こんにちは。からあげです。
昨日は、天気の回復が遅そうだったので、然別湖方面に行っていた。
その時の様子はまた今度アップすることにする。
天気予報を見ると天気が回復して今日は登山日和となりそうったので、200名山の石狩岳に登ることにした。
登るルートはシュナイダーコースで、見た感じ少し手強そうな感じがしたので前日に登山口まで行って車中泊することにした。
シュナイダーコース登山口駐車場
トイレあり、水場なし、Docomo圏外
隣に川が流れているので洗い物をするのにちょうどよい。
前日に登山口に着いておくと気分的にゆとりが出来る。
しかも登山口から石狩岳山頂を見ることが出来る。これにはビックリだ。
双眼鏡でじっくりと観察させて貰った。
夜は人気がなくて非常に怖かった。
目隠しをすると外の様子が分からないので、目隠しなしとした。
付近は真っ暗なのでトイレに行くときクマが出てこないか非常に怖かった。
石狩岳登山(2015.9.8)~シュナイダーコースより
登山ルート
シュナイダーコース登山口より日帰りピストン
今朝は3時に起床しゴソゴソと準備を始める。
ご飯を食べ終わるころ空が白み始めたが、生憎の曇りとなっていた。
ちょうどその頃、一台の車が駐車場に入ってきた。
今日の登山者は一人だけとなりそうで心細かった。
正直なところホッとした。
05:10 シュナイダーコース登山口 出発
随分と日の出が遅くなってきた。
ヘッドランプを外し外に出て靴を履く。
相変わらずの曇り空の中スタートする。
駐車場奥の石段を上ってゆく。
登り始めは沢沿いの平坦な笹薮のコースを歩く。
しばらくして渡渉箇所にやって来た。
倒木を利用した丸木橋を渡る。
天気は曇だが、Gショックの気圧計は右肩上がりとなっている。
大丈夫だ。そのうちガスは晴れる。
右肩上がりのインジケーターのようにテンションも上がってゆく。
もちろん、おっさんの人生も右肩上がりだ。
人生思った通りになるようになっている。これは真実だ!
シュナイダーコース記念看板
シュナイダーとは人の名前だろうか。
ベルリン生まれの日本好きのシュナイダーさんが私財を投げ打って切り拓いた道(おっさんの妄想だ。気にしないで欲しい。)
これより沢を離れて尾根に向かって登ってゆく。
尾根に出るまでは九十九折のコースとなる。
ようし、晴れてきたぞ!
尾根筋に出るといよいよ本格的な上りとなる。
ニペソツ山が見えた。
トンガリ頭でよく分かる。
シュナイダーコースは尾根伝いに付けられ、急斜面が連続する。
標高差1163mを5km強で一気に駆け上る。
東側には雲海が広がり、上空には雲が垂れ込める。
遠くにおっぱい山が見える。むふふ。
かくれんぼ岩を過ぎたところのロープ場
しっかりとした手掛かりがあるので、それほど危険ではない。
木の根っ子を掴んでグイグイと登ってゆく。
今日も玄米ご飯をモリモリと食べたので絶好調だ。
シュナイダーの登りに負けはしないぞ!負けてなるものか!!
ドンドンと稜線が近くなってくる。
稜線の向こう側は青空が広がっていそうだ。
期待を胸に登り続ける。
ニペソツ山の勇姿
石狩岳方面から見るニペは本当にかっこいい。
急な尾根道はもうすぐ終わりそうだ。
石狩岳山頂方面
先行者を追い抜いてしまったので、先頭に立ってしまった。
定期的に笛を吹いてクマにアピールする。
07:10 石狩の肩
予想通り稜線の西側は青空が広がっていた。
朝早く出発した甲斐があった。
ここでしばらく休んで急登の疲れを癒やす。
大雪の山々をズームで撮影する。
肩から見た石狩岳。
ヒグマがいないかじっくりとチェックし笛を吹く。
ヒグマの気配なし。大丈夫だ。さあ山頂に向かって出発だ!
山頂への登りは、シュナイダーコースに比べるとなだらかに見える。
いい感じのペースで登ってゆく。
今日は一体どうしたのだ。体がやけに軽く感じる。
石狩岳 1,967m 200名山
石狩岳(いしかりだけ)は、北海道中央部、石狩山地にある標高1,967 mの山。山頂は上川町(石狩国)と上士幌町(十勝国)の境にある。名称は石狩川の水源であることから付けられた。
稜線は北東-南西方向に伸びている。北東へ辿ると音更山(1,932m)、ユニ石狩岳(1,541m)、三国峠を挟んで三国山(1,541m)と続いており、この稜線は上川町と上士幌町の境をなし、日本海側と太平洋側の分水嶺もなしている。これらの山々(三国山は除かれることもある)を指して石狩連峰と呼び、石狩岳はその主峰である。
07:40 石狩岳山頂着
山頂からは360度の大展望が広がっていた。
特に大雪山方面がよく見える。
しかし、まだ終わっていない。
この先に1m高い1,967mピークがあるのだ。
なぜ、1,966mの方が山頂になったのか分からないが、最高点に向かってさらに歩く。
大沼の向こうに見えるのはトムラウシ山
音更山(おとふけやま)とポン音更山
1,967mピークに向かって稜線を歩く。
向こうにニペソツ山が見える。
07:50 石狩岳最高点1,967m 着
特に標識はなし、ケルンのみ。
1mの違いを体感できないが、こちらの方がなんとなく景色が良い気がする。
気分の問題だ。真のピークを踏み満足する。
沼ノ原に向かって続く縦走路
凄く気持ちよさそうな道だ。
ニペソツ山の勇姿を再び
本当にかっこいい山だ。
何度見ても飽きない。この人気モノめ!
08:00 石狩岳山頂(1966m)
最高点で最高の景色を楽しむと来た道を戻る。
山頂でザックを下ろしてタッパに詰めた玄米ご飯を食べる。
これで元気回復だ。
山頂から登山口を最大望遠で捉えてみた。
なんと駐車場に駐めた車が見える。
ウラシマツツジの燃えるような葉が山に彩りを与える。
石狩岳もウラシマツツジの赤が映えていた。
名残惜しいが山頂から下山する。
向こうに見えるのは音更山、さらに右奥がユニ石狩岳方面だ。
08:30 石狩の肩
石狩岳にお別れする。
また登りにやって来るぞ!
肩からの下山は慎重に下る。
ハイマツの根に足を引っ掛けないようにする。
途中からスピードアップして麓に下りてきた。
マルヒとは一体なんだろうか。秘密のひ、それともヒグマのひなのか。
09:55 登山口着
今日は急な下りなのにスローダウンすること無く、スムーズに下りてくることが出来た。
久々の会心の登山ではなかろうか。イエイ!
それにしても登山口から山頂が見えるとは凄い。
山頂からも登山口を確認することが出来た。
デジカメで撮影したが、ぼやっとしか映らなかった。
今日はサバイバルシートをザックに突っ込んで持っていった。
最近冷え込んで来て万が一ビバークとなった場合、長袖シャツ、ウインドブレーカー、カッパ上下では寒くて危ないので、サバイバルシートを加えた。
以前、一度だけ使ってみたことがある。
冬の寒い日に体に巻いて布団を掛けて一晩寝てみたが、通気性が無いため寝汗をかいたが、毛布なしではとてもではないが寝られない状態だったのに、そこそこ快適に眠ることが出来た。
ただ、シート状なので寝袋代わりに使うのは厳しそうな感じがした。
緊急時なので余裕はないと思うから、綺麗に巻かなくても体を入れるだけで大丈夫な袋状にして欲しいと思った。
でもまあ、これだけコンパクトなのに得られる安心感が凄いので良しとしようか。
下山したら早速後片付けを開始する。
登山靴と靴下を隣の川で綺麗に洗う。
そして今度は自分の番だ。
車でさらに奥にある岩間温泉に行って汗を流す。
温泉から上がり下着を洗濯してから車で玄米ご飯の残りを食べていると、カラフルな鳥がやって来た。
黒いくちばしに羽根の青色がよく目立つ。
東大雪の樹海
温泉から出ると国道273号線に出て三国峠を目指す。
ちょうど、峠の手前にいい感じのところがあったので、駐車スペースに車を停めて橋まで歩く。
目の前には奥深い東大雪の樹海が広がっている。
ツーリングマップルの表紙に出てきそうな景色だ。
今でこそ立派な道路があるので簡単に通り抜けることが出来るが、昔は大変だったのだろうな。と思えてくる。
ここで樹海の景色を堪能するとさらに北へと車を走らせた。
さあて明日は何しようか。
おっさんの旅はまだまだ続く。
走行距離 63.2km
ねぐら 銀泉台P
おわり
コメント
素晴らしい景色ですね!特にウラシマツツジのカットが吸い込まれるようです。
隊長は相当なお天気屋さんだと推察しましたw(私がお天気屋さんなもので)今日はメチャメチャ元気です。一般的なコースタイムと比較のデータが欲しいですハンパなスピードじゃ無いですね。撮影もしながらですから尚すごい!
ブログのアップを毎日って大変ですね…圏外あったり前の山ですもの。
土地勘がない場所での移動で、しかも圏内でないとだめなので制約があります。
これまでなんども場所移動を余儀なくされました。
衛星電話が欲しいです。