四国遍路を登山靴で歩いて失敗する。~履いた靴をすべて紹介!!

こんにちは。からあげです。

 

今日は親父の命日で坊さんに来てもらってお経をあげた。
あれからもう1年が経過した。
雪かきして山小屋を建ててアルバイトして四国遍路に行った1年だった。
ちょうどいい機会なので、恥ずかしいが四国遍路の失敗について書こうと思う。

 

四国遍路を登山靴で歩いて大失敗だった。

去年、四国遍路に行ってきた訳だけど、靴の選択を間違って大ピンチに陥った。

大部分がアスファルト舗装の道なのに、山道を歩くための登山靴を選択してしまった。
歩き始めてしばらくすると失敗に気づいた。
重たくソールの硬い登山靴は舗装路を歩くのには全然向いていない。
歩けば歩くほど無駄に体力を消耗して足を痛めてしまった。ソールが剥がれてきたこともあって靴を買い替えることにした。

遍路の途中の高知市内で新たに靴を購入したが、またもや舗装路に向かないトレッキングシューズを購入してしまう。
さらに足に合わない靴だったので、靴ずれを起こして歩きのフォームがおかしくなり足を痛めてしまう。

松山市内で再度、靴を購入することにした。購入した靴は足にフィットしたウォーキングシューズで劇的に歩きやすくなったが、痛めた足は直ぐに戻らず最後まで厳しい歩行となってしまった。

 

靴選びを間違った原因は、耐久性とコストを意識し過ぎたためと思う。結果的に高くついた。
普通の運動靴やウォーキングシューズだと1,200kmの歩行には耐えられないと思い、重くて歩きにくいが丈夫な登山靴をあえて選択した。
約10年使用した登山靴でソールが磨り減っていたので、ソール張替え出来ないものなのに張替えを行って四国を歩くことにした。
靴下は厚手の登山用ではなく、耐久性のある薄手の軍足を履くことにした。
出発前はまだ深刻な事態に陥るとは思ってもみなかった。

 

 

四国遍路に使った靴の紹介

1足目

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ザンバランの軽登山靴
重量は、インソール、靴紐込で1足(両方)、1.9kg
サイズは25.5cm。
約10年前に購入して長年愛用していた登山靴。
今回、無理やりソールを張り替えした。

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既存のソールを途中で平らにカットし、新しいソールを接着剤で貼り付けてビス止めして補強してある。
鳴門から高知市街まで約400kmを歩行した。

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左側のつま先内側部分のソールの剥がれ

歩行2日目にしてソールが剥がれだす。ビス止め箇所でどうにか留まっている状態。

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右側踵部分のソールの剥がれ

高知市手前で気が付いた。これもビス止め箇所でどうにか留まっている状態。

よこから見たようす

 

重たくソールの硬い靴だった。(登山靴だから当たり前だけど)山道では頼もしい相棒となってくれたが、遍路道に険しい区間はなく完全なオーバースペックだった。

 

2足目

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外国ブランドのトレッキングシューズ

サイズは25.5cm、幅は3E以下
値段は5,000円弱。

 

値段に釣られて購入してしまった。現存する画像はこれくらい。登山靴よりは軽くてソールが柔らかかったが、足に合わなかった。足に合う靴があったのだが、7,000円もしたのでこの靴にしてしまった!

つま先部分が狭くてむくんだ足にはキツかった。トレッキングシューズを履いてから靴ずれに悩まされることになる。
上まで靴紐をしっかり締めると足が痛いので、上から2つ目までのフックには紐を掛けずに緩く縛った状態でどうにか歩くことが出来た。
爪先部分と足の横が当たって痛いので、歩行の着地が自然に踵荷重となって両足首と左脛を痛める。
そのため、愛媛県内子町で2日間休養しなければならなくなった。

 

3足目

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ホーキンスのウォーキングシューズ「トラベラー」
松山市内のABCマートで約5,000円で購入した靴。
重さは、一足で0.6kg、サイズは25.5cm、横幅は4E

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インソールは取り外し可能で少し厚め。

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ソールは凹凸が少なくフラットな道を歩くのに適している。

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この靴の特筆すべき点は、爪先部分も広いこと。
4Eなのにつま先部分が細い靴もあるが、ホーキンスのトラベラーは爪先部分も広い。
デザインではなく、機能性を重視している。
足がむくんだ状態でも足の指を自由に動かすことが出来る。
山道の下りではつま先が靴に当たって少し痛かったが、ウォーキングシューズなのでこれは仕方ない。

このウォークングシューズが足にジャストフィットしてくれたお陰で、松山からは一日の歩行距離を大きく伸ばすことが出来た。初めから足に合ったこの靴を履いていたのなら、もっと楽しい歩き遍路になっていたことだろう。

 

まとめ

プロの探検家としてあり得ない道具の選択ミスをした。
今回の四国遍路の中で一番の反省点だ。冷静に考えれば分かることなのに愛用した登山靴に固執してミスを犯してしまった。

しかし、このミスのお陰で、足に合わない靴を履いていると足を痛めて行動不能に陥ると身を持って知ることが出来た。未開の奥地で同じミスを犯せば生還は不可能。死ぬしかない。
四国で良かった。
これを機に道具の選択をより慎重に行っていくようにする。

 

おわり

コメント

  1. とんかつ より:

    私も以前履いていた靴は、小指が靴にあたって歩きにくかったのですが、ニューバランスの4Eのウォークングシューズに変えたら足にぴったりで凄く歩きやすくなりました。

    • karaage より:

      靴選びは本当に重要ですね。
      靴がフィットしてくれるだけでパフォーマンスがまるで違う。
      勉強になりました。

  2. 葉子 より:

    いつも楽しく拝見させて頂いてます。

    道具選びって大切ですよね。
    私も資格勉強の際はあれこれと道具に悩んだ時期がありました。

    いずれは未開の奥地を探検されるとのこと、思わず尊敬してしまいます。
    楽しみにしております。体にはお気をつけて。

    • karaage より:

      ありがとうございます。
      3年以内に海外に進出して経験を積みたいですね。

  3. hiro より:

    >>プロの探検家としてあり得ない道具の選択ミスをした
    からあげさんていつからプロの探検家になられたのです?

    • karaage より:

      去年の年明け早々です。
      探検家として開業届けを提出しました。

  4. 目黒駅は品川区 より:

    舗装道路で重い物背負って歩くの、ニューバランスの900番台とかのシャンク入りのスニーカーが良いです。値段が馬鹿っ高いのが欠点だけど。

    • karaage より:

      画像を見るだけでも安物のスニーカーと作りが違うのが分かりますね。
      舗装道路を長距離歩くのなら、靴にお金を掛けるのも必要という気がします。

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