こんばんは。からあげです。
昨日は久しぶりに車中泊して楽しかった。
しかし、これからずっと続くと思うと少し複雑な気分になる。
狭いジムニー車内での生活は精神修行的要素も多い。
慣れるまではあまり気を張らずにのんびり行くとしよう。
馬越峠(まごいとうげ)標高1,620m
昨日は、長野県川上村(かわかみむら)と南相木村(みなみあいきむら)の境にある馬越峠で泊まった。
ちょうど車2,3台停められるスペースがあった。
見晴らしの良い峠だとスマホが圏内でネットに接続出来るのでここに決めた。
駐車スペースの仮設トイレが設置されていたが、鍵が掛けられて使用出来なかった。
水場はなし。
天狗山への登山口となっている。
広場の片隅には林道開通記念碑が設置され、となりにお地蔵さんが祀られている。
夜間は交通が完全に途絶え、静かな夜を過ごすことが出来た。
一夜明けた今日、天気はまずまず。
そこで登山に出掛けることにした。
目指す山は天狗山ではなく、南相木村と北相木村の境にある御座山(おぐらさん)だ。
2016年6月24日 御座山(おぐらさん) ~栗生口より往復
コースタイム
07:20登山口発~07:50不動の滝~08:40北相木村分岐~08:50避難小屋~09:00御座山山頂~09:30山頂北側の岩場~09:45山頂~09:47避難小屋~09:55北相木村分岐~10:30不動の滝~11:00登山口着
歩行時間 約3時間30分 *休憩時間を含む
御座山栗生(おぐらさんくりゅう)登山口
未舗装の林道を2kmほど走った終点にある。
docomo圏外、水場、トイレ無し
登山口は駐車場の奥の方にある。
駐車可能台数は6台ほど。
登山口から林道側を写した。
駐車場で身支度を整えると登山口を出発する。
始めは涸れ沢沿いを歩く。
非常に静かな山道だ。
次第に傾斜がキツくなってきた。
慌てる登山ではないので、汗をかかないようにゆっくりと登ってゆく。
不動(ふどう)の滝
山頂まで1,350mの表示あり。
えっ、これが不動滝か。
水量が少なくてイマイチ迫力に欠けるな。
もう少し水量の多い滝を想像していた。
よし近寄ってみよう。
あわわ、水しぶきがかかってしまうな。
口を開けたら水が飲める。
不動滝からしばらく登ると、なんだか大きな岩のところまでやって来たぞ。
なんだ!この意味ありげなマークは。
ここで道が分かれていたので、右側の踏み跡の濃いほうへ進んだ。
左側にも踏み跡があったが、なんだか獣道っぽかった。
日当たりの良い斜面にヤマツツジが咲いていた。
ふむふむ、よく見る花だな。
急な傾斜のつづら折りの道を登ってゆくと、上の方に大きな岩場が見えてきた。
これは面白そうな岩場だ。
それほど脆くないので登れそう。
しかし、落ちて血を流して倒れていたら笑われるので止めておいた。
鎖場に差し掛かった。
木の根っ子があるので登りやすい。
鎖場を登るとようやく展望が開けた。
ふぅ~やれやれ。
次第に上の方が明るくなってきた。
えっ、もう山頂なのか。
いや、違った。
山頂手間のピークだった。
広場の片隅に社がある。
社のある広場から少し下ってゆく。
すると向こうの方に険しい岩山が見えてきた。
山頂の標識らしきものが見える。
あそこが山頂だな。
山頂手前の分岐
山頂は真っ直ぐ(右側に伸びる踏み跡は単に倒木を迂回する道)
左が北相木村(きたあいきむら)山口への下山コース。
分岐の看板。
山口への道は、分岐から見た感じだと多少踏み跡が薄い。
分岐から一息で山頂直下の避難小屋に到着した。
ここを右に曲がると前衛峰(ぜんえいほう)を経て白岩へ至る。
小屋の周囲は木が生い茂って少し日当たりが悪い。
さあて避難小屋を見せてもらおうか。
山頂側に入り口がある。
雨戸とガラス戸を開けて中に入る。
鍵はかかっておらず使用可能だった。
入ると土間と靴を脱ぐ場所がある。
このスノコは土足厳禁だ。
入って右側に靴箱が設置されている。
靴箱の上に非常用のペットボトルの水が置かれている。
中はかなり広い板の間となっている。
雨戸が閉められているため、中は真っ暗。
閉めきっている割には、中は全然かび臭くなかった。
これならしばらく換気すれば全然問題ない。
快適な一夜を過ごせそうだ。
この避難小屋には水場とトイレはなし。
水は下から担ぎあげるか途中の不動滝で汲めばいいだろう。
避難小屋のチェックが終わったので山頂にゆく。
森を抜けると目の前に険しい岩場が飛び込んできた。
むむ、なかなか面白いな。
先ほど下から見えたのはこの岩場か。
凄い断崖だ。
山頂手前になんとコンクリートの基礎の残骸が残されていた。
ここに何があったのだろうか。
コンクリの基礎から山頂が見た。
あれに間違いない。
御座山(おぐらさん)2,112m
御座山(おぐらさん)は、長野県南佐久郡北相木村と南相木村とにまたがる山である。
標高は2,112メートル。東京都・埼玉県・群馬県・長野県・山梨県にまたがり、関東地方と中部地方の境界をなす関東山地に属している。日本二百名山のひとつでもある。
頂上は南北に細長い岩場になっており、360度の視界が開けている。
登山口は北相木村側に2つ(白岩登山口と山口登山口)、南相木村側に1つ(栗生バス停近くからの登山口)あり、白岩登山口からの途中の見晴台あたりから前衛峰にかけては6月にシャクナゲの花が満開になる。
今日は梅雨の晴れ間で山頂からの景色はそれほど悪くない。
ガスで真っ白で何も見えないと登った甲斐がないが、こうしてそこそこ見えると登って良かったなと思える。
南相木村方面
レタス畑のマルチがよく目立つ。
雲の向こうに見えるのが八ヶ岳。
北の蓼科山(たてしなやま)がぽっこり出ていてよく目立つ。
主峰赤岳はあいにくガスに包まれていて見えなかった。
山頂の岩陰に咲く黄色い花。
タカネニガナ(キク科ニガナ属)
北相木村方面
集落やレタス畑がよく見える。
それにしても右手の岩場が気になるな。
この岩場はなんという名前なのか。
気になって仕方ない。
踏み跡も見えるし行ってみよう。
山頂から岩場へと続く踏み跡を下りてゆく。
途中、踏み跡が薄いところがあって迷いそうになった。
崖から付かず離れずして下りていった。
むむ、ケルンがあるぞ。
もう少し先まで行ってみよう。
岩尾根はさらに痩せて山口方面へと続いている。
もうこれ以上は危険だ。引き返すとしよう。
岩場に打ち込まれていた真新しいボルト。
この岩場は直ぐ近くに避難小屋があって便利なので、誰かがよく岩登りに来るのだろうか。
岩場から山頂へ登り返す。
山頂までの途中で赤色の花を発見!
これはイワカガミ。
イワカガミ(岩鏡、学名:Schizocodon soldanelloides)は、イワウメ科イワカガミ属の多年草である。高山植物の一種ではあるが、実質的には低山帯から高山帯まで幅広く分布する。
常緑の葉は丸く、光沢がある。花期は春から夏。花は淡紅色で、花弁は5つに分かれ、その先端はさらに細かく裂けている。花茎は10-15cmで、5-10輪の花を横向きにつける。和名のイワカガミ(岩鏡)は、岩場に生えることと、光沢のある葉を鏡に見立ていることに由来する。
シャクナゲの花は終わってしまったらしい。
避難小屋のノートに書いてあった。
確かに見るからに終わってしまった感じがする。
今年は暖冬で開花が早かったのだろう。
避難小屋まで戻ってきた。
ブルーシートの先に延びる道は白岩方面への道。
車を取りに行かねばならないので、元来た道を戻らねばならない。
これが単続登山の辛いところだ。
二股の木。
なんだか気になって撮ってみた。
不動の滝を通過。
今日は梅雨の晴れ間のためか、途中で2組とすれ違った。
70歳くらいの爺さんと若者5人グループだ。
平日なのにやって来るとは、久しぶりの晴れ間でつい登りにきてしまったのだろう。
不動滝から少し下ったところにある、山頂まで2,000mの標識。
この辺の沢の水は地面に吸い込まれて伏流してしまっている。
不動滝とこの付近だけ水が地表を流れている。
時間に余裕があるので、沢に下りてみる。
そこら辺で湧き出ているものと思ったが、意外と上から流れ落ちてきている。
途中で登るのが面倒になったので、沢の水を掬って飲んでみた。
なんだかアルカリ分が多いような気がした。
開放的な林間を抜ける。
登山口に戻ってきた。
どうやらすれ違った2組の車のようだ。
爺さんは奥のキャンピングカーだな。
私も一応キャンピングカーだ。(そうは全然見えないけど。)
車に戻ると登山道具の手入れを行う。
今回、一座目となる御座山にはゴローを履いて行った。
足にフィットして抜群の履き心地だった。
登山口広場の横に沢があるのだが、涸れ沢なので洗い物が出来ない。
仕方ないので靴のソールを岩に叩きつけて土を落とした。
御座山栗生登山口アプローチ おぐらやまくりゅうとざんぐち
説明するのが逆になってしまうが、そこは逆回しにして見て欲しい。
登山口手前2kmほどは未舗装の林道となっている。
状態はいいので、普通車でも問題なく走行できる。
分岐その1
登山口へは右奥の細い道を進む。
入り口に登山口の標識あり。
分岐その2
そしてここが県道472号線からの入り口。
橋を渡って左奥に進む。
目印は奥に見える白い小屋。
あれは南相木村村営のおぐら山荘だ。
リーズナブルな料金で宿泊出来る。(一般人にとっては)
参考リンク おぐら荘HP
町の方に下りて国道141号線に出ると佐久方面に向かって北上する。
途中、ホームセンターの駐車場で地形図のダウンロードする。
PDFのデータを手に入れてコンビニのマルチプリンターで印刷するのだ。
いちいち手間がかかるが、計画性のない登山なので、こうしてネットでタダで手に入るので凄く助かる。
荒船神社(あらふねじんじゃ)
次の登山に備えてまた山の方に登ってきた。
水場がなかったので、ウロウロと探していたら、荒船神社のところで水汲み場を発見した。
ここで5Lほど水を頂くことにした。
どうもありがとうございます!
それにしても境内に生えている杉の木はかなりの年代物だ。
入り口にこんな大きな切り株があった。
中が腐って臼のようになっていた。
面白い狛犬。
この犬も味わいがあっていい。
水を頂いたお礼に神社に参ることにした。
杉の大木が並ぶ石段を登って行った。
今、とある場所で車中泊しているところ。
先程まで一時的に雨は上がっていたが、また雨が降り始めた。
明日は遅くまで雨が残るようなので、どうしようか。
まずは晩ごはんを食べるとしようか。
さっき、お菓子を食べてしまって随分とお腹が膨れてしまった。
中途半端な腹具合なので、食べれるかどうか。
さあて今日はこれでおしまいだ。
走行ルート
走行距離 100km
本日のねぐら 道平川ダム付近
おわり
コメント
英国のEU離脱で株が円がとTVが騒いでます。我々には関係のない事、大金持ちのためのニュース番組なんですね。株が下がり円が上がり原油が下がり金が上がったけど問題は隊長の移動手段エンジン不調なんだ!プラグは交換したばかりでしたよね?
本当にどうでもいいことです。
そのうち、地球の裏のおっさんが屁をこいただけでも株価が変動しそうです。
プラグは点検のみで交換していません。
隊長はフリーダムですね。
はい、私は自由です。
何ものにも束縛されません。
ピンクの花は岩鏡(イワカガミ)だと思います。
毎日ブログを拝見して、楽しませてもらっています。
ありがとうございます。