利尻山~再び

こんにちは。からあげです。

今日は文句無しの素晴らしい天気だった。それでは早速今日の様子をアップしよう!

利尻山登山(2015.8.1)

登山コース

利尻山北麓野営場~利尻山~沓形登山口~鴛泊市街~利尻山北麓野営場

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0200 起床

本日の予定は利尻山を登った後、沓形へ下山しバスで途中まで戻ってくる。
バスに乗るので、時間にゆとりを持って早出とする。

0330 出発

まだ夜明け前の真っ暗の中、ヘッドランプを点けて出発する。
利尻島にはヒグマは生息していないので、クマを気にすること無くリラックスして歩くことが出来そうだ。
歩き始めから足取りは軽やかで快調だった。

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雲海に浮かぶ礼文島

0430 5合目 標高610m

4合目手前から徐々に明るくなり始めた。
朝から蒸し暑く大汗をかく。

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朝焼けに染まる鴛泊港

0450 第1見晴台(6合目)標高760m

尾根に上り展望が開ける。ここより先の6.5合目に携帯用トイレブースあり。

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今日は朝から快晴だ。海に反射する太陽が美しい。

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0530 第2見晴台

第二見晴台から長官山を見上げる。
ここまで来たら8合目の長官山までもうすぐだ。

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0545 長官山 ちょうかんやま(8合目)標高1,218m

長官山の頂に立つと目の前に天高くそびえる利尻山が現れた。
ここから見る利尻山は最高だ。
長官山の由来は、昭和初期に北海道庁長官がここまで登ってきたことによるそうだ。

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利尻山の山頂付近に巻く雲が綺麗

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8合目長官山からの縦走路が最高だ。
利尻山登山コースの中で景色が良く一番美味しいところ。

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0605 利尻山避難小屋

今日は天気も良く至って順調だ。
見晴らしポイントで景色を見ながら休んだので今日は素通りする。

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避難小屋を過ぎた辺りから見る山頂。
これからがいよいよ本番だ。

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イブキトラノオと礼文島

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0630 9合目(標高1410m)

山頂まで標高差約300m
傾斜はきつくなり厳しさを増してくる。
砂礫帯でスリップしやすいので、一歩一歩慎重に登ってゆく。

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9合目から長官山を見下ろす。

0650 沓形コース分岐

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深く削られた登山道。
山肌は脆く崩れやすい。
ストックの使用はキャップをしていてもかなりのダメージを与えるようだ。
斜面のあちこちに無数のストックの跡がついている。

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山頂手前の崩壊地
滑落の危険があるので、端には寄らないようにする。

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0700 利尻山山頂

一昨日とは違い最高の景色
早い到着だったので、他の登山者は1名いるのみ。
今日は早出して登ってきた甲斐があった。
山頂から見える360度の大展望を心ゆくまで堪能する。

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利尻山南峰とローソク岩
南峰へのルートは崩壊して危険なので、立ち入りが禁止されている。
ちょっと南峰の方に歩いて行って様子を見たが、落石の危険がある崖の下を歩かなければならず、諦めて引き返してきた。

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天にそびえるローソク岩
侵食されて出来たこの岩は山頂での見どころの一つとなっている。

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山頂から礼文島を望む。

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ノシャップ岬方面を望む。
遥か遠くのサハリンまで見る事が出来たが、コンデジでは捉えることができなかった。

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景色が素晴らしかったので、山頂でつい長居をしてしまった。
下りは非常に滑りやすいので気を引き締めて下山を開始する。
山頂を振り返るとすでにかなりの標高差を下ってきたと分かり驚く。

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0820 親不知子不知

親不知子不知(おやしらずこしらず)の上部を見上げる。
沓形コース最大の難所となっている。
上部の斜面が非常に脆くなっているので落石注意だ。
7月上旬まで登山道上に残雪が残っているというので、早い時期はアイゼンが必要だ。
今年の8月1日で残雪は全く見当たらなかった。

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三眺山に向かって下山する。
鴛泊コースに較べて沓形コースは登山道は荒れていて歩きにくく、登山者も少ない。

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険しい利尻山南稜

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沓形コースから見上げるローソク岩は太い。
これならなんとか登れそうな気がする。

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0835 三眺山(さんちょうざん)

険しい区間を抜けてホッと一息つく。
山頂を振り返ると荒々しい姿を見せていた。

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0845 8.5合目(標高1380m)

いきなり携帯用トイレブースが現れた。
沓形コース上の携帯トイレブースは、8.5合目と7合目の避難小屋の2箇所のみ。

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沓形方面に向かって下山中

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再び山頂を振り返る。

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0930 沓形コース避難小屋

7合目を過ぎたところに避難小屋がある。
コンクリートブロック造平屋の古い小屋だ。

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中に入ると雑多な荷物でゴチャゴチャしていた。
荷物を退かせば中で寝ることも出来るが、緊急時のみの使用に限られる。

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1025 沓形コース登山口

黙々と歩いて下山する。
所々泥濘んでいたので、ローカットのウォーキングシューズでは浸水しそうな場面があった。
なんとか交わして登山口にたどり着いた。

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沓形市街に向かって林道を歩く。
登山口の少し上の見返園地には寄らずにまっすぐ下山する。
バスの時間には十分間に合うので、マイペースで歩く。

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林道沿いにあったシマリスの看板
登山道を歩いていると時折目にする。

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沓形の街に降りる手前で振り返ると利尻山が大変なことになっていた。
早めに登ってきて良かった。

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1140 沓形漁港

町の中を通って漁港までやって来た。
Aコープでパンとジュースを買って港のビットに座って食べる。
バスの時間にはまだ早いし、どうやって時間を潰そうか迷う。

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開放感あふれる沓形の町
帰りは鴛泊までバスで帰るつもりだったが、予定を変更しアルバイトする(歩いて帰る)ことにした。

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澄んだ海と礼文島
あちこちの家の庭先では昆布が天日干しされている。

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朽ち果てたバスと利尻山

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このアルバイトは低賃金かつ重労働。但し対人ストレスは皆無だ。

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富士野園地で見かけた百名山一筆書きの田中陽希のプレート
人力で100名山を踏破した強者だ。
彼は利尻山で100名山を締めくくった。

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夕陽丘と青い海

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今日1日で利尻山を堪能した。

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1500 鴛泊市街セイコマ

キャンプ場に帰る前にセイコーマートに寄って食料買い出しする。
沓形の町から約3時間。よく歩いたものだ。

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1555 利尻北麓野営場着

鴛泊の町からキャンプ場までの道のりが非常に長く感じた。
今回はストックを置いてきてしまって、舗装路歩きがキツかった。
ペースを上げるために後ろ足で蹴って歩いていたので靴ずれになった。
キャンプ場でシャワーが浴びられることもあって、全身汗でずぶ濡れになっても惨めな気分にならずに歩くことが出来た。
荷物を片付けると、早速シャワーを浴びて気持よく汗をながして今日の登山は終了だ。

今日1日本当に天気が良かったので、バッテリー残量が回復し余裕をもってブログの更新が出来た。
ACアダプターを忘れたのでフェリー船内や温泉の休憩所で充電できない。
今回はどこまでソーラーだけで出来るか頑張ってみる。
手回しの充電器があったら使ってみたい。
久しぶりに12時間ぐらい歩いて全身に心地よい疲労感が漂っている。
今日は爆睡間違いなしだ。

ねぐら 利尻北麓野営場

 

おわり

コメント

  1. ただし より:

    からあげさんいい旅だね~^^

  2. ちえ より:

    やはり天気が良いと山も海も最高ですね!

    素晴らしい写真の数々、ありがとうございます。今後も、体調にはお気をつけて。

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