こんばんは。からあげです。
今日は早起きして歩いて歩いて歩きまくった。
最近、ようやく距離感が掴めるようになってきてイメージ通りに歩くことができるようになった。
さらに体内コンパスの精度が上がって方角を確認することもなくなってきた。
体が東北に馴染んだのだろうか。
それでは今日の様子をアップするとしよう。
弁天崎灯台からの眺め。
見晴らしが良くて最高の野宿だった。
嬉しくて日が沈むまでテントの入り口を開け放って景色を楽しんだ。
久しぶりにワクワクした。
灯台は崖っぷちに建てられている。
どおりで景色が良かったわけだ。
こういう崖の上に小屋を建てて住むのも楽しそうだな。
(雷が怖いけど。)
津波でめちゃめちゃに壊れてしまった防波堤。
災害の記憶を風化させないように、保存工事をしている最中だった。
浜辺に建つホテル。
三陸鉄道北リアス線 島越駅(しまのこしえき)
トイレを借りるついでに見学しているところ。
なぜか陳列ケースの中にビン玉が入れられている。
アイーンしている志村おじさん。
となりは朝青龍か。いや白鵬だったな。
朝青龍はモンゴルで元気にしているかな。
横綱には品格よりもまずは強さが必要だ。
もっと相撲界をひっかき回して欲しかったな。
おっ!バッファローマンだ。
ホワイトボードに書かれていた。
疲れたので、コーラで乾杯。
体に悪いので、月に3本まで。
100円で売っていたので飲みたくなってしまった。
座ってジュースを飲みながら休憩しているとき、ふと靴が気になったのでチェックしてみた。
すると右足のサイドのところが傷んでいた。
これは宮古で新しい靴に買い替えた方が良さそうだ。
これは四国遍路の時、愛媛県で買った靴。
登山に沢歩きに酷使していたため、もうボロボロになってきた。
歩くのが商売みたいなものだから、傷むのも早いな。
ピカピカの遊覧船。
2年前に新造された船だそう。
船の前で記念写真を撮ってもらった。
鵜の巣断崖(うのすだんがい)に向かって歩く。
交通量が少ないので、海沿いの左側を歩く。
途中、自転車のおっちゃんに話しかけられた。
遊覧船の乗組員さんの話によると、海岸線の遊歩道は通れないということだった。
自分の目で確かめないと気が済まない質なので、ザックを置いて偵察にゆく。
なあんだ行けそうじゃないか。
10分ほど歩くと海に行く手を阻まれる。
潮が引いている状態でこれだ。
潮が満ちてきたら岩に取り残されてしまう。
仕方ない引き返して別の道をゆこう。
歩いて来たところを見ると、岩に苔が生えている。
そこら辺に落ちていた流木を触ると、完全に湿っていた。
やはりここは危ない。
次回東北に来たとき、大潮の干潮時を狙って軽装で突破してみよう。
それまでここはお預けだ。
その後、牛切集落から真木沢海岸に抜ける道を歩いたが、途中で踏み跡が消えて道なき道を下った。
最後に急斜面を下ることになって往生した。
軽装ならどうってことないが、重いザックのため身動きが取りにくい。
そのため、滑ったり転んだりして散々だった。
それでもなんとか突破した。
下まで下りてホッとした。
涸れた河原を歩いて海岸までゆく。
海岸まで出ると海岸線の遊歩道を覗こうとしたが、釣り人がいて邪魔になるので止めておいた。
その後、海岸から鵜の巣断崖までの道を辿って上に上がった。
下から150m登り返して上の遊歩道に出た。
途中ですれ違ったおばちゃん3人組に、「いつもお世話になっています。」と声を掛けられた。
知り合いでもないのに、何だろうと思った。
その後、3時間ほどして、被災地を支援してくれてありがとう。という意味だったことにようやく気がついた。
それにしてもあのおばちゃんたち。仲良く懐メロを歌いながら楽しそうに歩いていたな。
鵜の巣断崖より北側を望む。
こちらは北側。
凄い断崖で目が眩みそう。
見ているだけで怖くなってくる。
身投げすれば間違いなくあの世いき。
あとは国道45号線に向かって歩く。
距離の長い直線道路でかなり参った。
近道の歩道を通れなければ、この道を往復しなければならないところだった。
おそらく3時間はかかっただろう。
国道45号線は、無料の高速道が出来たため、驚くほど交通量が少なかった。
そのため、歩道なしの区間でも気楽に歩くことが出来た。
食料調達のため、岩泉町小本(いわいずみちょうおもと)で寄り道。
まずは、新庁舎の役場兼防災センターで水を汲ませてもらった。
まだ被災者が中に避難しているようで、支援者達が忙しそうに動き回っていた。
玄関の扉には2F以上マスコミ関係立ち入り禁止の張り紙があった。
私のようなものがブラブラしている場所ではないので、水を頂いて直ぐに退散した。
お腹が空いてヘロヘロだったので、コンビニに寄ってエネルギーチャージ。
隣のスーパーで惣菜をいくつかゲットした。
コンビニやスーパーには地元の人や支援者達がたくさん出入りしていた。
まだ歩道には津波で流されてきた土砂が堆積していた。
町の至るところ、土色が目立った。
それにしても建っている家がみんな新築だらけだった。
ほとんどの家が流されてしまったようだ。
買い出しを済ませて小本地区をあとにする。
途中、畑仕事の途中で休憩しているおじさんと話をしたが、頑張ってくださいと逆に励まされてしまった。
今日のねぐらはここ、熊の鼻(くまのはな)。
日没前にどうにかたどり着くことができた。
展望台の広場でテントを張った。
時たま車が通るが、みんな通り過ぎてゆく。
どうやら今晩も静かな夜を迎えられそう。
今いるところは熊の鼻という岬。
ようやく3分の1くらいかな。よく分からない。
一応のタイムリミットを一月としているのは、駐車場を一月だけ4,000円で借りたから。
延長すると最悪もう4,000円支払うことになる。
できれば11月6日までゴールの相馬市までたどり着きたい。
さてどうなることやら。
足の状態は良くなってきたので、あとは台風だけだ。
今発生しているやつはみんな中国大陸に行ってしまう。
おっといけない。もうこんな時間だ。
そろそろご飯にしよう。
おわり
コメント
隊長、流木や土砂は8月30日の台風10号によるモノかと。
結構全国ニュースにもなったのですが。
今日の午後、ワタシも真木沢の浜に行ってみました。
島越ー真木沢間は通れませんでしたか。残念。
熊の鼻、良いサイトですが落っこちないようご注意です。
手すりが有るので、洗濯物を干すのにちょうどいいですね。
一晩干しておいたら乾きました。
トレイルにコーラ
マジでうまいですね。
リアス式海岸は、ジグザグしていて歩きながら見ると格別ですね。
しかし、心配なのがジムニーくんでバッテリー上がりとか大丈夫でしょうか?
マイナスプラグでも外しましたか?
バッテリーはそのままですが、補充電用の小さなソーラーパネルを付けています。
借りに上がってもサブバッテリーで充電できます。