おっさんの知恵袋~廃油を防腐剤代わりに塗る

こんばんは。からあげです。

今日は一日曇だった。
晴れ間を期待していたが、結局お日様は顔を出さなかった。
天気がパッとしないので、テンションが上がらずやる気が起きなかったが、かと言って一日中小屋でゴロゴロしていても暇なので、スロースタートで作業を始めることにした。

昨日、ジムニーのオイル交換をして廃油をゲットしたので、防腐剤代わりに外回りの木材に塗る。

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何度も言ってクドいようだが、敢えて何度も言う。
耳にタコが出来ようが知ったこっちゃない。
我が家に入るには側溝を越えなければならない。
進入路を掘削して作った後で、側溝のフタを自作した。
2年3ヶ月ほど前に作った木製のものだが、未だに大して傷んでいない。

参考記事 
敷地内にジムニー乗り入れ(2013/12/3)

それは何故か、オイル交換をする度に防腐剤代わりに廃油を塗っているためだ。

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ちなみにこちらは試作品として作ったポンプ小屋前のフタ。
腐ってきたので3ヶ月ほど前に廃油を塗ってみたが、時すでに遅し。
もうここまで傷んでしまったら、どうしようもない。
そのうち気が向いたら新しく作りなおそうと思う。

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以前、読者に廃油が防腐剤代わりになると教えてもらったので、半信半疑で塗ってみた。
始めのうちは効果が分かりにくかったが、時が経つに連れて歴然となった。
捨てる廃油が防腐剤代わりになるのだからと、おっさんは狂喜してあちこち塗りまくった。
とは言っても、あとは床下と玄関の簡易ウッドデッキだけ。

廃油を防腐剤代わりとして塗る時に注意する点は、まずオイルの臭いがすることだ。
よって屋外限定となる。
いくらオイルの臭いが気にならない私でも、部屋の中にいる時もオイルの臭いを嗅ぎたくはない。
第一雨が当たらない屋内は塗る必要がない。
無料だからと言って内壁に塗る人間も居るかも知れないので書いてみた。

 

オイルは乾かない。
木に塗っても染みこむだけなので、椅子やテーブルには塗れない。
調子に乗ってあちこち塗りまくると大変なことになる。
主な用途は雨の当たるウッドデッキだろう。
我が家にも小さいながら玄関にウッドデッキがある。
単に木製パレットを敷いただけなのだが、靴底の土が落ちるので小屋の中が汚れにくい。

 

以上が今のところ気が付いたことだ。
暇なので小屋周りをフラフラと徘徊しながら改良点がないか考えている。
また今度見つかったら大げさにブログで取り上げるつもりなので、あまり期待しないで待っていて欲しい。

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側溝のフタを掃除する時の3点セット

小さなスコップに100均ほうきとブラシだ。
一つでなんやかんや使い回すので、汚れてしまっている。

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側溝のフタの作業は昨日行った。
天気が良かったので、掃除して乾燥させるのにちょうど良かった。
落ち葉や土に埋もれて湿っていることがあるので、掃除をした後にしばらく天日干ししておく。

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廃油は無添加こうじ味噌の空き容器に小出しして塗る。

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このフタは何度も塗っているので、薄く塗るだけでいい。
厚く塗ると染み込まずに垂れて周りを汚してしまう。

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夕方になって油が十分染みこんだところで、元通りにセットする。
廃油を塗り重ねるごとに色が濃くなってゆく。

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黒光りする側溝のフタににんまりする。
いい感じだ。
この調子なら10年は保つだろう。

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これが噂の玄関前のウッドデッキだ。
3ヶ月ほど前に一度廃油を塗っている。

ここに塗ってから、なぜ廃油が防腐剤代わりになるのかやっと分かった。
それは木材に塗ると表面が水を弾いて中に染み込みにくくなるからだ。
山林内は常に湿気との戦いだ。
雨が降ると足元は泥濘み、日が照らない限りいつまでもジメジメとしている。
そんなところに木材を置いておくと腐ってくる。
地面に直置きするとビックリするくらいの勢いだ。

腐った木は柔らかくてシロアリの好物なので非常に危険だ。
山林内にはシロアリが至るところに潜んでいる。
そんなシロアリたちが小屋に目を付けたら、もう一巻の終わり。
気がついたら土台を食われていて、手遅れになることだろう。
廃油は防蟻剤代わりにもなると思う。
私はシロアリ博士ではないのでハッキリとは言えないが、油の染みこんだ木を食べるとは到底考えられない。

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今回は容器に入れて塗っているので、非常に塗りやすい。
切り口のところがよく油が染みこむ。
たっぷりと塗りたくる。
ただなので、気兼ねなくたっぷりと塗れる。
これがペンキだと極端に薄塗りになる。

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今回は油に漬けたくらいにたっぷりと染みこんだ。
これで大幅に耐久性が上がったことだろう。
靴底に付いて小屋が汚れるので、ウエスで軽く拭いておいた。

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黒光りするウッドデッキ。
ただの木製パレットだが、何度も言っていると立派なウッドデッキに見えてくるから不思議だ。

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お次は西側のモノ置き場だ。
パレットの上に荷物を置いている。
パレットは地面に直置きなので、地面と接する部分が腐って傷んできた。
そこで今回廃油を塗ることにした。

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荷物を撤去したところ。

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地面と接している部分。
前から気になっていたが、見て見ぬふりをしていた。
しかし、もう止めだ。
さっさと手直しする。

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パレットの下には意外と落ち葉が落ちている。
ネズミが毛布代わりに持ち込んだのもある。
ほうきで掃いて綺麗にする。

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ここは気合を入れて水平をとる。
だいたいではなく、キッチリと出す。
敷地内には使っていない重量ブロックがゴロゴロと転がっているので、こういう時非常に役に立つ。
必要以上に購入してしまい気がついたらブロックだらけになっていた。

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パレットを置く時に邪魔だった石を掘り出す。
石の先っぽだけが地面から出ていたのでそのまま置いていた。
今回はブロックを置くので邪魔になる。
バールを突っ込んでこじると直ぐに撃退することが出来た。
抜根時に使い慣れているので、もうお手の物。

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長い間シートの下にあってよく乾燥しているので、廃油がよく染みこむ。
本当にビックリするくらいに染みこむ。

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パレットの幅が約90センチで3枚置いたらちょうどい良い。
裏返して両面に塗ったので、非常に時間が掛かった。
ブロックの微調整や高さ合わせで木片を挟んだりしたので手間が掛かった。
手間を掛けた分、終わったあとの充実感が大きい。

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コンパネを敷くことで、傷んだパレットでも荷重が分散されるので、荷物をたくさん置くことが出来る。
隙間に物が落ちないこともある。

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今回の一番の改良点は、ブロックを置いたこと。
直置きしなければ、パレットは湿気にくい。
土地は小屋の方に向かって傾斜しているので、シートを被せていてもパレットは濡れてしまう。
嵩上げすることによって水濡れを回避することが出来る。
この荷物置き場は、荷物が濡れないことの他にも、小屋本体の防御力をかなり上げてくれる。

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パレットの中は長尺物置き場にピッタリ。
今回、3個全ての向きを揃えたので、270㎝までの長いものを収納出来るようになった。

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夏タイヤもこちらの方に移動することが出来た。
床下収納に入れると場所をとって他の物が入らなくなるので、ここに置くことにした。
ここの方が紫外線と雨に当たらないので、より長持ちしてくれることだろう。
シートを被せている時に良いアイデアが浮かんだ。
そのうち屋根をかけるかもしれないが、取り敢えず今年はこれで行こう。
他にやることがたくさんある。

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ええい!この木製パレットは化け物か!
たった3枚のパレットと側溝のフタに塗っただけで、2.8リットルほどもあった廃油がほとんど空になった。
まだ他にも使いたいところがあったのに。
車検整備でギヤオイルなども交換するから廃油を手に入れることが出来るが、今直ぐ欲しい。
ガソリンスタンドで使う分だけ貰うことにしようか。

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これまでずっと気になっていた西側のモノ置き場が大丈夫になった。
次は資材置場をなんとかしたい。
パレットを敷いているにしても、たまにシートを広げて空気を入れ替えてやらないとカビ臭くなる。
やるにしても一旦全て撤去しないといけないから、凄く手間がかかる。
どうしようか。

 

おわり

コメント

  1. 大伴細人 より:

    そうでしたか。山は湿気が多いんですね。
    海辺はどうなんでしょうかね。

    • karaage より:

      海辺はそれほど湿気はないと思いますが、塩害が酷いです。
      潮風で鉄が直ぐにボロボロになります。

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