国境の町 Campoを出発する

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 こんにちは。からあげです。

 

今日からいよいよPCTハイキングが始まった。
昨晩は興奮して全然寝られなかった。
そのため、今日は眠くて仕方ない。
それでは早く寝袋に入って寝たいので、早速アップすることにしよう。

 

昨晩、なぜかパーティーは開かれず。
あてにしていた晩飯がなかったので、ブログ更新後に近くのセブンイレブンにやって来た。

ハンバーガー2個で7ドルだったかな。
これが晩飯。
2日続けてJACK in the boxに行って不機嫌な姉ちゃんの顔を見る気がしなかった。

飯を食べると眠ったが、今日から始まるハイキングのことを思うと、興奮して全然寝られなかった。
寝返りを打ってはスマホをいじるなどして夜を明かした。

 

朝は6時にベッドを抜け出して活動を始めた。
起きる直前になってようやく眠たくなってきたところだった。

朝飯はパン。焼けると飛び出てくるトースターがあったので、パンを焼いてみた。
こいつを一度でいいから使ってみたかった。
なぜか子供の頃から憧れていた。

ところが、使ってみるとタイマーの設定の仕方が分からず、焼いている途中で無理やり取り出すことになった。

ホントはご飯が食べたいのだが、贅沢を言わずに食べれるものをお腹に詰めておく。
今日でこの宿ともお別れか。

何気なく黒板を見ると、「What I want to do before i die.Follow your mind~」と書かれていた。

死ぬ前にやりたいことは何か?
自分の心に従え!

ベッドの周りを簡単に片付けて、いよいよ出発だ!

初めてドミトリで泊まったが、船員学校時代のタコ部屋と一緒で、別に何にも違和感はなし。
若いプリプリの姉ちゃんが隣に寝ていたのが新鮮だった。

バックパックに荷物を全て詰め込んだところ。
水以外のもの全て。
チェックアウトの時、カードキーをカウンターに返して、精算はないのか?と尋ねると、「ノープロブレム、いってらっしゃい!」と明るく言ってくれた。
おっさんは英語のような言語で返した。

宿の直ぐ入口でくつろいでいたガッチリした兄ちゃんに話し掛けられた。

あんた、PCTハイカーかい?
おう、そうだ。お前もそうか?
ほほ、明日からスタートか、じゃあトレイルで会おう!

みたいな会話をして宿を出た。
昨日のジュリアンに続いて2人目のハイカーだった。

 

今日はPCT南のスタート地点となるCampoの町にゆく。
近くの駅からMTSのグリーンラインに乗車する。

これが券売機。
野生の勘で機械を操作し、2.5ドルの片道切符を購入した。
おっさんの人生は常に片道切符だ!この大バカヤロー!!

7時半すぎのトロリーに乗ると意外に空いていてビックリ。
なんと通勤時間帯なのに、自転車を持ち込んでいる人もいる。

ほとんどは車通勤みたいだ。

座席のレイアウトがかなり変。
一番端っこの席はかなり狭い。

これだとデブは座れないな。

45分くらいでバスに乗り換えるEl Cajonという駅に着いた。

YOGIのハンドブックには治安があまり良くないので、バックパックから離れるなと書いてあった。それで、かなり緊張してトロリーを下りたのだが、全然そんなことはなかった。

気をつけないとナイフで刺されて身ぐるみ剥がされるのではないか、とかいろいろ考えてしまった。

Campoゆきの894番のバスに乗車する。
片道10$。乗車時に支払う。

運転手はそこらへんの元気が良さそうなおばちゃん。

クネクネした道を飛ばすもんだから、酔いそうになった。

バス車内のようす

バス停なのか分からないところで停車してお客を乗せていった。
お客はみんな知り合いのようで、賑やかにワイワイと話していた。

途中、ガソリンスタンドのようなところに止まって、乗客が下りた。
牧場の中にあるコンビニ兼用のお店だった。

運転手さんも下りてしまいバスに取り残された。
まだCampoでないことだけは確か。
近所をうろついているすきに戻ってきて置いていかれると困るので、バスから離れずに周囲の見物をした。

 

バスは15分ほど停車して、次のCampoに向けて走り始めた。
Campoまでは45分くらいだったが、コンビニのようなお店の前で降ろされて、あちらがPCTのスタート地点だと指を指して教えてくれた。

バスを下りて周囲をうろついていると、ちょうど施設のようなところから出てきたおばちゃんに話し掛けられた。
私がPCTハイカーで国境に行くところだと言うと、なんと乗せてくれるという。初日にしてヒッチハイクに成功してしまった。

まだスタート前なので車に乗っても大丈夫。

バス停から10分ほどでMexico国境にたどり着いた。
おばちゃんに記念写真を撮ってもらう。
うほ〜、ここが国境か。
ついにここまでやって来たか。なんだか凄く感慨深かった。
PCTを思い立って半年、気がついたら今日この日を迎えていた。

これが国境の壁。
手前には有刺鉄線が張られていて壁に近づくことはできない。
周囲に国境パトロールの車はなし。

どこまでも続く壁。
大統領が変わって物々しい警備が敷かれるかと思いきや、至ってのどかな国境だった。

この人はPCTハイカーの監視員のような人か。
よくわからないが、パスポートとPCT長距離許可証を見せると、ご機嫌な感じでグッドラック!と言って送り出してくれた。

モバイルソーラーパネルでスマホを充電していたのだが、私のと同じ型だった。

PCTは歩きと乗馬のみ通行可能。自転車、バイクは乗り入れ禁止となっている。
そのうち馬に乗った人に会うかもしれない。

PCTの看板

間違いなくトレイル上にいるな。

スタート地点から1マイルの標識。
あと2600マイルほどか。

PCTマップの水場で水を汲もうとしたが、誰もいなくて諦めた。
学校の訓練所を兼ねたような牧場だったが、人気は全くなし。

工事していた黒人のおじさんに水の場所を聞いたが、分からないと言っていた。

耳栓をしながら音楽をガンガンかけて電気の仕事をしていた。

 

仕方ないので、バス停の向かいにあったコンビニでミネラルウォーターを買うことにした。
この先の水場は干上がっているかもしれない。
スタート直後から水無しは勘弁してほしい。

なんと店先に水の自販機あり。
そういえば、監視員の兄ちゃんがお店にあるよと言っていたような気がした。水場とはこの事だったのか。

水は1ガロン35¢、5ガロンだと1.75$となっている。
ガロンの単位が分からないので、まずは1ガロンを購入した。
入れ物は自分で用意する。

始めプラティパス2.5リットルを用意して水を入れたが、一杯になってもまだ出続けた。慌てて2個目のプラティパスを用意してセットしようとした時に水がストップしてしまった。

しかも始めの水はカップラーメンが作れそうなほどの熱々の湯が出てきた。
なんだか機械に遊ばれているような気がした。

2.5リットルだけだとこの先不安なので、もう一つのプラティパスも満タンにした。
ここで水5Lを調達した。

水を入れるとバックパックがパンパンになった。
一気に重たくなってしまった。

銃で打たれた跡。
誰だ的にした奴は?

独りスタンド・バイ・ミーごっこをする。
映画の舞台となったキャッスルロックはココらへんにある。

木陰で昼休み。
タイベックシートを敷いてくつろぐ。

クソ熱いのにマルチャンを食べる。
1個だと全然お腹が膨れない。
初日で食料計画が破綻の兆しがみえる。

なんと水場発見!
ちゃんと水が流れているではないか!
まあ、浄水の手間を考えると買っておいて良かったな。

さっそく靴下を変えて、洗濯した。
ユーティリティーストラップに付けて干す。

クッキーを食べるおっさん。
腹が減って仕方ない。

山火事のあと。
始めは焚き火の跡だと思って、なんてひどいことしやがるんだと勘違いしていた。こんなに乾いているんだから、火事が起きても不思議はないだろう。
気をつけてストーブを使うとしよう。

荒涼とした大地が広がる。
今日のベストショット。

トレイル上に唐突にノートが置いてあった。

これが名前を記入するレジスターと言うやつか。
しかし、こんなところにむき出しに置いていたら、雨で濡れてしまうだろうに。

ノートを開けてみると、私が本日3人目のハイカーだった。
途中でテントを見かけただけで、誰にも会わなかった。

レジスターを越えると、横道にそれてステルスキャンプを行う。
しかもシェルターなしで行うカウボーイキャンプに挑戦だ!
今日の歩行距離は短めの8マイル。

そういえば、飯豊山でもやったんだったな。しみじみ。

疲れていたので、ろくに確認もせずにシートを敷くとアリの巣が近くて蟻だらけになった。
30分ほど眠ってから気がついた。
引っ越しして食事を済ませると、ブログ更新を始めた。

シェルターなしだと、ダイレクトに風に吹かれるので寒くて仕方ない。
早く寝袋に入ってぬくぬくしよう。

 

よし、今日の更新はこれでおしまい。
また明日。

 

おわり

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