こんにちは。からあげです。
今日も快晴の素晴らしい登山日和だった。
3時半に起床して食事とトイレを済ませてテントを撤収して早めに山を下りてきた。
これから登山の様子をアップしたいが、その前にフードコンテナのテスト運用結果の報告をしよう。
クマ対策フードコンテナのテスト運用の結果
昨日の美瑛(びえい)富士避難小屋ではフードコンテナをテントサイトから離れた場所に置いて試してみた。
一昨日の上ホロ避難小屋ではテント外の邪魔にならないところに置いた。
2泊3日の最終日となると食料が随分と減ってコッヘルも中に入るようになった。
食べ物の匂いの付いたコッヘルを残りの食料とゴミと共に入れておく。
チャック付きの袋に入れる方が良いのだろうが、大きなものが無かったのでそのままコンテナに入れた。
テントは私の他に1名。
テントサイトから100mほど離れた登山道の脇に置いた。
人間に持ち去られないように念の為にガムテを貼って名前を書いておいた。
風向きはテントサイトの方の奥から手前側。
今朝の3時40分頃、フードコンテナを恐る恐る取りに行ってみた。
無傷のコンテナがそのままの場所にあってホッとした。
クマの爪や牙の跡が付いたものが転がっていたらどうしようかと思った。
今回2泊3日の登山で実際に使ってみた。
登山ルートではクマの痕跡や気配を感じることは全く無かった。
結果的には不要なものだったが、実際に使ってみていろいろなことが分かった。
良いところ
・ビスケットやスパゲッティーが割れたり折れたりしなかった。
・食料品の整理がしやすくテント内が片付いた。
・野生動物に食料を奪われる心配がない。
悪いところ
・重くて嵩張る。
・ザックのパッキングがしづらい。
・蓋の開け閉めが面倒
と以上3点ずつ挙げてみた。
重くて嵩張るのは山行前に分かっていたが、実際にザックに入れて運んでみると、その大きさがやはり負担となった。
しかし、悪いばかりではなく、食料品が傷まず整理しやすかったのには驚いた。
使うまでは全く気が付かなかった。
今後の山行でもクマの出没頻度の多い少ないには関わらず、持って行ってあれこれ試してみるつもりだ。
十勝岳~美瑛岳縦走 3日目(2015.7.6)
登山コース 美瑛富士避難小屋~美瑛富士~雲の平~白銀荘P
それではお待たせしました。
今日の登山の様子をアップしていこうか。
0530 出発
今日は2泊3日の最終日。名残惜しいが車に戻れると思うと少しうれしい。
起きて空を見ると雲一つない快晴となっている。
焦る気持ちを抑えつつ、朝食を済ませる。
テントを撤収して出発した頃、テントサイト北東側の石垣山付近から太陽が顔を出す。
今日も快晴で一点の曇のない青空が広がる。
美瑛富士避難小屋情報
プレハブ平屋建て。
小屋にはトイレなし。(横に携帯用トイレブースあり)
水は近くの雪渓から。
携帯は圏内。北側から電波がやって来ているようだ。
テントサイトは小屋の前、10張り程度。
地面は石混じりの土。
登山者がそこら辺で用を足すため、付近は糞尿の匂いが漂っている。
入り口の扉は内開で、中に入るとタイルを敷き詰めた土間がある。
右手に下駄箱あり。
4分の1が土間、4分の3が板の間となっている。
明るい小屋内だが、若干カビ臭い。
備品はなし。風雨を凌げるだけでも非常に有り難い。
美瑛富士南東側斜面の雪渓を越えてゆく。
昨日、雪を取りにきた場所だ。
奥は美瑛岳。
0605 美瑛富士分岐着
美瑛富士は分岐からのピストンとなるので、荷物をデポして空荷で登る。
猿の惑星のワンシーンを思い出す。
美瑛富士への登山道
踏み跡がある程度の道。悪天候の場合は道迷いに注意だ。
美瑛富士の斜面で見つけた苔の塊
美瑛富士(1888m)
奥に見えるのはオプタテシケ山
ちょうど肩の辺りにトムラウシ山の先っぽが見える。
雲一つない快晴で遠方までくっきりと見える。
オプタテシケ山をアップで撮影する。
美瑛富士山頂から美瑛富士避難小屋を見下ろす。
どこまでも続く山々
こんなにスケールの大きい景色は本州では滅多に見られない。(たぶん)
美瑛富士の山頂はなだらか。
奥の1,888m地点に向かう踏み跡が薄っすらと見える。
荷物をデポした分岐に戻ってきた。
次の山はトムラウシ
白銀荘へは美瑛岳を迂回して下山する。
奥に見えるのは先ほど登ってきた美瑛富士。
雲の平を行く。
前方に十勝岳が見えてきた。
振り返ると重量感たっぷりの美瑛岳がそびえていた。
チングルマの群生。
太陽の日差しを浴びて嬉しそう。
お花畑をゆく。
向こうの方に富良野岳が見える。
モクモクと噴煙を吐く噴火口
大地の鼓動を感じる。
この紫色の花は初めて見る新種だった。
十勝岳~美瑛岳2泊3日の登山で雲ノ平付近だけ見かけた。
日に日に勢いを増す雪解け水
ハイマツのトンネルをゆく。
白銀荘まであと僅か。
1000 白銀荘 着
天気の良い中、リラックスして歩いて、登山口の白銀荘まで戻ってきた。
一息つくと早速登山道具の片付けを行う。
テントは夜露でびっしょりと濡れている。車のドアにかけて干す。
大事な登山靴とカッパは泥汚れを丁寧に落とす。
ザックは汗ジミが浮いているショルダーベルト、泥の付いた底を濡れタオルで拭く。
同時進行で昼ごはんの山盛りスパゲッティーを作ってもりもり食べる。
食事を食べ終わると大体の装備品は乾いてくれた。
無料の温泉に行って汗を流したいところだが、先にバリカンで髪をカットする。
10ミリも切っていないが頭がさっぱりして気分がいい。
サンダルを履いて吹上温泉露天の湯に出かける。
サブバッテリーの残量が僅かだったが、登山中に天気が良くてフル充電となってくれていた。
消耗したバッテリー類を繋いで充電しておく。
ソーラーシステムの不具合
少し前からソーラーシステムに気になることが出てきた。
フル充電してもパソコンを使うと直ぐにバッテリーの電圧が降下してしまうのだ。
まだ使い始めて2月ほどしか経っていないのにバッテリーの劣化が見られる。
ネット通販でバッテリーを購入してから、充電器でフル充電させずにソーラー充電のみで使い始めたのが悪かったのか。
計算上ではノートパソコンは連続40時間使用可能だが、今の状態ではその半分にも満たない。
何故かは分からない。
曇天続きの時にパソコンを使ってバッテリーに負荷を掛け過ぎたのが悪かったのか。
バッテリーは今後も注意深く観察していこうと思う。
今日も500円払って白銀荘前の駐車場で車中泊することにした。
500円ケチって道具のメンテが不十分では意味が無い。
今日は移動せずに作業したので、メンテは大方終わってしまった。
出先では作業の効率が悪くなることが多いので、便利な拠点にいる時にさっさと済ませて次の山行に備えたい。
明日は天気が下り坂。食料が尽きかけているので、山を下りて食料の買い出しした後で居心地の良い車中泊ポイントに移動する。
今回の山行で次回予定するトムラウシ山~旭岳縦走は厳しいと感じた。
3泊4日となるが、4日間も好天が続くチャンスはなかなかやって来ない。
日程の半分は雨天覚悟の登山となるだろう。
重たいクマ対策装備を背負った状態では、カッパが蒸れて暑い雨天行動で体力が保たない。
体力を維持しようとすると食べないといけないが、体力を維持する食料を持つ体力がない。
そこでトムラウシ山と旭岳を分けて1泊2日でそれぞれ登山することにした。
ここで体力を消耗しきってしまうと、マラソン大会まで回復出来なくなる。
(おっさんだから無理をしない。)
それでは今日のところはこれでおしまい。
携帯トイレの件は明日詳しくアップする。
走行距離 0km
ねぐら 白銀荘前キャンプ場
コメント
登山の様子の写真の3枚目と7枚目
クリオネみたいな透き通った紫の物体が写ってる
そうですか。どうしてですかね。
黒岳から富良野岳まで1週間かけて縦走した遠い昔のことを思い出しながら拝見しています。さて、私も高価なディープサイクルバッテリーを何個も昇天させたものですが、空まで使っても直ぐに満充電すれば復活するというだけで、充電不足に弱いのは普通のバッテリーと変わらない感じです。鉛バッテリーは基本的に満充電状態で使用する必要があります。走行充電の併用をお勧めします。
雨や曇りが多くてバッテリーが満タンになることは少なかったですね。
出先ではどうしようもないので、出来るだけバッテリーに負荷を掛け過ぎないようにします。
やっぱり定期的に充電器でフル充電して、走行充電器も付けた方がいいみたいですね。
こんばんは!
鉛蓄電池の十分放電せずに充電すると起きるメモリー効果ですかね?
どうやらバッテリーの使いすぎのようです。
すばらしい景色ですねー。
紫色の花はイワブクロ(別名タルマエソウ)、白い花はチングルマですね。かわいい!
黄色いのは見慣れていましたが、紫は初めてでした。
樽前山では時期が早かったようで見かけなかったですね。
>透き通った紫の物体が写ってる →逆光時に出るレンズの特性です。(フレア・ゴースト)
食事に納豆・ヨーグルト等の発酵食品を加えてはいかがでしょうか?
サプリでよいので「ビタミンC」もおすすめいたします。
どうもありがとうございます。
太陽が好きで逆光で撮影してしまいます。
出来るだけゴミが出ないような食生活をしているので、仰るようにサプリがいいかもしれませんね。