こんばんは。からあげです。
今日は朝方一時的に雨が上がったが、再び降り始めている。
山小屋の中がジメジメして鬱陶しい。
朝方の一時的な晴れ間に撮影した。
ブルーシートタープのお陰で不自由なくロケットストーブで煮炊き出来ている。
風が吹くとシートが破れてしまうので、これは一時的なものだ。
冬本番前に対処しようと思う。
ところで、本日走行充電システムが完成した。
では早速、システムの概要を説明しよう。
車中泊電源システム~走行充電とソーラー充電の概要説明
通常はソーラーシステムが稼働し、日中はサブバテリーに充電を行っている。
PCの使用量が多かったり、日照不足が続くと、直ぐにバッテリー残量不足に陥る。
サブバッテリーの残量を補うのは、メインバッテリー系統のインバーターに接続したAC充電器で、走行中に稼働させてサブバッテリーに充電出来るようにした。
効率は悪くなるが、汎用性を高めるために、正弦波インバーターを介してAC電源を取り出し、AC充電器を接続して充電する。
AC充電器は固定していないので、充電する都度セットしなければならないが、他車のバッテリー充電やオートキャンプ場などでも充電出来るようにした。
そのため長さ15mくらいの延長コードを車に積んでおく。
あとは電気の消費量を抑えるために、ノートPC用電源として、チャージコントローラーから出力したDCをDC-DCコンバーターで電圧を変換して、DCのまま電気を使用出来るようにした。
ソーラー充電と走行充電システムを電気的に切り離したのは、同時に充電出来ないことと、片方のバッテリーがダメになると、もう片方のバッテリーも連鎖的にダメになってしまうのを防ぐためだ。
片方のバッテリーさえ生きていれば、完全なシステムダウンの危機から復活することが出来る。
それでは本日の作業の様子を説明しよう。
まずはDC-DCコンバーターの入力ケーブルを作成する。
段ボール箱の中に眠っていたモバイルソーラー(ゴール0)のものを加工する。
DC-DCコンバーターの入力ケーブルはシガーソケットになっているので、シガーコンセントで抜差し出来るように接続したかった。
ソケット中心の電極が+側、円筒内側が-側となる。
ホームセンターのカー用品コーナーに売っているが、買うと800円くらいと意外に高い。
これが山小屋にあったのをずっと記憶していた。(金が絡むと記憶力は急激にUPする。)
同軸ケーブルの接続
同軸ケーブルとなっているので、外側の皮膜を縦にカッターナイフで切れ目を入れて皮を剥く。
外側の線は傷つけやすいので少しずつ切って慎重に作業を進める。
ショートしないように、むき出しにする場所を敢えてズラした。
圧着端子で接続したところ。
こうして位置をズラせばショートしない。
上からビニールテープを巻けば絶縁はOKだ。
接続した場所の強度が不足しているので、ビニールホースを被せてさらにビニールテープを巻いた。
随分と剛性がアップしたので、断線することはないだろう。
またまたガソリン抜き用ホースを切って使った。
楽しい楽しい工作の時間
外は湿っぽいので車内で作業する。
誰にも邪魔されない自分だけの時間が過ぎてゆく。
DC-DCコンバーターの電気はチャージコントローラーの出力端子からとることにした。
この時、コントローラーのスイッチでON/OFF出来ることが分からなかったため、途中にスイッチを割りこませる作業をしている。
プラス側を入切するようにした。
銅線の取り付けは、ビスの締め付け方向と同じ右回転で締まるようにUの字を作る。
そうすると締め込んだ時に緩まずガッチリと付いてくれる。
このスイッチは実家で調達したものだ。タダ!
チャージコントローラーの様子
現在はDCを出力中で、一番右側のランプがオレンジ色で点灯している。
右側のデジタル表示下のボタンを押すと出力をON/OFF出来る。
何種類かモードがあって、これは手動でON/OFF出来るモードだ。
英語の取扱説明書を何度も読み込んでようやく設定出来た。
DC-DCコンバーターの配線は網棚の枠に沿わせて、何度も付けたり取り外したり出来る結束バンドで仮止めしておいた。
使用しながら位置を微調整してゆく。
取り敢えずはこれでOKだ。
チャージコントローラー本体にスイッチがあったので、後付スイッチは無意味となってしまった。
わざわざやり替えるのも面倒なので、このまま使うことにする。
配線処理もきっちりやって機械の周りがすっきりとした。
下に出っ張りが出来たので、慣れるまでは頭をぶつけそうだ。
頭突して壊さないように気をつけよう。
こうしてみるといい感じに収まってくれた。
走行充電システムの完成だ!
早速、DC-DCコンバーターを繋いでパソコンを使ってみる。
シガーソケットの配線でプラスマイナスが逆かもしれないと多少不安があった。
何事もなく良かった。
コンバーター本体にヒューズが組み込まれているが、安っぽい作りなので交換できるかどうか分からない。
その後、用事が出来て車で出掛ける時に走行充電をやってみた。
サブバッテリーとの接続はワニ口クリップだったので、スロープを降りる時に段差のショックで外れてしまうか気になったが、バッテリーは微動だにせず、クリップは外れることはなかった。
走行時間が短かったので、10Aで充電しても充電完了とはならなかった。
長時間走れば問題なく、満充電出来るだろう。
ケチらずに10Aで充電できるタイプを購入して良かったと思った。
以上で、走行充電のシステムの説明終わり。
どうだろうか。分かって頂けただろうか。
狭いジムニーだが、なんとか走行充電システムも組み込むことが出来た。
初めから走行充電も組み込んでいたら、恐らくキャンピングカー用のアイソレーターを使用していたことだろう。
充電電圧が低いため、走行充電でもサブバッテリーを満充電出来ずに困っていたはず。
今回のシステムなら、いつでもエンジンを動かせば充電できるし、メインバッテリーから電気を使うことも出来る。
車中泊では、メインがサブバッテリーで、サブがメインバッテリーとなる。
万が一バッテリーを上げてしまっても、オートキャンプ場かRVパークに行けば充電できる。
これで長期の車中泊でも電気を気にせずにガンガンノートPCを使うことが出来る。
我ながら満足の行く仕上がりとなった。
使用する材料を選んで見栄えを良くすれば、車中泊専用ジムニーとして売り出すことが出来そうだ。
無線マニアとかに需要がありそう。これは行けるかもしれない。(妄想全開)
今回はもう一つ話題を付けよう。
新たなワークキャップを購入した。
ジャックウルフスキン製で約2,500円だった。
ネットを徘徊しようやく見つけた。
後ろ側
マジックテープではなく、金具式のアジャスターが気に入った。
内側の様子
薄い生地の内張りが付いている。
よく見るとモンベルに較べて生地が薄くて縫製が雑だ。
タグが2つ付いていて見ると綿100%とナイロン100%の表示がある。
綿かナイロンかどちらなのだろうか。
ひさしの長さを比べるとモンベル製と同じだった。
最近はひさしの長さまで法律で決められているのか。
フォルムはほとんど一緒。
欲を言えば、もう少しひさしの長さが欲しかった。
モンベルの色違いを買おうかと思ったが、それでは芸がないので違うメーカーのものを選択した。
このジャックウルフスキンのワークキャップは安っぽい作りなので、長持ちしないように思える。
色がグレーなので、すす汚れが目立ちにくい。
町に出掛ける時に被るとしようか。
ようやく予備の帽子が手に入ったので、これからは漬け置き洗いをすることが出来るぞ!
ようし、そろそろ寝ようか。
明日からまた忙しくなりそうだ。
おわり
コメント
こんばんは。
この電源システムはいいですねー。
車中泊で車内からノートPCで世界とつながる、なんだかワクワクしますね!
今のところジムニーを一人乗り仕様にはできませんが、いつかこの電源システムを搭載したいですね。今回もとても参考になりました。ありがとうございます!
電気のこと詳しくないので初歩的な質問です。万が一走行用バッテリーが上がった場合は、サブバッテリーとブースターケーブルでつないでエンジンをかけるのでしょうか?
はい。そのようなことも出来るようになっています。
2つ同時にバッテリーを上げてしまった場合は、メインバッテリーとAC充電器を担いで何処か電源を取れるところまで行きます。
こんばんは
配線参考になります。
しかし…ノーパソがやたら大食らいですね、いっそタブレットにキーボード接続したら省エネでは?Photoshopで画像処理なんてのは無理ですけどw
携帯便利なノーパソ用に充電変圧蓄電だけで本体の何倍も嵩張ります。
断食五日目、空腹感無くなりました。初めての経験ですがコレは人に勧められる経験で世界が違って見え体調も良好です。食べるために費やす時間と労力は膨大なものですごく退屈です。
次回のパソコンは省電力タイプにしようと思っています。
断食はいつまでされるのですか。
私も暇なのでそのうちチャレンジしてみるかもしれません。
取り敢えず山小屋で寛げるようになってからです。
こんばんは。
充電システムの完成、おめでとうございます。
卵焼きの知識不足が災いして、説明されてる内容は全く理解出来ないです。(>_<)
でも、からあげさんが凄い綺麗に描いてくれた構成図を頼りに勉強してみます。
ベランダの睡蓮鉢の金魚が夏場酸欠で可哀想なので、今年こそプチソーラー発電を使ってエアレーションを入れてあげたいです。
災害時にもとても役立つ知識だと思うので、“思い立ったが…”です。
図書館やネットで勉強しても、どうしても判断に迷うことがあったら相談に乗って頂けませんか?
私で良ければいつでもどうぞ。
車中泊用の電源システムが完成したので、災害が起きても大丈夫になりました。
ガソリンは残量半分で給油していますので、車を発電機代わりにすれば、一月くらいは全然大丈夫そうです。