こんにちは。からあげです。
はじめに
先日のことだが、ようやく電柱敷地料の手続きが完了した。
一昨年、山梨県内で山林を購入したのだが、いつまで経っても電柱敷地料について電力会社から連絡がなかった。 (購入後、偶然ネットで電柱敷地料を知ることになった。)
そこで待ちきれずに、自分から連絡して処理してもらった。
電柱敷地料とは
ここではまず電柱敷地料について説明しておこう。
電柱敷地料とは、電力会社やNTTが設置する電柱などの借地料として土地所有者に支払われるお金のこと。九州電力送配電株式会社のHPに分かりやすく記載されているので、下記に引用しておく。
電柱敷地料とは、当社がお客さま敷地内に電柱等を設置させていただく際に、お客さまにお支払いする敷地借用料金で、電柱等の設置に際しては、お客さまから「承諾書」という形でご承諾をいただいています。
また、電柱敷地料は、施設する場所の地目に応じて次のとおりとなっています。
電柱敷地料単価 (単位:円/年)
電柱・支線など1本あたり
田 1,870円 畑 1,730円 宅地 1,500円 山林等 215円 *九州電力送配電株式会社(電柱敷地料)より引用
支線(電柱を支持するための、電柱上部から地上へ斜め方向に張る線)は電柱と同額の敷地料が支払われる。
地目は現況判断となり、登記簿上の地目が山林であっても、家を建てて住んでいる場合は、宅地として評価される。
山林に別荘を建てて、年数回利用する場合でも同様に宅地となる。
電柱敷地料の金額は、電気通信事業法施行令で定められている。 宅地より田畑のほうが高額で、山林は低額となっている。
支払い手続きは、登記簿確認と現地調査が行われたのちに、住所に同意書が送られて来る。
その書類に必要事項を記入して郵送すればOKだ。
支払方法
お支払方法は、原則として年に1度で、銀行・郵便局口座振込払いの場合は毎年5月中旬、農協口座振込払いの場合は毎年11月初旬となっています。
また、お振込み日の約2週間前に「電柱等設置場所のご確認と口座振込についてのお知らせ」を送付させていただきます。*九州電力送配電株式会社(電柱敷地料)より引用
料金の支払いは、電力会社によって異なるようだが、東京電力では、3年毎に3年分一括して指定口座に振り込まれる。
なお、敷地料は土地の購入時から遡って支払われることになっている。
電力会社の他にNTTも同様なので忘れずに手続きしたい。
私の家はセルフビルドで建てた粗末な小屋ではあるが、地目が山林なのに宅地料金が支払われている。何もしないでも、敷地内にあるだけで支払われる料金だ。
これは非常においしい。完全な不労所得となる。
我が家の電柱敷地料
東京電力
電柱 2本(うち1本は、持ち分3分の1)、支線 1本
1,500+500+1500=3,500円
NTT
支線 1本
1,500円
合計 5,000円(年間)
我が家の電柱たちを紹介
これが土地の端にある電柱だ。
2本見えるケーブルが支線で敷地内の地面から出ている。
いつでも撤去出来て邪魔にならない薪置き場と利用している。
しっかり中まで乾燥した薪が今か今かとストーブに投入されるのを待っている。
電柱は土手の部分から立ち上がっていて、土地利用の邪魔になっているわけではない。 どのみち傾斜地で使いみちがない。
しかし、これらの無味乾燥な人工物があるとこで、私の家の景観が著しく損なわれていることは確かだ。
気品と趣が漂う山小屋が台無し。
これは迷惑料として考えたほうが良いだろう。
この電柱の支線は2本。
1本が電力会社で1本がNTTのもの。
支線の下側には、保護と怪我防止のためのものだろうか、黄色い筒が取り付けられている。
(後日、NTTに確認したところ、引っ掛かり防止の保護目的で取り付けられているそうだ。)
NTTの調査員の方に話を伺うと、支線は敷地の空中を通っていても敷地料支払いの対象となることがあるらしい。
低い位置を通過する場合は、土地利用が著しく損なわれるため支払われるということだ。
その高さはいくらなのか聞き忘れたが、かなり低い位置だと思われる。
ネットで検索しても出て来ない。
これはどうも極秘事項らしい。会社に直接聞くしかないだろう。
電柱には、このように電柱番号を示すプレートが取り付けられている。
電力会社等に連絡をとって、所在地と電柱番号を伝えれば、後日調査した後に、調査官が直接同意書を持ってくるか、郵送してくれる。
手続きの処理には、通常10日から2週間程度かかるとのこと。
あとは支払い期日に指定口座に振り込まれる。
電柱敷地料まとめ
電柱敷地料をネットで調べても、なぜか情報が極端に少ない。
金額まで詳細に掲載しているのは九州電力のみだ。
ほかの電力会社は一般に広く知られないように情報を伏せているように思える。
だからこの際、私がブログで詳しく説明して、世間に広く周知することにした。取れる金は取っておかないと損。
土地契約時に不動産屋から特に説明を受けなかったので、始めは気にも留めていなかった。
しかし、ネットで電柱敷地料のことを知ってお金になるということを知り今回動いた。
そのうち調査官がくるだろうと思っていたが、甘かったようだ。
田舎の山林など誰の目にも止まらない。
自分から動いた結果、毎年5,000円の収入が発生することになった。
固定資産税が思ったより高くて不満だったが、この電柱敷地料で埋め合わせると、概ね納得のゆく金額となった。
これから所有している限り毎年5,000円が懐に入る。
10年で5万円、20年で10万円だ。
私が寝っ転がっている時でも、世界各地を放浪している時でも、着実に働いてくれる。
実に頼もしい電柱達だ。
今度、綺麗に掃除してあげよう。(手の届くところまで)
追記(2015.12.7) 空中の支線について
本日、電力会社とNTTに電話して敷地内の空中を支線が通っている場合、電柱敷地料が発生するか否かを尋ねてみた。
東京電力
空中の支線は、支払い対象とはならない。
(電力会社によっては支払われるかもしれない。各自で確認して欲しい。)NTT
敷地内の地面から高さ2メートル以内に支線が通っている場合は、支払い対象となる。
敷地内の空中にNTTの支線が2本通っているが、どちらも高さ2m以上のため、支払い対象とはならない。
ちょっと高かった。残念。
参考データ
東京電力会社の電柱敷地料の支払い対象となる設備の種類
本柱(電柱のこと)/支線/支線柱/支柱/副柱/小柱/小柱支線
計7種類
コメント
ありゃ!我が家にも電柱と支線があります。各一本ですが…2年に一度3000円だったような?今度中部電力に聞いてみます。支線分遡って払ってくれれば2万程になるわけで、ラッキー♩
でも世界一高い電気代とかなんとかして欲しいし、原発再稼働とかやめて欲しいもんです。冷蔵庫と水道の凍結防止帯さえ無ければ電力会社と付き合う必要は無いわけで…冬の電気代は毎月2万ばかり増えます。
凍結防止帯の電気料金はなんとかならないものですかね。
ポンプ小屋に付いていてメーターがクルクルと凄い勢いで回っています。
本当に電柱敷地料はおいしいですね。
連投ごめんなさい。
カミさんに聞いたら年間3000円程で3年に一回まとめて振り込まれるそうです。
なぁ〜んだw
バイトは結局コメントからの依頼から決まったのですか?
いいえ、自力で見つけました。
採用おめでとうございます
ブログ更新が減ってしまいそうで残念ですが、ある程度の金がなければ不自由極まりない世の中ですからね。
人間関係に注意しつつ効率よく頑張って下さい。
どうもありがとうございます。
ブログ更新は今まで通り毎日しますよ。