こんにちは。からあげです。
今日は何だか非常に蒸し暑い朝だった。
秋とは思えない生暖かさだった。
寒さに慣れてきたところだったのに、これではまたまたやり直しだ。
まあ、来週には実家を脱出するので、季節外れの暖かさともお別れだな。
昨日、ツーリングマップルR東北版が届いた。
2009年版と古い物だったが、新品の3分の1の値段という安さに釣られてAmazonの中古本を購入してしまった。
もちろん、来年の東北の旅に向けて購入したものだ。
もとは図書館の本だったようで、図書館名やバーコードのシールが貼られている。
背表紙のところに痛みがある。
ここがツーリングマップルRの一番弱いところだ。
全面オーパー紙なので耐水性はあるが、ボールペンでも書き込みしにくい。最近のものは従来の耐水紙に戻っていた。やはりライダーに不評だったのだろう。
随分と使用感はあるが、実用上は問題なし。
ツーリング用の地図だけあって、これまで随分と旅先に連れ出されたようだ。(図書館の地図をツーリングに持ち出したり、無料提供された地図を売り払うとはある意味凄い。)
今度は私がジムニーとともに連れ回す。覚悟しておけ!
まだ見ぬ東北の大地に一体何が待っているのだろうか?
ジムニー(JB23W)からガソリンを抜く方法
ところで今日はジムニーの燃料タンクからガソリンの抜き方を書こうと思う。
以前、試しにガソリンを抜く記事を書いていたが、方法が確立したら詳しい記事を再度書こうと思っていた。
しかし、時が経つうちにすっかり忘れてしまっていた!
最近になってようやく思い出し、北海道にいる時に画像を撮って、実際の作業を何度も繰り返しやって作業のコツのようなものが分かってきた。
いつでもどこでもガソリンを簡単に抜けるようにしておけば、普段の生活でも非常役に立つ。
ガソリンストーブや刈払機用のガソリンを小出しで抜いたり、ガス欠の車がいたら分けてあげることが出来る。
ガソリン携行缶に入れておくのが最良だが、保管や持ち運びが大変だし、短期間で使い切れるとは限らないし、わざわざ少量のガソリンためにガソリンスタンドまで行かねばならなかったり、などと面倒なことが多い。ガソリンスタンドが少ない田舎では大助かりとなること請け合いだ。
それではこれからガソリンを抜く方法を詳しく説明するとしよう。
必要なものは、ホースとブロワー(カメラ用)2点のみ。
軽量コンパクト、低コストを意識している。
この程度なら狭いジムニー車内にも常時積んでおくことができる。
ホースはホームセンターに売っている透明ビニールホース。安価なもので、1m単位で購入できる。
耐油性のある赤色の燃料ホースでも試してみたが、柔らか過ぎて曲がりくねったパイプを通すことができなかった。
燃料タンクに入りやすいようにホースの先端をハサミで斜めにカットする。
給油口の蓋を開けて斜めにカットした方からホースを中に入れてゆく。
給油パイプが曲がりくねっており、途中に逆止弁が付いているので入りにくい。
逆止弁は車が横転した時にガソリンが逆流して外に漏れ出るのを防ぐために装備されている。
逆止弁のクリアが最大の難関だが、コツさえ掴めばなんとかなる。
ホースは柔らかくても硬くても入りにくい。適度な剛性を持っているホースが扱い易い。耐油性の赤色の燃料ホースが柔らか過ぎてダメ、経年劣化したホースは硬くなって扱いにくくなる。新し目のホースがやりやすい。
ホースを回転させたり、出し入れしたりして逆止弁をクリアする。
ホースはガソリンタンクの中に2mも中に入れれば十分だろう。
あまり入れ過ぎるとタンクの中で曲がって油面の上に出て空気を吸ってしまうかもしれない。
ホースをセット出来たら、あとはブロアで吸い出すだけ。
ガソリンを吸い出すために使うブロアはカメラ用だ。100円ショップでも売っている。
カメラ用のブロアがたまたま手元にあったので使ってみたところ、意外に具合が良いことが分かりずっと使っている。
初期の頃は口で吸っていたが、胸が苦しくなってむせていた。
これが100円ショップで売られているブロア。大手のダイソーで購入した。
パソコンのキーボードやカメラの掃除などでも大活躍する。1つや2つ買っておいて損はない。
エアバルブ
ノズルと反対側にある空気を吸うためのバルブ。逆止弁で吸う方向のみとなっている。
ブロアがすばやく丸く復元出来るように取り付けられているようだ。
ブロアのノズルをホースに取り付けて、ブロアを握って空気を出してから、ブロアが潰れた状態でエアバルブを指で押さえつつブロアを握って丸く復元させる。
ブロアをスポイト代わりにしてガソリンを吸引する。
ガソリンタンクの油面より受け側のボトルを下げておけば、一度流れ始めたらそのまま流れ続ける。
サイフォンの原理でガソリンを抜く。
ホースが細く流れるスピードはゆっくりのため、余裕をもって作業できる。
ボトルがいっぱいになりそうになったら、タンクの油面より持ち上げて送油をストップさせる。
私はMSRのガソリンストーブ用の燃料ボトルに入れている。この燃料ボトルは消防法の規格に適合しないため、ガソリンスタンドで給油することはできない。そのため、このガソリンを抜く方法が役立つ。
使用したホースは十分乾かしてから袋に入れてしまう。
日当たりの良いところに干しておけば直ぐに揮発して乾いてくれる。
作業の注意点
火気厳禁
くわえタバコや火気のそばでは絶対に作業をしない。ガソリンは引火しやすく非常に危険だ。
静電気を除去する。
作業前に車のボディーなどをベッタリと触って体に帯電した静電気を逃がしておく。
特に空気が乾燥した冬場は注意が必要。
広い場所で作業する。
人気のない山奥の舗装された駐車場がベスト。燃えやすいものがある近くで行わない。
タンクの中にゴミなどの異物を入れないようにする。
使用するホースは、袋に入れるなどして汚さないように保管する。
たまに水洗いして綺麗にしておく。
ホースを途中で繋がない。途中で外れたら取り出せなくなってしまう。
以上の点に注意すれば問題なし。
何度もやっているうちに要領が分かってくる。
この方法はネットの情報を元に私が独自に編み出したもので、車両と作業の安全性を保証するものではない。
この方法で随分やって来たが、特に問題は無かった。
自分でトライしてみる際は、自己責任で十分注意して作業して欲しい。
参考情報
車の構造を知っていれば、より安全に作業することが出来る。
DIYで車の整備をする者にとっては車の構造を知ることも重要だ。
車の下に潜って燃料タンク周りを確認してみる。
ジムニーの燃料タンクはプロペラシャフトの左側に取り付けらている。
タンクの容量は40Lで左寄りとなっている。
給油口の裏側
右後のタイヤハウス内の黒いカバーを外して給油パイプをじっくりと観察する。
太いパイプがガソリンが入ってゆくところ、細いパイプはエア抜き用。
パイプ2本は、燃料タンクの右側側面上部に繋がっている。
パーツリストで確認すると、太いパイプの燃料タンク付け根部分に逆止弁が取り付けられている。下の資料の16番となる。
ホースを入れるときにこのバルブ引っ掛かるが、安全のため外してしまうわけにはいかない。
SUZUKI パーツカタログ JB23W(8型)2010年9月発行 P30
FIG891A フューエルタンク(PDF版 より鮮明なデータ)
この方法は、ジムニー(JB23W)にガソリンが十分入っている状態で、ある程度抜くことができます。チェーンソー・刈払機やガソリンストーブ用の少量のガソリンを抜く時に有効な方法です。(チェーンソーや刈払機は2サイクルエンジンのため、使用する際はオイルを混ぜる必要があります。)
タンク内のガソリンを完全に抜き出すことができません。
他の車種では構造が違うため、この方法ができるとは限りません。
おわり
コメント
こんばんは。
ジムニーからのガソリンの抜き方、参考になりました。ありがとうございます。
特に参考事項のところはいいですね。この辺の構造がわかっているとホースを差し込む時にやりやすいですね(^_^)
庭木剪定のアイディア、需要ありそうですねー。
旧ブログまだ途中を読んでいるところですが、小屋の場所は非公表ですよね、きっと。長野県なんでしょうか。だとしたら、私も長野県(といっても南部の伊那ですが)なので親近感を覚えます。こちらは、朝晩だいぶ寒くなりました。
安いパーツカタログだけでも手元にあると、構造が分かるので便利です。
サービスマニュアルはDVDになっていて確か全部で5万円だそうです。
山小屋は秘密基地なので、場所は極秘です。
よく読むと手がかりが掴めるかもしれません。
素晴らしいページに出会いました。
ありがとうございます。
100円ショップでブロアー買ってきました。
当方は五年くらい放置したダイハツアトレーの古いガソリンを抜こうと考えています。
廃車したいのですが、白物家電の倉庫になっていますので、白物家電を出さねばなり
ません。ビル内の駐車場からビルの階段下まで動かせればよいのですが、十分に充電
したバッテリーでもエンジンがかかりません。二㍑程度しかガソリンを入れてありませんでしたので新しいガソリンを二㍑追加してみましたが、エンジンがかかってもすぐに
止まってしまいます。ガソリンが原因かどうかは分からないのですが。
ブロアーの使い方をもう少し詳しく教えてください。ブロアーのノズルはホースに押し込んだままでよいのですか。
このガソリンを抜く方法では、タンクの底に溜まったガソリンまでキレイに抜き取ることはできません。
タンクに多めに入っているガソリンを抜くことができるというだけです。この方法で北海道車中泊に使うガソリンストーブに使う燃料を得ていました。
ブロアはポンプ代わりとして使います。ブロアノズルをホースに挿し込んだ状態で、そのままブロアを握って中の空気を出してから、ノズルと反対側のエアバルブを指で塞ぎつつブロアを元のように丸く復元させます。するとブロアがポンプの役割を果たしてガソリンを吸うことができます。
5年も放置しているので、たぶん中のガソリンが腐っていると思います。
ガソリンをキレイに抜いてタンク内を掃除、点火プラグ、エアクリーナーを点検してから新しいガソリンを入れてエンジンを掛けてみたらかかるかもしれません。
私は不動車を動かした経験がないため、詳しいことは分かりません。
手っ取り早くタイヤの空気を高めに入れて人間4人くらい集めて押して動かすのはいかがでしょうか?もちろん注意深く作業する必要がありますが。
ありがとうございました。
いずれにしろ、タンクの中にうまくホースを入れてからですね。
ドレンプラグがないとガソリン抜きは面倒です。ダイハツでは、ドレンプラグのないタンクからガソリンを抜くときは、タンクを外して逆さにして・・・・・・、などと言っております。
タンクの底にうまくホースを入れられれば、かなりの量を抜くことができるかもしれません。
頑張ってください!
ドレンプラグがあったらあったで今度は燃料漏れの危険があります。
メーカーとしてはコストダウンと無用なトラブルを回避するために、ドレンプラグなしとしているのでしょうね。
そういえばジムニーにもドレンプラグはありませんでした。