こんばんは。からあげです。
今日も寝坊してしまってトレーニングは休みにした。
涼しいし耳栓をしていて静かなので、つい寝すぎてしまう。
ここ最近、涼しくて本当に過ごしやすい。
外に出て作業をしていても体力の消耗が少ない。
私はわりと暑さに強いほうなのだけど、ここ最近は紫外線がやけに強くて疲れてしまう。
以前はこれほど強くなかったと思う。
いつの間にか強烈な紫外線が降り注ぐようになってしまった。
さらにオゾン層が破壊されてしまったのだろう。
テレビでの天気予報も紫外線が強いと言っているが、平気な顔をして言うものだからこれほど強いとは思わなかった。
作業では帽子を被ってツナギを腕まくりせずに着ていた。
それなのに火傷したみたいになって、しばらく体の火照りが抜けなかった。
夏になると平気で気温が40度を超えるようなことを言っている。
気象予報士もおかしいとは思わないのか。
一日中、日差しを浴びずに空調の効いた場所にいるから感覚が麻痺してくるのか。
テレビだから個人的なコメントは出来ないのか。
おっさんの独り言はここらへんにしておいて、今日の作業内容を書くとしよう。
昨日の続きでフロントブレーキの点検を行った。
特に問題はなかった。
別に急いでしなくてもいいので、時間を掛けてじっくりと行った。
フロントブレーキ点検
新車購入後5年経過、走行距離 6万キロ弱
ブレーキ周りのパーツ交換はしていない。
左前の点検
左前から作業を行った。
ジャッキアップしてタイヤを外したところ。
フロント側はスペースがあるのでやりやすい。
タイヤ溝をノギスで計測した。
左前 2.8~3.3mm 右前 3.7~4.0mm
サイドのあちこち亀裂があるが、まあなんとかなるだろう。
シリコンスプレーをたっぷりと吹いておいた。
ブレーキホースの点検を行う。
あとで気がついたが左側の方が長い。
ウエスで拭いてからライトを当ててじっくりとチェックした。
特に問題はなさそうだ。
次回の車検までこのままでいこう。
フロント側はあちこち錆びていて錆打ちのし甲斐がある。
お楽しみはあとにとっておいてブレーキをバラすことにしよう。
作業風景。
ジャッキアップすると10cmくらい車体の下の空間が広がるので、下に潜って作業しやすくなる。
そのままだと狭くて身動き出来ないし広い範囲を見れないので、あまりいいことはない。
結局、下に潜ってからの作業が長くなる。
ブレーキを分解してブレーキパッドを取り外す。
ブレーキキャリパー裏側のボルト(頭12mm)を2本緩めて1本だけ外す。
ここは大事なボルトなので、傷めないようにコンビネーションレンチのメガネ側を使う。
ボルト1本を抜いてキャリパーを跳ね上げたところ。
ボルトは若干硬かったが、無理せずに緩めることが出来た。
スパナだと危険な感じがした。
これでブレーキパッドを外せる状態となった。
パッドの端を持って手前に引っ張るだけで簡単に抜ける。
(奥は奥の方に押すだけ。)
パッドを外したところを上から撮影した。
パッドの裏面
下が奥側、上が手前側、一番上の鉄片は手前のパッドに付いているもの。
(保護金具のようなものか。)
奥側のパッドにはピストンの丸い跡がくっきりと付いている。
パッドの表側
下が奥側、上が手前側。
奥側の上下だけ変に削れた跡がある。
手前側は表面が均一に削れている。
パッドの上側
下が奥側、上が手前側
右が奥側、左が手前側。
パッドの厚みをノギスで計測した。
奥側 7~8mm フロントの方が厚くなっていた。
手前側 7.2~7.7mm フロントの方が薄くなっていた。
パッドの減り方が前と後で違うので、パッドを取り付けている時と同じように向き合わせてじっくり観察した。
すると微妙な減り方の違いが分かった。
これくらいの片減りなら大した問題はないだろう。
今のところブレーキの効きも悪くはない。(もともとジムニーのブレーキは大して効かない。)
このまま次回の車検までゆくことにしよう。
ピストンが出た状態だと、引っかかって元に戻せないので、ウォーターポンププライヤーで引っ込めておく。
プライヤーでやると変な力が掛かってピストンシールを傷めるおそれがあるので、慎重に場所を変えてちょっとずつ力をかけた。
次回こそはクランプなんかで垂直に力を加えれるようなものを作っておくことにしよう。
手前側のパッドの外側に取り付けられている鉄片。
キャリパーが当たるところになる。
パッド側が錆びている。
もう少ししたら穴が空いてしまいそう。
パーツカタログを見るとパッドセットに付いてくるものだ。
単品だけでは購入できない。
パッド交換まで保ってくれ。
ブレーキパッドとブレーキディスクの当たり面にブレーキクリーナーを吹きかけけて油分を除去する。
そのあとでパッド両端の擦れる部分(細く出っ張っているところ)やキャリパーやピストンの当たる部分に薄くシリコングリスを塗って元のように取り付けた。
パッドは当たりが付いているので、変えずに元の位置に戻す。
頭を突っ込んで裏側もよく見る。
よし、こんなもんでいいだろう。
ピストンの当たり面とシール部分にシリコングリスを塗ったところ。
よし、キャリパーを元に戻そうか。
優しく上から被せてボルト2本をキッチリと締めておいた。
あとはキャリパー表面の錆をブラシで擦って綺麗にした。
パッドからピストンがはみ出ている訳だから、多少は片減りしても仕方がないのか。
構造上どうしようもない。
酷くなったら交換するしかない。
下に潜り込んでブラシで擦って錆打ちする。
そのあとでペンキを塗っているところ。
狭い部分は普通の刷毛が入らないので、小さな絵筆を使って塗った。
時間はかかるが確実に塗ることが出来る。
チマチマとした作業はおっさんに任せろ!
ペンキを塗ると見違えるほど綺麗になった。
ブレーキの点検より、錆打ちとペンキ塗りの方に時間を掛ける。
ブレーキホースもシリコンスプレーを吹いてテッカテカになった。
日頃、山林に放ったらかしにしているので、たまには綺麗にしてやりたい。
右前の点検
さてお次は右前の点検を行う。
タイヤを外して、キャリパーを跳ね上げたところ。
パッドを付けた状態で上から眺める。
パッドの裏側
下が奥側、上が手前側。
奥側のパッドにはピストンの跡がハッキリと残っている。
パッドの表側
下が奥側、上が手前側。
奥側のパッドの上下だけ変に削れた跡がある。
左側のパッドと同じ症状だ。
パッドの上側
下が奥側、上が手前側
パッドの厚さ
奥側 6.8~8mm フロントの方が厚くなっていた。
手前側 7.2~7.7mm だいたい均等
奥側のパッドの片減りが目立つが、まだ私の許容範囲だ。
次回の車検まではこれでいこう。
左側同様に、手前側のパッドの外側に付いている鉄片のパッド側に錆が発生していた。
ここは本当に弱いようだ。
タイヤを付けて元通りにしたところ。
これでブレーキ周りの点検は終了だ。
あとはブレーキフルードの交換だ。
今回の作業で使った道具。
あとこれにポンコツのコンプレッサーと敷物の板が付く。
普通の道具を用いて作業した。
ジャッキが車載用なので時間がかかったが、前のパッドの点検だけだったら30分で終わる。
後のシューの点検をやっても1時間あれば大丈夫だ。
これなら全然自分でやれる。全く問題ない。
人に任せるとブレーキの状態が分からないので、効きが悪くなっても気が付きにくいだろう。
自分で作業をやると人のせいに出来ないので、自然とこまめにチェックするようになる。
普段の心がけ次第で、車の寿命を大きく伸ばすことが出来ると思う。
今回も非常に役に立ったコンビネーションレンチ。
スパナとメガネが合体した工具だ。
ガッチリ締まっているボルトを緩めるにはメガネが必要。
スパナだと2点だが、メガネだと6点に力が分散されるので、ボルトの頭を傷めにくい。
最後にガッチリ締め込む時もメガネがいる。
その他は扱いやすいスパナ側を使えばいい。
この工具は奮発してホームセンターの中では高いランクのものを選択した。
その証にJISマークが付いている。
別にノーブランドの安物の工具でも全然構わないが、長い間使っていると安物は口が開いてきたり、角が丸まってきたりする。
ちょっと奮発するだけで、一生ものの工具が手に入る。
本音を言えばスナップオンで揃えたいところだけどバカ高いので、気まぐれにKTCを選んでいたりする。
でもソケットレンチのセットはホームセンターの安物だ。
これまで使っていて何ら問題はない。
意外としっかりとした作りだ。
しかし、100均の工具だけは全く使う気になれない。
何度か使ったことはあるが、感覚でダメだと分かる。
あれは工具に似たようなおもちゃだ。
結局、人それぞれのこだわりなんだろう。
まあ、いい。
おわり
コメント
さすが元船員だけあって機械にお強いですね!
私は機械は苦手ですが、
分解されていく写真はなぜかワクワク、見ていて楽しいです。
からあげさんに愛されるジムニーも幸せ者ですね。
これからますます日差しは強くなるでしょうから
くれぐれも体にはお気をつけて!
子供の頃、捨てられた家電製品をよく分解して遊んでしました。
気が付いたら物いじりが好きになっていました。