こんばんは。からあげです。
昨日、石狩岳を登った後、三国峠を越えて上川町に向かっていたが、途中の大雪パーキングに寄って情報収集することにした。
紅葉シーズンになると銀泉台と高原温泉に向かう林道はマイカー規制されてシャトルバスに乗り換えなければならない。
銀泉台の場合は、9月11日午後7時からマイカーで乗り入れ不可となる。
シャトルバスに乗り換えると運賃(片道500円)、と駐車料金(一日200円)が必要だ。
そこで、マイカー規制前に銀泉台から登山することにした。
参考リンク 北海道上川町 紅葉期の車両交通規制
銀泉台情報(2,015.9)
銀泉台へと向かう林道は整備された砂利道となっていて、終点が駐車場となっている。
駐車料金無料、トイレ・水場あり、外灯なし、圏外(終点手前のカーブで層雲峡の方に向ければ通信可能)
砂利道は締まった土の上に砂利が乗っていて、滑りやすくなっているので注意が必要だ。
森林パトロール銀泉台事務所
トイレ(くみ取り式)
事務所の奥にトイレあり
外に仮設トイレ2基が増設されている。
水場
出処は不明。
山の水を引っ張って来ていると思われるので、安全のため煮沸して飲用した方がよい。
靴洗い用のブラシが備え付けられている。
昨日、銀泉台で読者と偶然お会いしプレゼントを頂いた。
久しぶりに人間といろいろ話すことが出来て随分とスッキリした。
どうもありがとうございます!
赤岳・白雲岳登山(2015.9.9)銀泉台より
登山コース
銀泉台~赤岳~白雲岳~白雲岳避難小屋~赤岳~銀泉台
銀泉台は標高約1,500mで夜は随分と冷えた。
今回の旅で初めてシュラフカバーも付けて眠った。
夜中、暑くて目が醒めたのでシュラフカバーを外したが、今度は少し寒かった。
仕方ないのでカバー無しでジッパーをきちんと上まで閉めて体を丸めて眠った。
05:00 銀泉台P 発
今朝は3時過ぎに起床した。
やはり登山口で車中泊すると時間に余裕が出来る。
準備を整えると森林パトロール事務所備付けの入山ノートに記載し出発する。
しばらくは林道を歩き、登山口の標識が見えてきた。
第一花園付近
紅葉はまだ若干早いような気がするが、結構見応えがある。
第二花園横の登り
大きな石が転がる庭園となっている。
開放感ある登山道を歩く。
赤岳手前の登りに差し掛かった。
ナナカマドの紅葉もあと少し。
赤岳山頂は奥に見える岩の付近となる。
06:45 赤岳山頂 着
のっぺりとした山頂となっている。
岩の付近に赤岳山頂の標識があって、やっとここが山頂と分かる。
赤岳山頂から黒岳方面を望む。
岩場に上がって撮影した。
赤岳を過ぎると白雲岳方面に向かって殺風景な道を歩く。
吹きさらしの登山道上の水溜りが凍っていた。
白雲岳分岐を過ぎたところ。
白雲岳山頂はまだ見えない。
07:30 白雲岳山頂 着
旭岳をバックに撮影した。
風が強く寒くて堪らずウインドブレーカーを着た。
旭岳手前の大地は雨の侵食により大きく抉り取られている。
トムラウシ方面の縦走路
08:15 白雲岳避難小屋
白雲岳から真っ直ぐ銀泉台に戻ろうと歩いていたところ大を催した。
とてもではないが、登山口に辿り着くまで保たない。
そこで最寄りの白雲岳避難小屋に寄ってトイレを借りることにした。
外トイレは2つ。
使用済みの紙は持ち帰る。
避難小屋から見える素晴らしい景色
白雲岳避難小屋テントサイト
利用料 一人 300円
避難小屋より下がった場所にある。
トイレは小屋の外トイレを使用する。水場あり。
ペグハンマーとスチール製のペグが置かれている。
テント固定用の石はサイト中央部に纏められている。
使用した後は元に戻す。サイト外から石を持ってこないようにする。
水場
テントサイトから少し下ったところにある。
テントサイトの上の雪渓はまだ残っているので、水が無くて困ることはない。
小屋の下には大きな雪渓があるので、ここが枯れても大丈夫だ。
小屋は遠目で見ると景色に溶け込んでいる。
小高い場所に立っているので景色は抜群だ。
今度はテントを担いで泊まりに来たい。
トイレを済ませてスッキリすると道を引き返す。
気分に余裕が出来たので景色を見ながらのんびり歩く。
極上な山上の遊歩道
それにしても気分爽快だ。
10:30 銀泉台P 着
登山口に戻ってくると車がビッシリと停められている。
マイカー規制前に登りに来た人達だろう。凄い人気ぶりだ。
今日も登山は10時過ぎに早々と終了して、ガソリン給油と食料買い出しのため、上川町市街地へと向かう。
流星の滝
駐車場から歩いて直ぐのところにある。
買い出しにやって来た上川町内のスーパー
途中、流星の滝と銀河の滝に寄って上川町のスーパーに行く。
店内に入りお米コーナーを覗くと玄米が置いてない。
店の人に聞くと売れないから置いていない。北海道の人はあまり玄米を食べないとのこと。
これは困った。上川町にスーパーは一軒だけだ。
コンビニのセイコーマートも覗いてみたが置いていない。
店員に聞くと、近くのお米屋さんなら置いてあるはずだ。と言われたので早速行ってみる。
ところがお米屋さんのお婆さんが言うには昨日農家から仕入れた白米は全部精米してしまい玄米は残っていない、とのことだった。
ガッカリだ。どうして玄米を手に入れることが出来ないのか。
代わりに心当たりのある農家を教えてもらった。
私の落胆ぶりを見て可哀想に思ったのか、お婆さんが貰い物のトウモロコシをくれた。
貰い物の貰い物だ。面白い。
本当になんで玄米が売っていないんだ。
別にタイ米やインド米を欲しがっている訳ではないのに!
お婆さんに教えてもらった農家に直接行くと犬に物凄く吠えられた。
確かに米を扱っているという看板は上がっているが家は静まり返っている。
庭に車は停まっているので、中でゆっくりしているかもしれない。
玄関まで行って呼び鈴を鳴らすのは躊躇われたので、看板にあった電話番号に電話を掛けてみた。
すると外にいる人かね。とおじさんが外に出てきてくれた。
吃りながら玄米が欲しいと言うと、見ず知らずのおっさんがいきなり押し掛けたにも関わらず快く譲って貰えることになった。
ゆめぴりか 10kg 2,700円
高いのしかないよ。言ったので値段を聞くまでビクビクしていたが、聞いてビックリ、スーパーで買うより随分と安かった。
最近、玄米を食べて調子がいいので、この勢いを持続させたい。
無いなら旭川まで行くしかないと思っていたところだった。
今日は玄米を手に入れるために随分と手間が掛かった。
ロールプレイングゲームみたいに村人に聞きまくってようやく玄米を入手することが出来た。
玄米を手に入れると、これまでの疲れが一気に出たようで体がぐったりした。
スーパーで買い出ししてガソリンを入れてとっておきの車中泊場所に向かおうと、車を走らせたところ、途中の林道が土砂崩れのため通行止めだった。
なんでもっと手前に通行止めの看板を置いてくれないのだ。
もう嫌になった。
今日は全く思い通りにならない。
結局、随分と遠回りして向かうことになった。
車で何度も行ったり来たりしたため、さらに疲れが出た。
キーボードを叩いていて頭がグラグラしてきた。
これは危ない。
ふう~明日は目覚ましを掛けずにゆっくり寝よう。
雨がポツポツ降り出した。
もう寝よう。お休み。
走行距離 159.8km
ガソリン給油 燃費 17.3km/L
ねぐら 21世紀の森キャンプ場
おわり
コメント
お疲れ様でした。
旅の思い出、後に思い出してニヤリとするのは大抵トラブルです。
ウィーンに行った時は泥棒と間違えられたことがあります。何分パックツアーなんて嫌いなもので通訳も無く難儀しましたが今は良い思い出です。
旅の良い思い出沢山作ってください。
あとになると良い思い出となりますが、トラブル真っ只中の時は必死ですね。
残りの北海道を楽しみたいと思います。
今日の白雲岳は展望も利いて良かったですね。
頂上でナキウサギも見参。
今まで鳴き声ばかりでしたが、初めて見ました。
本当に良い景色でしたね。
ナキウサギは声はするがなかなか姿を見せてくれません。ラッキーでしたね。