こんばんは。からあげです。
長期車中泊の旅では、車に荷物を満載してあちこち旅をする。
その時、車内が高温になると道具が傷んでくる。
去年の北海道の旅の時、まだ新しい登山靴のソールが剥がれてきた。
余計なお金を使わないことはもちろんだが、道具を大事にして出来るだけ長く使いたい。
だから車内温度上昇防止対策の一環として換気用の扇風機を導入することにした。
扇風機を回せば、熱気が篭りやすいリアでも空気が入れ替わってそれほど高温にはならないだろう。
車にソーラーパネルを積んでいるとはいえ、常時扇風機を回しっぱなしにする訳にはいかない。
サブバッテリー(容量105Ah)に蓄えられる電気などたかが知れている。
晴れて気温が高くなる間だけ運転するにはどうしたらいいか。
システムはシンプルで安価に組めるものにしたい。
おっさんはいろいろ考えた。
車内温度上昇防止対策のアイデア
光センサースイッチ
一番始めに光センサースイッチを付けることを思いついた。
これなら日中だけ運転することが出来る。
しかしよく考えると、朝や夕方の涼しい時間帯は全く必要ない。
せっかく晴れても扇風機に電気を取られて充電量が減ってしまう。
それに雨の日でも明るくなれば勝手に回ってしまうだろう。
雨が降れば登山に出掛けないが、テントを持って泊まりがけで行った時に雨が降ることもあるだろう。
センサーの反応に振り回されてしまう。
温度センサースイッチ
二番目のアイデアは、温度センサースイッチを使うことだ。
車内が高温になった時だけ運転するようにすれば、電気の消費量も少なくてバッテリーに負荷を掛けない。
40度以上になったらON、35度以下になったらOFFになるように設定したらいい。
しかし、機械が複雑だし、センサーの取り付け位置によって誤差が出そう。
一番効率の良い運転が出来そうだが、システムの運用がかなり面倒くさそう。
取り敢えず他を当たろう。
ソーラーパネル直結
三番目のアイデアは、ソーラーパネルに直結して扇風機を回すことだ。
これなら余計な機械を付けずに済む。
ソーラーパネル出力からチャージコントローラー入力の間で線を割り込ませる。
これが一番簡単な方法に思えた。
それで早速ソーラーパネルの出力電圧を測ってみて驚いた。
なんと21vもあったのだ。
ソーラーパネルの公称最大出力動作電圧は17.5Vだったはず。
無負荷だと電圧が上がってしまうのか。
![](https://karaage.info/wp-content/uploads/2015/04/20150410-072703-thum.jpg)
12vの車載の扇風機を使うには電圧が高すぎる。
これだと直ぐに壊れてしまうかもしれない。
留守中に扇風機から火が出て車が燃えてしまうことも考えられる。
ソーラーパネル直結は天気によって電圧が変動するので、止めたほうがいいだろう。
おっさんの危機センサーが反応した。
これは却下だ。
タイマースイッチ
そして最後の四番目のアイデアはタイマースイッチを使うことだ。
ネットで検索してみると高性能な物がAmazonでおよそ1,000円売っている。
事前に設定すれば、一番気温が上がる時だけ扇風機を回すことが可能だ。
何度もON・OFFすることが出来てきめ細かい制御が可能。
前日に天気予報をチェックして、最適の設定をして運転時間を必要最低限とする。
よし、取り敢えずこれで決まりだ。
それでDC12Vの扇風機とタイマースイッチを購入した。
昨日、早くも実家に届いた。
試しに車に付けて回してみた。
すると轟音とともに強風が吹き荒れた。
小さな扇風機なのに風量が凄くて驚いた。
音が大きいのにはさらに驚いた。
これが車載用なのか!
しかし、まあいいだろう。
扇風機を付ける主目的は留守中の換気だ。
車内で寛ぐ時に使うことは二の次でいい。
タイマースイッチの説明書が英語だったので、少し手間取ったが本日無事ジムニーに取り付けることが出来た。
取り付け作業の様子はまた後ほどアップするとしよう。
おわり
コメント
温度センサースイッチについてですが熱帯魚用品で逆サーモというものがあります
設定した温度以上になると通電する便利なものです
本来センサー部分は水中で使うのですが空気中でも問題なく使用できますよ
どうもありがとうございます。
タイマースイッチで組んでしまったので、しばらくこれで様子を見てみます。
熱帯魚用も使えるなんて凄いですね。
ゴムや接着剤の劣化耐熱温度は少なくとも50℃を超えると思います。
窓をすかしガラスからの直射日光を遮るだけで50℃に達することは無いように思えます。念のための換気には少し空気を動かすmA程度のファンで十分だと思えます。それを動かすソーラーパネルなんてうんとしょぼい手のひらサイズのものでたくさんでは?
さらに靴など熱に弱いものは断熱性の高い箱の中に入れておくべきでしょうね。
今回は最低最高温度計を積んで行って車内温度をモニターしてみます。
ブログのネタにもなりますしね。
箱に入れることも考えましたが、車内温度より低くなるのか疑問でしたし嵩張るのが一番の問題でした。
今回はこれで乗り切ろうと思います。