こんばんは。からあげです。
北海道に来てから朝早起きして活動を始めても直ぐに一日が終わってしまう。
夏至を過ぎたばかりで日が長いというのに、どうしてなんだろうか。
そんなに毎日毎日が充実している訳でもないのに。
では早速今日の出来事について綴ろうとしよう。
夕張岳登山(2015.6.24)
登山コース
大夕張コース登山口~冷水コース~夕張岳~馬の背コース~夕張ヒュッテ~大夕張コース登山口
昨日はシューパロ湖付近から林道に入って夕張岳ゲート前のトイレの横で車中泊した。
久しぶりに山奥での車中泊で凄くドキドキした。
隣に流れる川の音で周囲の音がかき消されてしまうので余計に怖かった。
外に出る時はドアはロックしないで、なるべく車から離れないようにしていた。
今日は4時起きして夕張岳を登ることにした。
登りは冷水コースで下りは馬の背コースを歩いた。
昨日の夕方から降り始めた雨は朝方には止んでくれたが、水蒸気の大きな粒が漂っていて普通に歩いているだけなのに体が湿ってくる。
歩き始めはカッパ上下を着ていたが、直ぐに暑くなってきたのでカッパの上を脱いだ。
汗で濡れるより露で濡れたほうがマシ。
シラネアオイ
白っぽいものやピンク色のもの、青っぽいのもある。
ようやく花の名前をひとつ覚えた!
石原平付近のシラネアオイの群生
登山道に笹が覆いかぶさっているので見通しが利かない。
目の前に熊が現れやしないかとドキドキしながら歩く。
ガスのため視界が悪い。
しかし登山道脇には花が咲いているので暇をすることはない。
ひょうたん沼
危険な湿地帯をゆく。ふと登山道脇の看板を見ると歯形がついていた。
横から齧ったように見える。
アイツに違いない!
山頂の手前でようやく時々日が差すようになった。
山頂直下の夕張岳神社
夕張岳 1667.7m
夕張岳は『花の名山』として知られ、初夏から夏にかけての花のシーズンには全国から多くの登山者が訪れる。この山独自の固有種の他、北海道の山岳にあるほぼ全ての高山植物が見られるとされ、花の百名山、及び新・花の百名山に選定されている。また日本二百名山、北海道百名山、一等三角点百名山にも選定されている。
Wikipediaより引用
ようやく夕張岳山頂にやって来た。
時々ガスの切れ間から景色が見える程度だった。
いつものようにタッパに詰めた玄米ご飯を食べる。
山頂から南の方へ伸びる尾根
今日、太陽を見たのは山頂のみ。
昨日から曇りがちでパッとしない天気だった。
今回スパッツを持ってこなかった。
カッパのズボンでもいいが、履くと下半身が暑くて蒸れてくる。
調達する機会があれば膝下までのロングスパッツを買うとしよう。
もしかしたら旭川で手に入るかもしれない。
帰りにまたしても嫌なものを見てしまった。
看板に歯形がついているが。新しい傷ではないので気は楽だった。
飢えていて食べ物に見えたのだろうか。
ユウバリソウ
ウルップソウ科。夕張岳の固有種で、6月下旬から7月上旬に咲く。
金山コース分岐手前の吹き通し付近で見つけた。
ガスが晴れて前岳湿原が姿を現す。
夕張岳ヒュッテ
2015年6月20日(土)から8月末まで管理人が常駐
9月は週末のみ滞在予定、それ以外の期間は避難小屋として利用可能
宿泊料 中学生以上1,500円 小学生1,000円
トイレあり(バイオ式)
水あり(沢水)
食事の提供はなし。素泊まりのみ。(寝具は持ち込み)
参考リンク ユウパリコザクラの会HP 夕張岳ヒュッテのページ
帰りは馬の背コースを通ったが、粘土質の滑りやすい道でまたまた靴が泥だらけになってしまった。
夕張岳ヒュッテに寄って少し休憩する。
今日は登山者がやけに多く感じた。
200名山で、ちょうど高山植物の花が咲く頃だからかもしれない。
たまに熊よけの鈴を付けていない人が向こうからやって来てギョッとする。
これまで北海道の山で熊撃退スプレーを携帯していた人を見たのは、風不死岳登山の前日にゲート前で会った一人だけだった。
熊よけの鈴を付けていればほとんどの熊は避けてくれるだろうが、中には人間だと分かって寄ってくる悪い熊もいるという。
その時丸腰では対処のしようがない。
熊が怖くないんだろうかと思ってしまう。
一般登山道でナタも持ち歩いている人はそう滅多にいないだろう。
今日、私がナタを持っていたのを見てプロですか。と尋ねられた。
何のプロかは分からなかったが、「はい。探検家です。」と胸を張って答えたくなった。
実際は面倒なので止めておいた。
芦別市国道452号線沿いにある三段の滝
おっとっと。
危ないからこんなところで押さないでください。
富良野市内でスーパーに寄って食料の買い出しを行った。
米が切れるとインスタント主体となってしまうので白米を購入しておいた。
玄米はあるにはあったが小袋で高かった。
どうしてスーパーは大袋の玄米を置かないのだろうか。
夕張岳の行き帰りで久しぶりにダートを走った。
ガソリンが勿体ないし、中の荷物が荷崩れを起こすのでゆっくり走った。
それでも泥が跳ねて車が汚れてしまった。
しかし泥で汚れた方がジムニーらしい。
気が付くともうこんな時間となってしまった。
続けて登山をすると後片付けや身繕いが大変なので明日は休養日とする。
毎日せかせか動きまわっても疲れるだけだ。
明日は目覚ましをセットせずに寝たいだけ寝て昼間は畑の方に走りに行こうかな。
走行距離 104.8km
ねぐら 山部自然公園太陽の里キャンプ場
おわり