こんにちは。からあげです。
午前中、道の駅の駐車場で飯豊山登山の記事の作成作業をやっていた。
ここ最近、滞在していたのは男鹿半島(おがはんとう)付け根にある潟上市(かたがみし)の道の駅「てんのう」。
広大な駐車場とリーズナブルな温泉が魅力的だった。
この3日間、西日が2時間ほどしか当たらない絶妙な木陰の場所をゲットして車を停めていた。
この最近の猛烈な暑さで夏バテになってしんどかったが、涼しい車内でゆっくりしていたら体力が回復してきた。
圧倒的広さの駐車場。
木陰もあって非常に快適。
ただ、前の道路の交通量が多くて車やバイクの音が気になる。
なので、一日の殆どは耳栓をして過ごしていた。
一昨日、道の駅にある「天王温泉くらら」に入った。
入浴料は400円だったのが気に入った。
500円なら考えたが、400円だったので汗もかいたことだし、温泉に入ることにした。
風呂上がりのジュースが猛烈に欲しかったが我慢した。
人を誘惑するかのように目の付く場所に自販機が配置されていた。
その手に乗るか。
私は子供の頃からジュースを幾度と無く我慢して過ごして来たのだ。
風呂上がりのジュースなどどうってことない。
無香料の炭酸水があれば買ってしまったかもしれないが、幸い体に悪い系のジュースしか置いていなかった。
普通の水なら水道水で十分。
危険を察知して脱衣所にあった冷水機の水をゴクゴクと飲んでおいた。
参考リンク 天皇温泉くらら
やって来た時から気になっていたのがこのタワー。
スカイタワーという名称。
ちょっと覗いてみるとなんと入場料が無料だった。
そこでエレベーターに乗って展望台まで上ってみることにした。
秋田県には無料のタワーがたくさんあるんだなあと感心。
展望台からの景色。
高さ59.8m。田んぼの向こうに男鹿半島が見える。
先ほどからいる年配の夫婦。
お金を入れて望遠鏡を覗いていて横に向けて男鹿半島の方をみようとしていた。
ちょうどそちらの方に窓枠があって片方が見えなかった様子。
それでこれ壊れている、とか言っていた。
双眼鏡を回して別の方をみると見えるようになったってびっくりしていた。
まるでコントを見ているようで面白かった。
教えてあげようかと思ったが、気を悪くするかもしれないので、放っておいた。
展望台の下には展示室があって、干拓前の八郎潟で行われていた漁業の道具が展示されていた。
昔は網を曳くにも帆船だから大変だったろうと思った。
今は無き八郎潟の微かな痕跡が残っていた。
駐車場も広いがトイレも無駄に広くてびっくりした。
小便器が壁にズラリと並んでいる。
これなら団体さんがやって来てもパンクすることはないだろう。
昨日は道の駅から歩いてスーパーに買物に行った。
歩いて片道15分ほどのところにマックスバリューがあった。
途中の道路脇にユニットハウスが展示されていた。
3坪小屋でも結構な値段がした。
見た感じ断熱が悪そうなので、夏は暑く冬は寒いと思った。
私の小屋の方が断然快適だ!
などと自己満足に浸りつつスーパーへ向かう。
栄養を付けるために国産鶏もも肉を購入した。
国産という言葉に釣られてつい手が伸びてしまった。
温泉に入った時に体重を測ったら、なんと2kg減の58kgとなっていた。
体重を増やさなければと思った。
鶏肉はそのまま玄米の鍋に入れて一緒に炊いた。
ナイフで細かく切ると脂がついて汚れてしまう。
どうせ歯で噛み切って食べるんだからこのままでよい。
余計な手間を掛けるのは止めておこう。
ちょっと水が多くて炊くのに時間がかかったが、ふっくらと炊きあがった。
鶏脂が玄米に絡んで凄く美味かった。
鶏肉も塩味だけで十分美味かった。
食後のおやつ
炭酸水は何故か冷蔵棚に置かれていないことが多い。
氷を貰って鶏肉を冷やすついでに炭酸水も冷やしておいた。
2時間後になって袋から取り出してみるとなかなか冷えていて美味かった。
本日ブログ更新後、道の駅を出発した。
八郎潟を干拓して作った水田を見たかった。
水田地帯に入ると北海道みたいにどこまでも続く直線道路があった。
なんだか凄く懐かしい気がした。
道路脇にはたくさんのヒマワリが咲いている。
う~ん、なかなか綺麗だな。
ヒマワリは夏にピッタリの花だ。
青空に本当に良く似合う。
直線道路を走ってやって来たのは大潟富士。
ツーリングマップルに載っていたので寄ってみた。
するとカブの兄さんがいた。
車は大潟富士の存在を知らないようで通り過ぎるのみ。
ツーリングマップルを見た者しかやって来ないマイナースポットなのか。
大潟富士(おおがたふじ)0m
大潟富士は日本一低い山で、1995年(平成7年)6月3日の「測量の日」に完成した筑山です。
ふもとから山頂までの高さは、3.776m、ちょうど富士山の1/1,000の高さです。また、山頂は海抜0mで、隣接する八郎潟干拓記念水位塔と等しく、かつての八郎潟を表しています。
大潟村は、湖であった八郎潟を干拓した湖底に誕生しました。そのため、堤防以外の土地が海面よりも低くなっています。大潟富士の山頂からは、干拓地の広大な景色を楽しめるとともに、かつての八郎潟の深さを実感できます。
なお、八郎潟干拓記念水位塔の前には三角点があり、その標高は-3.8mです。立て看板より
麓から10秒ほどで登ることが出来る。
登山ポストを探したがどこにも見当たらなかった。
大潟富士山頂
なんだかつまらないものを見た気がした。
さあて次行こうか。
続いてやって来たのは、緯度経度交会点。
日本測地系の北緯40度線と東経140度線の交点。
現在は世界測地系となっているので、交会点はずれている。
モニュメントを作った当時は世界測地系に移行するとは思いもしなかっただろう。
なんだか寂しさが漂っている。
周囲は見渡す限りの水田が広がっている。
この広大な景色をおっさんが気に入ったようだ。
なんだか凄く喜んでいる。
ちょうどお昼になったので、窓とリアゲートを開け放ってタッパの玄米ごはんを食べる。
やっぱりジムニーは未舗装路がよく似合う。
ようし、今日はこの辺で泊まるとしようか。
探せば一晩くらい過ごせそうな場所はあるだろう。
車を走らせていると偶然草むらの中にポッカリと空いた空き地を発見した。
これを見て私もおっさんも大興奮だ。
二人の意見が合うのは久しぶり。
バックで車を乗り入れた。
場所としては幹線道路から離れていて周りに民家はなくていいが、日当たりが良すぎる。
まあ、なんとかなるだろう。
慣れた手つきで車中泊モードにチェンジする。
よし、なかなかいいぞ。
車の中は暑いがそれほどでもない。
先日、献血した日はダウンしてしまったが、あれから体調が回復して暑さの耐性が付いてきた。
ここで暑い車内で過ごすコツを密かに伝授しよう。
出来るだけ心拍数を落として安静に過ごす。
これは精神修行にもなる。
体の力を抜いて深海に潜っているようなイメージをする。
すると段々と暑さを感じなくなって来る。
これは長年ジムニーで車中泊して手に入れた耐暑スキルだ。
先日は登山疲れで参ってしまったが、体が回復した今は35度以下の気温など大したことはない。
今日の最高気温は33.5度。
朝日町で記録した39度と比べると涼しくて冷や汗が出るほどだ。
全然大したことない。
これくらいの気温を乗り越えられなければ、夏に車中泊など出来やしない。
体温を越えるまでならなんとかなる。
ジムニーと一緒になって頑張ってようやく暑さを克服することが出来た。
今回の旅の前に行った車内の温度上昇防止対策の効果はまたの機会に書くとしよう。
これから書くと凄く長くなってしまう。
今日は久しぶりに静かな場所で眠ることが出来る。
誰にも邪魔されずにのんびりと。
おっさんの夏。東北の夏。
さあて明日はどうしようかな。
コメント
良い感じの場所があってよかったですね~
いや、意外と落ち着かなかったです。
隊長もわたしと同じ炭酸水が好きですね。
あと熱中症対策として、ポカリスエットの粉末(100円)を
買っておいて、2リットルの水と塩少々で熱中症対策にも
なります。ポカリスエットは点滴と同じような成分ですからね。
それを飲んでおいたほうがいいと思います。入院すると高いですからね。
この前、炭酸水にポカリ粉末を入れると泡がいっぱい出てきてびっくりしました。
私は2m×3mのユニットハウスを山中に置いて、拠点にしています。
新品で20万しました。
居住性はセルフビルドの小屋に劣りますが、固定資産税はかかりません。
最大の利点はリース会社でクレーン付きトラックを借りれば、日本全国移動出来ることです。
やっぱり小屋は簡素なものに限りますね。