決めていた。そのため、ゆっくりご飯を食べて仕事に備えて体調を整えた。
それはそうと、昨日注文したガソリンストーブ、MSRのウィスパーライトインターナショナル(Whisper Lite International)が早くも届いて嬉しくて仕方がない。何度も箱からストーブを出しては手に取り眺めていた。焦らしすぎるとおっさんがおかしくなってしまいそうだ。ヨシ、そろそろ仕事を始めようか!
MSR ウィスパーライトインターナショナル(Whisper Lite International)の外観チェック
これがMSRのウィスパーライトインターナショナルだ!
ふふふ、おっさんのもとによく来たな!たっぷりと可愛がってやるからな。
ウィスパーライト(ホワイトガソリン専用)
ホワイトガソリン専用のスタンダードモデル。火力が強く、静かな燃焼音が特徴です。軽量で、ゴトクを折りたためばコンパクトに収納できます。
MSR製品ページより
MSR
¥25,410 (2025/11/15 21:40時点)
ウィスパーライト インターナショナル(ホワイトガソリン・無鉛ガソリン・灯油使用可能)
世界中で使用されているMSRを象徴する製品のひとつ。液体燃料ストーブの定番で、火力が強く、静かな燃焼音が特徴です。ゴトクは直径が大きく、滑り止めがあるため鍋が安定します。軽量で、ゴトクを折りたためばコンパクトに収納可能。ホワイトガソリン、無鉛ガソリン、灯油が使用できます。
MSR製品ページより
MSR
¥24,200 (2025/11/16 09:49時点)
スタンダードモデルのウィスパーライトはホワイトガソリン専用 であるのに対し、インターナショナルは、ホワイトガソリンの他に無鉛ガソリンと灯油 にも対応している。
私が選んだのは、もちろんレギュラーガソリンが使用できるインターナショナルモデルだ。レギュラーガソリンなら世界中のどこでも手に入る。インターナショナルなおっさんにピッタリだ!
SOTOのMUKAストーブとインターナショナルの2択でも迷ったが、丈夫でパーツが手に入りやすいMSRを選択した。XGK-EXをたまに使っていることもあって、MSRの信頼性は確かだと知っていた。世界標準はMSR。プレヒートなしのMUKAストーブだが、ジェネレーターの定期交換が必要で気に入らなかった。
箱から中身を取り出した。逸る気持ちを抑えて丁寧に並べる。
内容物一式
・ストーブ本体
・燃料ポンプ
・収納袋
・簡易メンテナンスキット
・ウィンドスクリーン
・熱反射板
・取り扱い説明書(日本語、英語、フランス語?計3部)
・限定保証についての説明書
詳しい日本語の説明書が付属している。
何度も読んで内容を全て理解する。(ガソリンストーブは取り扱いを間違うと重大事故につながるため、取り扱い方法を熟知しておく必要がある。 )
ストーブ本体
バーナーヘッドに注意書きのシール、ジェネレーターチューブに簡易説明書が取り付けられている。
不要なものは取り外して外観を眺める。
シンプルな構造で無駄がないな!さすがはMSRだ。Simple is best!
バーナーヘッドのようす
バーナーヘッドの取り付けは六角のビスが用いられている。新型(2012年~)の変更点の1つ。
六角ビスをズームで撮影。
使用する工具は、3mmの六角レンチ 。自転車乗りなら必ず持っている工具なので問題なし。
よりサイクリスト向けになったと言えるだろう。
収納袋
大きなロゴマークが付いたナイロン製の丈夫な収納袋が付いてくる。
裏返したところ。丁寧にほつれ止めの補強がしてある。Made in Chinaのタグが付いていたので、ハサミで切り取った。
小さなことだが、積もり積もれば大きな違いとなる。
燃料ポンプ
XGK-EX、ウィスパーライトシリーズ、シマーライトストーブの標準の燃料ポンプ。
ドラゴンフライは別の専用タイプとなっている。
標準の燃料ポンプには、-40℃でも硬化しないポンプカップやパッキンを使用した極地遠征用の
アークティック もラインナップされている。メーカーHPの画像を見ると、ポンプシールが青色になっている。
おまけで付いてくる簡易メンテナンスキット。ジェットの穴掃除用の針はなし。
簡易メンテナンスキット一式
・ジェット&ケーブルツール
・UKジェット(灯油用)
・燃料パイプOリング
・ポンプカップオイル
UKジェットのアップ
ジェットの穴のようす
UKジェットのサイドにはUKの刻印あり。
KはKerosene(灯油) の略。ストーブ本体には、無鉛ガソリン用のUGジェットが取り付けられている。
熱反射板
厚さ2mmのアルミ薄板で作られている。ストーブの下に敷くと熱を反射し熱を伝えにくくし、熱効率を高めて調理時間の短縮・燃費を向上させる。
ウインドスクリーン
風を防いで炎を安定させるとともに、熱反射板のように熱効率を高める役割がある。
風がなくても熱効率を高めるために使用した方がいい。
恒例の重量チェック。PCTを歩いて軽量化マニアとなったおっさんは何でも重さを量るようになってしまった。
重量一覧
ストーブ本体
246g
燃料ポンプ
65g
収納袋
18g
簡易メンテナンスキット
16g
熱反射板
17g
ウィンドスクリーン
58g
EPI APSA3ケース
132g
今回、MSRのウィスパーライトインターナショナルを選んだのは、XGK-EXを持っていてガソリンボトルも持っていたことも理由の1つ。
実際に使ってみないと分からないので、3種類購入してある。普段使っているのは、使い勝手の良い中の20oz(590ml)のボトル。
ストーブの分解チェック
外観のチェックが終わったところで、続いて分解してチェックすることにしよう。
まだ新品で汚れていないが、いつでも分解してメンテナンスできるようになっておく必要がある。暇さえあれば分解して遊ぶことにしよう。
まずはフューエルラインを取り外す。付け根の処理もバッチリだ。
ストーブ本体を裏返しにして、プライミングカップを緩める。
緩める時は五徳3本をまとめて、フレームリフレクターをしっかり持っておく。
緩める方向は左回り。矢印が刻印されている。
ネジは回転部分に使われる逆ネジを除いて、右回り(時計回り)で締める 、左回り(反時計回り)で緩める ようになっている。
プライミングカップを外すと、フューエルラインとウィックも外れる。
プライミングカップが付いていたミキサーチューブ。
プライミングカップのアップ。
フューエルライン
フューエルラインのストーブ本体側にUGジェットが取り付けられている。
UGとはUnleaded Auto Gas(無鉛自動車ガソリン) の略。ホワイトガソリンと無鉛ガソリンを使用できる。
フューエルラインの中のカットケーブルを手で引き抜こうとしたが硬かったため、プライヤーで挟んで引き抜いた。XGK-EXは手で軽く引き抜けるが、インターナショナルはかなり硬い。
フューエルラインのRがきついためと思われる。そのうち馴染んでくれば、多少柔らかくなることだろう。
カットケーブルのアップ
ケーブルの間に汚れを付着させて燃料をキレイにする役目。
付属のジェット&ケーブルツールを用いてジェットを外す。
緩める方向は左回り。
ジェットを外すと中からシェーカーニードルが出てくる。ストーブ本体をシェークすると先の針でジェットの穴が掃除できる仕組み。頻繁に分解掃除しなくても済むように取り付けられている部品。
シェーカーニードルの向き。針の方向が上側になる。
シェーカーニードルのアップ
ジェットの穴はシェーカーニードルを使用して掃除する。
XGK-EXは掃除用の針が付いてきたが、インターナショナルにはなぜか付属しない。
確かにシェーカーニードルを使用すれば、掃除用の針は要らない。余計なものにお金をかけない。
バーナーヘッドの六角ビスを外す。3mmの六角レンチ を使用した。
少しガタが大きいような気がした。
硬めに締まっていたため、防錆潤滑剤のCRCを吹いておいて慎重にビスを緩めた。
現地で初めて緩めるとなると、なかなか緩まなくて慌てるかもしれない。ネジは緩まないように強めに締められていることが多いので、全て分解して適度に締め直しておいたほうが良い。
六角レンチはKTC。日本の確かなブランド。六角レンチだけはケチらない方がいい。ノーブランドだと強度不足で折れたり、先が丸まりビスの頭を舐めやすい。
六角レンチを舐めないで頂きたい!
ビスを外したところ。フレームリングの順番を間違えるとイケないので慎重に分解する。
六角ビスのようす
六角ビスの穴のようす
若干穴が大きい。
バーナーヘッドとフレームリングを外したところ。
間違えないようにまとめて外した。
フレームリングは波型3枚、フラット型3枚の計6枚ある。
上から波ーフラットー波ーフラットー波ーフラット-フラットーフラット の順になっている。
左が波型で右がフラット型
バーナーキャップの裏側
なめらかな皿状になっている。
フレームリフレクター おもて
フレームリフレクター うら
レッグAssy
Assy とはAssemblyの略。組み立てられたパーツ一式のことを指す。
レッグAssyとミキサーチューブを留めているのはスナップリング(サークリップとも言う)。
新型はスナップリングで固定されているため、スナップリングプライヤという工具が必要となっている。
スナップリングプライヤー
物置から出てきた工具。先を交換できていろいろなリングに対応可能。
リングの穴にプライヤーの先端を差し込む。
スナップリングを傷めないように優しくゆっくりと広げる。
スナップリングは繊細なため、広げすぎないこと。専用のプライヤを使わずに千枚通しでやると傷める原因となる。
レッグAssyが外れたところ。
これ以上の分解は不能。レッグを傷めたら、Assyでの交換となる。
(レッグAssyの値段は、約4,500円)
丈夫な作りなので思いっきり踏んづけたり重量物の下敷きにしない限り傷めることはないだろう。
旧型はレッグを個別にバラバラにすることができる。ただし組付けの順番がある。
ミキサーチューブ
旧型は材質が真鍮だが、新型はスチールに変更されている。
スナップリング
ストーブ本体を完全にバラしたところ。
レッグAssy以外はバラすことができた。
各部をじっくりチェックすると、レッグのバリが気になった。
ところどころ出ている。
うむ、ちょっと気になるな。おっさんは非常に神経質。
ヤスリで削ってバリを取ることにした。
こうした作業をするとより愛着が湧いてきて道具を大事にするようになる。
一般人にはどうでもいいことだが、私にはとても重要な作業。
バリをとったところ。
表面がつるつるになっておっさんニンマリ。
分解チェックをしておっさんの気が済むと組み立てることにする。
忘れないうちにやってしまおう。
フューエルラインが付くレッグはフレームリフレクターの凹みに合わせて組み立てる。
カットケーブルは硬いため、プライヤーを使って入れた。
シェーカーニードルをセットしたところ。入れ忘れないように注意する。
確実に入れてからジェットを取り付ける。
フューエルラインを取り付けたところ。
あとはプライミングカップを締め付けるだけだ。
ストーブ本体の組み立てOK!!
なったな。余ったパーツはなし。
ストーブの収納ケース
ストーブに付いてくる収納袋はソフトタイプとなっている。この収納袋に入れておいてもストーブが丈夫なため、思いっきり踏んづけたり高所から落としたりしない限りは壊れないだろう。コッヘルに入ればいいのだが、ストーブが大き過ぎて入らない。
なんとEPIのAPSA-3というガスストーブのケースがフィットする。XGK-EXを購入した時、たまたま持っていたケースに入れてみたらフィットした。
インターナショナルも同じくらいの大きさで大丈夫だろうということで、今回新品のケースを購入した。
APSA-3はEPIで長年販売されている分離型のガスストーブだが、ケースの方もガソリンストーブの収納用として大変人気がある。
参考リンク EPI APSA-3 STOVE 製品のページ
イーピーアイ(EPI)
¥1,166 (2025/11/15 17:18時点)
品番 A-6212
商品名 APSA-3ストーブ用ケース
価格 ネット通販で約600円
*正式にはアラビア数字の3なのだが、機種依存文字のため算用数字の3と表記している。
フタをとったところ
写真には写っていないが、ケースの底にφ3mmほどの穴が1つ空いている。
ケースはかなり丈夫で、手の高さから落としたくらいでは全く問題ない。
ストーブ本体、燃料ポンプ、簡易メンテナンスキットを入れたところ。
かなりの余裕あり。ウエスやライターなどの小物類も入れておくことができる。
燃焼テスト
分解チェックを終える頃には昼も過ぎてお腹が空いてきた。
ちょうどストーブのテストをする良い機会なので、ラーメンを作ることにした。
ガソリンはセルフのガソリンスタンドで購入しておいたガソリン携行缶のものを使用する。
以前はジムニーの燃料タンクから直接抜いていたのだが、売却してしまったためわざわざ買いに行く必要がある。
燃料ボトルとポンプを接続して20回ほどポンピングしてからフューエルラインを接続する。
入りやすいように先に唾液を吹きかけておく。(ペッペッ)
ストーブのセット完了!
どこからもガソリンの漏れはなし。XGK-EXでガソリンストーブの使い方は分かっているためスムーズに準備できた。
ポンピングをし過ぎてボトルの圧力を高くしすぎると、シールやOリングからガソリンが漏れてくる ので注意する。消耗品は定期交換しておく必要あり。
コントロールバルブを少し開けてプライミングカップにガソリンを入れる。
量はスプーン半分程度とされている。
ライターで点火し、プレヒートを開始する。ガソリンを気化させる必要があるためプレヒートを行う。SOTOのMUKAストーブはプレヒートが不要となっている。
正直、プレヒートが面倒だと思ったことは一度もない。ただ、プレヒート時のオレンジ色の炎が目立つため町中では使いづらい。
炎に包まれるストーブ
火だるまになるのは珍しいことではない。慌てず騒がす落ち着いてストーブを見守る。
一気に炎が大きくなったはいいが、急に小さくなって消えてしまった!痛恨のミス。
プレヒートに一度失敗すると、ストーブを冷やしてから再度行う必要があって5分くらいのタイムロスとなる。お腹が空いている時にやらかすと結構キツイ。
2回目のプレヒート
今度はいい感じにバーナーヘッドとフューエルラインが温まっている。いい感じだ!
頃合いを見計らってコントロールバルブを開く。
ヨシ、点火成功だ!
青白い炎が出ればOK。炎がオレンジ色の場合はプレヒートが足りない。
美しい炎につい見とれてしまった。
ウィスパーだけあって本当に静か。XGK-EXの燃焼音は爆音で、周囲の音が聞こえなくなるから嫌だった。
去年、白神岳登山口の駐車場で早朝XGK-EXを使っていたら煩いと文句を言われた。
確かにXGK-EXは煩いが、あとから来てわざわざ私の近くに車を停めた奴に文句を言われる筋合いはないので無視した。
このインターナショナルなら、早朝・夜間の静かなテント場での使用でも周囲に迷惑をかけることはないだろう。
バーナーヘッドを上から見下ろす。
バルブは全開としている。ストーブ本体が温まってくると、徐々に火力がアップしてくる。
火力は強力だ。
ラーメンはサッポロ一番塩らーめんに卵と白菜、小松菜を入れる。
我ながらなかなか良いチョイスだな!
今回は炎が見えやすいように熱反射板、ウインドスクリーンは無しでテストした。
そのためか、若干お湯が湧くのが遅いような気がした。
ラーメンまだかな?ストーブを見守るおっさん。
あちゃ~。ラーメンを吹きこぼしてしまったが、炎は消えず。
XGK-EXは吹きこぼすと消えてしまうことがよくある。
インターナショナルはバーナーヘッドは汁が入りにくい構造のため炎が消えにくいと思われた。
ラーメンの完成!!
ハフハフ、寒い冬に熱々のラーメンはピッタリ。
消火のためコントロールバルブを閉めると、直ぐに炎が消えた。
XGK-EXはあと燃えのオレンジ色の炎が数分続くため、野宿では目立って仕方なかった。
今回は、吹きこぼした影響からか。今後も要チェックだ。
プライミングカップとレッグ周辺に煤が付着している。プレヒートの影響だ。
プレヒートにアルコールを使うと汚れないということだが、これくらいの汚れはおっさんの許容範囲内だ。こんな汚れくらいウエスで拭けばいい。
フューエルラインを外すとバーナーヘッド周りにガソリンが付着していた。
ライン内のガソリンが外に出てきたようす。ガソリンはすぐに揮発してくれるから問題なし。
テスト使用後のチェック
ラーメンを食べてゆっくりしたあとで、テスト使用後のチェックを行う。
今回は、分かりやすいようにXGK-EXと比較して行うことにしてみた。(比較することで気づきを得られることがある。)
下がXGK-EXの燃料ポンプ。
XGK-EXを購入したのは、四国遍路前のおよそ3年前。煤で黒っぽくなっている。
XGK-EXはどっしりとしているのに対し、インターナショナルはやや軟弱そうに見える。シンプルな作りと言うべきか。
上から見たようす
インターナショナルは意外に大きいことが分かる。
インターナショナルにsnowpeak ソロセット極チタン(直径約95mm)を載せたところ。
五徳が広くて落ちてしまう。これはダメだ!
今後はXGK-EXにソロセット極チタンを載せてみた。
五徳の付け根にピタリと載っけることができた。
XGK-EXの五徳の付け根はこのように一段下がっているが平となっているため、小さなカップも載せることができる。
一方、インターナショナルは五徳が広くて小さなカップは載せられない。
網を置いてから載せる必要がある。いやあ、これは残念な仕様だ。
今度はインターナショナルにsnowpeak チタントレック900を載せてみた。
ギリギリ載せられる感じだ。XGK-EXはかなりの余裕あり。
アルミの角コッヘルを載せてみた。これくらいがちょうどいいか。
コッヘルの大きさ
ソロセット極チタン 直径95mm
チタントレック900 直径113mm
アルミ角 130mm角
五徳の広さが気になった他にバーナーヘッドの形状。
吹きこぼしても簡単には消えない構造だが、横から炎が出て拡散するようになっている。
小さいコッヘルだと炎がはみ出てしまい効率が悪くなる。五徳を広くしているのは、バーナーヘッドのこともあるのか。
もう少し炎が中心に集中するバーナーヘッドだと良いのだが。
一方のこちらはXGK-EX。フレームスプレッダーに当って炎が周囲に拡散するものの、それほど広がらないようになっている。
XGK-EX燃焼時のようす
うむ、炎の形状が全く違う。
実際に試してみると違いが良く分かる。
初めて使用した感想
ウィスパーライトインターナショナルは、ホワイトガソリンの他に通常のガソリンや灯油も使えるし、燃焼音が静かなのがいい。炎が拡散してしまうのが残念だが、浅広鍋を使うようにすれば問題ないだろう。XGK-EXは非常に頼りになるストーブだが、燃料音が煩いのが問題だ。音で人の注意を惹くし、周囲の音が分からなくなって、接近してくる危険な人間に気づくことができなくなる。野宿を安全に行うためにも静かなインターナショナルの方が良い。
今回、XGK-EXは処分する気でいたが、インターナショナルに癖があるためしばらく手放すのは止めておこうと思う。ある程度使い込んでからでも遅くない。
次回は燃焼音の測定と実際にお湯が沸くまでの時間を計測してみることにしようか。インターナショナルの癖がより分かるはずだ。
インターナショナル旧型と新型の違い
ウィスパーライトインターナショナルは、2012年に若干の仕様変更を行っている。
実際に実物を比べた訳ではないので、全くの正確ではないが、分かる範囲で書いておく。
バーナーキャップの取り付けのビスが+穴から六角穴に変更。
常に熱にさらされて固着しやすいため、+穴から六角穴に変更したと思われる。
4点より6点で力を分散させた方が舐めにくくなる。
五徳の脚が棒状から平たい形状に変更
脚の接地面が広くなってより安定感が増したと思われる。新型はスナップリングで留めるようになったため、分解するにはスナップリングプライヤーが必要になった。またレッグAssyは完全に分解することができなくなったため、脚が傷んだ場合はAssyでの交換となる。
ミキサーチューブの材質変更
真鍮からスチールに変更されている。プライミングカップ取り付けのネジ山の耐久性に問題があったように思われる。他にも理由があるかもしれない。
参考リンク(メーカーHP)
XGK-EX
ストーブメンテナンス
MSR
¥24,200 (2025/11/16 09:49時点)
おわり
コメント
からあげ隊長こんにちは、PCTを歩いた隊長への
要望です。
1.PCTの実戦書(PCTの歩き方)とかを有料(NOTE)でもほしいかも
準備編
ビザの取り方、エントリの仕方、必要装備、航空機の手配、
荷物の輸送
PCTトレッキング中
水の場所、PCTを支援の方の情報、おすすめの店とか、
キャンプ場の所とか 、道に迷いやすい場所
気お付けるべきポイント、ヒッチハイクのやり方、etc
PCT全コース歩かない人向け
65歳以上で全距離歩きたいという人はすくないかもですが、
このPCTのコースは景色がよく、高齢者でも歩きやすいとか
PCT完了後
日本帰還までのノウハウ、ガイド
2.それらのNOTEなのかPCTのガイド情報を隊長から直接話を
聞きたいという人うちの会社にもいますよ。
(ワンダーフォーゲル部のおじ様方ですが)
私も会社を早期退職したらトレッキングに行きたいです。
貴重な意見どうもありがとうございます。
今のところ有料記事は考えていません。全てブログ上で公開します。
オフシーズン中にできるところまでやります。
詳しい情報アップしても直ぐに古くなってしまうので、詳しいPCTガイドというよりは、興味がない人が読んでも面白い物語の要素を含んだものを書きたいですね。
隊長Amazonのほしいものリストとか公開してないのは立派だと
思いますよ。隊長たたく人もいますが、
私事ですがシステム開発で天下り法人の仕事をすることもありますが
元官僚の先生がたひと月に一回も顔をださないし、だしても半日程度で数千万の収入
をもらってるだけですからね。なんら貢献してません。
とうちのからあげブログを読んでいる母親が言ってました。
タダで人から物を貰うと、癖になりますし、物を大事にしなくなります。
物を見る目がなくなったら、ブロガー止めなければなりません。
紫禁城の目の前でアルストまたはガスストで炊事を楽しむ隊長の姿が目に浮かびます。それにしても装備に諭吉を惜しまない隊長の姿勢は、お祖父さんかお父さんに似たのでしょうか?
信頼できる物でないと命を預けられませんから。
誰に似たんでしょうかね?先祖代々の性質が私に出ているのだと思います。
素朴な疑問なのですが、山小屋は手放さないんですか?
ジムニーと一緒で、もはや隊長には、必要としていないように見えました。
紛らわしいあなたは嫌なところ突いてきますね!
私は今小屋のこともいろいろ考えています。この先どうなるんですかね?こっちが聞きたいくらいです。