沓石の自作

こんにちは。からあげです。

 

昨晩から早速ロケットストーブで煮炊きしている。
火が安定するまでの焚き始めはコツがいるようだ。
新聞紙で火を付けると、その灰が吸気を妨げるみたいで火が消えてしまう事がある。
新聞紙を少なめで着火剤に布テープを入れると良いかもしれない。
今のところ、火を安定させるまでに時間が掛かるので、食事の用意に1時間半から2時間くらい掛かってしまう。
早いこと慣れてカセットコンロ並みの時間で出来るようにしようと思う。
しかし、燃料代が掛かないのが気に入った。
手間が掛かるけど、食事を作っているという実感が湧いてくる。
スイッチ一つで炊ける炊飯器とは満足度が全く違う。
火を使うのは楽しい事だと改めて思った。

 

沓石の自作

ところで、沓石を自作することにした。
当初の計画では沓石は12個としていたが、よく考えて検討した結果、3個減らして9個にすることに決めた。
ロフト付きの3坪の平屋には12個は過剰な気がしたからだ。
コストと手間を省くことにした。
それで沓石はというと、15cm幅の標準の重量ブロックの中央の穴に羽子板ボルトを埋め込み、砕石をしっかりと固めた上に置こうと考えている。
しかし、高さが20cmしかないので束柱が湿気にヤラれそうな気がするので、沓石の下敷きとして10cmか12cm幅の重量ブロックを置こうと検討中だ。
ただ、そうした場合にブロックの穴をモルタルで埋めるかどうか、これまた悩みどころだ。
なんとなくそのままでも行けそうな気がする。
穴が空いていたほうが通気性を確保出来るから良いんじゃないかと思う。
住み始めてブロックに亀裂が入ってきているようだったら、ジャッキアップして、きちんと穴埋めしたブロックに入れ替えればいい。
あまり耐久性の事を考えると、必要以上に丈夫な建物となってしまってコストと手間が掛かりすぎてしまう。
ローコストの生活設計の主旨と反してしまう。
資源と時間は有限なのだから、適度に手抜きをして建てていこうと思う。

ホームセンターで羽子板ボルトを買った訳だけど、「公庫用羽子板ボルト」となっていた。
なんだろうなとしばらく考えていたんだけど、気になってネットで検索したら、住宅金融公庫から融資を受けて建てる住宅の建築金物には、耐久性が優れる亜鉛メッキを施したZ金物を使用しなければならないそうだ。
まあ、お金を貸して建てさせてやったはいいが、欠陥住宅で、耐久性の低いボロ屋でも建てられたら、担保としての価値が激減してしまうから当然だと言える。
なお、住宅金融公庫は2007年3月31日に廃止され、翌4月1日より独立行政法人「住宅金融支援機構」に業務が引き継がれている。
私は手持ちのお金で家を手に入れるので縁のない話だが。

 

さて沓石の自作はというと、昨日羽子板ボルトに錆止めを塗り、今朝炊飯中に錆止めを二度塗りしておいた。
亜鉛メッキしてあるから必要なかったなあと、作業中に思ったが錆止めを買ってしまったので仕方ない。
羽子板ボルトは、セメントと砂、1:2で混ぜあわせたモルタルを流し込んで固定用の当て木に固定しておいた。
初めてのセメントの作業だったので、必要な分量が分からず、ペール缶に少しずつ作ってブロックの穴に流し込んだ。
意外と混ぜるのが重労働で疲れてしまった。
10時過ぎから始めて1時半過ぎまで、おそよ3時間半の作業でグッタリとなった。

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男のこだわり。
亜鉛メッキの上から錆止めを2度塗りする。

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例の無料の砂場から持ってきた。
7時間くらい掛けて何度も往復した。
ハードな作業だったため、少し腰が痛い。
これだけあれば基礎工事には十分だろう。

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ペール缶でセメントを少しずつ混ぜ合わせる。
意外に疲れる作業だ。
撹拌機の必要性が分かった。

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パレットの廃材を使用して作った当て木

よく見ると水平と垂直が狂っている気がするが、細かいことは気にしない。
砕石の上に設置するときにしっかりとやればいい。
固まるのに何日掛かるか分からないけど、残り4個作るために板を再利用するから、固まるまで待たないといけない。
それまでは他の事を調査、勉強しておこうと思う。

コメント

  1. でるでる より:

    作ったものを拝見すれば大体の完成まで連想できます。
    楽しみな制作期間。屋根作りまでは、柱を建てたら 一気にやってしまう必要がありますから、慎重に準備されることを祈念いたします。
    周囲に相談相手がいそうですから、余計なことになりますが、ほぞ組でやられるのが一番手間がかかっても、狂いもすくなく丈夫で天然素材だけの家ができあがります。コンパネを使ったら、年いってからリフォームのむこ゜い目にあいます。柱は桧 壁板は杉・・・サネなどなくって大丈夫。板と板との継ぎ目には、上から細い板を内側からビス止めしたらいいわけですから。わたしは、野地桟(のじさん)という 幅4センチくらいの長さ2~3メートルくらいのを板と板との間に打ち付けています。壁材は費用がかかりますから、お金ができるまで、ブルーシートで周囲を囲って暮らしていた時期もあります、そのときは屋根も そうでした。中で
    テント生活・・・

  2. 大根 より:

     あまりコメントを書くと気になさってしまい自由に作れなくなるような気づかいがあるようなので最近コメントしませんでしたが、どうしても参考までに。
     今進めている基礎では、建物自体がひっくり返る危険が高いです。建物の高さが2mくらいなら大丈夫だと思いますが、ロフトつきとなると3mを超えると思うので、6畳で3mだと基礎をしっかりしないと安心して暮らせないと思います。
     建築関係・税金関係の法律でいえば6畳以上は建築確認申請が必要になるので広げることはできないし、基礎を固定すると固定資産税が上がるのはわかります。
     しかし安心して眠るという住居を作るなら、固定資産税が上がっててもしっかり固める方が良いのではないですか。(まあ上がるといっても6畳の建物では微々たる上昇) 強風の日は車で眠るなどするなら現状でもいいと思います。(長くなるのでコメント分けます)

  3. 大根 より:

     続きです。
     また、重量ブロックは意外と耐久性が低く、写真のように立てて使うならまだしも、その下に寝かして敷くのはわれやすいのでやめた方が良いです。
     ただ、もう数個作ってしまったようなので、私なら(あくまでも私なら、なので参考までに。採用せずとも気になさらず)作ったものは中間部分にあくまでも補佐的な基礎として使うことにし、四隅と真ん中には、もっとしっかりした基礎を作ります。
     羽子板ボルトに似たプレートが沓石に刺さったもので、高さの一番高い台形のものがホムセンにあるので、地面を少し掘って砂利と捨てコンで硬め、その上にその沓石を置いてその周囲を多めにコンクリで固める方法をとります。

  4. 大根 より:

     基礎をどれくらい地面から上げるかというのは難しい点ですが、高いと風通しがよくなり、夏の湿気は避けられますが逆に冬寒くなります。一番良いのは高めに作り、冬には基礎の持ち上げた周囲にコンパネを囲んで風を防ぐことです。
     基礎が安定しないと一番困るので、沓石や重量ブロックを充分地面に埋めてコンクリで固める必要があります。埋めないと冬の霜で持ち上がって水平が崩れます。なので地面から先端が5センチくらい出るくらいまで深く埋めるのが良いのですが、素人だと各基礎の上端を水平にそろえるのが難しいです。
     そこでお薦めは、沓石を充分地面に埋めてコンクリで固め、そこから上に木の柱を立てます。木なので床面の高さは自由に設定できますし、水平も木なので切って微調整しやすいです。もちろん、地面に近い部分の木は傷みやすいのですが、15センチ角くらいの太さにし、防腐剤を充分重ね塗りしておき、5年ごとに上塗りすれば30年は余裕でもちますよ。 
     大工さんにきけば、15センチ角の柱の45センチくらいの切れ端を譲ってもらえるかもしれません。もらえなければ15センチ角の2~3mの柱を買って必要本数に切れば良いのです。買うなら防腐処理済みの柱をお薦めします。
     そしてその木の床柱の上に、床下となる木の枠を組み、中間にも入れ、その上に壁部分の柱を立てるというイメージです。ほぞ組みなどは難しいので、金具を多用してネジで留め、コンパネで壁面をつくれば強度は充分出ます。
     あくまでも参考意見ですので・・

  5. からあげ より:

    >大根さん
    丁寧な解説どうもありがとうございます。
    参考になります。
    初めての家造りなので分からない事だらけですが、あれこれ調べて家のイメージを作っています。
    今の自分には作業しながら、あれこれ決めて行くのがベターかなと思っています。
    今後共、参考ネタ待っています。
    >でるでるさん
    実は今、軸組工法か2×4かで悩んでいるのです。
    手っ取り早いのは勿論2×4ですが、後の手直しのことを考えると迷います。
    ただ、現状ではきちんとした作業スペースや置き場がないので、取り敢えず2×4で母屋を建てておいて
    それからじっくりと勉強しながら軸組工法で増築していけばいいのかなと考えたりもします。

  6. ただし より:

    僕ならこういう感じで。
    大きめの穴を掘る。直径30~40cm、深さ50cm位。
    底に砕石(砂利)を入れて太目の丸太などで叩いて締め固める。
    このとき10cm前後の石が周辺にあるなら砕石の下に引きつめるとさらに沈下防止になると思われる。
    地面より上の部分だけ木枠を組み、コンクリートを練って流し込む。
    このとき羽子板ボルトなどを埋め込んでおく。
    これに柱を立てる。柱を立てたら地面の一番高いところから床の高さを決めて水平器を使って床の部材をまっすぐに固定していく。
    床壁を作る。柱の天端(頂上)は屋根の部材を水平に取り付けるときに一番低い柱にあわせて切って揃える。
    屋根を張って終わり。
    僕ならこんな感じで作るかなと思います。
    小屋はまだだけど自転車置き場の屋根のみのものは作った経験あり。
    基礎の高さ出しは測量用の機械が無いと大変で切って揃えるほうが
    楽だと思います。
    セメント練りはバケツではなくて船とクワで練る方が量が多い場合は楽です。
    砕石を締め固めるにはバケツくらいの丸太に持ち手を二本付けた物を
    使います。(タコと言います。)
    基礎を埋め込んでも穴は掘らないといけませんし、高さ出しは大変です。又埋めた周囲をしっかり締め固めないといけません。
    じかにコンクリを打ってしまうほうが楽だと思います。

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