グリンピースの缶でもアルコールストーブを作ってみた

こんばんは。からあげです。

 

グリンピースの缶でアルコールストーブを作った

ところで今日はアルコールストーブの自作について。
PCTでの装備を軽くするため、軽量コンパクトで使いやすいアルコールストーブを自作しよう悪戦苦闘している最中。
先日はモンプチ猫缶でストーブを自作した。

 

一度キャンプ場でテストしてみて、お湯が沸かせるくらいの火力で十分使えることが分かったが、細かい点をみるとまだまだ満足のゆくストーブではなかった。

モンプチ猫缶ストーブは軽量コンパクトで火力も十分。しかし、入れられるアルコールの量が少なくて、ゴトクと一体の小さなストーブでは安定感に欠ける。
安全のためにストーブとゴトクは別々が良いと思っているのだが、一体式のサイドバーナータイプのコンパクトさも捨てがたい。
何か良い缶はないだろうか?

この前、スーパーで買い物していた時、ふとグリンピースの缶詰に目が止まり思わす購入してしまった。缶詰自体は150円程度とそれほど高くはない。
気になったのは、この小さくて丸い形だ!
ひょっとしてバランスの良いストーブができるかもしれない、と考えた。

今朝、玄米にグリンピースを混ぜてご飯を炊いた。
それほどグリンピースが好きというわけではなかったのだが、食べてみるとグリンピースの瑞々しさと青々しさが口の中にパッと広がる。
なかなか美味いじゃないか!
なぜ、学校給食に出てきたグリンピースはあんなにも不味かったのか。

グリンピース、いやグリーンピースか。
いいんだよ。そんな細かいことは!
缶にハッキリとグリンピースと書いてあるだろう。
おっさんは細かいことを言うやつが大嫌いだ!

 

はごろもグリンピース(もどし豆)缶のサイズ

高さ 52mm
直径 53mm
重さ 21g(フタ無し、穴空け前の状態)
   穴空け後は20g
材質 スチール

 

モンプチ猫缶に較べて高さがあって直径細め、スチール製で重量がある。
缶を触ってみるとなかなか丈夫そうで、軽く握った程度では潰れなかった。

上から見たようす

ハッキリと径の大きさの違いが分かる。

デジタル秤で重さを量っているところ。
本来の使用目的の料理には使わず、最近は装備の軽量化のために使ってばかりいる。
いいんだ、料理なんてものは適当で!
それより軽量化の方が重要だ。

いつの間にか軽量化に魅せられてしまったおっさん。
かつて軽量化に励んでいたことがあったが、気がついたら耐久性の方ばっかり気にするようになっていた。
再度方針変更だ!これからは軽量化が熱い!!

また例によってざっとした感覚で穴の位置を決めた。
缶の縁を16等分にマークしたところ。

ドリルでサイド上部に穴を空ける。

モンプチのアルミ缶と較べて、グリンピースの缶はスチール製のため硬い。
そのためドリルを押し付けないとなかなか穴が空いてくれない。
しかし、逆に力を入れすぎると貫通した拍子に反対側を傷めるおそれがある。
力加減が難しかった。

おっさんは閃いた。

缶の中に棒を突っ込む。
こうしておけば心置きなくドリルを押し付けることができる。
アッタマいいなー!このおっさんめ。
などと脳内で独り言をつぶやきつつ作業を進める。

まずは直径5mmの穴を8つ空けた。
今回も少しずつ穴の大きさを拡大してゆく作戦だ。

スチール缶はアルミ缶に較べてかなりのバリが出る。

ヤスリとサンドペーパーを使って丁寧にバリを取る。

残ったアルコールを回収しやすいように注ぎ口を作る。ヤスリで削って切り込みを入れるだけ。

直径5mm×8の穴でテストしてみる。

非常に火力が弱くて今にも消えてしまいそう。

上から覗いてみる。
サイドの穴のところだけ燃えているようす。
空気が全然足りていないようだ。

プレヒートを十分行ってからコッヘルを置いてみると、穴から僅かに炎が出るのみ。
これだといつになったらお湯が沸くのか分からない。

そこで穴の直径を5mmから6.5mmに拡張してみた。
再びストーブに点火する。

さきほどの5mmと大して変わったところはない。

若干炎が大きくなったくらいか。
これでは全然使い物にはならない。

そこでついに直径6.5mm穴8個から16個へと倍増させた
再びバリを丁寧にとって表面を滑らかにした。

缶の内側のようす。

点火してみると始めは火力が弱かった。

じっくり時間をかけてプレヒートを続けていると徐々に炎が大きくなってきた。

よし、いい感じだ。
プレヒートも十分だ。

そこでストーブにコッヘルを載せてみた。
うむ、なかなかいい感じだな。
おっさんは満足したようす。

 

グリンピース缶ストーブをテストする

お腹が空いたのでラーメンを作ることにした。
作業を始めた時間が遅かったので、とうにお昼は過ぎてしまっている。
今日はチャルメラしょうゆ味。
白菜ともやし、生卵を入れる。

使用するコッヘルは、テストでも使用したエバニューのチタンウルトラライトクッカー1だ!

エバニュー チタンウルトラライトクッカー1 をさらに軽量化した
こんにちは。からあげです。 はじめに 今回のPCT用のために新たに購入したチタンクッカーが本日届いた。 まずはクッカーを決めてから、アルコールストーブ、ゴトク、風防などを作成することにした。 熱効率を上げるために浅型のチタンクッカーが欲しか

 

ラーメンを作る時に気になったのは、グリンピース缶ストーブの高さ。
モンプチ猫缶に較べてかなりの高さがある。

横から見たようす。
高さの違いは歴然だ。

100均レンジフードで作成した風防の高さと同じくらいになっている。
チタンウルトラライトクッカー1に入るように作ったので、高さはこれで限界。

ストーブを点火して風防をセットした。

ピッタリと隙間がほとんどない状態。
空気が足りないような感じがした。

そこで風防を退けてみる。
うむ、風防があると熱が外に逃げず熱効率が上がり火力も上がる。

ついに風防が温度に耐えきれなくなって燃えてきた。
以前のテストでも風防が少し燃えてしまった。
アルミが薄すぎて耐熱性が低いようだ。

ラーメンの完成!
空きっ腹で食べるチャルメラは最高だった。
 ソロセット 極 チタンはソロ用の小さなコッヘルなので、具の増量がほとんどできず。簡単にぺろりと平らげてしまった。
このコッヘルの容量では、一日中歩きまくるPCTでは小さすぎる。
やはりチタントレック900だな!

 

グリンピース缶ストーブまとめ

テスト使用後のグリンピース缶と猫缶ストーブを見比べてみる。
問題の多かったように思えた猫缶ストーブだが、較べてみるとそれほど悪くないものだと思った。
穴の大きさと数を変えれば、もう少し使い勝手が良くなりそう。
このグリンピース缶ストーブ細長くて、私の持っているコッヘルには合わないようだ!
そしてこのモンプチ猫缶ストーブは、軽量化重視の短期山行向け
長期のPCTには適していない。

実際にあれこれ作ってみると、アルコールストーブの特性が分かってくる。
言えることはそれほど繊細なストーブではないと言うこと。
ガソリンエンジンよりはディーゼルエンジンと言ったところだ。

まあ何より経験してみることが大事だ。
ネットの情報だけに頼らず、自分でもやってみる。
何事にも通じることだ。

案外難しく思えてたことでも、やってみると簡単だったりする。
またその逆もある。

 

さあて、一つ選択肢が減ったぞ!
今度は350mlのアルミ缶でストーブを作ってみようか。

コメント

  1. tarabatara より:

    インスタントは体によくないだに    体調は水と食事が影響するんだに
    何を食べて何を食べないかエドガーケーシーのリーディングを参考するだに

    • karaage より:

      私の都合でルール変更になりました。
      今度アドバイスは要りません。

      本当にお久しぶりですね。お元気そうでなによりです。

スポンサーリンク