西穂高岳~上高地~焼岳 2013年10月

西穂高岳山頂より乗鞍岳方面を望む。

登山日 平成25年10月17日~20日(3泊4日)

登山コース

一日目
新穂高~旧ボッカ道~西穂山荘(泊)

二日目
西穂山荘~西穂高岳~西穂山荘~上高地小梨平(泊)

三日目
上高地散策~小梨平(泊)

四日目
小梨平~焼岳~新穂高

 

山行まえがき

第一弾秋の山行を終えたところだが、まだ全然登り足りないので、そのまま新穂高付近で待機して台風をやり過ごす。
台風が通過すると天気は回復したので近場の西穂高岳をロープウエイを使用せずに登り、一旦上高地に下山し小梨平でゆっくりした後、焼岳に登り新穂高に戻ってくることにした。
10月も半ばを過ぎたが、まだまとまった降雪はないので無雪期装備で対応出来ると判断し登山を行った。

 

登山概要

一日目(10月17日)

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1010 新穂高温泉無料駐車場発

本日は西穂山荘までなのでゆっくり出発することにした。
台風が過ぎて一夜明けると上々な天気となった。待っていた登山日和だ。

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駐車場からはロープウエイ駅の方に向かって小道を歩いてショートカットする。
途中で道路脇の給水ポイントで水筒に水を汲む。
前日に確認しておいた。出ている水は山の水だそうだ。

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鍋平高原駅への登り口
入口には看板なし。ロープウエイ駅手前の道路脇に切れ目にあるので注意して歩けば見落とすことはない。

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登り始めは急だが、鍋平が近づくにつれて緩やかになる。

20131017-103917-0鍋平駅手前で遊歩道と交錯するのでわかりづらい。
登山道の看板はないので勘を頼りに駅のほうへ歩く。

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遊歩道にある看板は遊歩道の案内のみ。
熊出没注意の看板もあり。

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1050 鍋平高原駅

鍋平駅への登り口は事前に調べておいたので迷うことはなかった。
駅手前で遊歩道と一緒になると進むべき方向が分かりづらかった。
駅前の道路を奥に向かって歩いてゆく。

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鍋平高原駅を過ぎてもしばらくはアスファルト舗装の道を歩く。

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何箇所か枝道があるが、道なりに奥へと歩いてゆく。

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山の上の方はうっすらと雪化粧をしている。

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1145 林道終点

アスファルト舗装から未舗装のガタガタ道を歩くと広場に辿り着く。
登山道入口には看板があるが、奥へと続く踏み跡は少し薄い。

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広場の奥の方にはゲートが見える。
広くて平らなので調度良い休憩スペースとなる。

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登山道入口入って直ぐ。
旧ボッカ道をゆく登山者は少ないらしい。

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途中で何回か道をロストするが、その度に引き返して登山道に復帰する。

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渡渉する時に道をロストしやすい。
きちんと地図とコンパスで歩く方向を確認して歩いたほうが良い。

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1225 最終水場

沢沿いを歩いてゆくと急な角度で左に曲がるところがある。
ここの場所が少し分かりにくい。
目立ちにくいがテープが付けられているので見落とさないようにしたい。
ここから沢を離れて尾根をゆくことになるので、ここで水を補給しておきたい。

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最終水場から左へ曲がる登山道を写す。
上ばかり見て歩いていると気づきにくい。
沢を離れると踏み跡もしっかりしてくるので道迷いのおそれは少なくなる。

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笹が茂っていると分かりにくいが、きちんと刈ってくれていた。
お金にならない登山者に手間をかけてくれるのは少し嬉しい。

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しばらく尾根伝いに道がついているが、合流手前からトラバースぎみの道となる。
笹が多く路肩が弱いところがあるので滑落注意。
一度笹の茎で足を滑らせて1.5メートルほど滑落する。

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随分と上ってきた。もう間もなくロープウエイ駅からの登山道と合流しそうだ。

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1325 ロープウエイ駅からの登山道と合流する

細い登山道を歩いていると上の方から鈴の音や話し声が聞こえてくる。
少しバテ気味だったが、人の気配を感じるととたんに元気になる。
合流部には案内の看板はないので、下山時にボッカ道へゆく際は見落とさないように気をつけておく必要がある。
ロープウエイの登山道に出れば道が良く整備されているので歩きやすい。

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1350 西穂山荘着

合流部から30分もしないうちに山荘に着いた。
子供の頃、ロープウエイ駅の西穂高口から山荘まで歩いたことがあるが、当時は途轍もないような長い距離に思われた。
年を経た今ではあっという間に歩くことが出来る。

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山荘前の様子
少し時間が早いせいか空いている。

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1425 ツエルト設営完了

山荘に到着すると受付を済ませて早速ツエルトを設営することにした。
寝床を確保しないと落ち着いて休むことが出来ない。
第一弾の山行から時間が経っていないのでスムーズに設営を終える。

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山荘横のテントサイト
本日のテントでの泊まりは私一人だった。

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山荘に設置された避雷針

 

西穂山荘テント場情報

利用料 一人 500円(H27.4現在は1,000円に値上げされている。)

広さ  10張程度(山荘横の場合。その他にヘリポートをサイトとして利用できる。)

状況
石が多少あるのでペグ代わりに使用出来る。
山荘には高い避雷針が設置されているので、雷雲がやって来ても安心できる。

トイレ 小屋の外トイレを使用する。

水場
有料1L200円
ただし渇水期は500mL300円のミネラルウォーターを購入することになる。
上高地方面に30分ほど下ったところに水場あり(宝水)

その他
メインのテントサイトは翌日の0830までに撤収
ヘリポートのサイトは翌日0630までに撤収する決まりとなっている。
荷物は小屋外の屋根付きの荷物置き場に無料で預けることが出来る。

 

参考 西穂山荘HP

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1450 山荘発

水の販売は出来ないとのことで、水が欲しい場合はミネラルウォーターを購入しなければならなかったので、ダメ元で上高地方面に少し下ったところにある水場に行ってみることにした。

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1520 宝水着

水筒を両手に持ち上高地方面に下る。
今は水場が涸れている恐れがあったが、何もせず高価なミネラルウォーターを買うくらいならと、トレーニングを兼ねて水場まで下りてみることにした。
行ってみると、なんとまだ水が出ていた。
さすがに水量は少なく、細い糸引くような水量だったが、小さな水筒に汲む分にはなんら問題ない。
涸れずに残っていた水場に感謝し水筒をいっぱいにする。

1600 山荘に戻る

帰りは登りで水入り水筒を持っているため時間がかかる。
自分のツエルトに戻ると早速食事の準備に取り掛かることにした。

 

二日目(10月18日)

0400 起床 晴れ 風5m/s 8℃

ツエルトを撤収してから西穂ピストンするので早めに起床する。

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0550 ツエルト撤収

食事を済ませるとまずはツエルトを撤収する。

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0605 西穂山荘 発

ツエルトを撤収すると山荘前で要らない荷物を分けて置いてゆく荷物を大きなビニール袋に入れて無料の荷物預かりの棚におく。
他の登山者の荷物に紛れないように一つにまとめて離して置く。
山荘前はご来光を見るために早起きしたお客さんで賑わっている。

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日の出と同時に出発する。

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0615 丸山

最低限の荷物をザックにいれて山荘を出発する。
しばらく急な坂を登ってゆくと急に視界が開ける。
小高い場所が丸山だ。

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独標に向かってハイマツ帯を登ってゆく。

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西穂の山頂方面を見上げる。

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0640 独標

丸山からハイマツ帯の登りとなるが、荷物が軽いのでハイペースで歩くことが出来る。
朝日に染まった山々を見ながら歩くとあっという間に到着した。

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0700 ピラミッドピーク

独標を過ぎると岩稜帯に突入する。
しかし整備された歩きやすい道なので問題なし。
雲上の散歩を楽しむ。

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ロープウエイ駅「西穂高口」と焼岳が見える。

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山頂手前の岩場
ピラミッドピークを過ぎると険しさを増す。
何か鎖場があるが、手がかり足場共にしっかりしているので問題なし。

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0725 西穂高岳山頂

楽しい岩場を軽快なステップで抜けるとあっという間に山頂に立つ。
もう少し岩場歩きを楽しみたいところだ。
徐々に雲が湧いてきているが、今日1日天気は保ってくれるだろう。

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登ってきた登山道を見下ろす。

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奥穂高岳への縦走路を望む。
西穂~奥穂間は北アルプス屈指の難ルートとなっている。

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先日登ってきたばかりの鷲羽岳方面を望む。

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前穂高岳と明神岳

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上高地方面

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南アルプスの向こう側に富士山が見える。

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0800 ピラミッドピーク

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0815 独標

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名残惜しいが下山する。

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0845 丸山

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名前のとおり丸っこい山

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焼岳と乗鞍岳

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山荘に向かって下りてゆく。もうすぐだ。

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0855 山荘着

お客さんは残らず出発してしまいガランとした西穂山荘に戻る。
荷物置き場から自分の荷物を取り出してテーブル上に広げザックにパッキングをし直す。

0915 山荘発

パッキングを終えるとしばしの休憩タイムとする。時間はたっぷりとあるので十分休んでから出発する。

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焼岳分岐
分岐からは上高地方面へと下る。

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0955 宝水

ところどころ泥濘んだ場所があるので、靴を汚さないように慎重に歩く。
今日も水場は出ていたが、水筒の水は十分なのでそのまま通過する。

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西穂山荘~上高地までは良く道が整備されている。
このような立派な木製梯子が所々設置されている。

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1045 西穂高岳登山口(上高地)

水場を過ぎると急な下り坂が続く。
意外に膝に疲労が溜まってしまう。
予想以上に遠く感じた道だった。

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岳沢の眺め
天気が回復してすっきりとした青空が広がっている。

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河童橋
観光客や登山者に人気のスポット

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1125 小梨平着

河童橋を抜けて気持ち良い林間サイトの小梨平に到着する。
取り敢えず設営候補地にザックを置いて受付を済ませることにした。

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ツエルト設営完了
今回は立木2本の間に設営した。
ポールがないので出入りしやすい。

昼食を済ませると特にやることがないので昼寝する。
何度か寝たり起きたりして夕方になったので夕食をとり早めの就寝とした。

小梨平テント場情報

利用料 一人 700円

広さ  広大

状況
下は土。河原近くはペグ効きが悪い場所もある。
石はあるがそれほど多くないので、ある程度の本数のペグは持参した方がいい。

トイレ サイト内に3箇所あり。

水場
無料
炊事場で好きなだけ水を汲むことが出来る。

その他
売店でインスタント系の食料を良心的な価格で販売している。
お風呂あり。入浴料 大人600円

 

参考 上高地 森のリゾート小梨(小梨平HP)

 

三日目(10月19日)

0700 起床

本日は目覚ましを掛けずに起きる。ゆっくり目の起床でのんびりと朝食を済ませる。
上高地散策だけなので時間はたっぷりある。

9時過ぎ 小梨平発

起きてしばらくすると小雨が降り始めた。あまり気が進まないがずっとゴロゴロしていても暇なので出発する。

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0945 明神館

のんびりと歩いて明神までやって来た。
天気がイマイチなので明神岳もパッとしない。

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明神岳。山頂付近に濃い雨雲が掛かっている。

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1020 徳沢

画像は徳沢ロッヂ
徳沢園に較べて静かな佇まいを見せる。

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徳沢テントサイト
天気が悪いので停滞している登山者なのか。
まだ早い時間だが数張りテントがある。

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徳沢園
こちらは賑やかな山小屋だ。

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上高地にも秋が訪れた。

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清水川に繁茂する藻

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夕方の岳沢

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夕方になって静かになった河童橋
残すは泊まりの観光客のみとなった。

 

徳沢から戻るとバスターミナルに行き周辺を調査した。

上高地郵便局

営業  0900~1700 (4月27日~11月15まで)
定休  水曜日(7月15日~8月31日までは無休)
ATM  なし。現金を下ろすことは出来ない。(郵便だけの取り扱い)
その他 郵便局留めでゆうパック受取可(ただし、発送は郵便局で行う必要あり。)

山小屋観光案内所

宅急便の発送のみの取り扱い。上高地・乗鞍一帯を車両一つで営業している。
集荷は1日1回、天候等により遅れる場合がある。

インフォメーションセンター

バスターミナル近くのインフォメーションセンター1Fで登山用品の販売を行っている。
ガスストーブ用のガスカートリッジ(プリムス)、プラティパス、登山用靴下、ザックカバーなど。

その他情報としてBTインフォメーションセンターと小梨平ビジターセンター内に天気予報と天気図の貼り出しあり。

 

四日目(10月20日)

0600 起床 10.6℃、雨

深夜1時頃より雨が降り始め次第に大降りとなる。ツエルトの底より浸水し始めるが、シュラフカバーのお陰でシュラフは濡れずに無事だった。

0800過ぎ ツエルト撤収

ツエルトを撤収すると一旦ビジターセンターに退避する。ここでしばらく休んで態勢を整える。

0845 小梨平 発

濡れた衣類が歩いていど乾いたので出発することにした。

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ウエストン碑

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0920 焼岳登山口(上高地)

河童橋を通って梓川を渡り作業道を歩く。しばらく行くと右手に登山口が見えてくる。

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新中尾峠までの登りには梯子が多く設置されている。

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雨脚が強く次第に合羽が染みてくる。

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焼岳北峰を見上げる。
雨で霞んで見える。

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1045 大ハシゴ

新中尾峠手前の大ハシゴ
冬期は撤去されるようだ。
随分と高いのでスリップしないように注意したい。

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大ハシゴを越えたところ。
右手に断崖が見える。

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新中尾峠が近づくと笹原となる。

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ようやく焼岳小屋に到着した。
小屋前は大きな水溜りが出来ている。

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1105 焼岳小屋

水溜りを越えて入口までやって来たが、休憩するスペースがない。
仕方ないのでそのまま通過する。

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小屋過ぎの分岐
焼岳方面は左手

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分岐から少し上ると見晴らしの良い場所に出る。
ここからは殺風景な登りとなる。

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1120 中尾峠

小高いピークを幾つか越えると平らな場所に出る中尾峠だ。
天気が良ければここで荷物をデポしたいところだが、生憎雨なのでそのまま背負って行くことにする。

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1210 北峰直下分岐

中尾峠から滑りやすい斜面を慎重に登ってゆく。
砂礫帯の登山道はスリップしやすい。
所々、有毒ガスが湧いていて非常に硫黄臭いところがあった。
この分岐からは中の湯温泉へ下山することが出来る。
ここでザックをデポして空荷で登ることにした。

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1215 焼岳北峰

直下の分岐から一息で山頂に立つ。
雨が降り続くため劣化した合羽は満足な防水性能は発揮してくれない。
全身濡れてしまったので記念撮影だけ済ますと直ぐに下山する。

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もくもくと有毒ガスが湧いている。

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火口にできた池

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中の湯温泉への下山ルート

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1250 中尾峠

休みたいが休めるような場所はない。
ゆっくりと下山して疲れを溜めないようにする。

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中尾峠過ぎの分岐
この付近の分岐は少し分かりにくい。地図とコンパスでしっかりと下山方向を確認する。

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ヒカリゴケ

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気持ちのよい林間をゆく。

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1400 白水の滝 見晴台

途中、岩屋の下の神社があって絶好の休憩スポットであったが、ちょうど先客がいたので止む無く通過する。
手前から急にカップラーメンの匂いがしたので不審に思う。ラーメンを啜る男性2名と目が合う。
神社からさらに下山すると白水の滝の展望台に至る。

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ここで少し休憩する。
全身ずぶ濡れでただ兎に角下山して着替えをしたい。ただそれだけを思う。

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林道に出合う

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近道の看板を発見!林道にショートカットが付けられている。
ここは迷わず近道をゆく。

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緩やかな下山コース

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渡渉すると

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1420 林道脇登山口

再び林道に出る。
入口に焼岳登山口の看板あり

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焼岳登山口を振り返る。
入口の看板は大きいので見落とすことはない。

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途中、分岐があったが看板があるので迷うことはない。
下山時は道なりに下りてゆくだけなので分かりやすい。

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1425 林道ゲート

舗装された林道を歩いてゆくとチェーンで封鎖されたゲートに着く。
一般車はここより下の駐車場に停めて歩くことになる。

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1430 焼岳中尾登山口駐車場

林道ゲートから5分ほど歩くと右手の方に駐車場が見えてくる。
今日は雨のためか車は1台のみ。

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駐車場の広さは普通車10台分くらいのスペースあり。
出入口に登山ポスト設置。
トイレ水なし。

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1500 砂防資料館

雨に濡れて寒いので帰りはただひたすらに歩く。
道なりに下ってゆくと県道475号線に出る。
その交差点付近には砂防資料館があって昼間はトイレを使用することが出来る。
(夜間は閉鎖される)

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1530 新穂高温泉無料駐車場 着

濡れた体が冷えてくるので体温を維持するために歩き続ける。
県道475号線は見慣れた道路だが、歩くと意外に遠い。
砂防資料館から30分歩いてようやく駐車場に戻ることが出来た。

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新穂高温泉の駐車場の仮設トイレが撤去されていて車中泊に不向きだったので、鍋平の無料駐車場に移動した。
その日はヒーターで濡れた体を乾かして翌日晴れたので道具のメンテナンスを行った。
ほとんど人気がない駐車場なので遠慮無くテントや寝袋を干すことが出来る。

 

登山ルート概要

感想

今回の山行も引き続きツエルト使用の軽量化で臨んだが、旧ボッカ道、焼岳長梯子手前でバテてしまった。
旧ボッカ道で渡渉した際ルートを見失ったり、最終水場手前で左に大きく曲がるポイントを見過ごして少し先に進んでしまった。
まだまだ読図能力が足りない。
最終日は、行動開始から3時間ほどで合羽が浸水し始めて焼岳下山時には全身濡れてしまっていた。
長年使い込んだ合羽のため防水性が落ちているが、今回の秋山山行では問題なしと判断した。
新し目の合羽なら快適に歩くことが出来たであろうが、体が冷えて寒さに震えながらの歩行も良い経験となってくれた。
しかし、濡れて消耗したとはいえ全然体力が足りないので真剣にトレーニングする必要を痛感した。
軽量化した割には全然体が動かない。今後の意識を改める必要がある。

 

装備品

35Lザック、ザンバランの軽登山靴、夏用登山靴下(速乾性)、登山用ズボン(ストレッチ性)、帽子(カリマーのワークキャップ)、タオル、軍手、Tシャツ(速乾性)、パンツ(速乾性)、長袖シャツ、ツエルト、ツエルトフライ、グランドシート、ツエルトポール、張り綱2本、ペグ6本(ポールに必要な4本と他+2本とした)、ナルゲンボトル(1L)、プラティパス(2.5L、ハイドレーション付き)、コッヘル(チタン製ソロ用)、フォーク、マイクロレギュレーターストーブ、ガスボンベ中1個(残り1/3)小1個、ラジオ、携帯電話、コンパス、25,000の1地形図、メモ帳、ボールペン、ウエストバッグ(モンベル)、シュラフ(モンベル#3)、シュラフカバー、フリース、カッパ上下、ザックカバー、下着着替え(靴下、パンツ、Tシャツ)各1枚、ヘッドランプ、収納袋(ジャックウルフスキン)、ピンチ缶(携帯バッテリー、電池単4✕4ほか)、多機能ナイフ、笛、ビニール袋数枚

*前回の4泊5日の山行と違うのは、ペグ10本から6本、残りのガスボンベ中だけで他は変更なし。

ガスボンベ使用量 ボンベ小半分使用、ボンベ中(SOTOトリプルミックス)1/3使用して空

西穂高岳ピストン時の装備

上半身の着衣はウインドブレーカー代わりの合羽上着、長袖シャツ、Tシャツで、下半身は通常行動時と同じ。
35Lザック、ザックカバー、プラティパス2.5Lハイドレーション付き(水満タン)、合羽ズボン、トイレットペーパー、軍手デジカメ、携帯電話、ウエストバッグ(モンベル)
*他の不要の荷物は西穂山荘にデポした。

 

食料

玄米10食分、みそ(小袋に適量)、乾燥こんぶ・わかめ・煮干し適量、高野豆腐1袋、切り干し大根1袋、黒ゴマ1袋、ピーナッツ3袋、バナナ3房、りんご1個、サバ水煮缶2個
食料の中に行動食含む(メインはピーナッツ、煮干し、バナナ、りんごとした)

食料残り 玄米4食分、みそ・こんぶ・わかめ・高野豆腐・切り干し大根・黒ゴマ少々

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