こんにちは。からあげです。
今朝は随分と冷え込んで、気温はマイナス5℃まで下がった。
ようやく普段通りの寒さが戻ってきたようだ。
不思議なもので寒さに慣れてしまうと、寒さが物足りないと思ってしまう。
寒いほど薪ストーブが暖かく感じるからだ。
Tシャツ一枚になってストーブを焚いてもあまり嬉しくない。
なんだか資源の無駄遣いのような気がする。
やっぱり体が固まってしまうほどの寒さの中で、ストーブの火力が大きくなるのを祈るような気持ちで見守るのが良い。
ところで、東京滞在中について感じたことについて書こうと思う。
東京からはつい先日戻って来たような気もするし、随分時間が経ったような気もする。
あちこち彷徨いていたが、あまり記憶に残っていない。
物忘れの激しいこともあるが、それだけではなさそうだ。
人工物に塗れた街は、私の好むところでは無かった。
およそ15年ぶりの東京だった。
行くまではあまり気分が乗らなかったが、現地に到着してみると急に活力が湧いてきた。
見慣れぬ大都会の風景に刺激を受けたようだ。
久しぶりに見る街の景色は私にとって刺激的だった。
見るもの全てが新しかった。
山手線の電車に乗ると、適度な空調が効いた快適な車内で、洗練された作りの椅子やつり革に惚れ惚れした。
ふと出入り口の上を見やると以前は紙の路線図が貼りだされていたところに、綺麗な液晶モニターの路線案内が表示されていた。
クリアな文字で的確な情報が流される。
慣れない電車に乗る者にも分かりやすかった。
電車の設備は大きく変わったが、その中にいる人々の様子も大きく様変わりした。
以前は電車内で会話する人達の姿が見られたが、今はほとんど声を発するものはいない。
私語禁止となったのだろうか。
みんな黙ってスマホを弄っている。
15年前だって二つ折り携帯を弄っている人がいたが、その他にも漫画や文庫本を読んだりしている人がいた。
それなのに今はスマホばかりが際立っている。
スマホは便利なのは分かるが、一体どうしたというのだ。
4泊5日の東京滞在中は、全てネットカフェに泊まった。
ゲストハウスやカプセルホテルにも泊まりたかったが、宿泊料が高くて止む無くネットカフェを選択せざるを得なかった。
私の場合、漫画やネット回線はおまけのようなもので、宿泊を主目的に利用している。
6時間未満の短時間だと仮眠程度しか出来ない。
慣れない土地で動くと想像以上に疲れるので、やはり8時間以上は滞在したい。
しかし、8時間の場合でもちょっと漫画を読んだりネットして遊んでいるとあっという間に寝る間が削られてしまう。
ゆとりを持って滞在するには12時間は欲しい。
ネットカフェが安いと言っても、12時間も居れば料金は2,000円を超えてしまう。
低収入の私にとって2,000円の出費は結構辛い。
車中泊ならお金は掛からないのに、ネットカフェで泊まると滞在時間が長くなればなるほど料金が高くなってゆく。
時間のことを気にせずに過ごしたいが、延長料金を支払いたくはないので、こまめに時間をチェックする。
普段の小屋暮らしでは時計をほとんど見ない。
この頻繁に時計をチェックするのが結構なストレスになる。
自分の時間なのに何か急かされているような気がしてくる。
マットに寝っ転がっている時にも、脳内で料金メーターの針は動き続ける。
私にとって憩いの場、宿泊の場であった、かつてのネットカフェはそこには無かった。
店内に効率よく配置されたパソコン付きのブース、漫画雑誌の棚、ドリンクコーナーの機械。
その全てがお金を稼ぐ目的のために日々高回転で稼働している。
山に移住してのんびり気質となった私には、少し居心地の悪い空間になってしまっていた。
残念だが仕方ない。
ネットカフェの経営者、そこで働く従業員はお金を稼がなければ生きて行けない。
私だってそうだ。
日々、広告収入を稼ぐためにブログ更新を続けている。
電気街で有名な秋葉原も覗いてみたが、全然興奮しなかった。
電気店の前を通って、中から聞こえる商品説明の放送や綺羅びやかな照明を感じるだけで、お腹いっぱいになってしまった。
35Lのザックを背負っていたこともあるが、私にはもう無縁の世界だと感じて店内に足を踏み入れる気は起きなかった。
家電製品ならネットで安く買える。
実店舗に足を運んでまで商品を買う必要がなくなってしまった。
私にとって電気街の存在意義は薄れてしまった。
ガンダムカフェには寄ってみたかったが、遅いオープンまでの時間まで待つ気が起きなかった。
一体どんな店内だろうと思いはしたが、時間待ちしてまで入る気が起きなかった。
並んでまでラーメンを食べる気にはなれないような感じだ。
たまたま通りがかって、待ち時間なしに店内に入ることができれば、間違いなくガンダムカフェに入っていた。
まあ、縁がなかったということにしておこう。
東京は広かった。
私には広すぎた。
狭い範囲内に立派で快適な施設があって、郊外に出ると田園風景が広がるコンパクトシティーだったら良いのにと思った。
去年行った北海道では、札幌は街が大き過ぎてかえって不便だったが、旭川は街の中心部でも車中泊スポットがあるコンパクトな街でとても居心地が良かった。
よそ者に慣れている土地柄のようで、旅行者に干渉するような現地の人はいなかった。
そのお陰でのんびりと気が済むまで北海道に滞在することが出来た。
東京は図書館、博物館、美術館など、立派な施設が整っているので、大変魅力的な街ではあるが、滞在費にお金が掛かるのでその魅力は半減してしまっている。
実に勿体無いことだ。
なんでも本が揃う国会図書館にはワクワクが止まらなかったが、滞在費のことを思うと何日も通い詰める気が起きなかった。
東京には安い宿泊施設が不足している。
1泊2,000円以上掛けて通うなら、Amazonで好きな本を買って家で読んだほうがマシだと思った。
2,000円も出せばたいがいの新刊本は買えてしまう。
ジャンクフードを食べて出費を抑える必要もある。
毎食、安いチェーン店でご飯を食べていると、体のあちこちが調子悪くなってきた。
体が重たいし寝付きが悪い。
足腰もガタガタになってきた。
それに食事の絶対量が不足していた。
子供レベルの分量では、私はとてもではないが量が足りない。
お腹いっぱいご飯を食べるには、少なくともラーメン丼にご飯を山盛りにする必要がある。
腹いっぱいご飯を食べると一日の食費は3,000円あっても足りない。
そんなお金を使うなら小屋に戻って玄米をもりもりと食べたほうが良いと思った。
4年後にオリンピックが開かれるというのに、ハード面が整っていない。
お金を出せば選り取りみどりだが、お金に余裕がある人ばかりではない。
あまりお金はないがオリンピックを生で見たい人も多いはずだ。
遠くの観客席でも良いから生の会場で見たい。
ここからおっさんの妄想の始まり始まり
ここでその低料金の宿泊施設を一気に増やす方法を提案する。
皇居をキャンプ場にしてしまうのだ。
一人1,000円で連泊可能とする。
1,000人泊まれば一日100万円の売上だ。
中には炊事場とトイレとコインシャワーとテントサイトがあるのみ。
オートキャンプは場所を取るので、徒歩客のフリーサイトのみ。
皇居内の広大な敷地をテントサイトとする。
収容人数は無限大だ。
トイレが足りなければ仮設トイレを設置すればいい。
オリンピックが終われば客も減るだろう。
皇居で泊まれるとなれば、そこを拠点に活動の幅が広がる。
国会図書館にも歩いて行ける。
皇居の外周をジョギングすることだって出来る。
電車に乗って東京散策に出てゆける。
この夢のようなプランが実現することはあるのだろうか。
あと、ネットカフェなんだが、料金の一覧サイトが無かった。
価格ドッドコムみたいに安い順にソート出来るサイトが欲しかった。
スマホのお陰でネットで店を探して決まった店に行くだけで良かった。
店をハシゴするのは電車代も掛かるし疲れる。
ネットカフェの料金はまだまだ高いような気がするから、紙の漫画を減らしてスペースを有効活用する。
客の収容人員を増やすのだ。
漫画は電子版をパソコンで読めるようにする。
いちいち取りに行ったり返しにゆく手間が省ける。
いっその事、ビル丸々をネットカフェにする。
他店入り混じってのネットカフェビルだ!
国会図書館にように窓口で漫画雑誌を受け取るシステムにしたら他店と漫画を共有できる。
各店舗は、漫画以外のサービスを拡充しお客を呼びこむ。
フード系が弱いので、もっと旨い料理を低料金で出前出来るようにする。
安くなるのならセルフサービスでも良い。
サウナもあったほうがより快適だろう。
そんなネットカフェビルがあったら時間を忘れて何日も滞在してしまうかもしれない。
あ~あ、お腹空いたなあ。
ご飯にしようか。
おわり
コメント
寝太郎さんが無料のゲストハウスを東京に作る構想をしているので、そこに宿泊させてもらえばいいですよ。
東京は時給1000円のバイトが毎日たくさん募集するので良いなあと思いますが、にぎやかだし道も狭いので人込みでパニックになりそうで自分には向かないです。
東京は土地も高いし、建築確認が必要だからハードル高いですね。
どうなるんでしょう。
時給は高くても家賃の高さが全てを台無しにします。
皇居をキャンプ場とは、すごいアイデアですね。
もし実現したら泊まりに行きたいです。
まあ皇居は無理としても夢の島辺りに出来ないかなと思います。
東京見物の拠点に需要は見込めると思います。
唐揚げ 様
以前、一度メールしました中小の仕事嫌い社長です。 毎日楽しく拝見してます。 一つリクエストというか、、、もし一日の暮らしの中で、面白いことが何度かあるのでしたら、一日に一度といわず、何回でもupして下さい。 私、昼食の後、公園なんかに車止めてサボりながら兼昼寝しながらブログ拝見、夕方会社に戻って拝見、寝る前に拝見とかしてます。 なんか日々の日課になってまして・・・これからも頑張ってupして下さいね、陰ながら応援& 楽しみにしておりますんで。
どうもありがとうございます。
調子の良い日はいくつもアップしたくなる時がありますが、あまりブログばかりに構っている訳にもいきません。
私は専業のブロガーではなく探検家で、日々の活動をアップしているだけですから。
今は将来の探検に向けてコツコツと準備をしてゆかなければなりません。