こんばんは。からあげです。
今日は晴れたので支笏湖(しこつこ)近くの山に登ってきた。
クマが怖いがクマ対策用品があるので大丈夫と自分にムチを打って山に入る。
風不死岳~樽前山登山(2015.6.12)
登山コース
北尾根登山口~風不死岳~西山~樽前山(東山)~風不死岳~北尾根登山口
支笏湖畔の北尾根コースより風不死岳を経て樽前山まで行くことにした。
ゲートを抜けてしばらくすると両脇を笹に囲まれた登山道となる。
クマが出て来やしないかとビクビクしながら歩く。
登り始めはガスで視界が悪かった。
下草が朝露に濡れていたのでズボンを随分と濡らしてしまう。
カッパのズボンを履こうか迷ったが、履くと今度は汗で濡れるのでそのまま歩いた。
ガスがようやく晴れてきた。
登山道は結構急だが、玄米ご飯のお陰でパワーもりもり。
ヒグマの影に怯えながらも元気に歩く。
名前は分からない。
薄いピンク色の花が咲いているところにやって来た。
フキのような草にまぎれて咲いている。きっと有名な花なのだろう。
ガスを抜けて雲海の上にやって来た。
湿気が多くて蒸し暑かったが、上に出てしまえばもうこっちのものだ。
風不死岳(ふっぷしだけ)1102.3m
無事北海道初の山頂を踏むことが出来た。
山の名前は非常に言い難い。何度言っても噛みそうになる。
樽前山方面を望む。
雲の切れ間から溶岩ドームが見える。
蝦夷富士と呼ばれる後方羊蹄山(しりべしやま)が見える。
山容が富士山によく似ている。
風不死岳の下りは何箇所か嫌らしいところがある。
岩の角が丸まっているので泥で滑らないように慎重に下る。
樽前山に向かって歩く。
樽前山に近づくと草木が消えて開放感抜群となる。
歩いていると非常に気持ちいい。
さすがは200名山だ!と思えてくる。
振り返ると支笏湖が見えていた。
圧倒的迫力の溶岩ドーム
今日もモクモクと噴煙を吐き続ける。
ドームの周囲を右回りに歩いて西山にやって来た。
これはGPSで噴火活動を検知する装置のようだ。
全周囲にソーラーパネルが取付けられている。
樽前山神社 奥宮
非常時はシェルターの役割も果たす。
東山に向かって歩く。
日が照り風が吹いているので汗をかくこと無くTシャツ1枚でも快適だ。
樽前山(東山)1021.9m たるまえやま
ドームの周囲にある外輪山のうちの一番高い東山を樽前山の山頂としている。
ドームの標高は1041mだが、火山活動のため立ち入りが禁止されている。
果てしなく広がる樹海の向こうに苫小牧の町が見える。
日本全国探しても北海道しかこんな景色はない。(たぶん)
風不死岳に向かって下りてゆくところ。
あまりの気持ちよさにもう一周回ってみたくなる。
風不死岳を過ぎてしばらく行くと支笏湖が綺麗に見える展望台にたどり着く。
今日は天気が良いので湖はコバルトブルーとなっている。
朝は気づかなかったが、見晴台の付近に黄色い花が咲いていた。
名前はなんだろうか。
下山すると水道のある休暇村支笏湖の駐車場までやって来た。
着替えを済ませて下着を洗う。
そんなに気温は高くはなかったが、湿度が高いので随分と汗をかいた。
昨日のねぐらは夜間でも大型トラックが通り落ち着かなかったので場所替えすることにした。
ポロピナイ休憩所までやって来たが、釣りの車の出入りが多くて何だか落ち着かない。
通りがかった名も無き駐車スペースを今日のねぐらとすることにした。
仮設トイレもあるのでヤブの中に入って大をする必要がない。
眼前には支笏湖が広がっている。
湖の向こうには風不死岳が見える。
落石や落雪の防止ネットだが熊よけにもなる。
いきなりヤブから出てきて襲われることはない。
ネットに洗濯物を干しておく。
今日は無事に北海道の山を登ることが出来た。
基本は軽量化装備だが、熊よけベルと熊スプレーはキッチリと付けて、剣先ナタはザックに括りつけておいた。
熊スプレーはいつでも取り出せるようにウエストベルトに通してお腹のところに固定しておいた。
登山道の両側に笹が生えているところでは緊張したが、時折笛を吹いたり大きな声で「おーーい」と叫んだりした。
登り始めでいきなり鹿が横切ってびっくりしたが、クマの気配を感じること無く(ただ鈍感だっただけなのかもしれない)下山することが出来た。
風不死岳の下りではセミの鳴き声が大きくて熊よけベルの音がかき消されてしまったので笛を吹いて音の小ささを補った。
やはり熊よけベルが一個では心許ないので、2つか3つはザックに括りつけて大勢が歩いているかのように偽装するのも良いかもしれない。
今度大都市に寄ったら買っておこうと思う。
もう瞼がくっつきそうなので寝ることにする。
走行距離 22.8km
ねぐら 支笏湖畔(国道453号線道路脇駐車スペース)
おわり
コメント
低い山でも命がけの登山だに
北海道にも富士山があったんだに
クマ恐怖症みたいになっています。
そのうち慣れてくるので登山を楽しめるようになると思います。