こんにちは。からあげです。
昨日はむつ市街にやって来て図書館チェックをした。
あとで調べてみたのだが、驚愕の事実を知った。
なんとむつ市の財政はかなり厳しい状況らしい。
公共施設の設備が凄く充実していたので、てっきり余裕があると思っていた。
見かけによらず貧乏なんだと思った。
レクサスとかベンツに乗っていてボロアパートに住む人間と一緒のような気がする。
むつ市財政中期見通し(緊急健全化対策)を策定しました
登録日: 2015年8月28日 / 更新日: 2015年8月28日
持続可能で健全な財政運営を図るため「むつ市財政中期見通し」を作成し、抜本的財政改革に取り組みます。
当市の財政環境は、長引く地域経済の低迷による市税収入の伸び悩み、少子・高齢化に伴う義務的経費の増嵩など、厳しい状況となっています。
このような中で、普通交付税は今年度から6年間で段階的に縮減される一方で、公共施設等の更新・耐震化などに伴う財政需要の増大が見込まれるほか、むつ総合病院に対する債務負担行為の履行等もあり、このまま何の財政健全化対策も講じない場合、赤字転落はおろか財政破綻といった最悪の事態をも招きかねない危機的な局面に立たされているといっても過言ではありません。
昨日のねぐらはJR下北駅の駐車場。
スーパーで買い物してからやって来た。
日没が迫っていたので、取り敢えずここにしておいた。
駅前だというのになんと無料。
無料なのに満車ではないので、気軽に停めやすい。
駅舎の外には24時間使用できる公衆トイレがある。
トイレの横に観光案内所があったので寄っていろいろな観光パンフレットをゲットする。
この時、姉さんになんでむつ市は賑やかなのかと尋ねてみると、あちこちに店が出来たのはここ最近ということだった。
本州の端っこにあるのに町が栄えていると言うと、これが普通と言わんばかりにびっくりとしていた。
若い人だからこれが標準と思っているのだろう。
昨日は奮発してぶりの刺身を購入した。
青森県産の天然物だ。
こんなにも要らなかったのだが、カット済みだとかなり割高なので、三枚おろしのヤツにした。
まな板の上で切ると脂が付いて汚れるので、トレーに入れたままの状態でナイフで3等分にしてそのままムシャムシャと食べた。
久しぶりに魚を食べたような気がした。
美味かったが、もう当分はブリはいいと思った。
駐車場は夜になると街灯が点いてかなり明るかった。
電車は電化されていなくてディーゼルなんだけど、直ぐに行ってしまうので、それほど気にならならなかった。
深夜になると入口に若者が溜まっていたが、スマホを弄ったり話をしていたりと普通にしていた。
一度馬鹿でかい排気音の車がタイヤを軋らせて走っていっただけ。
朝になって周囲をよく見ると、道路の向かい側に交番があった。
この駐車場はそこそこ車中泊に適した場所ではないかと思った。
恐山冷水 おそれざんひやみず
むつ市街から恐山に向かって県道4号線を車で走ること約20分、恐山手前の冷水峠に湧き水が出ている。
広い駐車スペースあり。
水場の直ぐ前にはバス停がある。
冷たくて美味しい湧き水だった。
ここでペットボトルとポリタンクに満タンに汲んでおいた。
道路を挟んだ向かいに公衆トイレあり。
水洗で綺麗だった。
今日は恐山見物に行くことにした。
観光客がやって来る前の静かな時間帯に見たいと思った。
山道を運転して森の中を抜けると宇曽利湖(うそりこ)に出た。
ここから恐山まですぐ。
外輪山を越える部分は、急傾斜でカーブがキツイので運転には注意が必要だ。
かなりのテクニカルなコースとなっていた。
宇曽利湖から流れ出る正津川(しょうづがわ)に架かる橋。
なんと三途川と彫られた石柱が立っていた。
おっさんは喜んで橋を渡る。
これがかの有名な三途の川か。
クロックスもどきサンダルは、橋を渡るときかなり危険だった。
硫黄分たっぷりの水。
恐山菩提寺 おそれざんぼだいじ
寺名 恐山菩提寺
本尊 延命地蔵菩薩
開基 慈覚大師円仁
開山期間 毎年5月1日~10月末日
開門時間 06:00~18:00(大祭典・秋詣り期間は別設)
大祭典 7月20日~24日
秋詣り 10月の体育の日が最終日となる3日間(土・日・月)
入山料 個人 500円 小・中学生 200円
宿坊「吉祥閣」宿泊料 1人12,000円(一泊二食付き)
恐山は、今からおよそ千二百年の昔、慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)さまによって開かれた霊場です。中国でご修行中の若き日に見た夢のお告げに導かれ、円仁さまは、諸国に教えを説かれての旅の果てに、この下北の地にたどり着かれました。そのとき、眼前にひろがるまさに霊山と呼ぶべき風光に感じ入られ、地蔵菩薩一体を彫刻し、本尊となさったのです。
この地は、宇曽利湖(うそりこ)を中心に、釜臥山(かまぶせざん)、大尽山(おおづくしやま)、小尽山(こづくしやま)、北国山(ほっこくざん)、屏風山(びょうぶやま)、剣の山(つるぎのやま)、地蔵山(じぞうやま)、鶏頭山(けいとうざん)の八峰がめぐり、その形あたかも花開く八葉の蓮華にたとえられます。また火山ガスの噴出する岩肌一体は地獄に、そして湖をとりまく白砂の浜は極楽になぞらえられ、人々は、千年の長きにわたって、「人が死ねばお山に行く」という素朴な信仰と祈りを伝えてきたのです。
恐山にはふるくから、東北一円にとどまらず、日本各地から信者の参拝が絶えませんでした。とりわけ、七月の大祭典、十月の秋詣りは、肉親の菩提を弔い、故人の面影を偲ぶ多くの人々が、連日境内にあふれます。
そうした人々の想いを受けとめてくださる本尊地蔵菩薩さまは、大地と母胎を象徴する名前を持つ菩薩さまです。お釈迦様以後、次の如来さまがこの世にあらわれるまで、生きとし生きる全てのものを救おうと、地獄から天上界まで、今の慈悲の旅を続けているとなされています。
時代がいかに移り変わろうと、人々のけっして尽きることのない安らかな生と死への願いがある限り、霊場恐山は彼らの思いとともに信仰の光を灯し続けるのです。案内パンフレットより
三途の川を渡って直ぐ。
恐山の広大な駐車場。
車を停めて中に入る。
早朝のため車は疎ら。
総門
お大師様(慈覚大師円仁)
山門へと続く参道
山門
風車がいっぱい
山門を抜けて奥に進む。
薬師の湯
参拝者が無料で入れる温泉。
境内に温泉小屋が建っている。
男湯は薬師の湯だった。
他にも古滝の湯と冷抜の湯があるが、2つとも女湯だった。
脱衣所の様子。
靴を脱いで中に入る。
中の様子
天井の換気口
久しぶりにありついた温泉だ。
入山料はこの温泉代だと思えばいい。
硫黄泉なので長湯は禁物。
私のようなカラスの行水派にはピッタリの温泉だった。
なんとも言えない高濃度のお湯は皮膚を通して染みこんだような気がした。
通路を挟んで向かいにある古滝の湯と冷抜の湯。
2つとも女湯となっていた。
ひょっとして日替わりで入ることが出来るのだろうか。
卒塔婆がいっぱい
手水舎
亀の石細工が置かれていた。
よく見ると石をくり抜いて彫られている。
一体何年掛かったのだろうか。
石を見ていたら中に亀が見えたというのか。
本尊安置地蔵殿(祈願祈祷の道場)
地蔵殿から山門
さあて地獄巡りと行こうか。
ここは奥の院不動明王への入口。
ちょっと行ってみるか。
石段を登ってゆく。
不動明王
なんとお不動さまの前に弁当の空き箱や空のペットボトルが転がっていた。
罰当たりな奴め。
と言うか朝のお勤めで掃除しに来ないのか。
なかなかの男前ですね。
境内全景
殺風景な岩と砂ばかりの場所。
風車がクルクルと回っていた。
大師堂
このお寺では円仁さま。
大きな石碑
朝日を浴びて光っていた。
ここはこの世の地獄。
地面からシュワシュワと蒸気が吹き出る。
白い手ぬぐいやタオルが木の枝に縛ってある。
これはなんのおまじないか。
八角円堂
子供を抱いた仏さま
血の池地獄
地獄を抜けると宇曽利湖畔に極楽浜が広がっている。
なんとも良い景色だ。極楽極楽。
極楽浜の石は持ち帰らないでくださいとの立て看板あり。
どんどん風化して砂になっているので、石は貴重なのだろう。
仏さんも暑い暑いと頬かむりをしている。
今日は下北半島を訪れた観光客は必ず行くと思われる恐山に行った。
まあなんというか、宗教に興味がないので取り立てて言うことはなし。
これだけは書いておくが、奥の院や地獄巡りの方にゴミが落ちていたのは興ざめした。
毎日キチンと掃除しないのかと思ってしまった。
随分前から放置されている色あせたゴミもあった。
私はボランティア精神は持ちあわせていないのでゴミ拾いはしない。
このクソ坊主、遊んでいないでしっかりお勤めしろと言いたくなった。
四国八十八ヶ所の時もそうだけど、たまにクソ坊主センサーが反応する。
まあ、温泉も入ったことだし良しとしよう。
綺麗サッパリ忘れよう。
さあて、また天気が下り坂になってくるようだ。
どうしようか。
おわり
コメント
恐山の記事、とても興味深く読みました。お寺、温泉、宇曽利湖と写真もよかったです。
隊長?
恐山は、不気味なところでしたか?
不気味とは思わなかったですね。天気が良かったからかもしれません。
破綻し掛けの自治体、イケイケどんどんの自治体、何れも公務員給与は同じで税収の全てが振り向けられます。足らないと破綻しますが、破綻すると国から補助金が出て全額公務員給与に充てられます。兎に角何があっても公務員給与が最優先なのです。
観光地にゴミですか・・・自治体が心無い人のせいにして清掃サボって、挙句に自分たちの仕事をボランティアに押し付けるわけでふざけた連中です。
隊長は鬱状態のようですね、うつ病も精神障害として認められると障害者年金が支給されているのですが、この審査基準がやたら厳しくなったそうです。
戦後国債を中央銀行に買い取らせて国が破綻(公務員に給料が払えなくなった)しました。新しいお札に交換しますが預金のみが対象で手持ち現金は使用不可能になりました。そしてハイパーインフレ起こして預金はほとんど無価値になりました。今も国債を日銀が買受しようとしてます。(微妙に言い換えてますが同じ)ヘリコプターマネーです。そろそろなのかもしれません。
台風10号は厄介者の様子「台風ガー!」「台風ガー!」の報道で「またか」では済まない本物(今のところ)要注意です。
国から謂れのないお金は貰いたくありませんね。
鬱だろうが発達障害だろうが構いません。
自立してこそ本当の人間になれます。
八角堂の奥には、死者が下りてくるとされる山があり
お盆の時期には下界で不便がないように
手ぬぐいと草鞋をその山の木にくくりつけておく習わし
だそうです
なるほどそうだったのですか。
そういえば、お堂の中に服も置いてありました。