LONG DISTANCE HIKERS DAYに行ってきた!

こんばんは。からあげです。

 

先日、ビザの面接で東京に行ってきたんだけど、ちょうどその時、東京三鷹でハイカーのイベントがあったので参加してみた。
1月28日(土)、29日(日)の2日間のうち、最終日の29日のみ参加した。

ハイキング用のウルトラライトギアを販売しているお店、ハイカーズデポに行った時、たまたま他のお客さんが話しているのを聞いてイベントを知ったのだった。

イベント開始時間は12時からなので、それまで暇つぶしに散歩した。
ここは北京の天安門広場ではなく皇居。
やたら中国人観光客が多くてびっくりした。

これ全部中国人。
まだ朝の9時を過ぎたばかりなのにこの多さ。
何がそんなに面白いのか、中国人たちは大きな声で楽しそうに話していた。

お堀に架かる二重橋。
ここでも中国人たちに囲まれてしまった。
なぜか自撮り棒が大人気だ。

本丸広場

広大な芝生の広場。
ここまで来ると中国人の姿は疎らになって日本人が増えてくる。
ここでキャンプできたらいいのになあ、などと歩きながらずっと考えていた。

皇居から見る高層ビル群。
騒音が混じってグォーンという地鳴りのような低い音が聞こえてくる。

街角で演説している立候補者。
なんと名古屋市長の川村さんが応援演説を行っていた。
いつもは絶対に言わない、わざとらしい名古屋弁で話していた。

まあなんだか分からないが、不気味な集団だった。

散歩をしているといい時間になったので、電車に乗って三鷹のイベント会場に向かう。
1人電車でGOごっこをして遊んでいると、ふとした拍子に意外なことに気がついた。
なんと運転手が若いねーチャンだったのだ!多分20代。
これにはおっさんもびっくり。

その後も一番前のガラスに張り付き車窓の景色を楽しんだ。

お腹が空いたので、吉野家に行って牛丼を食べる。
たまに食べると凄くうまく感じる。

 

ハイカーイベントに参加!

そして時間ぴったりにイベント会場に到着!
ここはJR三鷹駅に近いところ。
早速中に入ってみるか。

会場に入ると既にたくさんのお客さんが中に入っていた。
あちこちに軽量ギアが展示されていたので早速見学することにした。

軽量テント

ポールに使用されているのは、私も使っているブラックダイヤモンドの同じトレッキングポール。
あちこち擦れて塗装が薄くなっていた。
こんなに使い込んだポール見たことない!

食料類とストーブなど。
アメリカ製のカラフルなインスタント系の食料が並ぶ。

スタッフ控えスペース

ハイカー定番の防水透湿シートのタイベックとマットが敷かれていた。

16:00からはメイントークとして舟田靖章(ふなだやすあき)さんが現在から過去に遡っていろいろと話をした。

舟田さんといえば、ハイキング界で知らないものはいないくらい有名な人。
アメリカ3大トレイル(AT アパラチアン・トレイル、PCT パシフィック・クレスト・トレイル、CDT コンチネンタル・ディバイド・トレイル)を日本人で初めてスルーハイクした人だ。

 

参考リンク

TRAILS #003 Yasuaki Funada / 舟田靖章(前編)
TRAILS #003 Yasuaki Funada / 舟田靖章(後編)

 

舟田さんが自作したジャケット。
ウエストポートも自作。

アルコールストーブと風防とゴトク。
これもすべて舟田さんの手作り。
穴が空きそうになるほどじっくりと観察した。

アルコールストーブのアップ。
なんと250ml缶で作られていた。
350mlの缶だと大きいなと思っていた。
よし、私も250ml缶で作ろうか。

遠目でみると既製品に見えるコート。
これも舟田さんが作ったもの。
一体どこまで器用なのか!

舟田さん曰く、やる気があれば実用に耐えられるくらいの物なら誰でもできる。
はい、私もそう思います。

テーブルの上に展示されている軽量ギア。
一番手前の虫除けネットも舟田さんの自作。

レイウェイタープ。
これはレイジャーディンの自作キットで作ったタープ。
レイウェイタープの特徴のフラップが両端にある。

このタープで舟田さんはPCTをスルーハイクしたそうだ。
実物をみるとかなり大きい。
長さは3mくらいはあっただろうか。
アメリカ人でもかなり大きい。
これくらい大きいと嵐が来ても快適に過ごせるのだそうだ。

トレイルマジック!
なんとアルファ米を頂いた。
海外にハイクしに行った人が食糧が余ったので参加者に配ってくれた。

イベント終了は午後7時。
会場をあとにしてねぐらに戻る。
画像は新木場駅から若洲公園キャンプ場に向かって歩いているところ。
随分と遅くなってしまったが、足取りは軽い。

イベント会場で販売されていた「LONG DISTANCE HIKING」を購入。
飲み物と食べ物は我慢した。

 

書名:LONG DISTANCE HIKING
発行:TRAILS
著者:長谷川 晋
価格:1,998円(税込み)
体裁:B6判 224ページ

参考リンク 
TRAILSの出版レーベル第一弾!「LONG DISTANCE HIKING」- 1月21日(水)発売

 

著者の長谷川普さんにサインを頂いた。

 

イベントの感想

実に有意義な1日だった。
狭い会場内に海外ロングトレイルのスルーハイカー達がひしめいていた。
石を投げたら、スルーハイカーに当ってしまうくらいだった。
間違いなく、ハイカーの人口密度が日本一高かった。

普段ネットや本でしか触れることができない海外のロングトレイルの話をいろいろ聞けて本当に良かった。
トークイベントの前後にハイカー達にあれこれ質問してPCTの疑問点がかなり解決した。
実際に海外のロングトレイルを歩いてきた人たちなので、凄く詳しくて参考になった。
たくさん話を聞いたあとで、忘れないようにしっかりとメモを付けておいた。
メールで質問するより、直にお会いして質問するほうがいろいろ聞ける。
それでもまだ聞き忘れてしまったが。

 

それにしてもハイカー達は本当に力が抜けている人ばかりだった。
歩いてばかりいると軽くなってくるのだろう。
前日、ハイカーズデポの前で舟田さんとすれ違ったが、全くオーラを感じなくてびっくりした。あれ?と思って振り返ると自作のバックパックを背負っていたので間違いないと気がついた。
会場では直にメールでの質問のお礼が言えたのが嬉しかった。
今現在はのんびりとした牧場で働いているそうだ。

 

このイベントはJMT(ジョン・ミューア・トレイル)のパーミット申請時期に合わせて1月の終わり頃に毎年開催される。
海外のロングトレイルに挑戦する人には、このイベントへの参加をお勧めする。
おっさんも凄くためになった。

 

おわり

コメント

  1. さやか より:

    初めまして。
    23歳女子です。
    会社勤めをしていたんですが、人付き合いが苦手で、辞めてしまいました。
    今は週3のコンビニバイトはしてますが、実家で親のスネをかじっている状態です。
    いつも、自分の力だけで生きていくからあげ隊長さんに憧れて読んでいます。
    PCT、応援しています。私も自立できるように頑張ります。

    • karaage より:

      どうもありがとうございます。
      親の脛は齧られる時に齧っておく方が良いですよ。
      会社勤めの他にも生きる道はたくさんあります。

  2. ジョウ より:

    いつも良質な情報、ありがとうございます!
    このブログを読まなかったら、舟田靖章さんという人物を知ることもなかったと思います。検索してみたら、とても良い言葉を残している方なんですね。

    PCT編、楽しみにしています!

    • karaage より:

      どういたしまして。
      舟田さんは本当に変わった人です。
      無駄に力を使わないというか、力が抜けています。

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