湧き起こる欲望

こんばんは。からあげです。

 


昨日はバイトの給料日だった。
給料明細をチェックすると早出分と残業代は出ている計算となり、ホッと胸を撫で下ろした。
出勤と退勤時間を全て把握しているわけではないが、ざっとした計算では大体合っていた。

時給800円なので労働時間を増やさないとお金にならないが、残業分と休日出勤分が割増となっていたので、給料は思っていたより多かった。

給料明細をもとに計算すると予定の30万円ゲットするには8月末まで働けばよいということが分かった。
給料は月末締めなのでちょうど良い。
給料は本来なら銀行振込による支給なんだけど、短期アルバイトは事務簡略化のため現金手渡しとなっている。
給料袋を開けると久しぶりに見るまとまった現金だ。

 

2014-8-8

予想以上のお金を得て自然と欲望の導火線に火が付いてしまう。
もう少しお金を稼げば、欲しいものも買えるし(大して欲しくないものでも)久しぶりに遊ぶことも出来る。
単調な山での暮らしに飽き気味だった近頃、刺激を欲していた。
去年はほとんど買い物らしい買い物をしていないのであれこれ欲しい。

一昨日はネットでガソリンストーブを注文した。
そして昨日はヤフオクに入札した。
しかし欲望の赴くまま突き進めば、元の木阿弥となってしまう。

 

お金のために自分の時間を捨てる毎日。
他から植え付けられた欲望に支配されお金を消費する毎日。
面白くもない労働に心身を消耗させる毎日。


そんな毎日が再びやって来るようになる。
私は欲望に塗れた世界から足を洗った筈だが、どうやら思い込みに過ぎなかったようだ。
お金は必要な分だけあればいい。
必要以上に蓄え得ようとすれば、資本主義経済の網に絡め取られてしまう。
お金はあっても邪魔にならないのであればあるほど好ましい事だが、全てを欲すれば際限のない欲望に身を滅ぼしてしまう。
私は会社を辞める時に誓った筈だ。
自分の人生を生きると。

今日、出勤して早々、8月末でアルバイトを辞めたいと会社の人間に伝えた。
ズルズルとアルバイトを続けていれば、フリーターへの道を進んでしまいかねない。
安易な道を進みかねない。
纏まった現金収入は非常に魅力だが、私はアルバイトをするために会社を辞めたわけではない。

今回、なんとかお金に対する欲望、執着を一旦は断ち切ることが出来た。
今後もこのような事は多々あるだろうが、自分の大切な時間を端金で売り渡してしまう訳にはいかない。
あと3週間ほどのバイトだが、お金に飲み込まれないように注意していこうと思う。

 

おわり

コメント

  1. ゆた より:

    得るには才能や努力や時間などが必要だけど、
    使うのには、それらを必要としない。
    このお金の性質は、何に寄与しているのか自分には謎。
    ユダヤ人なら知ってるかもしれない。

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