こんばんは。からあげです。
今日は雨が降りそうで降らない曇りの天気だった。
平地は曇だが、山の方は降ったり止んだりの天気だろう。
こういうパッとしない天気の時は、体が怠くなってやる気が減退する。
何をしていても気分が晴れずに憂鬱な気分が続く。
ここは物置きの片付けでもやってサッパリして、少しでも気分を盛り上げようかな。
ところで、話題を変えて今日は車中泊のネタだ。
去年、北海道出発前にジムニーにソーラーパネルを付けて車内電源が得られるようになって凄く便利になった。
しかし、便利だったのはサブバッテリーが消耗するまでの短い間だけだった。
以前のノートパソコンは電気の消費量がやたら多かったため、常に電気不足になっていた。
それで少しでも発電するようにと日向に車を停めていた。
窓を少し開けていたが、日除けを付けていなかったので、日中の車内はかなりの温度になっていたことだろう。
気が付いたら登山靴のソールが剥がれてきた。
その登山靴は2シーズン目で慣らし履きが終わってようやく履きやすくなったところの出来事だった。
北海道から戻ると齧られたベロの修理とともにソールの張替えをしてもらおうと購入した登山用品店に持って行った。
その時、店員から話で衝撃的な事実が明らかとなった。
ソールの剥がれた原因は、高温の車内で置いていたためだと分かった。
来る日も来る日も高温に晒されて接着剤が劣化してきたのだ。
去年は登山靴一足だったので、山に登る時はだいたい登山靴を履いていたが、利尻・礼文島に渡った時は、長距離の舗装路歩きを考えてウォーキングシューズで出掛けたのだった。
その9日間は、稚内の日当たりの良い駐車場に停めっぱなしだった。
あと山に登らずに車を置いて観光をしていたこともあった。
その積み重ねがソールの剥がれとなって現れた。
登山靴のソールが剥がれてくるくらいなので、他の道具にも影響があるはずだ。
今のところ、確認はされていないが、これまで同様に車内温度に注意を払うことなく車中泊の旅を続ければ、道具があれこれ傷んできてもおかしくはない。
それでこれまで、車の天井や壁に断熱材を入れたり、窓にはめる銀マットを作製したりしてきた。
しかし、その2つだけではまだまだ効果は低いと思われる。
車を日向に停めてソーラーの発電量を確保しつつ、車内温度を上昇しないようにする。
そんな相反する問題を解決できる方法はあるのか。
それがあったのだ。
原始的な方法だ。
単に遮光ネットで車を覆うだけ。
もちろんソーラーパネルを除く。
メリット・デメリットなどあれこれ考えてみたが、車内温度を上げない決定的な方法は、遮光ネットしかないと思った。
ネットで覆えば道具が傷まないのであれば、見た目の悪さや多少の煩わしさは我慢する。
取り敢えず試しにやってみることにした。
まずは100均で買ってきた遮光ネットを試す。
大きさ 約88×180cm 遮光率 約75%
コーナーにハトメ金具が取り付けられている。
遮光ネットは磁石で固定する。
これは20個入りの強力磁石。
1個600ガウスのもの。
味も素っ気もない磁石だが、たくさん入っているのがいい。
遮光ネットを取り付けたところ。
何点か磁石で固定した。
ネットが小さくて窓くらいしか隠れない。
やはり100円だとこんなものか。
続いての100均グッズは防草シート。
サイズは100×140cm。
草が生えなくなるほど日光を遮るので、日よけには最適ではないかと思った。
付けてみるとネットに比べて穴がないので、空気抵抗が大きいと分かった。
風に煽られて取り付けにくかった。
磁石でくっつけているだけだと、大風が吹いたら飛ばされてしまいそう。
遮光性は抜群だが、風に弱いとなると使用する状況は限られる。
これは使えない。
さて、ここで本命の登場だ!
これはホームセンターで購入した切り売りの遮光ネット。
遮光率50%、巾2m、値段 1m225円(税込み)
6m購入した。全部で1,348円。
これは農業で使うもの。
ビニールハウスの屋根に張られていたのを見たことがある。
もう少し安いものだと思っていたが、そこそこの値がする。
予定では車の全方向をするつもりだったが、ケチって3方向だけにした。
ネットを切るには、裁縫用の裁ちばさみを使用した。
時々刃の間に引っかかって切りにくいことがあったが、大きな問題はなかった。
6mの長さのネットを3つに切った。
フロント用を一番長くした。
遮光ネットを取り付けたところ。
フロント用のネットが微妙に寸足らずとなってしまった。
しかし、鉄板やガラスを焼けないようにするのがメインだ。
プラスチック部分は目をつぶるとしよう。
ドアミラーの下が切れてしまった。
この程度ならそれほど問題無いだろう。
(ということにしておこう。)
リアは少し長め。
余分な分をフロント側に回したいが、切ってしまったものは仕方がない。
スペアタイヤの辺りがボディーから離れているのが良さそう。
ネットをボディーに密着させるより、ある程度の空間があったほうが、より効果がありそう。
そこでワイパーを立ててネットを掛けてみた。
するとネットにワイパーが刺さってしまった。
これだと風が吹いたら破れるかもしれない。
ワイパーを立てるのは止めたほうがいいと思った。
車内から外の様子を見る。
銀シートがないとかなり明るい。
始めは遮光率50%のネットだと遮光性能が足りないのではないかと思ったが、通気性を考えると目の粗い50%でもいいと感じた。
窓は銀シートをせずに全開にして遮光ネットをしておけば、風が吹き抜けて涼しくなりそうだ。
梅雨に入ってしまったので、遮光ネットの効果を感じられない。
取りあえずはこれでヨシとしようか。
ネットを磁石で固定しているようす。
ネットが保護してくれるので、ボディーに傷が付くことはないはずだ。
遮光ネットはビニールのような柔らかい素材。
多少の傷は構うものか。
それより道具の安全と車内の快適性の方が重要だ。
ネットを使わない時は、磁石をリアゲートの上の方にくっつけておくことにした。
ここなら邪魔にならない。
何度か開け閉めしても外れることはなかった。
ネットはハサミで切っただけなので、切り口がボロボロと綻んでくるかもしれない。
そこで切り口をガスストーブで炙って溶かすことにした。
炙る前
広げたり畳んだりしていたら、ネットのカスが少し落ちてきた。
炙ったあと
これはやり過ぎてしまったようだ。
これだと使っているうちにボロボロになってしまうことはないだろう。
畳んでみてその大きさに驚いた。
大きめの袋に入れただけだと、かなり嵩張る。
小さな袋に圧縮して入れた方が良さそうだ。
子豚ちゃんが小さく見える。
狭いジムニーのどこに積んだらいいのだろうか。
今日の遮光ネットは、凄く手応えを感じた。
これまで車中泊をやってきて、まだこの遮光ネットを付けた車を見たことがない。
だから今回の東北の旅で、ネットの快適性をアピールしたい。
ひょっとしたら数年後には遮光ネットが車中泊の定番アイテムとなっているかもしれない。
これをうまい具合に作って製品化したら売れるのではないか。
本当にそう思う。
ブログにアップしないで、売りだしたほうがいいのではないのか。
そんなことを考えてニヤニヤするおっさんであった。
おわり
コメント
ボディーに断熱材を入れたらあとは、ウインドウだよなー、と思って注目していました。
窓に断熱フィルムを貼るのかなと考えていましたが、なるほど!遮光ネットとは思いもしませんでした。
収納サイズが大きいのがちょっと弱点ですが、効果の程は期待できそうですね。使用レポートが楽しみです。
遮光ネットは多分当たりだと思います。
収納袋に圧縮して入れてコンパクトにしようと思います。
これはとても良いアイデアですね!
私も夏の車内の暑さはどうにかならないかと思っていました。
車内の高齢者や子供、ペットも快適に過ごせそうですね。
製品化応援しています!
どうもありがとうございます。
製品化はおっさんの妄想です。
ボディーの傷みさえ無ければ、本気でイケると思います。
車を停めている時の車内温度アップ防止にはこの手のファンもいいかなと思ってます。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00XY6WNRA
問題がある製品も多いらしいので、まともに使えるようにはすこし改造がいるかもしれませんが、車の空気が入れ替わるのは効果的だと思います。
これはかなり怪しげな商品ですね。
今回、換気用にDC12V用の扇風機を買いました。
またネタに書きます。
これは素晴らしいアイデアですね!
わたしも近場ですが車中泊で回っていますので、このアイデアパクらせて頂ます(笑い)。
今のところ、ボディーに擦り傷が入らないか気になるだけです。
これはボロ車限定のアイテムです。