こんばんは。からあげです。
今日も暑い暑い一日だった。
車イジリは日向での作業となるので暑くて余計に体力を消耗する。
思わずシャッター付きのガレージが欲しくなる。
夕方になるころにはフラフラになってしまった。
長袖長ズボンのツナギを着ていたが、強い紫外線で肌が焼けてヒリヒリする。
さて、昨日の午後から行っていた内張り剥がしと断熱材の貼り付けがどうなったのか、早速アップしよう。
天井内張り剥がし
車内は予め網棚を撤去してある。
始めに天井を剥がして断熱材を貼り付ける。
天井内張り剥がしの要領
グリップを外す。(標準では運転席はないが、網棚設置のために後付した。)
ポッチを外す。(プラスチック製、5つ)
シートベルトを外す。(運転席、助手席、後部座席の4箇所全て)
サンバイザーを外す。
ルームライトを外す。
側面の内張り上部を外す。(前部ピラーのカバー、後部のクリーム色のカバー上部)
天井の内張りを外す。(接着剤でくっついているので強く引っ張ると取れる。)
内張り剥がしの工具は持っていない。手持ちの道具を利用する。
工具の先にビニールテープを巻いてプラスチックパーツを保護している。
作業の仕上がりを追求するなら専用工具はあった方がいいかもしれない。
このほかはプラスドライバーと14mmスパナが必要。
グリップを外す。
ビスはグリップから抜けないようになっている親切設計。
運転席のグリップは、網棚の支えとして後付している。
通常はなしで、フタが付いている。
プラスチックのポッチを外す。
全部で5つ。
スクレッパーで浮かしてから、反対側にもマイナスドライバーを突っ込んで、均等に力を掛けて抜いた。
いい加減、専用の工具が欲しいなあと思った。
シートベルトを外す。
これはリヤの上部。
膨らんだ部分がボルトのカバー。
膨らんだ部分の下側を押すと爪が外れてカバーが開く。
ボルトの頭は14mm。
シートベルトのボルトを外したところ。
特殊なワッシャがハマっているので、バラバラになることはない。
こちらはフロント側の上部。
要領はリヤと同じ。
天井のみの場合は、下側は外さなくてもOK。
フロントのシートベルトを外したところ。
取り付け部は一見すると高さ調節可能なように見えるが、実は出来ない。
カバーを外してみて分かった。
こういうデザインなのだ。
これまでずっと押したり引いたりして調整しようとしてきた。
スズキにまんまとやられた!チクショー!!
サンバイザーを外す。
プラスビス2個のみ。
サンバイザーの付け根。
それほど強度はない。
サンバイザーを外したところ。
サンバイザーのホルダーは爪で引っかけているだけ。
四角い穴にドライバーを突っ込んでポッチを浮かす。
そして下向きに引っ張るだけ。
裏側から見た様子。
弄っていたらたまたまホルダーが外れてくれて助かった。
強引にやって爪を折ってしまうところだった。
ルームランプを外す。
ルームミラーと一体のタイプ。
半透明のカバーの上下を同時に押して爪を外すとカバーが取れる。
上下の爪4つで留まっているだけ。
単純な構造だが、初めてだと戸惑う。
プラスのビス2本を外す。
ガッチリと留まっていて、手動のドライバーでは外せなかった。
こういう時はインパクトドライバーの出番だ。
衝撃を与えると簡単に緩む。
電気の線のカプラーを引き抜く。
爪はなし。
軽く引っ張るだけで外れる。
ドアの開口部のゴムパッキンを外す。
フロントピラーのカバーを外す。
上下の爪2つで留まっているのみ。
強めに引っ張ると外れてくれる。
運転席側を取り付ける時に惨事が起こった!
後部のクリーム色のカバー上部を外す。
リヤゲート開口部のゴムパッキンを外すと隙間が出来るので、そこを手がかりにカバーを外す。
天井内張りのみの場合は、完全に外さなくても上側だけでOK。
全ての引っ掛かりを外したら、天井の内張りを引っ張って外す。
中央部分は接着剤で留めてあるので、強く引っ張らないといけない。
内張りを剥がしたところ。
天井の接着剤の跡が残っている。
かなり強力な接着剤だった。
天井内張り表側
天井内張り裏側
フロント側に分厚いニードルフェルトが貼り付けられている。
かなり安っぽい。
天井の接着剤を剥がしているところ。
ゴムのような弾力性がある。
がっちりとくっついているので、出来る範囲でざっと剥がした。
天井の補強材のところの接着剤が剥がれていた。
鉄板を押すとブヨブヨと動いた。
物置きを漁ると変成シリコンが出てきた。
上からペンキを塗れる優れものの奴だ。
こいつを接着剤代わりに充填する。
隙間にシリコンを充填したところ。
これだと浮いてしまう。
なにか良い方法はないか。
屋根にブロックを置いて押さえることにした。
シリコンの硬化時間はかなりかかるようだ。
一日経っていても手にくっついた。
天井の断熱
天井には断熱材としてニードルフェルトを使用する。
厚さ10mm×幅91cm×長さ10m
一番安価で効果がありそうな気がした。
購入した当時で3,550円(送料、消費税込み)だった。
いろいろな材質の繊維が入ったフェルト状のもの。
引っ張ると多少は伸びるが、ほとんど厚みは変わらない。
グラスウールと違ってチクチクしないが、埃が出るため途中からマスクをして作業した。
厚さは10mm。裁縫用の裁ちばさみを使用してカットした。
始めは両面テープでやってみたが、重さを支えきれず直ぐに剥がれて落ちてしまった。
そこで接着剤のG-17を使用してみた。
今度は鉄板側とフェルト側の両面に塗ってみた。
フェルトが吸い込むので接着剤の使用量が激しかった。
接着剤の消費量が予想以上に多くて昨日貼れたのはたったこれだけだった。
広い面積を一度に貼ろうとすると、重みで落ちてくるのでやりにくい。
小さく切って少しずつ貼り付けていった。
何度も落としたので、座席の表面に接着剤がついてしまった。
昨日の作業はここまで。
午前中、物置小屋の屋根のペンキ塗りもやったので凄く疲れた。
今日はホームセンターの開店を待って自転車で買出しにゆく。
車を動かせないので、おかんの自転車を借りた。
平日の遅い時間にこんな自転車に乗っていたらかなり怪しい。
それでもなんとか無事に接着剤を買って戻ってくることが出来た。
コニシ ボンド 速乾ボンドG10Z(建築内装用)
ホームセンターで500g缶が800円ちょっとだった。
刷毛はおまけで付いてきた。
スプレータイプの接着剤もあったが、高かったのでこれにした。
大容量で値段も安い。
昨日一日やって作業のコツを掴んだ。ポイントは無理をしないで小さくカットして貼り付けてゆく。
2日目は接着剤で車内をあまり汚さずに済んだ。
ニードルフェルトのアップ。
ふかふかなので、断熱効果はありそうだ。
細長く切ったものをさらに細かく切って貼り付ける。
天井は重力で落ちてくるので非常に貼りにくい。
天井付近の隙間にも丸めて詰め込む。
天井の補強材の部分を除いて全面にニードルフェルトを貼り付けた。
チマチマとした作業でかなりの時間が掛かった。
天井を貼り終えたところでお昼休みにした。
最近はおかんがちょっとしたものを作ってくれるので助かる。
屋根のペンキ塗りをした効果が現れているようだ。
飯を食べたあと1時間ほど昼寝した。
かなり疲れて体が動かなかった。
午後からは天井の内張りを復旧した。
右のフロントピラーのカバーを付けるときに、プラスチックのパーツを2個とも中に落としてしまった。おそらく二度と外さないので、両面テープでくっつけておこう。
この他は特に問題なし。
隙間にニードルフェルトを貼り付けたので、多少キツくなったかもしれないが、内張りが歪むなどの無理は出なかった。
サイドの内張り剥がし
天井が終わったところで、次はサイドの断熱を行う。
リヤシートを外したところ。
これからサイドのグレーとクリーム色の内張りを外す。
詳しくは以前のリヤクオーターフック取り付けの記事を読んで欲しい。
両サイドのドアの下のカバーを外した。
シートベルトの上下を外したところ。
リールに巻かれているので、上下を外しても大丈夫だ。
先に下のグレーの内張りを外してから上のクリーム色の内張りを外す。
サイドが綺麗さっぱりとなった。
フロント側のシートベルトは、衝撃を受けると自動で巻き取るプリテンショナー機能付きとなっている。
サイドの内張りを剥がしたところで、断熱材を鉄板か内張りのどちらに貼り付けるかを検討した。
鉄板に直に貼ると隙間が無くなって浮いてしまいそうだった。
タイヤハウス両側の開口部の奥にも断熱材を貼りたい衝動に駆られたが、埃と湿気が酷そうなので止めることにした。
そのうち薄手の銀マットを貼り付けることにしようか。
グレーの内張り裏側
これまでに数回外しただけなのに、ポッチが数カ所傷んでしまった。
3箇所に細長いニードルフェルトが貼られているのみ。
グレーの内張り表側
あちこち擦り傷があって汚らしい。
リヤクオーターフックを取り付けたため、2箇所フタを取って穴が空いている。
クリーム色内張りの裏側
同じポッチで付けられているのみ。
リヤゲートのゴムパッキンを外した状態だと隙間が出来る。
そこを手がかりに引っ張ってゆくと外れる。
先に下側のグレーの内張りを剥がす必要がある。
クリーム色内張りの表側
シートベルトの取り付けボルトの穴が2つ空いている。
サイドの断熱
内張りの内側に断熱材を貼り付ける。
フェルトのみに接着剤を付けた。
ポッチとシートベルトのボルトの穴だけかわしておいた。
試しに取り付けてみた。
若干浮いてしまうが、シートベルトのボルトで押さえるのでいい感じになった。
リアクォーターガラスと内張の間に隙間が空いた。
物が落ちるほどではないのでヨシとしよう。
作業疲れと面倒くさくなってしまい、もう片方は内張りをつけずにそのまま戻そうとした。
その時、強引に付けようとしてポッチ2個を折ってしまう。
なんたることだ!
何度も付けたり外したりしていると、ポッチが無くなってしまいそうなので、こちらも断熱材を貼り付けることにした。やっつけ仕事になってかなり雑になった。
初めて外したところなのに、ポッチを2個も折ってしまいやる気がなくなった。
グレーの内張りにも断熱材を貼り付けることにした。
ボディーと干渉しそうなところは外す。
下側のフェルトを外して貼り替える。
断熱材を貼ったところ。
随分と隙間が出来てしまったが、多少は効果があるだろう。
右側のグレーの内張りを戻すとき、問題を発見した。
燃料タンクカバーのオープナーのワイヤーが内張りと干渉しそうだ。
そこでリヤクオーターフックの裏側を通すことにした。
こっちの方が無理がないような気がする。
反対側の内張りにも断熱材を貼ったところ。
こんなに隙間の多い張り方で効果があるか疑問になってきた。
サイドの内張りを復旧したところ。
フロントピラーのプラスチック部品を落としてしまう
フロントピラーのカバーを戻す際にプラスチックの部品を中に落としてしまった。
サイドの内張りを外している時に不要な同じ部品を見つけて取り外しておいた。
さて残り一つどうしたらいいか。
ポッチに付いている白いパーツが中に落としてしまったもの。
外すとボディー側に付いていた。
そのままの状態でカバーを付けようとしたところ、無理な力が加わったためか、穴の中に落ちてしまった。
もとに戻すときは予めこのようにポッチに付けておくのが正解。
こんなものをいちいち注文するのは面倒なので、ガムテを輪っかにしたものを貼り付けてもとに戻した。
ゴムパッキンを付けると全くグラグラ動かなくなった。
いい感じだ。
もとどおり復旧出来て良かった良かった。
このカバーを外すことはもう二度とないだろう。
あったら面倒だなあ。
くわばらくわばら。
あとになって考えてみるとサイドの鉄板に直に薄手の銀マットを貼り付けた方が良いような気がしてきた。内張りに貼った程度では断熱効果が期待できないような。
吸湿性の高いニードルフェルトと違って銀マットなら濡れてもそのうち乾いてくれるだろうし。
しかし、内張りを剥がす度にポッチが傷んでくる。
さあ、どうしようか。
たっぷり残っているニードルフェルトも使いたいし。
断熱材の貼り付けは車内温度上昇防止対策のひとつに過ぎない。
これがメインじゃない。
出発まで時間はまだまだあるので、しばらく考えることにしよう。
サイドの断熱の強化
あとからサイドの内張りを再び外してタイヤハウス付近重点に断熱材を入れておいた。
その作業の様子を忘れないうちに追記しておく。
ここ最近何度も外しているので、要領が良くなって手早く済ますことが出来た。
プロになれるんじゃないか?
左後の様子
内張りを剥がして掃除したところ。
タイヤハウス周りの空間がかなり大きい。ここにも追加したら飛躍的に断熱効果がアップするかもしれない。
あまりまくっているニードルフェルトを突っ込みたい衝動に駆られるが、冷静に考えて無難なエアキャップ(プチプチ)を使用する。軽く湿気に強いエアキャップは次世代の断熱材かもしれない。
車の断熱材として隙間に詰めてゆくとあっという間になくなる。置き場に困るが大きなロール単位で買った方がいいかもしれない。
プチプチを何重にも重ねてテープで貼り付けた。
ついでに前席シートベルト周りの穴にもプチプチを詰めておいた。
最後の仕上げにプチプチの上からアルミシートを貼り付ける。臭いものにはフタ。見栄えがよくなた。(内張りの中だから意味ないけど)
これでかなり断熱性能が向上したことだろう。
続いて右後。
プチプチの上からレジャーシートを貼り付けた。もう何でもいいい。断熱に使えそうな素材を使う。
燃料タンクのオープナーのワイヤーが邪魔になる。
こちらも上からアルミシートを貼り付けて見栄えを良くした。
今日の作業でアルミシートの端材がたくさん出たので、さらに断熱材を増量したいところ。
だが、何度も内張りを付け外ししていて面倒くさくなってきたので、これで止めておくことにしよう。
サイドの断熱作業はこれで終了だ!
断熱材を貼った効果
断熱材を貼ったあと約5ヶ月間の東北車中泊の旅に出かけた。
すぐに気がついたのは車内が静かになったこと。走行中はもちろん停車して中で車内で過ごしている時も静かになって寛げるようになった。走行中後方から聞こえる音がかなり小さくなったと実感する。
駐車場に車を停めて中で寝ている時に近くに大型車が止まってアイドリングされてもそれほど気にならなくなった。(もちろん耳栓はしている。市街地での車中泊には耳栓は必須。)
一番驚いたのは雨天時にルーフに落ちる雨音が静かになったこと。以前はパチパチという安っぽい音がしていたけど、ポツポツという控え目な音に変わった。
ハッキリと分かる防音効果に比べて断熱効果は体感しづらいが、なんとなく夏は涼しく冬は暖かくなったような気がする。
ジムニーは安っぽい作りの大衆車で高級四駆のような快適さは全く望めないが、断熱材を貼ることによって静粛性と断熱性が向上するのだけは確か。デメリットは重たくなることくらいか。
車中泊の快適化やカーステレオの音質向上をしたい人にはおすすめの改造。自分でやれば安く施工することができる。
コメント
いよいよ断熱ですね、ついでに遮音も出来そう興味深々です。
ジムニー洗車機使うと屋根めくれるかと思うほどの音が進入します。
冬は手洗いなど不可能なので洗車機なんですが、塩カルの影響が少しはマシになるかと冬のみ下部洗車もやります。(ちょと高いけど)盛大にお湯を吹き上げてくれるので氷も解けて落ちてくれます。案外この氷が悪さをしたのかも・・・?
へんなおっさん知ってますが名前は出てこない、芸能界にとんと疎いです。
そうなんです。
道の駅での車中泊だとアイドリングするトラックの音が気になります。
多少はマシになるかと思います。
春になったら、高圧洗車機で下回りを洗った方が良さそうですね。
隊長、
敷居スベリの箱の人は、俳優の長門勇さんです。 テレビ時代劇「三匹の侍」、「水戸黄門」に出演しました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E9%96%80%E5%8B%87
有名な俳優だったんですね。
全然知りませんでした。
長門裕之さんは、ジェレミー・ブレッド版のシャーロック・ホームズのワトソン役の吹き替えをやっていました。
名前が似ていますが兄弟ではないのですね。
内張りの爪ですが、材質は多分PPだと思います。
PPでしたらペットボトルのキャップを溶かして半田ゴテで溶着できますよ。
完全に元の強度にはなりませんが...
面倒なのでこのままで行きます。
そんな職人技があるのですね。
他の数カ所でも固定しているので動きません。