壁の内部結露チェックと煙突掃除3回目

こんばんは。からあげです。

 

今日も気持ちの良い冬晴れの日でゴソゴソ作業をした。
無理した仕事の疲れはようやく癒えつつある。
頭のモヤモヤは晴れ、頭の奥のズキズキとした傷みも回復しつつある。
あと3日もすれば全回復出来そうだ。
やっぱり無理はいけないなと思う。

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昨日、久しぶりに山を下りて買い出しに行ってきた。
お菓子と袋ラーメンなど。
別に健康に気を使うのは止めたわけではない。

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お菓子を与えておっさんのご機嫌をとる。
ちょっと無理をさせ過ぎた。
今は反省している。
お菓子2袋で満足するのだから安いものだ。
しばらくは好きにさせておこう。

 

小屋の壁の内部結露のチェック

 

たまには遅くまでゴロゴロしていたいものだが、小屋暮らしはそれほど甘くはない。
お金は掛からない代わりに手間が掛かる。
面倒臭がって見てみぬ振りをすると、あとで3倍返しの大変な目に遭うこともなくはないので、天気が良い日にやることをやっておく。

昨日のブログで書いたように、最近、小屋の中を加湿するようになって結露が目立つようになった。
窓の周辺が結露で濡れるだけなら一向に構わないのだが、壁の中で結露をしていたら後々厄介なことになるのが目に見えている。
気になりだすとどうしようもなくなる質なので、ここはさっさと片付けてしまうことにする。

ここで簡単に説明しておくと、小屋の壁は外側から、漆喰、針葉樹合板(12mm)、グラスウール、針葉樹合板(12mm)となっている。

壁の厚さは、漆喰(3mm)+針葉樹合板(12mm)+2×4材(89mm)+針葉樹合板(12mm)=116mm

セルフビルドの小屋なので、構造は知り尽くしている。
物忘れの激しいおっさんだが、苦労して建てた可愛い小屋なのでキチンと覚えている。
メンテナンスや改造する時、構造を知っていると非常にやりやすい。

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入り口から遠い東側の壁
手前にはロフトに上がる梯子が設置されている。

ついこの前、床下収納と称して床の上げ底をしたため、内壁をさっと剥がせる場所が限られてしまった。
小屋の中の壁を物色して簡単な2箇所を取り外すことにした。
合板はビス留めなので簡単に取り外すことが出来る。

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下のほうが引っかかって外せないので、隙間から手を突っ込み中の状態を探る。
中はよく乾燥していて湿気はなし。
ホッと胸を撫で下ろす。

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合板取り付け用のビス。
内壁だが少し錆びている。

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2015/11/16の小屋の様子

去年、ロフトの壁がない状態で、半年ほど小屋を留守にしていた。
湿気が入るといけないと思って、大事な荷物にブルーシートを掛けておいた。
これが余計だった。
シートは透湿性がないため、内側が湿っぽかった。
布団のシーツのような透湿性のあるカバーをしておけばよかったと思う。

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そしてカビてしまった寝袋。
上の白っぽい大きな袋は、冬用のダウンシュラフでロフトの梁の部分に置き忘れていた。
収納袋はあちこちカビが生えて、中のシュラフにも少し生えていた。

下の小さなものは、化繊の夏用シュラフ。
収納袋を貫通し中までカビてしまった。
濡れ雑巾で拭いて乾かしたが、まだまだカビ臭い。
今度、実家に行った時にしっかりと洗濯しようと思う。

ロフトの壁を一部撤去した影響で、湿気が入りやすい小屋となってしまって、長期留守の時は気になって仕方がなかった。
寝袋と内壁の表面にカビが生えるなどして湿気の被害が目立った。
しかし、ロフトの壁を付けて薪ストーブを焚くようになって、小屋の中の環境は激変した。
加湿しないと過乾燥するまでになった。
おそらくストーブを焚くようになってから、壁の中も乾燥してくれたのだろう。
壁の中のグラスウールは、フワフワでカラッと乾いて劣化した様子は見られなかったので、今年は思う存分東北を楽しむことが出来る。
(去年の北海道では、楽しすぎて小屋のことを思い出すのは少なかった。)

これで、小屋の内部結露の心配はなくなった。
よし、問題解決!

 

薪ストーブの煙突掃除~今シーズ3回目

 

今日の作業は実は煙突掃除が本命だった。
内部結露のチェックは、ストーブの中の炭が燃え尽きるまでの時間稼ぎだ。

最近はつい先日まで、小屋に篭って仕事をしていて昼間でもストーブを焚いていた。
煤の多い赤松中心の薪だし、稼働時間が急激に伸びて1月の下旬頃から燃焼不良が気になり始めた。

特に燃やし始めのころが酷く、排気の抜けが悪くて途中で火が消えたり、ガラス扉を開けるとモクモクと煙が出てきて、小屋の中が煙臭くなっていた。

前回の掃除は1月14日で20日が経過した。

 

参考リンク

ノコギリの目立てと薪ストーブの煙突掃除など(2015/12/29)初回
煙突掃除2回目~すぐやる習慣をつける(2016/1/14)

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まだ炭は燃えていているが、ストーブが随分と冷えてきた。
そろそろ掃除を始めるとするか。

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まずは外観のチェックを行う。
急に寒くなった1月半ば頃から外煙突の汚れが目立つようになった。

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エルボ付近にはタールがこびり付いている。

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上の方の繋目からタールが垂れている。

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外煙突の下のブルーシートの上には木酢液が垂れている。
今度から空き缶で受けておこうか。

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煙突の取り外しは、メガネ石の貫通部が少し面倒。
外から引っ張ってもなかなか抜けない。
内側からじわじわと押して直管を外す。
二人いれば簡単な作業だが、一人だと作業の難易度が上がる。

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煙突をバラして元のように並べたところ。
今回も煙突のパーツは、掃除した後に元通りに組み直す。

 

煙突内部の汚れ具合

これより薪ストーブ側から(エルボー半管ーエルボー直管ーエルボー直管ー直管ー半管ーT字トップ)順に説明する。

 

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薪ストーブ直後のエルボ

今回はけっこう煤が溜まっている。

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半管(室内側の縦の部分)

前回の掃除の時と比べると、明らかに汚れが多い。

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エルボ(半管とメガネ石を貫通する直管を接続する。)

ほとんど詰まりかけている。
排気の抜けが悪いわけだ。
よく燃えていたと思う。

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直管(メガネ石を貫通する横の部分)

たくさんの煤が溜まっている。
これを掃除するのは楽しそうだ。

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直管を傾けただけで、たくさんの煤が出てきた。
これは凄い。

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エルボ(外側の横から縦管を繋ぐ部分。)

内側の煤汚れよりも、外側のタール分の汚れが酷く目立つ。

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直管(下から1本目)

先のエルボがタールでくっついて外せなかった。
仕方ないので、出来る範囲で掃除する。
ブラシが届かない部分は、外から叩いて汚れを落とした。

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先ほどの直管
タール分が分厚く付着していて、ワイヤーブラシでこすってもほとんど落ちない。

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メガネ石から出た直ぐのエルボが外れない。
シーズン終わりの時にキチンと掃除して外すことにする。

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直管(下から2本目)

向こうが見えるので汚れ具合がよく分かる。
煤汚れは少ないが、ネチャネチャした黒っぽい汚れが付いている。

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煙突の掃除風景

いつもの生ごみ用の穴は雪の下に埋もれているので、普段歩かないような奥の場所で掃除する。
使用する道具は、いつものように煙突ブラシ、ワイヤーブラシ、小さなスコップだ。

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半管(下から3本目)

こちらもネチャネチャした黒っぽい汚れが付着している。

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T字トップ(縦側)

同じくネチャネチャした黒っぽい汚れが付着している。

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T字トップ(横側)

縦側と同じような汚れ。
ブラシで擦っても汚れは落ちない。
しつこい奴は嫌いよ!

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ストーブ本体のフタを外して上から撮影する。
最近は、排気の抜けが悪くて燃焼が悪いためか、灰がたくさん溜まるようになった。

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ガラス扉の方からストーブ内を撮影。
昨日、灰を処分したところなのに、もうこんなに溜まっている。

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今回の灰は色がなんだか黒っぽいような気がする。

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ストーブのフタを取り外してひっくり返したところ。
ほとんど汚れはないので、ざっとワイヤーブラシで擦っただけ。

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ストーブ背後の煙突接続部

前回からだが、この接続部が回ってしまってエルボが外しにくかった。
ストーブの上に重量ブロックを2個置いて固定してからエルボを引き抜いた。
汚れは前回に較べて若干の汚れあり。

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ガラス扉のガラスが汚れていたので掃除する。
迫力ある炎はクリアな窓で眺めたい。
濡らした硬めのスポンジで擦ってからウエスで磨いた。
ワイヤーブラシだと硬くてガラスに傷が付きそうだと思った。

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ピッカピカになったガラス。
これで炎の姿が丸見えだ。うひひ

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ストーブを掃除して組み立てたところ。
今回も中の反射板を取り外してブラシでゴシゴシ擦っておいた。
何度もストーブが赤熱するほど火力を上げてしまったが、それほど傷んでは見えない。
まだまだ大丈夫だ。

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煙突の取り外しの時多少擦れるが、漆喰コーティングが丈夫で傷みはなし。

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青空に向かって伸びる煙突。

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屋根の雪は全て消えたが、下が泥濘んでいるため靴底が濡れてしまう。
濡れたままの靴で屋根に上がると非常に滑りやすく危険なので、屋根に上らず脚立を立てて作業した。

取り付けたあとで遠目で見て角度チェック。
よし、真っ直ぐだ。

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薪ストーブを元の位置にセットする。
各部異常なし。

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煙突掃除が終わったので昼飯にする。
今日はポカポカ陽気だったので、外のウッドデッキでご飯にする。
残り僅かなボンベがあったので使うことにした。
やっぱりガスストーブは手軽でいい。

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チャルメラ塩味。
熱いスープが体に染み渡る。
ふぅ~旨い!

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今日は日暮れ前にストーブに点火する。
排気がスムーズで新鮮な空気を吸い込むので、凄く燃えやすくなった。

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ストーブ内はあっという間に火の海となった。
やっぱり掃除すると、燃え方が全然違う。
空気窓を全閉しても勢い良く燃えてくれる。
しかも燃焼が安定していて途中で消えることはない。

 

今回の掃除は少し遅かったような気がする。
掃除はストーブの火を一旦落とさなければならないので少し寒いが、陽気がいい日にチャッチャッと済ませればそれほど堪えない。
寒ければ薪割りすればいい。
まだ丸太の山の雪が消えないので、しばらくは薪割りはお預けだ。
確定申告の時期がやって来たので、そろそろ準備を始めることにする。

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そういえば、今日は立春だった。
寒さはまだまだ厳しいが、庭の山桜の芽がもう膨らみ始めた。
そっと忍び寄る春の気配に少し嬉しくなった。

 

おわり

コメント

  1. おさる より:

    隊長おつかさまです!
    家の周りの畑も剪定などで出た枝を燃やす農家が多かったですよ!
    フキノトウもたくさん出てますね!
    生物はもうわかってます!
    今日は立春です!
    隊長も頑張って下さい!!
    俺も頑張ります!

    • karaage より:

      フキノトウがもう生えてきたのですか。
      それは早いですね。
      少し疲れたのでボチボチ行きます。

  2. 大伴細人 より:

    煙突掃除でおバアちゃんちを思い出しました。

    • karaage より:

      一々面倒なんですけど、意外と楽しいです。
      掃除するとストーブが凄く調子良くなるので。

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