家庭菜園に秘められた力

おはようございます。山が恋しいからあげです。

 

実家では隣の遊休地を借りて家庭菜園をやっている。
親父とおかんがコツコツ暇を見付けては野良仕事を楽しんでいた。
歳を取って運動量が減っているので、ちょうどトレーニングになってたみたい。
ただ、今年の春で土地を返すことになったので、家庭菜園は一時休むことになる。
実家の土地にはまだ若干の余裕があるので、庭をきれいに片付ければ3坪菜園くらいは出来そうな気がする。
暖かくなって落ち着いたら荷物整理なんかをするので、その後暇を見付けて作業しようと思う。
小さくても畑で土いじりをしていれば、おかんはボケないだろうから気兼ねなく放浪生活をすることが出来る。
そのためのほんの少しの労働だ。

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家庭菜園の様子 その1

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家庭菜園の様子 その2

 

それでは実家の家庭菜園を紹介しようか。

土地は実家の東隣にある100坪ほどの日当たりの良い土地を随分前から無償で借りていた。
以前は草が伸び放題に伸びていて、地主さんは管理が大変だったらしくて、親に畑でもどうですか。といって貸してくれたらしい。
私が子供の頃、この土地には高さ15mくらいの大きな木が1本だけ生えていて、木登りをして遊んだ記憶がある。
しかし、そのうち切り倒されてしまった。
初め土地は、親父が鍬を使って手作業で耕していたらしいが、何処からか小さな耕運機を手に入れて来て、機械を使って本格的に作業をするようになった。

 

私はこれまで家庭菜園に全く興味がなくて、植えている野菜は雑草程度にしか思っていなかったが、山林探しを始めてから急に関心を持つようになった。
素人がやる畑作業は効率が悪いだろうし、売り物になるような野菜は出来ないかもしれない。
ただ、スーパーで売っている野菜より遥かに栄養のあるものを作ることが出来ると最近分かった。
そう、車上生活を始めた時期にご飯を玄米に切り替えたんだけど、玄米を食べるうちに自然と食べ物の良し悪しを判別することが出来るようになったのだ。
食べ物の美味いという感じは、添加物たっぷりで味付けしたものではなく、その食べ物が持つ本来の味の、おいしい。栄養が付くな。体に良いな。という感じ。

店で売っている食べ物は、一見すると形が整っていて色も鮮やかで綺麗なので美味しそうに感じるけど、実際に食べてみると全然味がない。
単に良い形をしているだけ。

素人が適当に作ったものでも、本物の野菜は非常に美味しく感じる。
自分が食べるものだから、自然と農薬の使用を控えるようになるし、化学肥料を抑えて生ごみを土に戻して肥料とするようになる。
プロの様に定期的に一定量の野菜を出荷するのは、非常に大変な労力がいるが、素人が片手間に行う家庭菜園は、自分らが食べるほんの僅かな野菜だけを育てればいいので、手間暇を掛けまくって美味しい野菜を作ることが出来る。
見てくれは売り物の野菜に遠く及ばないが、野菜の味は格段に家庭菜園の野菜のほうが美味しい。

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白菜コーナー 
陽の光を受けて元気に育っている。

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虫食いで黄色みがかったこ汚い白菜だけど、非常に美味しい。
美味い野菜だから虫もつく。

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大根コーナー 。
巨大に成長する大根たち。
消費が全然追いつかない。
ひたすら大根を食べる日々。
大根おろしや味噌汁の具、煮物に大活躍だ。

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食べごろの大根。
山に帰るときは何本か貰っていく予定。

人参さん

色はイマイチだけど、甘くて美味しい。
味噌汁に入れまくって食べている。
食べても食べても追いつかない状態。
知らぬ間に人参が大好きになった。

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ネギもわさわさと生えてくる。
恐るべし。野生の力。
味噌汁にたっぷりと刻んで入れている。

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こちらは里芋コーナー。
これから里芋掘りを行うところ。

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生まれて初めて里芋を収穫する。
こんな風に土の中で成長していたとは知らなかった。

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収穫した里芋達。
とっても美味しい。
粘りっけが元気の源だ。
歯で噛んだ時のホクホク感。
堪らなく美味しい。

 

野菜嫌いの子供が多いっていうけど、子供は純粋だから単に不味いから嫌いなんだと思う。
売っている野菜は見かけばかりで味がないから美味しくない。
親は野菜は体に良いという知識を持っているので、無理にでも子供に食べさせようとするが、強引に食べさせれば食べさせるほど、嫌いになるのではないかと思う。
ちょっとお金は掛かるかもしれないが、有機栽培の野菜を買ってきてシンプルな調理で食べてもらえば、子供は大好きになるはずだ。
普通のスーパーには売っていないことが多いから、入手は困難だけど。
農家や田舎の知り合いに頼んで宅急便で美味しい野菜を送って貰うのも方法の一つかもしれない。
今では恐らく、ネット通販で有機栽培の野菜を買えるだろうから、ちょっとした記念日なんかに食べ物を奮発するのも有りかも。
ジャンクフードではなく、自然の野菜を食べた子供は、本物の食べ物の味が分かる健康な大人に成長してくれるのではないだろうか。

コメント

  1. お匿 より:

    お父さんが見守っていた最後の野菜だね。
    大事に食べてください。
    大根の葉、このまま上から切って食べた方がいいと思う。
    私は8月の終わりに植えた時は、10月の半ばで葉を上から沢山切って大根のよごしにして食べた。
    切った後でも葉は伸びた。
    今からはどうかわからないが、でも色が変わって来てるから大分切って頂いた方がいいと思う。
    ネギも取って、プラスチックの長いくず入れに少し水を張って、根を浸けておくといい。
    どの野菜もとても美味しそう。
    スーパーの野菜は小さく味が薄いよな。これは作ってから気付いたことだ。
    里芋、土をかぶっていても大きいのがよくわかる。
    上手に作られている。
    からあげさん、野菜の美味しさに気付くことができて最大の収獲だと思う。
    3坪でも、自分の家で食べる分だけ作って楽しめる。

  2. からあげ より:

    >お匿さん
    年金暮らしの暇人がたっぷり時間をかけた野菜たちですからね。
    ありがたく頂戴しようと思います。
    新鮮な野菜を食べる分だけ少しずつ収穫出来るのも家庭菜園の魅力ですね。
    もうちょっとネギ欲しいなと畑に行ってちぎってくるっていう気軽さ。
    アドバイスありがとうございます。

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