小屋の結露

こんにちは。からあげです。

 

今朝は、意外に冷え込んで朝方寒さで目が覚めた。
外の寒暖計を見ると-8度を指していた。

それほど低い気温ではないが、作業の無理がたたって抵抗力が落ちているようだ。
普段より寒く感じる。

今もなお体がだるくて何もやる気が起きない。
頭の奥底が痺れたような感覚があって、フワフワとして思考がまとまらない。
ちょっと体に無理をさせ過ぎたようだ。
一時のパフォーマンスは良くても、長続きしなければ意味が無い。
私の持ち味は継続してコツコツやることだ。
今後の働き方に気をつけよう。

 

 

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ところで、今日は小屋の結露と題して、小屋の中で発生している結露について書いてみようと思う。

 

結露(けつろ)とは、固体状態における物質の表面、または内部で、空気中の水蒸気が凝縮する現象のことである。
例 温度20℃・湿度50%の室内における露点温度は、9.6℃であり、壁や窓などの表面が、9.6℃以下の場所で結露が発生する。

Wikipediaより

 

以前の記事(薪ストーブの乾燥対策 2016/1/27)で書いたように、薪ストーブを焚いていると小屋の中が乾燥するので、濡れたTシャツを干すなどして加湿している。

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昨日は、お風呂に行ったついでに着替えたので、日が暮れる前に洗濯をして外で水切りをしてから小屋の中で干していた。

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濡れTシャツと洗濯物、それにストーブにかけた鍋で加湿していたので、湿度は楽々40%台をキープすることが出来た。

湿度を下げ過ぎると喉が痛くなってくるので、お金のかからない方法で加湿を行っている。

 

しかし、加湿によって新たな問題が発生した。

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小屋の窓の内側(室内側)に結露が起こるようになったのだ。

濡れTシャツで加湿するまではほとんど結露は見られなかったが、今では結露がはっきりと分かるようになった。

上の画像は、東側のロフトの窓の様子。
太陽光を受けているため、西側の窓と較べて結露が目立つ。

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外側からズームで撮影する。

ロフトの窓はハメ殺しで開放は出来ない。
窓の材質は、ポリカプラダンで隅を薄い板で留めているので、開放出来る跳ね上げ式の窓に較べて隙間風は非常に少ない。

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東側のロフト窓の室内側の様子

ぱっと見た感じは気が付きにくいが、ダンボールの裏側に目立った結露が発生している。
ストーブに鍋をかけていただけの以前は、ストーブに近い西側のロフトの窓の内側に少し結露が発生していた。

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室内側の窓の様子

手前の段ボール箱を退けて撮影した。
1Fで加湿された暖かい空気がロフトに溜まり、断熱性の弱いロフト窓に結露が発生する。

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結露は雫が下に垂れて濡らすほどではない。
なのでタオルで拭くようなことはしていない。

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ロフト南側の窓(プラダン製、跳ね上げ式)

結露は発生していない。
その理由は、建付けが悪く隙間風が入ってくるので、外と室内の気温差が少ないから。
このように窓を閉めていても、窓の周囲はひんやりとしている。

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1F西側の窓(プラダン製、跳ね上げ式)

こちらも結露はなし。

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ロフト北側の窓(プラダン製、ハメ殺し)

こちらもロフトの東西の窓と同様、多少の気密性があるため、結露が発生している。

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1F南側の窓(アルミサッシ、開閉式)

アルミサッシとガラスの表面に若干の結露が見られる。

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アルミサッシのアップ

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東側の窓(アルミサッシ、開閉式)

外側から撮影した。
目立った結露は見えない。

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室内側の様子

アルミサッシとガラス表面に若干の結露あり。
南側の窓に較べて少し少ない。
太陽光に当たって温度が上がったためか。

 

 

断熱性の乏しいセルフビルドの小屋なので、多少の結露は仕方がない。
湿度を下げれば結露の問題は解消するが、喉を痛めて体調不良になりやすくなる。

今ところ、結露によって大した問題は発生していないが、内部結露が気になるところだ。
内壁の針葉樹合板の内側に入り込んだ湿った空気が、外壁の内側で結露して内部を腐らせるかもしれない。

断熱材のグラスウールは、吸湿性はあるが、湿気の発散性は乏しいという。
一度溜め込んだ湿気を捉えて離さない。
湿気はカビやシロアリの大好物だ。
内部結露が発生したまま放置すれば、小屋の寿命が短くなってしまう。
夏場は山林内の湿気に晒され、冬場は内部結露が起こるとなると小屋の一大事だ。
長期留守をした時に小屋はあっという間に傷んでしまう可能性もある。

 

内部結露発生のメカニズム

建物の室内側に防湿層がなく、室内で発生した水蒸気が壁体内に侵入する場合に発生する。これにより、木材や断熱材等の腐敗や劣化が進み、建物の寿命が短くなる。主に冬に起こるが、エアコンの普及により夏季にも起こりうるようになった。
建物ではないが布団が湿るのも同じ原理である。体表部の温度は36℃程度で水蒸気を発散している。布団の厚みの中で、外に向かって徐々に温度が下がっていく(これを温度勾配という)。室温が低いと布団の中で結露が起きるので布団は湿り、頻繁に干さなければならない。これを防ぐには室温が下がらないように保温し、布団の中で結露が生じないようにすることである。

Wikipediaより

 

適度な湿度は必要だが、少なすぎても多すぎても害がある。
こうして記事を書いていて内部結露が気になりだしてきた。
今度内壁を剥がして様子を見てみることにしようか。

なんの気兼ねなく、長期留守にするためにも、小屋の湿気対策は重要だ。
今後も注意深く観察してゆくことにしよう。

 

おわり

コメント

  1. 大伴細人 より:

    音や電気代が発生しますが、
    小型の換気扇を回しっぱなしにするのはどうですかね?

    • karaage より:

      やっぱりお金の掛からない自然通風でやりたいですね。

  2. ゆき より:

    ダンボールをよけると多少、結露しにくいとおもいます。
    サッシは結露を防ぐのは難しいです。
    以上北海道で住んでいる私の感想です。

    • karaage より:

      冬の北海道はさぞかし寒いでしょうね。
      私は初冬の寒さで堪えました。
      長期で留守にするときダンボールを避けようと思います。

      • ゆき より:

        寒さもそうですが、雪がたくさんふります。
        先日は帰ってきたらヒザ上でした。

        北海道のセントラルヒーティングは、
        各窓の下に暖房があることがおおいのですが、
        いっかしょそれがなく、
        ソファーでおおっているとこが
        結露します。
        ダンボールのうらはさむく、
        ダンボール自体がかびてしまうかもしれないので、
        はなし、結露はまめにふいたらいいと思います

        • karaage より:

          寒い上に雪が多いと大変ですね。
          ひざ上ラッセルでトレーニングになりますね。

  3. JB23W09XG5MT より:

    結露は厄介な問題ですね。
    我が家も十分な暖房と快適な湿度を保ちますと屋根内部で結露し、これが凍りつき外気温が上がると融けて雨漏りのようにぽたぽた降って来ます。
    断熱材は発泡スチロールが良いようですがグラスウールに比較するといい値段がしますね。
    プラダン自信にも断熱性はあると思いますのでプチプチでも重ね張りすればどんなモンでしょ?あとは室内のてっぺん屋根ギリギリに換気口ですかね。

    留守の時も熱せられた空気の逃げ道と乾きやすい南側床近くに吸気口があればだいぶ違うと思います。電気に弱いのでアレですがPC用の冷却ファンは大した電力を食わないのでちっこいソーラーパネルをダイレクトに配線しておけば日の当たる時間だけ回ってくれませんかね?空気さえ動いていればだいぶ違いますよ。

    • karaage より:

      天井から垂れてくるほどの内部結露は凄いですね。
      大丈夫ですか。

      ダイレクトに繋いでファンが回ればいいですね。
      今のところはお金の掛からない自然通風を考えています。

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