ノートPC(Lenovo X250)4GBメモリを8GBに交換する

こんにちは。からあげです。

ノートPC(Lenovo X250)のメモリ交換の内容です。
スロットが1つしかないので、交換のみになります。
残念ながら効果は体感できませんでしたが、自己満足にはなりました。

ノートPC Lenovo X250 メモリの交換

パソコン Lenovo X250(れのぼ えっくすにーごーまる)

OS       Windows10 Home
CPU  Intel Core i3 2.1GHz
メモリ 4GB(PC3-12800 DDR3L)
HDD   500GB(5400rpm)

 

先日HDDをSSDに換装して、起動とシャットダウンが見違えるほど速くなって満足していたのだが、時間が経つとそれだけでは飽き足らずメモリを交換しようと思い始める。特にメモリー不足は感じていなかったのだが、メモリの使用率が常時50%以上と、負荷がかかっているような気がして気持ちが動いた。

X250はメモリのスロットが1つしかないため、大容量のものに交換しなければならずコストが嵩む。しかし、時代の流れで8Gのメモリはかなり安くなっていた。もうこれは換えるしかない。そう思い買ってしまったのだ!

メモリ交換作業の流れ

適合するメモリを手に入れる
   ↓
フロント(内蔵)バッテリーを無効化する。
   ↓
リヤバッテリーの取り外し。
   ↓
裏フタを開けてメモリを交換する。
   ↓
元通りに組み立てる。

   ↓
パソコンを立ち上げて動作チェック。

   ↓
作業完了!!

ほとんど違いを体感できず。完全に自己満足の世界。

参考リンク

Think Pad X250を使い倒す!
ThinkPad X250 メモリの交換・増設方法(スロット数は1つ・最大16GB)
ThinkPad 内蔵バッテリーを無効化する方法(フロントバッテリー無効化)

メモリの交換作業自体は簡単で15分もあれば終わる。重要なのはメモリの選定だけ。これだけ済めば8割終わったも同然だ。メモリ選びは慎重に!!

X250に適合するメモリ

PC3-12800 DDR3L SDRAM SODIMM
スロットは1つのみ 最大16GB

参考リンク
ThinkPad X250 製品仕様書

DDR3Lは、 1.5V と 1.35V の両方での動作をサポートする、デュアル電圧に対応する SoDIMM メモリです。 DDR3L はまた、 DDR3 とピンの互換性があります。 DDR3 は 1.5V での動作のみをサポートする、シングル電圧対応の SoDIMMです。
DDR3L メモリとは? | Dell 日本
 
X250のメモリは、低電圧1.35Vと通常の1.5Vの両方で動作するDDR3Lという規格だ。
メモリの容量は4GBの次は8GB、16GBと倍々に増えてゆくが、価格は倍々とはならない。16GBは2万5千円以上とたいへん高価なため、貧ぼっちゃまの私は必然的に8GBとなった。高度な処理をするわけではないから8GBで十分だ。Amazonで最安値の8GBのメモリを選択した。
私が買った時は7000円ほどだったが、今見ると800円ほどアップしてしまっている。絶妙のタイミングで購入したみたいだ。
 
ちなみにPC3-12800のハイフンの右側の数字はデータ転送スピードを表すもので、数字が大きいほど速くなる。
PC3-8500 = DDR3-1066
PC3-10600 = DDR3-1333
PC3-12800 = DDR3-1600
上の式が成り立つそうな。
 

【DDR3-xxxx】という表記について、この表記はメモリの「チップ規格」と呼ばれています。
DDR/DDR2/DDR3ときて現行の最新規格はDDR4となっています。1066や1333や1600などの数字はメモリチップの動作周波数になります、単純には大きければ高速にメモリが動作しているという意味です。

【PC3-xxxxx】という表記について、こちらはメモリモジュールのデータ転送速度になります。上記チップ規格との対応ですが、PC3=DDR3でありPC4=DDR4/PC2=DDR2/PC=DDRとなります。
では、残りの数値部分は何を表しているかといえば、メモリモジュールのデータ転送速度になります。

 PC3-10600/DDR3-1333などの意味は?違いは?

 

交換作業のようす

Amazonで通常配達で注文すると、翌日の午前中に到着してしまった。いつもながら恐るべき速さだ。メモリはプラスチックの箱入りでエアキャップの袋に入れられた状態で郵便局のゆうパケットで届いた。
今回ばかりは簡易包装だった。これだと踏んだだけで壊れてしまう。中身が分からないだけに雑に扱われるかもしれない。
箱から出したところ。
シリコンパワーのSPというロゴが表示されている。こ、これで7000円とは。プラスチックと金属の小さな塊のくせに!
メモリを扱う時は作業前に金属製のもの(アルミサッシなど)を触って体内の静電気を落としておく必要がある。特にこれからの乾燥した時期は要注意だ。端子や金属部分も触らない。錆びたりショートするおそれがある。
裏面を観察する。はんだ付けもキッチリしている。
チップをじっくり見る。ふむふむ。
必要な道具
プラスドライバとプラスチック製のこじ開ける奴。
プラスチック製の爪は消耗品。安いやつで十分。
 
作業前にフロントバッテリーの無効化を行う。パソコンを再起動させてF1を連打してBIOSを立ち上げる。
CONFIGのPOWERを選んでEnter
そして一番下のDisable Built-in Batteryを選択してEnter。これで内蔵バッテリーの無効化はOK。
電源コードを抜いてリアバッテリーを外す。
裏ブタの8本のプラスビスを緩める。完全に緩めてもビスが外れない親切設計になっている。
ビスを緩めるとこのように隙間ができる。
爪かこじ開け工具を突っ込むとカバーが外れる。一気に外そうとしないで、ゆっくり丁寧に行う。数カ所爪で留まっている。
裏ブタを開けたところ。フタを開けるのは今回で2回目のため、スムーズに開けることができた。
これが前回交換したSSD。
画像はメモリを付け替えたところ。写真を撮り忘れた。赤丸の押さえを両側に軽く広げるとメモリが持ち上がる仕組みとなっている。
メモリが持ち上がったところ。
横から見る。
引っ張ると簡単に外れる。
新しいメモリを挿したところ。
横から見る。
上を水平になるまで押さえるとパチっと音がして金属の押さえがハマり抜けなくなる。
これでセット完了。
横からもじっくり見る。ヨシ!ちゃんと嵌っているな。
あとは元通りに組み立ててパソコンの電源を入れる。
デスクトップで左下のWindowsスタートボタンを右クリックしてシステムを選択する。
するとメモリの容量が分かる。これは交換前の状態。
こちらが交換後。ちゃんと8GBと表示されている。
デバイスマネージャのパフォーマンスの表示。自動でメモリが分割されキャッシュに利用されている。
 

メモリを交換した感想

7000円出してメモリを8GBに交換したはいいが、効果を全く体感できなかった。お金を出して自己満足の改造をしただけになったが、うるさいおっさんが黙ってくれたのでヨシとしよう。

もっと速くもっと速くとキリがない。もうこれでいい。これだけ速くなれば文句なし。あとはパソコンで仕事をするだけだ。

 

取り外したメモリを古いノートパソコンに挿してみた

新しいX250に買い換えてから出番がほとんどなくなったNECのビジネスパソコンVersa Pro。しかし、X250は光学ドライブが付いていない。DVD-RW搭載のこいつでDVDソフトを読み取ってX250にコピーすることが度々あった。

ほとんど使うことはないが、たまに使うのでメモリをアップしておこう。

Window7Proから10Proへアップグレードして、OSだけは現役バリバリのVersa Pro。しかし、メモリが2GBしかなくて動きがもっさり。

出荷年月日はなんと2011年11月となっていた。6年前のパソコンが今でも使えるとは驚きだ!

電源を落とし、コードを抜いてバッテリーを外した。

バッテリーは劣化して1時間も持たない。停電した時にシャットダウンする時間は十分ある。

プラスビス4本を外して裏ブタを外した。ビスは完全に外れるタイプ。Lenovoとは違うな。

CPUをアップする。Intel celeron 一応2.0GHzはある。

スロットに入っていたメモリ。PC3-10600s DDR3同士だからピンは合う。

空きスロットは1つ。

行けるかどうか考えても分からないので、とりあえず挿してみた。

元通りにして電源を入れると全く動かなかった。
容量とスピードが違うメモリは駄目みたいだ。4GB1枚で再びトライしてみたが、同様に全く動かず。同じPC3-10600の2GBのメモリじゃないと駄目みたいだ。金を掛けてまでメモリを増量するのは馬鹿らしいので、2GBのままで使うことにする。

このPCは今のところ、光学ディスク読み込み用としてしか使いみちがない

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