こんにちは。からあげです。
昨日までとは打って変わって今日は蒸し暑い日です。
半乾きの洗濯物は瞬く間に乾いてしまいました。
改めて太陽の有り難みを感じました。
山林探しの状況報告(7月期)
今日は最近の山林探しの状況について。
7月上旬から約二週間ある地点を重点的に捜索し、気になる場所を4箇所見つけた。
1箇所目 最奥の集落のさらに奥の土地
最奥の集落の更に奥にポッカリと空いた空き地を発見する。
その場所は水道を引くには数百万の費用が掛かるが、近くに冬も枯れることのないらしい綺麗な沢が流れているので水問題はOK。
電気は引き込み可能。
日当りは良好で景色は良いが、冬期敷地内に車の乗り入れは厳しいと思われた。
付近の聞き込み調査、物件と付近の調査してから、支所と法務局に行って所有者の情報を手にれてお宅を訪問する。
4,5回目の訪問でやっと所有者と対面し話をしようとすると、事前に奥さんから話を聞いていたらしく、いきなり「売る気はない」とのお返事。
定年で退職した元警官で息子に譲る予定。
年に1回くらいキャンプをしたりして遊ぶのでダメ。
職業柄、肩書きや経歴で人間を判断するので、説得は非常に厳しいと判断し、自慢話を右から左に聞き流して穏便に家をあとにする。
少し間を置いてから再訪するかもしれない。
2箇所目 国道の近く、砂防ダム直下
国道から少し入った場所、砂防ダム直下にある物件。
200坪ほどのフラットな敷地にプレハブ小屋が二棟あり。
電気は引き込み済みで、水は上部の砂防ダム付近から引いて来ている。
聞き込み調査して何度も小屋に行くが留守だったので、伝言板にメッセージを残して置く。
何日か間をおいて訪問すると、持ち主の息子さんが滞在中だった。
話を窺うとその場所は借地で、持ち主が返して欲しいと言ってきたので、小屋を撤去しているところ、だそうだ。
多分、持ち主の人は売ったり貸したりしてくれないだろう、とのこと。
更に地目は農地で、作業小屋という名目で建てて使っていた、とのこと。
地元の方でさえ退去を求められる。
その後に他所モンが入り込む余地はないだろう。
仮に手に入れたとしても、農地の転用許可を得るのは困難と判断し、他を当たることにした。
話をしていて気になったこと。
親の代にこの地に越して来て、自分はこの地で生まれ育ったが、未だに余所者扱いされる、とボヤいていたこと。
やはり田舎に他所者が入り込むのは厳しいのか。
3箇所目 建築途中で放置されたログハウス
集落から少し離れた場所で、建築中に放置されたログハウス。
集落へと続く道から少し上がったところに、ひっそりと建っていて目立ちにくい。
物件の調査したところ、電気、水道は引き込み可能。
さらに付近で聞き込み調査を続けたところ、持ち主は建築中に亡くなってしまったとの情報を得た。遺族の方と接触出来れば、譲ってもらうことも可能かもしれない。と思いつつ嬉々として詳細に調べた。
するとその場所は「地すべり防止区域」に指定されていて、建築途中で役所から待ったが掛かって作業を中断している時に亡くなってしまったことが判明。
建設事務所で裏付けを取ったところ、残念なことに地すべり防止区域で建築物は建てられないため断念することにした。
4箇所目 廃屋の空き地
廃屋が数件建っている最奥の空き地。もと農地かもしれない。
他の物件の調査に掛かりきりだったため、調査が後回しになる。
冷静になって考えてみると、この土地は魅力が欠けていて住むには厳しいと思った。
よって他を当たることにした。
その後。。。
その他にも気になる場所を2箇所と空き家1箇所を見つけて簡単に聞き込み調査を行ったが、感触はイマイチだったため、この場所での山林捜索を一旦終えることにした。
余所者でも時間を掛けて丹念に調べれば、土地を詳しく知ることが出来る、という確かな手応えを得る。
まだ時間があるので、隣接する地区の調査も始めたが、どうしても気乗りしないので、一旦この地を離れることにした。
さらに、ここ2,3日で、土地勘のある気になる場所を少し調査してみた。
折角だからと支所に行って公図を閲覧すると、驚愕の事実が判明。
バブル時期に分譲された別荘地は、全区画売れていたが、一軒も別荘らしきものはない。
広大な杉林は、そのまま放置されて線香みたいにやせ細り、地面には日が当たらず小鳥の鳴き声もしない、死んだ山林となっていた。(俗に線香林の森という。手入れのされていない杉林)そして仄かにカビ臭い。
自分の区画だけを全て伐採しても、日当たりが悪くいるだけで病気になりそうな場所だった。
比較的新しい不動産屋の看板があったので、冷やかし半分で電話を掛けてみる。
値段を聞いてみると「坪2万円。」とのこと
アホらしくなって電話を切る。
他の区域の別荘地には、結構別荘地が建っているので、余所者が入り込む余地がありそうに思える。
少し涼しくなったら再調査しに行くかもしれない。
以上で、最近の土地探しの状況はこんな感じ。
地道にあちこち当ってみるしかなさそうだ。
コメント
いやあ行動的ですねえ見習いたい
土地持ちさんへのアポは何が一番不信感を抱かれないのかなあと思いますが難しいですね
応援してます!
確かー、芸術家と、学者は簡単に田舎に溶け込めるそうです。日々の生活で利害関係がないし、その他、害がない人と判断されるからね。
あと、医者、医療関係者。
それ以外は、永久に、よそ者ですね。
からあげさんは結構、行動力ありますね、私なんか謄本上げて、持ち主を訪問なんて出来ませんわ。
こんばんは。
からあげさんがどの地域の土地に目をつけたのかは分かりませんが、西日本の人は地域集団を重要視しているので、その地域によそ者は入りづらいようです。
東日本の人は血縁集団を重要視しているので、結婚などでその血縁に入らない限りはよそ者等の問題にはなりにくいようです。
なので、西日本は部落差別、東日本は本家分家や家長による差別?が今でも強く残っている傾向にあります。
なぜそのような地域差があるのかの説明は仏教伝来にまで遡る話で、長いので省きますが。
ということで直接地主さんに当たるようなやり方で新規に地域に入り込むには東日本がやり易いのではないかと思います。
参考までに。
頑張ってください。
AUTHOU: からあげ
>名無しさん
事前に電話でお話出来たらいいんでしょうけど。
それが出来ないので別の方法を考えます。
事前に、ご近所さんに触れ回っておくのもいかも。
>たぬきさん
若い姉ちゃんなら話が変わるんでしょうけどね。
セミリタイアのおっさんだとどうなるか。
いきなりの訪問は何か告白みたいでドキドキしました。
>dosB69さん
地域性は面白いですね。
東と西の中間付近の中日本で探していますが、
どうなるんでしょう。
自分であれこれ試してみて経験値を稼ぐ必要が
有りそうです。
おはようございます。
中日本も地域集団の意識が強いみたいですね。
大きい寺社がある地域は特別に意識が高いので、その周辺地域も影響されている事が多いです。
長野とか。
判断材料としては、部落差別の問題が話題になるような地域や県は地域集団としての意識が強いので目安になります。
文化や地域性は面白いです。
応援してます。(何もお役に立てませんが(^\^);
たぬきさんのおっしゃる「害がない人と思ってもらう」というのは
重要ですね。カメラマンなんかもいいのでは。
移住計画、参考にさせてもらってます。
静かな環境を求めて移住するのに、どこぞの年寄りの自慢話なんて聞かされるなんて、たまったもんじゃないですね。そんな「田舎」はこっちが御免被りたいですね。
もし自分の立場だったら、日本だったら首都圏の外れの田舎か、北海道に住むでしょう
北海道なら寒さにもなれるし、土地も安く、本州のようなわけのわからないしがらみもないので、よそ者でも溶け込めると、北海道出身の母が申しておりました。
しかも、LCCのおかげで1万円ぐらいあれば本州を行き来できるので、意外に穴場かもしれません
あと、移住者の多い屋久島では、ひと月5000円で小さな家に住んでる人もいます
AUTHOU: からあげ
>dosB69さん
希望は長野県です。
ずーっと同じ場所を探していると煮詰まってくるので
気分転換を兼ねて、現在は岐阜県を探しています。
差別問題は今まで気にすることがなかったので
分かりません。支所に寄った際は何ヶ月分かの広報に
目を通して情報を仕入れるようにもしています。
>早期リタイヤ組さん
初めは別荘として利用するのがいいのかもしれません。
徐々に慣らしていき、いつの間にか住み着いている。と
いう状態にするとか。
>下流外こもり男さん
北海道も魅力的ですが、東西どちらでも行きやすい中日本
を希望しています。
余所者でも入り込みやすい地域を探すのが早道かもしれませんね。